リズム・セクションのレビュー・感想・評価
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ヘタクソなカーチェイスがいい。
細かい部分を切り取ると、
“一流の”アクション映画には叶わない。
が、
ジュードロウに訓練された彼女も
一流の殺し屋ではない。
そこがいい。
普通の女性が、
数カ月で一流の暗殺者に
なれてしまう方がおかしいよね。
最初の仕事で
標的が車いすで後ろを向いてても
そう簡単に打てないよね。
そこがいい。
カーチェイスのシーンも、
騒ぎながら、クラクション鳴らしまくりで
思わず「もうやだ」と言ってしまう。
ジェイソンステイサムなら
こうはならない。
カメラ位置が助手席なのも
逆に臨場感が増してよかった。
セラと初めて会うシーンで
「元はブロンドだよな?」
というセリフの意味だけ分からなかった。
ここだけムムムなポイント。
他のムムムは、
このさいどうでもいいでしょう。
ジュードロウ。
額が広がるにつれ、男前になっていく。
太らないように気を付けてね。
B級暗殺映画ではあるけれど、続編希望!
家族を飛行機テロで亡くしたおぼこい女性が、不慣れながら暗殺を繰り返し、徐々に本物の暗殺者に育っていく。
雰囲気は暗いし、カタルシスもないB級映画なんだけど…
続編を観てみたいと思わせる。
やっと育ったんだもの。
ブレイク・ライブリー好きは必見ではないでしょうか
ブレイク・ライブリーというと、綺麗どころの役ばかりのイメージがあり、今回のようか汚れ役は珍しいのではないでしょうか。
そんなブレイク・ライブリー好きな方にはこんな役もやられるんだなととても楽しく観れるかと思います。
ストーリーも面白く、2時間ぐらいすこんと観れるかも。
ただ、好き嫌いはちょっとあるかもです。
何となしに映画観たい時にはとても良しかと思います。
あと、ジュードロウも格好いいですよね。
設定に無理がありすぎます
飛行機事故で家族を亡くした女性が、その事故を引き起こしたテロリストに復讐を挑む物語。
売春婦に身を落とした普通の女性が、テロリストを追い詰める基本設定は興味深く、またカタルシスや緊迫感を覚えやすいものだと思います。
ただ、その基本設定に合わせる為の無理が多く、興ざめします。
そもそも物語の発端となる、ジャーナリストが主人公に情報を漏らす必要が欠片もなく、ここから戸惑いを感じます。
主人公を鍛えるエージェントも、彼に鍛えるメリットがありません。
こう言った納得感のない展開が散見され、当然、映画に対する興味も薄れ、評価も厳しめです。
但し、良いところもありました。
BGMの使い方は上手だっと思いますし、カーチェイスの撮り方も斬新で迫力がありました。
所々で良いシーンが幾つもあっただけに、雑な部分が残念でなりません。
U17・・・17歳以下?
飛行機事故で家族を失った孤高の元オックスフォード大学生ステファニー(ライブリー)。娼婦に身をやつすほど生きる気力を失っていた。そこへ記者プロクターによって「実は事故じゃなく飛行機爆破テロだった」事実を教えられ、復讐心を燃やすが、爆弾製造実行犯レザと対峙するものの逃げだしてしまい、そのプロクターも何者かに殺された。途方に暮れるステファニーは元MI6の“B”の隠れ家にたどり着き、彼に復讐者の訓練を受けるのだった。
8ヵ月の猛特訓を受け、いざ実践となってもなかなか銃を撃てないステファニーがリベンジものとしては珍しい。「家族がいる」という言葉に弱い彼女のPTSDも相当なもの。結局、最後までテロリストたちに手を下せないのでは?と想像してみたけど、終盤には頭の良さを見せてくれた。
アクション面では、スペインでのカーチェイスが見もの。助手席カメラによるPOVワンカット映像は独特で、ブレイク・ライブリーの運転に頼ざるを得ない居心地の悪さ。次々と障害物にぶつかるところは足が突っ張りそうになった。
「心臓はドラム、呼吸はベース」
落ち着け~!U17は名称不明のテロリスト中心人物だぞ!
