あの頃。のレビュー・感想・評価
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今が一番楽しい、けど……
《卒業》「今が一番楽しい」自分、アホちゃう?分かるわ〜おもろいわ〜。手(今泉監督)もエロビデオ(冨永脚本)も離さへん。"好き"が溢れてた!何より生きた証があった。
好きな監督とキャスト = 松坂桃李 × 仲野太賀 × 若葉竜也(今泉監督作品常連?)による本作には、一見今までの今泉監督のフィルモグラフィーから違うんだけど、やっぱり監督らしい"好き"という一途な気持ちと"くだらない"の中にある退屈を愛する瞬間がいっぱいあった。グダる"内輪ノリ"もしっかりと本作を形作る"クセ"・個性になってたみたい。今泉監督らしい役者への裁量が大きそうな演出と、その場の自然体な空気感が笑いを誘うし、なんだかんだ愛おしすぎて吐いた(全身映るくらいの長回し)。本当そういう感じで、一見相反する感情・要素もごちゃまぜに混在してるみたい。うん、そこが好き。甘いものに塩かけてより甘くなるじゃないけど、結果、より強く記憶に残るヘンテコなカオス。
当たり前が当たり前じゃなくなっていったときにやっと見えてくる当たり前すぎて今まで捉えられなかったもの、みたいな。ベーシストからライブハウスのスタッフという縁の下の力持ち感。実話だからもちろん意図的でないけど、結果的にそこにも意味を見出だせるというか、どこか共感ポイントっぽくて主人公の個性。でも、無為に日々をやり過ごすように生きてしまうことって誰にでもきっとあると思う。何かに救われて夢中になって、目先の"今"その瞬間にワチャワチャ感。
階段という象徴的なショットに、シーン毎によく考えられた照明。冒頭で一番下の主人公・劔は上がっていくしかない。例えその真ん中がどれだけ楽しくても、待ってるこれからはもっと楽しいかもしれない。今が楽しいなら10年後は超!楽しい、20年後は超!超!楽しくなるかもしれないから。ううん、僕だってそうしてやるんだ。時間行き来しまくりで、そこは少しややこしくなるきらいあるかもと思った(テンポ悪くなる?感情遮断する?)けど、きっと観客それぞれ自分にとっての思い出・記憶ってそんなもんだし、本作に限ってはそれもいいんじゃないかなと思った。なんか、本編中ずっと「最高!!」って感じじゃないんだけど、終わったときに「あ〜やっぱりよかったなぁ」ってしみじみと等身大に噛みしめるような。
日本映画界で今もっとも脂の乗ってる大好きな松坂桃李、今回も最高。ボサボケの髪型や赤い上着だけでなく、丸まった背中や喋り方、その一つ一つが「あぁ、こういう人なんだろうな」と思わせてくれる。
あと、仲野太賀が最高すぎた。安定に若葉竜也も大好き。めちゃくちゃ笑わせてもらった。何気ないやり取りも生き生きと微笑ましく秀逸。どのキャストもよかった。あべの支部最高!正直、日常生活の中では、人によっては引くかもしれない人々("タイプの人種")を、ここまで魅力的に描き、体現してしまうとは!本当に、卒業のない(自分で卒業しないといけない?)"中学10年生" = 遅れてきた青春を謳歌する仲良さそうな感じが伝わってきたな。恋愛研究会は恋愛進行形。セブンはブロンズ像になります。目ぇ光るねん。
個人的に器小さくてプライド高いネット弁慶コズミンに笑わせてもらいながらも、感情移入した。自分が例えば同じことになったときにこんなに仲間たちがいて、アツく送ってくれるかな…なんて想像したら、絶対無理だなって思っちゃったよ。「自分なんか」ってすぐ思っちゃうけど、自分もしぶとく"生"にしがみついてやりたい。
舞台挨拶行きたかったな〜
あの頃のライブハウスが懐かしい
アーティストのファンクラブに入っていたこともあるし、コロナの前はライブハウスもよく行っていたのでただただあの空間が懐かしかったです。
同じ人、同じグループのことで語り合えるのは、ライブハウスとかイベントの、あの空間にいる人達しかいないから、
お互いに年齢も職業もどうでもいい、なんならお互いニックネームで呼び合って、ただ好きなアーティストのことを話せるということは、とても幸せな時間だということを知っているので、本当に、とても懐かしかった。
ステージまでの距離も、お客さんどうしのディスタンスも無かったあの時間を過ごせたことは、今では良い思い出です。なんなら、アイドルじゃなければ余裕でフロアで握手くらい簡単に出来てた。
なんでもいい、その時夢中になれることがある、っていうのは幸せになれる、と改めて実感しました。他の人からどう思われるかは気にしない。好きな場所には行けるうちに行っておきたいから。
