MOTHER マザーのレビュー・感想・評価
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子どもは親のものではない。
この親は、自分の子どもなんだから、自分勝手に育てていいと言ったが、子どもの肉体は親の身体から産まれたかもしれないけど、心、精神、魂は親が作ったものではない。
誰も自分が産んだ子どもがその人格であるとはわからないのだから。
子どもは天からの授かり物と言う。だから、仮にそうとしたら、子どもの命は天のもの。
天のものなので大事に育てないと駄目だ。
最近、やたら自分の人生だから自分の好きに生きていいと言う人増えたが、
自分の命を作ったのは自分ではない。人生も自分が作ったわけではない。だから自分の好きに生きていいわけない。人生、自分のものではない。だから、人生、自分でもっと考えなくちゃ。人生、自分のものだから、好きに生きていいと言う単純な問題ではない。仮に、自分の人生、自分のもので自分の好きに生きていいとなったら誰もこの親を批判できない。自分の人生、自分の好きに生きていいとなったら、誰もが欲望の権化になる。
仮に天のものとして、天からもらった命、天に恥じないように生きなくちゃ。
ただでもらった命、何を賭けるか?命を賭けるのです!
それでも母が好き
誰も救われなく、誰もが傷ついた結末。
タイトルを考えた時、いろいろなフレーズが浮かんできた。
・子供に罪はない
・児童虐待、ネグレクト
・猟奇的な母親の愛?
・洗脳された息子
・凶器のマザー
そして、長澤まさみが大嫌いになる作品・・・等々。
自分も仕事柄、ネグレクト的な親と対峙することも何回かあり、そのガキのような親の言い分や態度に、あきれることもありました。以前は、こうした事案に対して、なかなか腰の上がらなかった行政も、最近は、児童虐待の事件をメデアでも多く取り扱うようになったため、直ぐに、対応するようになり、それによって助かる子供もいるのも確か。
作品としては、最初から最後まで、本当に暗く嫌な気分のままのエンドロール。幼い子供は、母親に逆らえないし、従い、生きるために頼るしかないのである。幼いころから刷り込まれた母親の態度と思いに洗脳され、息子がしてしまった罪はあまりに大きすぎる。だからこそ、親になりきれない親は、親になるべきではない・・・ということを訴えたかったのか?
しかし、最後に少年院で息子が児相の女性に語った、「お母さんが好きなんです」の言葉によって、親を選べない子供にとって、どんな酷い母親でも大好きな、大切な「お母さん」なんだということを痛感した。
阿部サダヲは、様々な役を熟してきているし、今回のチンピラホスト役も、堂に入った演技で安定感を感じました。また、シュウヘイ役の男の子は、どんな場面でも無表情の、心を閉ざした少年役を見事に演じていました。
そして、そして長澤まさみ! これまでのどちらかというと明るいキャラを打ち破り、ホントに嫌な、酷い母親役を熱演。最後に1人残され、脱け殻のように遠くを見詰める母の頬に、一筋の涙を期待したのだが、涙は見せずにエンドロール。
観終わったとき、長澤まさみが、嫌いになりそうでした。(笑)
史上最悪の母親
まともに働かず、親と妹の金を蝕み続け、更には男に寄生し、縁が切れると次は自分の子供を利用して肉親の情に訴え、万策尽きるといよいよ親を殺して金を奪うように息子に指示し、挙げ句の果てには知らぬ存ぜず……
はらわたが煮えくり返る気持ちになりながら観てましたが、主演の長澤まさみのほんのりエロチック加減に苦痛も無く見れました。
もしこれが泉○ン子主演だったら今頃怒りに震えてたでしょう……泉ピ○子さん、ごめんなさい。(笑)
腐ってる
嫌いになりそうなくらい
クズ女になってた長澤まさみに圧倒
でも、あの親がそもそもダメすぎない?
生い立ちもそれくらいであんなになるか?
