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映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」 ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ
劇場公開日:2020年10月2日
解説
質素な暮らしぶりで「世界で最も貧しい大統領」とも言われた第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカと日本の知られざる関係を描いたドキュメンタリー。2012年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連会議で、先進国の大量消費社会を優しい口調ながら痛烈に批判したムヒカ大統領。その感動的なスピーチ映像は世界中に広まり、日本でも大きな話題を呼んだ。当時ディレクターを務めていたテレビ番組でムヒカ大統領を取材した田部井一真監督は、ムヒカ大統領が日本の歴史や文化にとても詳しく、尊敬していることに驚かされる。その後も田部井監督は大統領退任後のムヒカに取材を重ね、多くの日本人に彼の言葉を聞いて欲しいと願うように。ムヒカも訪日を熱望し、16年に初来日を果たす。
2020年製作/98分/G/日本
配給:KADOKAWA
スタッフ・キャスト
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たくさんのメッセージをもらえた映画だった。
環境問題は、政治問題であること。
人のつきることのない欲望が、人を支配してしまっているのではないか、ということ。
ここに向き合わなければ、国の利害関係を超えた気候変動の解決はありえないと思った。
獄中生活で自分と対話をしたことが、今の自分の役にたっている、ということばが印象的だった。
日本を訪れたあと、日本人がある時点から西欧化し、古くからある独自のなにかを置いてきてしまったのではないか、と言われて、わたしたちは何を失ったのか、わたしはそもそも日本について何を知っているのか、考えてみたいと思った。
2021年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ムヒカ氏の考えは、分散管理の社会主義。中国やロシアのような、中央集権の社会主義ではない。これは、斉藤幸平の「人新生の資本論」のメインの主張そのもの。こういう政治家が世界中に増えれば世界も変わると思うが、ムヒカ本人も難しいことを認めている。
一言「だからか!」。
報道等で「自分の報酬8割を注ぎ込んで、国民の家を作る」質素な大統領。
なんか小柄で人のいいおじいちゃんだなあ、と思ってました。
ドキュメンタリーなので、「!」と思った点を。
●このドキュメンタリーを作ったのが、日本だったこと。
前半はウルグアイでのムヒカ。後半は、来日したムヒカを追う内容。
●ムヒカは70年代軍事政権と戦う、左派の革命家だったこと。
政治犯として妻と12年間投獄。
ムヒカはいいます「絶望の中で頭で考え、いろんなことを思いめぐらせていた」。
そして、あの経験がなかったら、今の自分はいないと。
●ウルグアイに移民してきた日本人に、菊の栽培を学んだこと。
なので日本のことに関心がある。
●来日して、車中から銀座を見て。
「なぜ広告は西洋人ばかりなの?。日本人も綺麗なのに」。
●日本で一番会いたかったのは、若者。
これからの世界を担う世代だからでしょう。
彼らに向けたメッセージには、ムヒカの愛が溢れてました。
終盤はその言葉の一つ一つに、うなづき涙ほろり。
いろんな経験が彼の言葉を産んだんだな。
高校の課外授業でもぜひ見てほしい。
そんな最高のドキュメンタリーでした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「人生を一人で歩むんじゃないぞ」
2021年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ウルグアイの元大統領ムヒカ、彼を取材し略歴を紹介したあと、日本に招待する。
次から次と欲しがるのが貧乏で、人間が生きるというのはそんなことではないだろう、と問いかける。
日本に敬意を払いながら、今後に懸念を表し、納得。