「じつは芸能界批判なの?」事故物件 恐い間取り まるぼにさんの映画レビュー(感想・評価)
じつは芸能界批判なの?
ホラーじゃないじゃん💢詐欺‼️金返せえーっっ。
…と、ひととおり憤慨が落ち着いたところで、考えてみる。
「笑いで人を救う」夢を持っているはずの芸人が、事故物件という人の不幸を利用して、視聴者のゲスい好奇心を満たすことで売れようとする。
それは笑いではない。
木下ほうかさん演じるプロデューサーに、なんでもいいから撮ってこないと番組潰れるでー、でもヤラセはあかんで今日び〜、と言われ、よりハードな事故物件を探す。自分の夢を応援してくれた子も利用する。
そこで起きた「事故」に関わった人たちのことを思いやることもなく、何が心霊現象起きてくれえーと願う。
ホラー描写より、そういった主人公や相方やプロデューサー、その他芸能界の人たちの、「当たればいい」って価値観で進んでいた様を、けっこう時間をかけて描いてるんだよね。
んで!
今回のこの映画の宣伝のしかた!これもまさにじゃないか?
聞くところでは「恐ポップ」などと表現されてるようだけど、そーいう作品ならそれで構わないんだけど、
宣伝は完っっ然に正統派ホラーです!だったよね?
前日のマツコ番宣でも、撮影中の異常現象だの亀梨くんの守護霊だの。宣伝で釣れりゃいいんだよ、という姿勢が見えるよね。
…つまりそれも含めて「ホラーではない」「芸能界の現実を体験することがとが目的である」という壮大な作品だったのでは⁉️
そもそも亀梨くんのお祓いに来たのが、我らが青春、宜保愛子の弟子(笑)だった時点で気づくべきだった…。
まんまと騙されたコチラの負けです!勉強になりました!
やはり…やたら宣伝に金かけてる映画には気をつけよう!
高田純次クスッとできたことが救い。
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