って感じだけど、男ったらしなのか
だらしない嘘つきと最低っぷりだった
夏帆の感情の無さそうな冷めた重い役も
すごくよかったかな。
お母さんと離れて暮らすことも…の
くだりの表情と男の子の表情が生々しく
役とはいえ、子役が本当に
かわいそうになるくらい
でも細かいこと言うと…
お金ない割に洋服きれいだし
メッシュとか入れちゃってるし
iPhone持ってるし。みたいな
ホントに貧乏なの?ってとこが多くて
ちょっと残念だったかな
こんなやばい親いるのかという
最初から最後まで長澤まさみのクソ親っぷりがすごかった、笑。それでもお母さん好き、そうなんだろなぁ。。子供への愛的なところももう少し描かれるのかと思ってたが、わりとずっとダメ親でびっくり(*´꒳`*)殺人すらやったんだ、ぐらいのコメントですます母親、ほんとに怖い。。
新人の子ども役君は綺麗な顔で頑張ってた。これからいろんな役で見てみたいなぁ、、さわやかなのとかやったらどうなるんだろう。妹の子役さんは普通にかわいかった。
期待した私が悪うごさいました。
今までにない、長澤まさみに会える…ということで、これはスゴいのではないか?と期待しましたが、想像を越えることはなかった。
というのは、顔が汚れていても常に整えられていたから。あれだけぐうたらした女なら、もっと肌が汚いはず。吹き出物一つ無い肌に、どうしてもリアリティーを感じなかった。あと、なんか色気の種類が違う!長澤さんはどちらかというと、あっけらかんとした健康的な色気。しかしこの秋子はきっと、陰湿でねっとりした色気の持ち主だと思う。その違いが作品の明暗を分けた気がします。
後味悪い中にも、夏帆さん演じる高橋さんの存在意味は大きく、少しだけ救われました。
サイコパスの母親
映画を観る前にたまたま番宣を見ていたので、サイコパスの母親とはどんなものかと割と冷静に観ることができましたが、一緒に観ていた友達は腹を立てていました。行政はなぜもう一歩踏み込めないのか、そう思わせる場面があちこちにあり、そんな虐待事件は時々聞くと思うので、子供が洗脳されないタイミングで自分の人生を生きられるように、この映画を今後虐待を防ぐ為、行政がもう一歩踏み込める対策に役立てて欲しいと思いました。
サイコパスな母親ぶりはとても緻密に表現されていて、言うことなしの圧巻の演技でした。男を誘う表情、ラスト1人ぼっちの部屋での恍惚の表情などは上手すぎて感動しました。阿部サダヲさんの演技も流石でした。
演出面ではカットせずに沈黙の場面をそのまま長く撮られている箇所がいくつかあり、サイコパスの母親が何を考えどう行動するかというのをじっくり観れたように思えました。
コロナの影響で映画が少なく、本来なら観ないジャンルでしたが、観て良かったです。
ゴミクズのよう
長澤まさみさんや阿部サダヲさんが嫌いになってしまう作品です。
長澤まさみさん演じる母親が本編最初から最後までの123分一切働かないんです。金をせびるばかり、SEXするばかり、声を荒げるばかりと救いようがまるでないです。阿部サダヲさん演じる男もクズが擬人化したような感じです。激昂しては逃げ、金がなくなり戻り、また激昂して家族もどきを見捨て、最後は描かれていませんが死んだでしょう。その描写があればスッキリしたけれどこれがまたないので不快感がたまります。そして木村花さん演じる祖母の声を荒げる部分が心の臓まで響いて怖かったです。実際に説教を喰らっているような感覚になりました。
奥平さんはオーディションで選ばれ、初演技とは思えないほどのクオリティでした。感情の起伏のコントロールが上手で、母親に反逆していく過程の流れも自然に表現されていて素晴らしかったです。
内容はスカッとする部分がほぼ皆無です。ひたすら胸糞です。ただSEXのシーンが多く、その尺を殺人の動機に振って欲しかったなと思いました。声だけのシーンも多かった印象です。R15にするのを回避するためか、監督・脚本の方がこの手法が好きなのか。
家庭環境とは何か。というものを考えさせられる作品です。こういう映画面白いです。
愛とはなにかを訴えかけられた作品
冒頭のシーンの秋子が、苛められて帰ってきた周平の膝の傷を舐めるシーンで、鳥肌が立った。
「この子は私の子ども」というセリフは、母親なら1度は思うものだと思うが、異常なまでの支配欲を感じた。あんな目を向けられたらすぐに逃げたくなる。まさに洗脳。
シリアスな作風にある、音(BGM)が殆どなく進むやつ。でも、これは私が観てきたどの作品とも違う空気感だった。「リアル」という3文字では到底表すことができない。
最初から最後まで秋子は「女」だと感じた。
ラブホテルに泊まり、周平が寝ている隣で男に求め続けるシーンは、耐えられなくなった周平がバスタブの中で寝るのが見ていて凄く辛かった 。親が女である所に気づくというのは子どもにとっては辛い。
秋子はずっと、ほぼ母親の目をしていなかった。でも途中に出てくるじゃがいもを剥くシーンは、「あぁ、少しは料理とかしていたんだろうな」と思った。あそこだけは少し、母親だった気がする。
1人目の男に逃げられるときの、必死の懇願は痛々しかった。きっと彼女も愛されたいのだろうなと思った。でも、それは愛じゃない。
それ以降も結局、環境は変えられない。
でも、唯一救いの手を差し伸べようと頑張っていた児童相談所の職員の亜矢は、
周平をフリースクールに行かせてあげたり、絵本を差し入れしたり…と優しさを感じた。
周平は最後まで「お母さんが好き」と言った。こんなに重い「好き」を聞いたことがない。
秋子は「私が産んだ子、私の分身。舐めるように育ててきた」と言った。
まさに、周平の世界はすべて秋子で染まっていた。共依存の恐ろしさ、そして私のまだ薄い人生の中での「愛とはなにか」という疑問は解けそうにない。歪んでも愛と言えば愛だ。すごく苦しかった。決して、忘れてはいけないことが増えた。
追記:長澤まさみは女優業20周年に相応しい役だったと思う。彼女が出演していなければ、最後まで見られなかった。
目の動き、声の出し方、すべてが焼き付いた。素晴らしかった。
こうしている今も
ネグレクトで亡くなる子供、虐待死が起きている。
何でこんなもん作ったのか、何のために映像化なんてしたのかと思いながら観たけど、川口祖父母殺害事件を基にした「誰もボクを見ていない」が原案とのこと。
それならば実際の事件名を出してくれたらよかった。
こんなあってはならないことが起きていたのなら。
育てられないならなぜ産む?
