選ばなかったみちのレビュー・感想・評価
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1回見ただけでは分からないが2回目見るかと問われれば、うーん
ハビエル・バルデムの死んだ魚の目のような表情が凄い!
ただ、何が悲しいかって、献身的に介護をする娘モリーに関する記憶がほぼ無いに等しい現実、そして会話が成り立っているかのようではあるが、モリーも認めたように、父のことが理解できないこと。
記憶と現実で3つの道(多分)が織りなされているのだろうけど、人生の中で過去を振り返り「あの時こうすれば良かった」なんてタラればを悔やんで今を生きることは哀れであり、どうであれ今選択している自分の人生を楽しみ全うすることが生きる証では?と思ってしまいました。
遠くない未来に自分が直面するかもしれないテーマであるからこそ、深く、そして難解でした。
ペネロペ・クルスの
旦那さんなんだ。羨ましい。
エルたんがなんで私事を賭けてまでパパのことが大事なのかが描かれて無く感情移入できないでした。ただ彼女上手い。娘役やらしたら一番だな。サリー監督なんで期待したけど消化不良です。
一寸独りよがり的。俳優は良かった。でも、初恋の彼女はいまいち。私の...
一寸独りよがり的。俳優は良かった。でも、初恋の彼女はいまいち。私の嫌いなタイプ。主人公は、俳優ってすごいと思わせる表情をちゃんと作ってた。
本当に認知症としてああいう症状があるのかがリアリティとして大事だと思う。
娘は大事な仕事を失ったって、そんな大事な時に医者の予約入れるとかただのアホだと思われ、ストーリーに説得力がない。タクシーから落ちるシーンも、この人なら鍵を開けられない気がするので、リアリティに欠ける。
主人公を助けた集団も何だったのかわからない。
ファーザーの劣化版
2022年劇場鑑賞50本目。
認知症を描いた映画といえばアンソニー・ホプキンス主演の「ファーザー」が認知症追体験ムービーとして当事者の恐怖を感じられて胸が痛くなりました。
この映画のハビエル・バルデム演じる主人公の認知症は大部進行していて、今自分に起きていることすら分からなくなっている状態です。
そこにエル・ファニング演じる娘がやってきて、父親の通院を手伝う一日がメインの物語です。
山崎努主演の「長いお別れ」も認知症を描いた作品で、この映画との共通点は家族が認知症の家族を直接非難することがないという事で、長いお別れは認知症になる前に主人公と家族がいい関係を築けていた事を間接的に描いていました。それに対してこの映画の親子関係は提示されるわずかな情報から、今の関係とどうしても結びつかず、度々挟まれる主人公の過去が無意味なものとなってしまっていました。
記憶の中
認知症の父親と献身的に介護する娘の話。
多くを語らず唸ってばかりの父親と、彼を歯医者に連れて行こうとする娘と、一人暮らしの父親の家の家政婦という状況から始まっていく物語。
現在の見ていて辛くなる父親の様子、まあ親子だからと言えばそれまでだけどそこに至る特別な感情等みせるでもなくひたすらに介助する娘、そして過去の色恋やアメリカに移住し暮らしてきた自分の人生への疑問等父親の過去…認知症ってそういうものですか?
最後は一応そういう選択をしました…なんだろうけれど、それで何を伝えたいのか。
みせるのなら、父親の頭の中じゃなく娘の紆余曲折や葛藤ではないのかな、と自分にはイマイチ刺さらなかった。
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