自分がどんな風に亡くなるのか分かりませんが、死ぬ間際に好きなものを手にしていたいと思いました。
しっかり作られてるけど突き抜けてないのが残念
しっかりした青春映画だった。監督:今泉力哉×脚本:冨永昌敬だったが確かに双方の何かが混ざってはいるが、これは冨永昌敬監督で寄り切ったほうがよかったのでは、と思った。
隅の方の男たちのメロディ、みたいな映画だ。あややを光として、その陰での青春、と思うとそれほど光に比重はなく、やはりモテない男子部活動のグラフィティでそこの描写はしっかり面白い。特に太賀のキャラと彼のお芝居は本当に面白い。この男が癌に、というとこからの描写もドラマとしてはありがちだからこそとても丁寧だった。
ただ、なんというか、一本ビシッと突き抜けるパワーにかける。観たのがたまたまTOHOシネマズだったけれど、やっぱりこれは非シネコンで、もっと徹底的に低予算でもいいのでやりきるべき題材ではなかったのか。山中崇、若葉竜也も素晴らしいけど、もっとこう、突き抜けて欲しかった。音も弱かった。この男たち、やはりキモくていいんだよな。それはTOHOシネマズなんかで光を浴びてはいけない。
題材と監督と脚本と出演者を考えると物足りない。
ちょっとした共感
思っていたより
あの頃、切り拓いたものと置き去りにしたもの。
あの頃は祭りだった
いつも読んで頂きありがとうございます。長くて、馬鹿で、薄い、そんな私のレビューを。しかしもう読まないでいいですよ。くだらないですらからね。今回も長いですよ。時間がない方は避けた方が無難ですよ。
この映画は2月19日公開です。まだ観ている方はそんなに多くないですよね?試写会はほぼ有りませんので私の中では最速です。
いつも割と遅めのレビューです。理由は二つ。ひとつは地頭が悪いので書くのが遅い。優柔不断なのも有ります。もうひとつはネタバレをしたくないから。早めのレビューはネタバレ厳禁です。レビュータイトルでさえも
あーそれも言わない方が良いのかなあー・・・と感じる事もしばしば。
しかしですよ。もし私のレビューを読んで、観てみたいと思ってくれる方がいたら、望外の喜びです。
さあ、今すぐスマホを消して映画館に行って下さい。
今すぐです。ムーブ ムーブ ムーブ❗️
あれ?まだ読みます?じゃあいいです。でもネタバレはしません。安心して下さい。まずは・・・
①ハロプロの思い出
実はモーニング娘。のフアンクラブに入ってました。1999年です。【あの頃】の主人公 劔は2002年からなので少し早いですね。1期の福田明日香の卒業ということでした。その頃はまだ地下アイドルに毛が生えた(失礼)程度でした。だって金券ショップで定額でチケットを買ったんですよ。
2回目のコンサートは横浜アリーナでした。最後に中澤裕子が私達の新しい仲間を紹介します。そう言いました。袖から出てきた女の子。いや若い、金髪。少しだけ目が離れている。品が無い感じ。でも可愛い。
誰かわかりますね?後藤真希です。あとで私と同じ江戸川区だと知り納得した。江戸川区には品なんて言葉はない‼️人も犬も雑種。
その後トンチキな歌を出しました。
♫ あんたにゃ もったいない あたしゃ
本当 nice body body body
なにその上目線?世界は私のためにあるのか?
さらにトンチキは加速度を増す。
♫熱けりゃ 冷ませばいい (wo wo)
ダジャレかよ‼️
終盤には自グループの名前が出る。松本伊代以来だ。
メロディはバナナラマのヴィーナスだ。
大丈夫か?全力馬鹿な歌だよ。しかし・・・
売れました。ご存知 LOVEマシーン です。ムーブメントを起こしました。みんなもシャチョさんもカラオケで熱唱しました。
そこからは破竹の勢いです。否、1ヘクタールの竹林が一瞬で爪楊枝になりました。竹の中のかぐや姫はサイコロステーキ先輩になりました。
3回目のコンサートは中野サンプラザ。なんと1列目をゲット❗️しかし現場に行って愕然。一列目の前にスペースが有り実質5列目だよ。ちっ!そしてそこには法被を着用した若者。法被に推しメンの写真が貼り付けてある!嫌な予感。
はい。嫌な予感は的中。モーニング娘。がステージに出てくるたびにに大興奮。飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。ビョン ピョン ビョン。う・・・うざい・・・
お前らはマサイ族か❗️
おい死ぬぞ。そのくらい動いています。でも大丈夫です。なぜか?
