バルーン 奇蹟の脱出飛行
劇場公開日 2020年7月10日
解説
東西冷戦下の東ドイツを舞台に、手作りの熱気球で西ドイツへの亡命を目指す家族の脱出劇を、実話をもとに描いたサスペンスドラマ。1979年。東ドイツで抑圧された日常を送る電気技師ペーターとその家族は、手作りの熱気球で西ドイツを目指すが、国境まであと数百メートルの地点に不時着してしまう。準備に2年を費やした計画の失敗に落胆するペーターだったが、家族の後押しもあり、親友ギュンターの家族も巻き込んで新たな気球作りに着手する。ギュンターが兵役を控えているため、決行までのタイムリミットはわずか6週間。不眠不休の作業を続ける彼らに、秘密警察の捜査の手が迫る。出演は「ルートヴィヒ」のフリードリヒ・ミッケ、「愛を読むひと」のデビッド・クロス、「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン。「小さなバイキング ビッケ」のミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ監督がメガホンをとった。
2018年製作/125分/G/ドイツ
原題:Ballon
配給:キノフィルムズ
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何年か前、トルコで大枚払ってきゃっきゃしながら乗った気球
こんな命懸けの逃避行に使った家族がいたなんて知りませんでした
彼らも10年後に壁がなくなるなんて知ってたら、こんな危険は冒さなかったでしょうに
ただ、子供や青年にとって監視社会で成長するには10年は長すぎるしとり返しがつかないから親として正しかったと思います
1986年頃、西ドイツに住む友人を訪ね、いわゆる緩衝地帯に連れてってもらった経験があるだけにこの実話に基づく作品には感動しました
2021年8月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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実話で、バルーンで国境越えを果たすという大胆な発想に驚き。つい先日の五輪でも亡命はあったが、こちらは家族一緒に命懸け。まず手作りでバルーンて作れるんだと。一度失敗しているのに再度短期間で挑戦する、それだけ当時の東ドイツの生活が過酷だったのだろう。北朝鮮もそうだろうが、どこに行くのも、何を話さすのも監視社会で誰もが怪しく見える。所々、子供が幼稚園で父親が何かをミシンで縫ってることを話してしまったり、長男が恋する向かいの家の女子に一緒に西側へ逃げようと言ってしまったり、ハラハラした。一度失敗したバルーンの残骸ほかを手掛かりに、彼らに迫るシュタージも恐ろしい。ラスト、ヘリコプターには勝てないだろうと思ったが、何とか国境越えられて良かった。だから邦題の奇跡の脱出なんだと。既にネタバレしていたが、意識していなくて良かった。
2021年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
脱出に成功するのが分かっていてもハラハラする。
逃亡劇は面白い。
2021年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
この脱出劇、実際に行われたって!?
信じられない、いや、信じられない・・・
って思うほど、壮大なスケールの脱出劇。
映画を観ているだけでも、これだけハラハラドキドキ。
それをこの主人公たちは、まさに命がけで行ったって。
見つかれば命がない、気球での飛行に失敗しても命が危うい。
それを小さな子どもも一緒に家族で飛行するなんて。
家族の信頼がなければ出来ません。
自由を求める人間の力強さに感服しました。
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