劇場公開日 2020年7月3日

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MOTHER マザーのレビュー・感想・評価

全346件中、101~120件目を表示

3.0なんとも、後味悪し

2020年12月30日
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鑑賞方法:VOD

長澤まさみさん、熱演でしたね。
ガッキーには出来ないような演技でした。
しかし、なんだろうどこかで見たような
気がするような映画でした。
阿部サダヲも、若作りで殴るけるの暴力ヒモで
後味悪しで、結局サダヲどうなった?

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よしよし

4.0救いの無い話でした。

2020年12月18日
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長澤まさみさんの演技が素晴らしかったです。いつもの可愛らしいイメージでは無くかなりダーティーな役柄を演じきってました。

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しじみの短い感想文

4.5マザー

2020年12月18日
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鑑賞方法:VOD

信じられないが、周平は本当に母親のことが好きなのだろう。それは小さい頃から全く変わっていない。
お互いがお互いに依存している。母親を助けられるのは自分しかいないと感じている。洗脳ともまた違う気がする。

阿部さだお演じるリョウがキーパーソン。良い時に彼が現れて、また地獄の日々に戻る。秋子も彼に依存しているが故にその日々はもはや地獄ではない。

何人も助けてくれる良い人が出てきたのに、結局またもとに戻ってしまう。
特に亜矢は、視聴者が感情移入できる数少ない登場人物の1人。周平達を助けられなかったことで相当悔しかったはず。周平の殺人を知った時の亜矢の気持ちを考えるととても苦しい。

序盤なんども繰り返される、秋子が周平にお金を借りに行かせるシーン。これがまさか殺人のシーンの伏線とは。映画的な構成がすごい。

撮影方法が特徴的。カットが少なく長回し。遠目から引きで写していたと思ったら、いきなりドアップとか。
彼らのストーリーにすごく引き込まれた。

現実に、教育を受けたくても受けられない子どもがいることを知れる。彼らに対して、システム的にどうやって助けられるか。そういう人がいるだけじゃダメ。制度を作って助けられる環境を整えないと。
その意味でフリースクールのことはもっと掘り下げてほしかった感じもある。

『私の子どもなのだから、どうしようが私の勝手』という親に対して、私達は何をどうやって話す?

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ABCD

5.0諦めの眼差しで、か細く怯える夏帆

2020年12月15日
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保護制度なる正しさの圧で母子を寧ろ追い詰める夏帆が、その功罪を知りつつ見捨てず、予め諦めの眼差しでか細く怯える。
救う者の無力感、罪悪感、恐怖感。
現実を保護制度の向こう側に置いて済んだとする私たち。
その間に立ち尽くす夏帆。
重要作。

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きねまっきい

0.5こけおどし

2020年12月14日
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日本映画で、不幸やクズが描かれるのは、話に事件を設置することのほかに、作った人が鬼才の称号をもらえるから──というのがある。

ヒロイックなヒーローを描いても鬼才の称号はもらえないが、不幸やクズをぎらぎらした筆致でえがくと、鬼才としてもてはやされるため、やがて、みんなそればかり描くようになる。──げんに、そうなっている。

また、底辺を描くと、鬼才のほかに、社会派の称号ももらえる。

鬼才をもらって社会派ももらえると、監督業があんていするため、だれもが不幸・クズ・底辺へはしる。わけである。

さらに、そういうものを描くと、なんか、いろいろと世の中のことを考えてますよって感じが、そのクリエイターにくっつくので、ますますそっちへはしる。

だが、ときには誰か勇気のあるインベスターが、鬼才や社会派をもらった監督に「いつも自堕落な人間を描くのはなぜですか」とか、「もったいぶってますけど、映画へたですよね」とか言ってみたっていいんじゃなかろうか。

この監督にかぎったことではないが、日本の鬼才監督は、監督業に箔付けしたい、ってことの以外に、いろいろかんがえてはいない──はずである。知らないので想像なんだが。いろいろ考えているなら、映画業界が、何十年も無風なわけがない。

まいど、日本映画を見るたびに思うのは、この「しゃかいの闇をえぐりだしてやったぜ」みたいなドヤ顔は、なんなんだろうか。──ということだ。

鬼才の称号に乗っかって、社会を見つめる作家の威光をピカらせるのはけっこうだが、にしても、この猿知恵な映画はなんなのか。いたずらにカウンターカルチャーを気どるスタンスを、こけおどしと言うのである。

そもそも。
個人的に理解している「クリエイター」というものの前提は、人と違う作品を創るひと──である。
ところが日本映画界は全員がおなじ映画をつくっている。
大森立嗣三島有紀子河瀬直美瀬々敬久塩田明彦蜷川実花熊切和嘉高橋伴明荒井晴彦石井岳龍奥田瑛二行定勲石井隆廣木隆一・・・全員が不幸描きクリエイターとして、似たようなディストピアを描いている。わけである。
この奇跡の一貫性はなんなのか。
かれらの映画が、監督のクレジットを入れ替えてあったとして、誰が気づくだろう?

