「いつも女性だけが」17歳の瞳に映る世界 げげげなさんの映画レビュー(感想・評価)
いつも女性だけが
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セリフがほとんどなく
表情のアップが多くて
淡々と映し出される映像だけで
喉が詰まるような
言葉にならない感情が伝わってきました。
私自身、19歳で2度中絶しています。
相手はDV男でした。
2度とも、初期中絶だったので
日帰りで手術でした。
この映画は、妊娠18週なので
日本だと、中期中絶になるので
入院→妊娠促進剤→出産の形から
死産ということになり
死亡届けを提出、火葬しないといけません。
アメリカのほうが、
中期中絶する人には
負担が少ないのかなとも思いました。
いずれにしても
中絶する前の子宮口を開く処置。
すごく痛いんですよね。
それ、めっちゃ思い出すほど、
前処置の時の、彼女の表情が
痛々しかったです。
処置前の質問の答え
きっと、彼女もレイプなんだろうなって。
そして、これは私の個人的な想像の域でしかないけど
もしかしたら、加害者は父親なのかなって。
父親だからこそ、母親に助けてって言えない。
17歳っていう思春期の
リスキーなことをしてしまいがちな
脳の不安定さと、
社会のシステムを知らないことや、性教育の無さで
たくさん傷つく女性が居ること、
改めて、考えないといけないことだな~って。
ラストシーン、
バスの窓が明るくなることで
彼女のその後に、希望があったらいいなって思いました。
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