それはモーニング娘。が出ない時はひたすら休んでいやがる。トイレにも行ってやがる。おいおい・・・
時に仲間どうしでの会話がまた馬鹿。
楽しいな!
あー楽しいな!それだけ、
例えば平家みちよの番とかです。ちょ!待てよ!女子ボーカリストコンテストで優勝したのは平家さんだぞ!
おまけで作ったのがモーニング娘。だぞ。
チケットにはモーニング娘。with 平家みちよ
なんだよ!withって・・・
おまけかよ❗️私は別に驕ってねえよ❗️平家だけど❗️
じゃあ、あたしも落ちたかったよ❗️バカヤロー❗️
そんな声が聞こえてきました。
②ハロプロ最大の成功者は誰?
結論から言います。これは誰がなんと言おうと
元 カントリー娘。の里田まいです。田中将大の嫁ですよ。ニューヨークでは美人妻と思われている。料理上手でも有名。まーくんは高給取り。まあ仙台にくるかはわかりませんが。
ちょ!待てよ!
里田まいは元祖おバカタレントだぞ。こんな感じ。
問題 徳川初代将軍は誰?
答え 徳川まいぞうさん❗️
理由 昔から徳川まいぞうきんの番組をやっていて金持ちだから!いやまいぞうって名前じゃない・・・
問題 英語の問題です。悲劇はトラジディ では喜劇はなに?
答え トラジロー❗️
いや一周回って正解でいいよ。絶妙に韻を踏んでるしね・・・
私は玉砕だよ。本物は違う。大間のまぐろとめざし、
あれ?まだ読んでるんですか?一応枕は終わりですが、もう読まないで下さい。早く映画館にGOです。
劔樹人(松坂桃李)は大学を卒業してミュージシャンを目指しますがバイトに忙殺され全てに無気力です。死んだまぐろの目をしています。しかし友人から貰ったDVDが全てを変えます。
松浦亜弥。
ご存知 あやや ですね。もうこの頃のあややは違う。キュートとかセクシーとかじゃない。生命力に満ち溢れています。いわばビューティフル エナジー しなやかな けものです。日本国民全員が獲物です。DNAレベルで魅力を発散しています。もう食べられてもいい❗️ひたすら平伏したい❗️
そんな唯一無二の存在です。
そしてハロプロオタの仲間が出来ます。コズミン(仲野大河) ロビ(山中崇) 西野(若葉竜也) ナカウチ(芹澤興人)
イトウ(コカドケンタロウ) アール(大下ヒロト)
ずっとワチャワチャしています。中学10年生のようです。仲間を笑わせる事しか考えていません。馬鹿だねえ。
そして全員でトークイベントを開催します。テーマはもちろんハロプロです。そしてノリでバンド結成。名前は、恋愛研究会❗️
青春だね。祭りだね。もう共感しかないよ。
やがて祭りは終わりに近づきます。せつないね。それぞれ新たな祭りに参加します。
この映画の主役は松坂桃李です。わかります。知名度が段違い平行棒。でも・・・
私の中では仲野大河。ケチで馬鹿ですけべ。そしてネット番長。ネットの中では無敵。人間のクズ。そんなコズミン役を見事に演じました。多分、いや絶対になんか賞とるね。断言します。
途轍も無く愛おしいです。
あれ?まだ読んでいるんですか?言ったでしょ、こんな駄文を読んでいる場合じゃありませんよ。
本当に面白いですから観て下さい。私が保証します。えっ?
つまらなかったら?その時は私が全力で・・・
土下座して謝ります。
♫日本の未来は wow wow wow wow.
世界がうらやむ yey yey yey yey
長文でごめんなさい。
読んで頂きありがとうございました?
高額医療費は還付されます。
2004年大阪で、ハロプロにハマった青年とハロプロが切っ掛けで出来た所謂ヲタ仲間達の話。
バイトに明け暮れまともに練習出来ていなかったことを、バンドメンバーに咎められて落ち込んでいた時、友人から貰った松浦亜弥のDVDで涙を流した主人公。
その勢いで駆け込んだCDショップで、月に1度行っているハロヲタのイベントのチラシを貰い、参加し、沼にハマっていくストーリー。
当時はモーニング娘。とか松浦亜弥とかがまだ大人気だった頃ですかね?
