MOTHER マザーのレビュー・感想・評価
全259件中、161~180件目を表示
もっと酷い役かと思いきや
それ程でも無かった気がする
それは言いくるめだけで暴力が無かったから?
世間ではこれよりも悲惨な事件が多いので、この親子はある意味幸せかなと思ってしまいました
お金欲しさからの最後の展開に至る考え方が分かりませんが、もしかしたらこの親子が疲れてしまっていたから?
遊びの無いハンドルを握っている感覚
開始3分で嫌いになり、それが最後まで突き抜ける。苦しいのだけれど離れられない。そんな二時間でした。
ただ、後半の周平にとっても大事なパート、茨城に居るときが少し雑に感じてしまい、そこで一気に我に返ってしまったのが残念だったかなぁ。それでもソコからのラストそして周平の独白には、暫く抜けない様な痺れを感じました。
出演者全員の陰なるパワーが渦を巻いてコチラを取り込んでくるので、自分自身に余力のある時じゃないとやられちゃいますね。ご用心ご用心。
面白かったが、ただただ胸糞悪かった
「実際の事件をモチーフにしている」という事前知識しか無い状態での鑑賞です。
様々なレビューサイトで結構高い評価を受けていたので、多少はハードル上がっていたと思います。
結論から申し上げて、私はこの映画を観て後悔しています。人間の心理描写や演出、細かな部分まで計算された脚本、役者陣の演技などは本当にレベルが高くて見応えがありましたが、ストーリーがとにかく胸糞悪いのです。最初から最後までずっとイライラするような描写が続くんです。個人的に「面白いけど胸糞な映画」といえばデビット・フィンチャー監督の「セブン」を想起するんですが、個人的にこの作品はセブン以上の胸糞でした。鑑賞注意です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一切仕事をせずに知人や親類からの借金で生活をしている秋子と、秋子の息子で学校にも通えない周平を描いた作品。様々な男と行きずりで関係を持つ自堕落な母親にすがらないと生きていけない周平。
ネグレクト(育児放棄)や束縛、慢性的な金欠。そんな辛い状況を生きる周平が、何を考えて何を学び、どのような行動をするのか。そして祖父母の殺害事件がどのようにして引き起こされたのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主人公の少年・周平が自堕落な母親からどのように育てられ、どのような環境に身を置き、そしてどのような経緯で祖父母の殺害に至ったかを描いた映画になります。
「少年が祖父母を殺害した事件についての映画」というのは、予告編やコマーシャルでもはっきりと明示されているため、ネタバレにはならないと思います。
最初から最後まで、人間のクズみたいな母親から周平が酷い仕打ちを受ける描写が続きます。これが私には本当にきつかった。息子を道具のように扱い、片や自分は男と遊び歩く生活を送る。周りの男達は秋子(母親)に匹敵するクズ男だったり、まともな人でも秋子に簡単に誑かされてしまいます。周平を救ってくれそうな人が何人か現れますが、秋子に阻まれてそれも叶わず。途中で周平が秋子に反抗するような場面もありましたが、結局は秋子に押し通され、自分の望む選択ができませんでした。
作中に何度も「周平が秋子の呪縛から逃げられるんじゃないか」という希望的な場面を見せつつも、結局周平は秋子から離れることができず、最悪の結末を辿ることになるのです。これが私にとってこの作品の一番胸糞な部分です。
あと、秋子が映画のラストで罰を受ける形になるのですが、それまでの様々な悪逆非道な行いに対して、「これだけ?」と思うくらいのちっぽけな罰しか受けないため、それもイマイチ納得いきませんでした。
以上のような理由で、正直観ていて辛くなってくるし観たことを後悔するほどの映画だったのですが、それは決してつまらなかった訳ではなく、ここまで心揺さぶられるほどに映画としての完成度は高くて面白かったと思います。単純に好みの問題です。
万人にオススメできる作品ではありません。私のように、イライラが止まらなくなる人もいると思います。しかし、胸糞に耐性のある方は是非鑑賞してみてください。細かな心理描写や役者陣の熱演は一見の価値ありです。オススメです。
不自然さのない演技にひきこまれました
長澤まさみさんのリアルすぎる演技が映画を観ている感覚を忘れるほどでした。息子役の子も台詞はあまりないのに表情やしぐさに引き込まれました。話事態は現代社会の闇をそのまま映し出した感じで、自分が生まれ育った環境にもっと感謝しないとなって思いました。
迷った挙げ句…