可愛がれないならなぜ手放さない?
そう思うけどこういう親に限って執着心は強い。
虐待について随分と勉強してきたつもりだったが、映像で見ると親には寄り添えそうにない。
本当は親にできる範囲で共感し、労い、信頼を得て、それから子供との向き合い方を見つめ直してもらうようにした方が上手くいくのだが、そんなことをしていたら子供の貴重な時間が潰れてしまう。
今作でも手を差し伸べようとした人達は、あと一歩及ばずで、結局誰の手も届かなかった。
特に男性陣は、子供のことを心配していても、結局は彼女の無防備さや刹那的な色気に引っ張られて、肉体関係でなし崩しにしてしまう人ばかりだった。
長澤まさみ本人も言っていたが、まったく共感出来なかった。働きたくない気持ちも、子供の世話をしないのも、何にも分からなかった。
何故そうしてしまうのか?責めずに考えることで、こうしている今もどこかで犠牲になっている子供を救えるのだろうか。
観終わったあとしばらく、そういう深刻モードになる作品と思います。
欲を言えばもう少し深みが欲しかったかな
ひとつも救いのない映画でした。
観ている間ずっと「なんで?」と思っていました。
観ている間ずっと胸が苦しくしんどかったです。
どう解釈していいかまとまらないのが本音です。
一つだけ言えるとしたら、周平ありきの映画だなと思います。
彼の演技が自然でとても純粋さを感じさせるところがこの映画の最大の魅力だと思いました。
学校にも行かず、ただひたすらにずっと母親と共に生きるしか無かった事が周平の無知をうみ、善悪の判断はなんとなくわかってはいるものの、実際にやってしまうところが、やはり育った環境なんだろうなと。
母親が言うからそれをやるという事が、周平にとっての人生だったから。
母親の両親を殺しに行く時の後ろ姿が11歳の時と被って見えたのはハッとして胸が苦しくなった。
何年おなじことを繰り返し、何年どん底を生きてるんだろ。
最後に「生まれた時からずっと間違ってた」と言うところがあったけど、ずっと絶望の中で生きてたんだなって思って胸が苦しくなりました。
そこで涙が止まらなくなった。
だけど「母親が好き」だから罪を全てかぶったとも言っている。
これも本当なんだろうなとも思った。
ラストの母親の表情は、まるで周平はまだ私の分身だと本気で思っているようで体が震えた。
DVを受けてもまだ男にすがるのを見てると、
なぜこんな歪んだ愛でしか生きられないのだろうと彼女の背景を想像してしまう。
両親はまともな人に見えたし。
それなりにお金のある家だったみたいだし。
色々わからないところがあるので、最終的に不完全燃焼な映画だなと感じました。
もう少し彼女の背景が伝わってくれば、感じようもあったかなあと生意気にも思ってしまいました。
色々考えさせられた
あらすじをよく知らずに見たので結末に驚いた
秋子のことはもちろんだけど、周りの大人の汚さや無力さが悲しかった
周平の父親も、責任をもたずに行為だけする男も、
言わされてるのをわかってて怒鳴ったり、大きくなってから行くと朗らかに迎え入れて『妹に会いたい』とすら言ってしまう祖父母も
誰かどうにかできなかったのかと思ってしまうけど、それも私が第三者だから言えることだなとか色々考えてしまった
引き込まれてあっという間だった
周平役の子すごい
ただどんな暮らししても長澤まさみのきれいさが隠しきれてなかった
傷をペロッと舐めるMother
心に刺さる、痛い作品。
周平くんの気持ちが辛かった...
