「泣いた」MOTHER マザー TaKaKiNさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いた
クリックして本文を読む
試写会で鑑賞。
周囲に水商売で働く知人がいくらかいるからなんかそんな人たちの顔を思い出すこともあったなぁ。
大人になれてない大人が子供を生み親になると子が可哀想だという典型。
なんだけど、どんなに不幸な境遇で育ち、ネグレクトを受けて育っても子供は親を愛してるし、親も子供を愛してるんだよね。
いわゆる典型的な間違った愛情の育み方ってやつ。
自分も両親が離婚して母親から酷い扱いを受け自立した今は連絡も滞って疎遠な状況だけど、これ見たらなんだか母親を思い出し恋しい気分になって泣いてしまった。
この映画はいわゆる子供と親の間違った愛を描いた作品。
間違ってても愛には変わりない。だからなんか知らないけど心が温まる映画だった。
コメントする
nagiさんのコメント
2020年7月3日
あまりに酷すぎる毒母(本作もこれ以上ないほど酷いですが)はハッキリ諦め、突き放すことができますが、長澤まさみの演じる彼女は、そうできない何かを感じさせます。TaKaKiNさんもコメントされているそこが、私がこの映画で最も感銘を受けた点です。
nagiさんのコメント
2020年7月3日
それはTaKaKiNさんのおっしゃるように、どんな不条理においても母への愛に嘘をつけない子どもの気持ち──これは普遍的な心情だと信じているのですが──を、いかに私たちに感じとらせることができるか、それこそが本作の核心だと思えてならないからです。
nagiさんのコメント
2020年7月3日
おっしゃる通りだと思います。思わずコメントしてしまいました。
長澤まさみについては、どうしようもない毒母ということ以上の議論はあまりされないようですが、個人的には、母役が長澤まさみであることは考え抜かれた絶妙な選択なのではないかと思ってしまいます。