くさってもブレイクライブリー
幸福なときのフラッシュバックが再三あるので、最愛の人を殺され、復讐心しかなくなってしまった主人公なのだろう──という想像はつく。
ただ具体的な事情は、ひじょうにわかりにくい。
同監督の前作I Think We're Alone Now(2018)はアポカリプスのあとだったが、これも事後の顛末である。
述懐があるでもなく、経緯は推して知るほかない。
復讐を達成するためジュードロウが演じる退役軍人に師事するのだが、その訓練が暗殺を想定しにくい。
肉体改造をはじめたか、あるいは引きこもりを脱するトレーニングのようにも見える。
ジュードロウが教官的立場ゆえ、キャプテンマーベルの既視感もある。
いろいろと説明不足な世界であり、ダークな雰囲気だけで持っていこう──という気配がある。世評も、酷評が勝っていた。
ただし。
ブレイクライブリーが、死ぬほどかっこいい。
さいしょブロンドのボブで、そのあと、もっと短くして黒髪でカーリーぽくなる。
そのボサボサあたまに加え、汚れ役なのであちこちで汚れや傷をつくり、服装はさえない普段着。
──にもかかわらず、隠しようもなく顕れてしまう、女優オーラ。
フード付きパーカーのフードを被って、ちょっとシビアな顔つきで、カメラ方向へ歩くだけのシークエンスがキマりすぎてしまうがゆえに、パーカーとかのDIESELかなんかのブランドコマーシャルにしか見えない。というロールモデルな見ばえ。
がんらいReed Moranoは、ながくCinematographer=撮影監督をやってきた人だが、その、なんていうか「演出いまいちだけど、絵はキマりすぎる」の感じが、とても明瞭に顕れてしまっている──のである。
そもそもリズムセクションというタイトルと、すっきりショートにしたブレイクライブリーが並んでみたら、言ってみれば、なんらかのブランドorモード系のコマーシャルにしか見えなかったわけであって、思うに、この人が託されるスポンサー価値たるや天井知らずでであろうと思われる。
しばしばgenetics=遺伝子の勝者にたいする羨望をかんじるときがある。きれいなひと、あたまのいいひと、おもしろいひと、にんきもの。
公人のばあいそういう発言すると優生思想と非難されるわけだが、禍のせいだろうか、なんか人さまのことを羨ましくかんじてしまうことが多くなった。
地味なリベンジ
よくある復讐物だが結構現実的で主人公はジュウドロウの元で修行するんだけどそんなに強くはなってない感じなのでもちろん復讐はわりと苦戦します。
他のリベンジ物のようにいきなりすごい強さで男を何人も抹殺!とはいきません。
失敗もします、怪我もします。
それでもラストは復讐を見事にしてめでたしめでたしです。
ジュウドロウはあくまで裏方、存在感はあるけど復讐に直接的な関わりはほんの少しだけ。
ほぼブレイクライヴリーが頑張ります。
弱いのでハラハラしてしまいます。
リベンジアクションって感じではなかったので少し肩透かしでしたが最後はかっこよく終わったので普通に見れました。
ただ、どうにも地味なんだよな〜
やさぐれたブレイクライヴリーの家族回想シーンは多いんだけど家族との絡みはその回想シーンのみ、しかも何回も同じ内容なせいであまり感情移入できなかったのは残念。
亜流ニキータ
ニキータの焼き直しと言えばそれまでですが面白かったです、指南役がジュード・ロウなのは後で気付きました笑
わざわざ金払ってまで(レンタル料)まで観る価値あるかといわれれば、有ります😃
この手の殺し屋養成ものはニキータのように理由なし、かリベンジの為てすが此方は後者です。
細かい中身は兎も角面白い、と思いました。
脱線話ですが、ニキータヒットした当時北野武さんが作品とリュック・ベッソン監督を大した映画じゃないだろ、と言っていたのを思い出しました笑
いやあんた金獅子賞取ったハナビもつまらんし出色と言える作品は深作欣二を降板させてまで作った"その男凶暴につき"だけじゃん!
と独りツッコミいれましたが北野ブルーは知りませんが調子に乗るなよ、って感じです。
脱線し過ぎてスミマソン😫
わかりやすい展開とジュード・ロウのドSっぷり
音楽系の作品を求めていたらそれっぽいタイトルと黒髪の女性のパッケージに惹かれました。
また、私の世代ではカリスマ的にかっこよかったジュード・ロウもキャストに見かけたこともあります。
実際は復讐と暗殺の物語でした。私の世代だと「ニキータ」を思い出します。
主人公のブレイク・ライブリーはドラマで有名だった「ゴシップガール」は未見で、初めて知りました。いろいろな表現を出してくれて、作品中のすっぴんぽい姿から、終盤の仕事する姿のシンプルさや、きつめなメイクなど、元の整った美貌とミックスして多彩でした。
ジュード・ロウが、主人公を鍛えたり、最後までかかわる中、多くの厳しさと少しのやさしさが魅力的でした。
小説をベースにしていますが、展開的には複雑ではないので、物足りない人もいると思いますが、たまに見るスパイサスペンスとして、満足できました。
フロントマンのような爽快さは控えめですが、リズムセクションの重要性も感じました。
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