散々迷った挙げ句観てしまった…
観るんじゃなかったと後悔すら覚える…
鑑賞後疲れがドッと出た…
誰も知らない…を見終わったあとの感覚と似ている…
誰も知らないは完全に育児を放棄したネグレクト…
この映画は子供に依存し共に堕ちていくネグレクト…
どちらがマシかなんてなくどちらもあってはならない社会現象…
自分の周囲にそんな家族がいたら手を差し伸ばさなきゃなって思いが唯一の救い…
作品的にはイイけど観たコト後悔した映画…
親子(母子)の幸せ・・☆
実話に基づくということを知らずに鑑賞しました。
長澤まさみ演じる母親と息子。
それにまつわる人々の話し。
「万引家族」というよりも、途中で「誰も知らない」を思い出した。
万引家族は、なにかしらある種救いのような感情がわくシーンがあるが、
この作品は最後まで一貫した別のものがある。
長澤まさみ、阿部サダヲも良いが、何と言っても周平役の(少年・幼年期とも)演技が
素晴らしく、どんどん引き込まれていく。
子供を自分の一部と言い切る母親、それに応えようとする息子。
この話は、極端な形であるとはいえ、一つの愛の話なのかもしれません。
最後になっても、「お母さんが好き」という周平。
きっと本当に心からそう思っていると思った。
親子の幸せは、他者からはわからない計り知れないものがある。
周りがどんなに「かわいそうだ・」と評しても、そうではないものが
身の周りには溢れている。
家族には、正解などないということを、改めて考えた作品。
人間の風景。
この作品のメッセージやテーマとはこうした風景の切り口にあるのだろう。タイトルからは家族愛や他者への想遣り、さらには作品内における木野と長澤との共依存関係を問うようにも思える。個人の境遇に関らず、誰もが身につまされたり共感したりする部分がある筈だ。クズだが憎めない内縁男女の爛(ただ)れた人生を主演ふたり(長澤+阿部)が重さを排して見事に演じるので最後まで眼が離せない。ラストパートにもうひとつ、ある不条理が提示される。他愛ないストーリーではあるが見応えは充分。現代日本社会の急所を突いた異色の問題作である。
愛が故の悲劇
職なし金なしの母と息子の話。
まさみ主演ということで見ましたが
なかなかの衝撃作。
こんな女性いるのか?と何回も思った。
息子と男への執着がすごい毒女を
まさみが見事に演じておりました。
演技が上手い!!
親子を支える人たちのキャラも素敵。
社長さんにがっかりしたのは自分だけ?笑
撮り方が独特だったのが印象的でした。
他の作品も見てみたいと思いました。
ひどすぎる。母。
ホントにひどい。胸糞悪い。
でも、現実にいるんだろうなあと。苦しかった。
息子ー!なぜなぜ?何度かチャンスあったのに。
長澤まさみ、キレイで可愛いのだから、もっとなりきって、汚くて、メイクも。
もったいない。おしい。そこまでやりきって欲しかった。
だって、何度も書くけど、ホントにきれいなんだから。
最低の女を、最高の演者と演出
本当に最低の女であり母。
救いがない。病気。
理解を超える。
犯罪者でも、人間の部分を描けば、ある程度までは共感できるものだけど。
最近、子供を閉じ込めて餓死させた毒親がニュースになっていて、現実の方がひどい、、、と観てしまった。
が、後半は裏切らない。
「なぜ?、、、」
と聞かれた時に答えを考えてしまう。
表向きは、毒親と可哀想な子供だけど。
子供の回答に、単に文字通りの意味だとも取れるけど、本当は違うのかもとも思ってみたり。
何より凄いのは長澤まさみを筆頭に演者。
と、
純度100パーセントの演出ですね。
アドリブなのか演出なのか分かりませんが、とてもリアルな間。無音のシーン。
大森監督。怖いです。
重くて深い
ここまで一貫してるかは別として、こういう親は一定数は必ずいる。そして行政の手が届かない。接見時の周平くんのセリフが全てなのかなと思った。どうすればよかったのか?必要最低限の教育を受けていなければ最適最善な判断は難しいですよね。まして母親以外の大人が近くにいないとなればなおさら。
それにしても、長澤まさみの演技はすごかった。薄っぺらくない!
答えが見つからない。
仕事しない。パチンコ、ゲーセン狂い。
男に溺れる母親。
子供を置き去りにして、男と家をあけ、
平気で子供に嘘をつかせて。
自分(母親)は自由にやりたいことやるくせに、
子供は全部支配下に置いていて。
子供にビールやら、カップラーメンやらを買いに走らせ、
その間に自分(母親)は男と交じり合い。
すごくすごく、考えさせられる映画でした。
なぜ、仕事もしない男に溺れる母親のために、人を殺せたのか。
しかも、自分の祖父母を。
母親が好きなことは悪いこと?