誰かに寄りかからなければ生きていけない母。
そんな母が好きでダメだと分かっているがどうすることも出来ず母と一緒に居る周平くん..
色々と衝撃的だった
冒頭からして既に衝撃。傷舐めるのか...
でも正直可愛い母親だと思った。
阿部サダヲさんが戻ってきた時に長澤さんに「出てってよー!」って叫ばれてる中ダンレボしだすサダヲさんに吹きそうになった
路上で暮らす小さい子を含んだ一家に宿泊施設を支援は分かるのだが暴力を職員自らか目撃して、それでも子供たちを親から切り離さないのは普通のことなのだろうか..
全てにおいて疲れきった表情、シワ、白髪(取ってつけたような白髪だったけど)があっても長澤まさみの美しさとスタイルの良さに惚れ惚れした
周平くん役の男の子達もとても良かった。
2人とも麗しいお顔立ち。
テーマ設定に期待していたものの…
韓国映画に対抗できる社会派作品の登場を期待したが、残念ながら彼らの足元にも及ばなかった。
なぜ祖父母を殺害することになってしまったのか。なぜこのような共依存の関係ができてしまったのか。もう少し丁寧な心理描写が欲い。
長澤、阿部両氏の演技には狂気さが感じられず、最後まで「安心」してみてしまっていた。
上映時間が長く感じられるほど、中盤が冗長。
恩を仇で返す女
そんな女を長澤まさみさんが熱演。
どんな人の優しさをも仇で返すやさぐれ女、阿部サダヲさん演じる同類のポンコツ男にだけは愛情を注ぐことができる。
自らの息子に愛情を注げなかったのは同類でないと感じた故か。それにしても出演者全員熱演。特に子役は素晴らしい。
それにしても長澤まさみさんが男を誘う場面は一瞬、ニコール・キッドマンをも彷彿させてもらいました。
みんな演技が素晴らしい
面白かった…と言ってはいけないストーリー。でも、良かったと思う。
個人的には、コンフィデンスマン のような明るい 長澤まさみ より、こっちの方が好き。胸糞悪い母親だったなぁ…。どうやったら、こんな母親になるんだろう?親の育て方が悪かった?でも、妹は、きちんとしてたよね。妹ばかり可愛がって…って言ってたけど、そのせい?自分の子に、あんなことさせるなんて…。男にだらしない母親はいると思うけど、こんな母親は理解できない。周平が働いてた会社の社長に出会ったとき、改心するかと思ったけど、ダメだったしね…。
長澤まさみ の母親役の 木野花さんも、いつもは、穏やかな役が多いのに、あんなに奇声あげてる姿は初めて見たかも。
子役の男の子、幼少期の子も、少年期の子の演技も素晴らしかった。お母さんのこと好きだって言ってたけど、あれは本心なんだろうか…。あんな親に育てられても真っ当に育つなら、早く施設とかに引き取って欲しいよね。
…なんて言っても、映画なので…。現実には、こういう親子が、どれくらいいるんだろう?って思いながら、映画館を後にしました。
怖い長澤まさみが出てきます
長澤まさみはこんな演技もできるんだといわんばかりの怖さです。
30代の女優の中でも頭一つ抜けて貫禄が出てきていますね。
ストーリーは100%ダメな母親とそれを気遣う息子で展開されていて、最後まで悲壮感しかないです。但し、終盤の子役の言葉が心に刺さります。変われないダメな親でも子供は好きでい続ける。この感情は理屈じゃないんでしょうね。
長澤まさみ、すごい。
この母親もかわいそうだと思える瞬間があれば、、と思うも、最後まで憎たらしい。息子の精一杯の決意でわずかに反抗しようとする瞬間も、母親の心無い言葉の暴力で息子を追い詰め、息子は母親と離れることができない。
息子は自分がいないと母親は生きられない、と思ってしまう。
刑務所に入って一時的に母子が離れられたとしても出所後も母親は息子の前に現れるのだろう、と想像させる。
最後まで暗く、重い。
こんな母親=毒親をテーマにするのが理解できない⁉️
この映画、観るべきところは、長澤まさみの演技しか見当たらない。
親になる資格のないものが子供を産み、その子を自分のわがままな欲望のための道具として利用する。
金がなくなれば、金のために子供を利用する。
それで得た金を躊躇なくギャンブルに使い込む。
また金がなくなれば、子供に盗みをやらせ、挙げ句の果ては、祖父母を殺害させる。
それでも、その子は、そんな母を見捨てられず、全て罪を被ってしまう。
なんと非道な母親なのか⁉️
こんな母親に育てられた子供は悲劇としか言いようがない💦
映画を観終わった後、なんともスッキリしない気分だけが残った😵
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