映画はじっさいにおこった事件から翻案されており、いわばニュースストーリーの方法を持っている。

ただし、登場人物に共感できるところはない。であるなら、それは「社会の闇」とは言わない。社会に背をむき、暴言をはき、ひとに乱暴し、金を無心し、こどもに怒鳴り、こどもに殺人をやらせ、そんなのは「闇」ではない。たんなる性格破綻/精神異常/病気である。

このアタマのいかれた人々を見て、周平くんかわいそう──とか感じ取れ、というのだろうか。このらんちき騒ぎに、憐憫しなければ、人でなしになってしまうのだろうか。

映画の登場人物が、どんなに悪辣でも、かまわない。
ただし、その様態がこけおどしの過剰を持っているならば、容認できない。
なぜなら、これはニュースストーリーだからだ。
ホラー映画だったら、それでいい。
しかしリアルに寄せるドラマに過剰を見るならば、それはこけおどすために脚色された人格になる。=映画を見るひとにたいして衝撃を与えるための欺瞞なのだ。
事実そんな人なら、ホラー映画でいい。なぜきちがいを偶像にするんだろうか。

したがって、映画はまるで「これが現代社会の闇です」と言っているかのような、気取りを持っている──にもかかわらず、じっさいには気がくるった人々の素行不良を垂れ流しているにすぎない。
荒れる場面での「ほらほらこどもたち可哀想だろ」ってな描写のエゲツなさ!
こけおどしでなくてなんなんだろうか。

いみじくも主演の長澤まさみがインタビューに応えて言っている。
「演じていて面白いのかどうかも…ちょっとわからないですね」
「こんな人、だって嫌いだもん(笑)。全然好きになれないですよ、秋子なんか。正当化もしたくないし、認めたくないです」

気持ちを理解できない人物像はニュースストーリーにならない。まして出演者がわかんないなら、なおさらだ。
ではいったい、なんのために、これらのニュースストーリーが語られているのか、──その理由=映画の目的は、観衆にたいする威嚇だ。

この映画は、映画という媒体をもちいて「すげえ社会の闇、描いたんだけど、おれってすごくない?」と承認を求めている──に過ぎない。これをこけおどしと言う。

そして、それが日本映画の目的と方法である──と個人的には思っている。
ひとで無しなわたしは、つきあいきれず(なんせ126分もある)、途中からホラースタンスで見た。いけいけ秋子、もっとやれ、──そうやって、くさすぎるエレジー展開をしのいだ。
なんなんだこの田舎映画は。

民児で亜矢(演:夏帆)という人がでてくる。
かのじょは、自分自身も虐待サバイバーという設定。
演技派の夏帆なので、善人ぶりが嫌になるほどうまいが、むろん夏帆に罪はない。
しかし脚本は、周平にたいして「夢ってある」と、たずねさせる。

一間だけの仮部屋で、きのくるった母と、実父でも養父でもない得体のしれない男と、おさない妹と、怒号と暴力と無一文でせいかつしているかれに、夢をたずねる。グローバルTPSの勧誘ですか?

わたしども映画見たことないわけじゃないんですよ。
っていうか、わたしども生きたことないわけじゃないですよ。
と、個人的には言いたくなった。

日本映画界は旬報や権威主義が同調しているだけの永遠の昭和世界であり、その鬼才たちは、なんか言いたいことがある──ってより、たんに「おれさまは映画監督なんだぜ」ってな自己顕示がしたいだけの山師たちだと思う。そのどうしようもない旧弊と鄙感。
実話だろうがなんだろうが、団鬼六の緊縛ものと変わんない。0点。

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津次郎

4.0愛が全て

2020年12月11日
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愛

3.5子供にとって母親はお守りにも呪いにもなるから怖い。

2020年12月11日
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子供にとって母親はお守りにも呪いにもなるから怖い。

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munennn

3.5歪んだ母親の愛情が産んだ悲劇かもしれない

2020年12月3日
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DVDで鑑賞
本当にダメな母親だ。
働かない、男がきれない、子供にお金の無心をさせる、
キリがないほどのダメ母だ。
でも不思議に、歪んでいるけど子供を愛してるのだと感じた。置いていく時も誰かに面倒を頼むし必ず帰ってきた。2人目も産んだし必ず一緒にいるのだ。
もちろん私の物、所有物としての愛着で、母親としてのそれではないかもしれない。けれど歪んでいてもその愛は子供には伝わっていた。
母親とその男という狭い世間しか知らず、善悪の判断基準が母にある彼は、せっかく抜け出せるチャンスにも結局母親を選んでしまう。お母さんは1人では生きられないから、、と刑務所の中で児相の女に呟いた青年の気持ちが悲しい。母のために祖父母を殺し母のために罪を被る。
そんな子供に母親はもしかしたら当たり前と思っているのではないか。この子は私の物なんだからと。
それが映画の最後の表情に表れている気がした。