悪くない。悪くないけど。。
映画が問題だとしたら、私はいつまでも答えがわかりません。
親は選べない
日常生活において頭ではこうした方が良い、というのはわかるのに感情が勝ってしまうことがある。人間の情と呼ばれるものは恐ろしい。
母と子の物語であるが、あたたかい話ではない。どうしようもない母と健気な子が組み合わさった時、起きるものは大抵悲劇だ。
現代においての親と子のあり方を考えさせられる映画だった。
母親との特別なつながり、ほーと思った。長澤さんがキレイなので、あま...
母親との特別なつながり、ほーと思った。長澤さんがキレイなので、あまり重すぎずみることが出来たなーという印象。もっとグッとくるかなと思ったけど、、、
胸糞な話だけど不思議と余韻は悪くない!!
これね….
終始胸糞でしたねー🤔!!
衝撃作でしたー!!.
長澤まさみさん演じる
シングルマザーがもうねー…
モンスターでしたねー😯!!
ただ作品としては、
なかなか一歩踏み込めない部分を
テーマにしていて
母親像とか、
親子関係とかね…
考えさせられる事は沢山
あったように思います!!
よくニュースで見るじゃないですか??.
パチンコをしに行って
車で留守番させていた子供が
熱中症で亡くなっ手しまったとかの
ニュース…
この作品の女性も
そんな自己中心的で
自分が産んだ子供は、
自分の所有物だと言わんばかりの
歪んだ愛情を持ったモンスターでした!!
余韻はね、
かなり強烈ですが、
反面教師として沢山学びましたよ🤔!!
どうしてこんな母親になってしまったのかという
過去も描いたならより
面白く観れただろうなぁって
部分は凄く感じて残念でしたね!!.
どんなに最悪な母親で
どんな仕打ちをされても
離れる事はしなかった少年…
生まれた時からこうゆう生活だけを
してきた少年にとっては、
お母さんだけがこの世界そのものだったんだろうか…
依存し合う関係性は
親子関係でも恋愛でも
互いにいい影響は生まないですね。
少年が犯罪に向かっていく場面は、
凄く心が痛く、
ラストに少年が語る
母親から離れなかった理由には
衝撃でした!!
理解し難いですが、
実際に起きた事件の着想作品だし、
社会には母親になれてない
母親が紛れているんだろうなぁ…
こうゆう社会派作品に
実力派俳優が出演してくれて、
フォーカスがあたるというのは
評価ポイントであり、
こんな作品が増えていくと
いいですね🥰!!
鑑賞できて良かった!!
胸糞だけどね!!(笑)
演技は頑張っているけど
共依存の母と息子が堕ちるところまで堕ちていく話。長澤まさみが共感度ゼロの母親を演じるという評判で観に行ったが、まさしくそのとおりの内容。
長澤まさみは頑張っていたが、「演技してます」という感じで、切実さ、痛切さはあまり伝わってこなかった。阿部サダヲもしかり。長回しの演出も、リアルさを感じるより、舞台上の役者の演技を見守るような感じ。
実話を基にしたとのことだが、息子が祖父母を殺害するシーンを、音声だけで描いたのは拍子抜け。あえて、きっちりと残酷に描いてほしかった。
息子役の奥平大兼は良かった。特に、ラストの坊主頭の姿はかっこいい。
見終わった後、かつて名画座で観た大島渚の「少年」を思い出した。あの映画の切実さ、痛切さをもう一度味わいたくなった。
光が見つからない。
全く光が見つからない観ていて苦しくなる映画です。観ている側としては、ずっとどこかに光を探しながら観てしまうのだけれど最後まで見つからない。この光の見つからない感覚というのは実際に世の中にはたくさんあるのでしょう。
長澤まさみさんは華のある役柄が多いですが、こんな役も演じられるんですね。さすが昨年、2度目の日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞されただけのことはあります。少年期の息子を演じた新人の奥平大兼君もとても存在感がありました。逸材ですね。
【好きな長澤まさみさんの役柄ベスト5】
①コンフェディマンスJP
②海街Diary
③キングダム
④50回目のファーストキッス
⑤タッチ
ど底辺を演じられる女優がよかった
どうして長澤まさみだったんだろう?
彼女のステップアップのためにやらせたのか、もしくは過信したのか。
こんなどんな泥水飲んでもど底辺感も淫乱感も出せない女優に、
こんな胸糞悪い毒親やらせても、なんだか消化不良な気分で終わった。
阿部サダヲが空回りしていて痛々しかった。
終始、ずっと長澤まさみの太腿を見続けた時間だったw
その代わり周平役の奥平太兼が非常によく光った。
共依存の親子、なかなか子供側の心情を表現した作品は少ない。
そういった意味で彼の功績は大きい。
全259件中、161~180件目を表示