「全てが中途半端かつ低クオリティ」ドクター・デスの遺産 BLACK FILE waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
全てが中途半端かつ低クオリティ
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「苦しむことなく殺してさしあげます。」 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。 警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いの神なのか?というストーリー。
最近見た中ではトップクラスのダメっぷり。
ミステリーっぽい始まりだったが看護師が怪しい流れでそのまま真犯人が木村佳乃。さらにそこからはホラーじみてだらだらと展開が遅く、引っかかることだらけだった。
・似顔絵からの犯人の追い詰め方が雑
・依頼者の急な心変わりも謎
・警察の尾行失敗
・病院のセキュリティが甘過ぎる
・最終局面でのこのこ出てきて捕まってからの不要なアクションシーン
ざっと思い返すだけでもこれだけあるので見直したらもっと出てくるでしょう。
綾野剛演じる主人公もめちゃくちゃ。火葬直前の棺桶を引きずり出し、ドアノブをへし折り、ヒロインをぶん殴る。しかも綾野剛も北川景子も雰囲気俳優なのか、同じ顔しかしない、演技自体もやや大げさでイマイチ。
何よりテーマである安楽死について全く掘り下げられなかったのが残念。最終的に木村佳乃はただの殺人鬼になってしまうし、ぬるっと終わってしまったので意味不明。
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