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ニョロ

3.0強烈な話

2020年12月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

強烈な話。
産んだ子どもを 自分が思い通りにできる所有物のように見ている 母親の話😨
長澤まさみちゃんのハードな行動を
息子役が受けなければならず、迫真だった!PG指定

主人公女性は、
男に依存し、子どもは二の次になる。
お金がないと、子どもを使いお金を集める。
失敗すれば、八つ当たり。殴る、暴言は当たり前。学校に通わせない。

それでも、息子は母からの命令を聞きづつける。
息子が育つと、母と子の関係は逆転し、母を養い、母の都合で放浪したり、最悪な事件へと発展する。

依存性パーソナリティ、演技性パーソナリティ、境界線パーソナリティ、猜疑性パーソナリティが混ざったような女性。

児童相談所や祖父母もちゃんと介入出来なかった。。

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ちびmovie

0.5想像どおり

2020年11月30日
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見る気なかったけどNetflixでタダだから見たけどやっぱ見なくてよかったやつだ。長澤まさみ汚れ役で新境地なのかな?終始金切り声上げるだけのを演技と言うなら女優業もラクだねと思っちゃった。映画としてもどこに重きを置きたいのか分かんないダラダラした典型的なダメ日本映画。ネットに転がってる事件記事のほうが小綺麗にまとまってておもしろいよ。

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三毛猫泣太郎

4.5タイトルなし

2020年11月29日
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救いがない。

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mamizo

4.0なかなか見応えのある作品

2020年11月26日
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鑑賞方法:VOD

ずっと寂しい雰囲気の作品。
長澤さんの役は側からみたら最悪の親。
でも不思議と子供への愛が感じられる。
第三者には介入できない関係性が親と子の間にある。
そんなことを感じる作品だった。
程度問題はあるけれど、現実世界でも大なり小なりこのような不思議な関係性に出会うことがあることを思い出した。人と人との関係性は一つの事象では決まらない、色々なことが絡み合って出来上がっていると再認識した。

長澤さんはセカチューのころの王道ヒロインと比べると、完全に脱皮した感がある。これから演じる様々な役で、また違った長澤まさみを観せてくれると期待をもたせてくれる演じっぷりだった。

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take

2.0疲れる映画

2020年11月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

長澤まさみが頑張ってた映画。
実際に起きた事件を元に映画化しているが、良し悪しではなく、加害者少年のルポを加工せずに台詞に起こしている為、独立した映画というより、再現ドラマの色合いが強い。元の事件をある程度、知っている者からすると、目新しい部分はなく、ひたすら駄目女とそれに巻き込まれる周囲の人物を延々と見る羽目に。
オリジナル要素としては、長澤まさみ演じる駄目母が、延々と周辺の男とやりまくるシーン。この点のみ、妙にリアリティーがあり、脚本家のセンスが垣間見えた。
新聞記事やルポタージュ以上に得る物はないと思っていた映画だが、通しで観た事で、実際の母親が軽度の知的障害だったのでは?という考察が生まれた。これは長澤さんや大森監督がどの程度意識していたかは知らんけど、女性を描写するにあたり、暗に示唆している様には感じた。
そこに妙な納得というか、説得力はあった。
オススメかと言うと、全くお勧めしない。
あと、これは言っても仕方ないが、ホームレスの長澤まさみがメイクしてるのは変だ。
ラストシーンですっぴんを見せていたのには驚いたが、寝る時はメイクを落とし、路上生活ではメイクをするって一貫性がない。服をいくら汚しても、そこにリアリティーというよりは扮装に見えてしまう要素があり、そこまで女優生命というか長澤まさみのイメージをぶち壊すような映画じゃないのかもしれんけど、中途半端に思えた。

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抹茶

2.5役作りってないのかな?

2020年11月22日
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芝居云々熱量云々じゃなく長澤まさみがお芝居してる長澤まさみにしか見えない。低予算なのはすぐにわかるがディテールにもう少しこだわってほしいと感じた。せめて髪の毛と衣装くらいは汚く出来たんじゃなかろうか。あとはワンカットというか極力時短したカット割だが、絵画的な物語でもないので意図が汲み取れなかった。今は大人も漫画や多様なメディアを見ている時代なのだから昔からながらの映画表現はよっぽど気合を入れないと成立しないし胸を打たない。こうやって気になるところを列挙すると何十年前の惜しい邦画となんら感想が変わらないのが悲しいところだ。

追記 息子役の子はいい役者になりそうだね

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Hiroki Abe

1.5あまりに期待はずれの映画でがっかり。 すべてにおいて監督の美意識と...

