「賞を沢山取ってるから期待値は非常に高かったんだけど、シンプルな映画...」17歳の瞳に映る世界 panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
賞を沢山取ってるから期待値は非常に高かったんだけど、シンプルな映画...
賞を沢山取ってるから期待値は非常に高かったんだけど、シンプルな映画に感じた。
主人公オータムが妊娠して苦悶するのかと思いきや早々に中絶を決断するから、若くして妊娠したら大変だって趣旨よりも、男には気をつけろって内容の映画に感じた。あと、中絶のリアル。
なぜ妊娠してたのかは分からなかった。オータムは17際だけど、既に経験人数は6人だ。中絶前の医師からのアンケートで涙を流していたので、無理矢理妊娠させられたのかなぁと思った。
映画の評価を3にしておくけど、中絶を知らない人(俺もそう)には、少し知ることが出来るから良いかなぁと思った。オータムの中絶治療は計2日掛かる。1日目は前準備で、2日目に治療する。治療は全身麻酔なので目が覚めたら終わってるわけだ。手術した後なのに、歩いて帰路に立ってるわけだから、中絶するのは体への負担が少ないように感じた。
あと、手術の前に医師がオータムに生年月日と名前を聞いていて、これって日本でもやってる本人確認だったので、世界共通なんだと感心した。
それにしてもスーパーのオーナー?は気持ち悪かった。オータムとスカイラーはこのスーパーでレジのアルバイトをしてるんだけど、レジの売上を渡す時に必ず手をペロペロ舐められてた。キモ過ぎ笑。こんな店で何故働いているんだろうか。
妊娠が発覚してから中絶することを決断した時に、オータムは鼻に安全ピンを刺してピアスを付けた。この気持ちがさっぱり分からなかった。多分、ピアスする人やタトゥーを入れる人は同じような心理なのかなぁと思った。
中絶前夜にオータムが母に電話したのは何故だろう?
オータムとスカイラーがニューヨークに行くとジャスパーと言う青年と出会う。ジャスパーはスカイラーに積極的で、最終的にはキスして良い感じになっていた。そこにオータムかまやって来てスカイラーと小指を交えるシーンがあったけど、それも何故か分からない。
分からないと言えば、オータムが冒頭で男性に水掛けたのもよく分からなかったな。オータムが歌を人前で歌った後の出来事。父がオータムを愛していなそうに感じたけど、公式サイトをみたら義父だというので何となくわかった。
ストーリーはシンプルだ。ペンシルベニア州では中絶に親の同意が必要だから、同意不要なニューヨークに旅して中絶するだけだ。
大きなどんでん返しもない。小さな事ならペンシルベニアでは妊娠10週目と診断されてたけど、ニューヨークでは18週目と診断されたことだ。だからと言って大きな影響はなかった。
全くつまらない訳では無いので、興味ある人は鑑賞したら良いと思う。