劇場公開日 2020年8月28日

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「本格派にはややチープ?優しめな和製ホラー(笑)。」事故物件 恐い間取り 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5本格派にはややチープ?優しめな和製ホラー(笑)。

2021年1月4日
PCから投稿

悲しい

怖い

単純

【賛否両論チェック】
賛:音量や驚かし方等、他のホラー映画よりは優しく作ってくれている印象を受けるので、普段ホラー映画が苦手な人でも観られるかも。
否:ホラー映画そのものとしては、ややチープな印象を受けてしまうのは、やや致し方ないところか。虐待シーンなんかもあり。

 ホラー映画なので、勿論驚かせるシーンは多いのですが、他のホラー映画と比べると、音量や演出等の驚かし方が、少し優しめに作ってくれているような印象を受けます。
 事件や事故があった物件に、実際に住んでみる中で、様々な恐怖体験に巻き込まれていくことになる、亀梨和也さん演じるヤマメ。そして辿っていく中で、その部屋にまつわる悲しい物語や、さらなる恐怖が明らかになっていく様は、どことなく竹内結子さん主演の「残穢 住んではいけない部屋」を思い出しました。
 一方で、クライマックスのシーンなんかも含め、若干チープな印象を受けてしまうのも、やや難ありなところでしょうか。
 ホラーが苦手な方も、怖いもの見たさで、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?

門倉カド(映画コーディネーター)