2020年11月21日
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あまりに期待はずれの映画でがっかり。
すべてにおいて監督の美意識という逃げの言い訳けがこの映画の本来表現しなければならない部分を落としてしまった。
残念!

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minamoto

5.0大森立嗣監督の最高傑作!

2020年11月19日
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鑑賞方法:VOD

「胸糞映画」「鬱映画」です。苦手な人はご注意下さい。

演出、映像、芝居全てが完成度高いです。
周平の最後のセリフがもう本当に・・・凄い

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映画備忘録

4.0非常に奥深い映画

2020年11月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リアルに存在した事件から着想した映画である事は、全体を通してより見る側に重くのしかかる。もし、これがフィクションであるなら感じ方は全然違うものになったように思う。

終始感じるのは、この子の背負ってしまった不幸とは一体なんなのであるのか?という問いだと思う。

そして、長澤まさみが演じた母親の人格が何故あそこまで捻くれてしまったのだろう?とも思う。

冒頭の親子4人の会話では、あまり大きく触れていないが、おそらく長澤まさみが演じた母親が子供の頃にまで遡ると、もっとこの事件の輪郭がハッキリと見えてくるような気がする。

ごく普通の人が感じ得るだろう愛情や社会性が彼女からは著しく欠如している。

殺害されてしまった祖父母は、本当にただの被害者なのだろうか?
そんな非常に難しい問いもこの事件、この映画のテーマとして感じられた。

場面、場面の細かな表情と仕草…
挙げればキリがないが、長澤まさみという女優がここまでの演技が出来るとは想っていなかった…というのが正直なところ。

そして殺害犯となってしまった長男役の彼の演技も素晴らしいの一言。

これだけの重たいシリアスなテーマの映画であるのに、途中しらけてしまう事が無かった。

ただ一つリアリティに欠けた一点は、
長澤まさみがどれだけ見窄らしくしても、
根本的に美人であって、これだけの美人が野宿や生活保護を受けるか?というと、現実的にはなかなか難しい…

誤解がないように言うと美人だから…という事ではなく、実際そこまで落ちてしまった人間の身なりや目つきというのは、もっと遥かに澱んでいるもので、最大限やっても彼女中に何処か完全に美を捨てきれないものを感じてしまった。

でも、結果その女を捨てきれない性分は、ある意味でその母親の実像と重なったのかもしれない。

稀な事件であるにせよ、この世界中の様々な国や地域で同じような境遇が普通に存在している事を改めて思い知った映画でした。

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誠

4.0誰も救われない

2020年11月18日
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泣ける

悲しい

難しい

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とくめい

5.0強烈な衝撃作

2020年11月17日
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いわゆる「胸糞映画」というヤツです
見て良い気分はしません

個人的に今まで観た映画の中で一番の衝撃映画でした
本当に観賞が辛かった

雰囲気的には「誰も知らない」や「万引き家族」に似てるが、陰鬱さ悲惨さが桁違いです

この映画、何から何まで何1つ救われず、少しの安息や微笑ましい場面も無くただ破滅へと一直線なんです

どこまで落ちて行くんだ、、
もうやめて、、頼むから救われて、、
と最初から最後まで思っていたが、結局最も残酷で救いが無い形で終わってしまった

何故息子を手放さないのか
何故母から離れないのか

僕にとっては母が世界「全て」

このキャッチコピーが母から離れなかった理由でありこの映画の全てだろう

評論家じゃないので小難しい評価は出来ないので印象に残った場面、というか辛かった場面を書いていく

.周平の幼少期は常にキツかったです

.ラブホテルで秋子と遼と一緒に風呂に入る場面が個人的に目を背けたいくらいキツかった

.お金をせびりに行って絶縁されるシーン

.養育費を送っているという前夫に
「周平、お前大丈夫か!?」ときつく言われるシーン

挙げればキリがありません

そして、長澤まさみの演技力には称賛を送りたい
これまでの好感度の高い役柄から一転し
毒親とかいうレベルでは無いまさに「怪物」なクズ人間の役に見事にはまっていた
画像を見比べても別人にしか見えない

この映画は決して良い気分はしませんし、間違いなく憂鬱で悲しい気分になるでしょう
私は二度と見たくありません

ですが、名作だと思います

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大地

4.0映画だとわかってても

2020年11月14日
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映画だとわかってても、イライラしていた。

最初から最後まで、この毒母より口が達者のものがいなかった。
区役所の方、先生、会社の社長、弁護士
誰一人も毒母に勝てなかった。
だから、子供たちを救い出すことができない。

悪を前に、善良だけでは無力だ。

児童イジメの事件でも、
訪問する区役所や施設の職員が全員
悪親に勝てずに突き返された。
そういうポジションの職員こそ、
ヤクザを「活用」できればなと。。。

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Xixi