「今の中田秀夫は、昔の中田秀夫とは別人説」事故物件 恐い間取り ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
今の中田秀夫は、昔の中田秀夫とは別人説
この作品の何が一番怖いって、
中田秀夫の才能の枯渇を、
まざまざと見せつけられる所ではないだろうか。
あの「リング」は、たまたまだったんだろうか。
幻だったんだろうか。
Jホラーはこの作品で、確実に一度、死んだ。
ラストの茶番劇は、本当にあの監督のアイデアなんだろうか。
かつて貞子を、ブラウン管から登場させるシーンを思いついた人物と、
同一人物とは到底、思えない。
もしかして、今の中田秀夫は、昔の中田秀夫とは別人なのではないだろうか。
入れ替わってるのではないだろうか。
確かに、人は変わる。あの松本人志だって、遺書を書いた頃の松本人志が、
今や最も嫌うであろう松本人志になってしまった。
そう、人は変わる。
中田秀夫だって、この数十年の間に、色んな経験をしたはずだ。
良かったことも、悪かったことも。
そうやって、人はまた成長し、退化していくのだ。
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