年齢も職業も異なる、というか半分は無職?のヲタ達によるオフ会での熱~いやり取りで、深い友人になっていく様を、面白可笑し気にみせていくけれど…いや~主人公達アツイっすね。
しかしながら、賑やかで明るい空気感ではあるものの、相容れるものがあまりないし、テンポや間がイマイチ合わなくてノリきれず。
最初の握手会それかよ!?wとか、全力土下座とか、ネタとしては面白いし、話として決してつまらないとは思わないんだけど、空気が暖まらないから笑いにまでは繫がらないもどかしさ。
2008年になってヲタ活とはガラッと流れが変わってからはヒューマンドラマ的に好みの話なんだけれど、これは前半とのギャップが活きるところ。
前半でハマってなかったからか、個人的には激アツとまでは行かなかった。
河内のオッサンの歌♪
ハロプロを題材にした青春レクイエムの映画とは分かっていたけど。
笑かしてくれました!
人物全てが大阪の街中に、よういてはる人物っぽくて、今泉監督がまるで浪花生まれなんかいなって思えてくる!
コンサート抜きでここまで、ファン達の生態がえがけるとは・・・まあ及第点かもしれない。
ところでこの映画の主演は松坂君なんだけど、まるで仲野太賀の究極の演技巧者のショーケース
みたいやった。今年に入って「生きちゃった、泣く子はいねぇが、すばらしき世界、そしてあの頃。」である。なんか那須少年期から観続けたこちらとしては、その後の太賀の進歩は涙もんでうれしい。
もっと性格俳優まで上り詰める役者として、まだまだ期待しとります。よろしくでっせ!
ようきたなわれ。まあ上がってハロプロの話でもせんかい、われ。河内のオッサンの歌♪
俺たち中学50年生。
と、勢いよく言ってはみたものの。計算するまでも無いっす。50年生は言い過ぎw
このイタサを笑えるかどうかだよなぁ。なんて思いつつ、途中までは。残念ながら脱落しました。付いて行けなかったw
松坂桃李、大賀、青葉竜也などなど。かなり豪華な男優陣を揃えただけあって、芝居は言う事無い素晴らしさ。ただ、アイドル文化に疎かったと言う個人的な理由で、共感できるエピソードが無かったアルw
でも。
仲間って良いよね。ワタクシも、笑って送り出して欲しいので、家族には「俺の時もこうしてくれ!」って言いたくなりましたw
どすが。桶の中には、何を入れられるんだろ、俺の場合。スターウォーズのキャップ・フィギュアと、各種ミニカーは確定として。一緒に入れて欲しい映画のフライヤーを準備しておこうと思いました。
ちょっと早いかw
少しだけ良かった。
題名通りだが
それさえあれば生きていける
仲間と過ごした日々の物語
まさかこんなに感動するとは思わなかった。
主要キャスト皆さんがそれぞれに素晴らいです。
松坂桃李や中野大賀、若葉竜也はもちろんのこと、見たことあるけど名前までは・・・な名脇役な山中崇、芹澤興人
いわゆるオタクの雰囲気がものすごく似合うこのキャスト。
存在感や言動、仕草が板についていて演技力の凄さを実感した。いやもしかしたらこれが彼らの素に近いのかも知れないが・・・。
劇中なんども笑ってしまったし、終盤では目頭があつくなった。感情を揺さぶられるのはいい映画の証拠!
「佐々木、インマイマイン」は過去を振り返り前へ踏み出す勇気をくれる作品だが、本作は過去を振り返り日常を生きる力をくれる作品だと感じた。
「あの頃。」って誰しも経験しているし、これからも経験できるはずだから、好きなことでこんなにも強い絆で結ばれる仲間と出会えるチャンスがこれからの人生に広がっていると思うと明日が楽しみになる。
くすぶってる時期や辛い時期に偶然出会った生きる原動力になるもの。
自分も救われた経験がある。この映画の彼らのように生きる糧になる好きな事を大事にしていきたいと思った。
人は熱量が有る人に惹かれるのではないだろうか。
どれだけ好きかどれだけ詳しいか、そしてどれだけ愛しているか。
興味のない人には無意味に見える事柄でもわかる人にはわかる熱の度合い。
それは時間であったりお金であったり気持ちであったりするだろう。
アイドルオタクではないけれど、彼らの熱量に惹かれたし仲間になれたら絶対楽しいだろうなと思った。
だれにも負けないのではなくてだれもが認める愛の深さに惹かれるし憧れてしまった。
話は少し逸れるが
後輩いから言われたことがある
「時々この人なにが楽しくて生きてるんだろうって人いません?そんな人見ると不安になるんです」
その場では
「そんなのほっておけばいい」
とかなんとかお茶を濁している。
本音は
「その人の何をしってるんだ?勝手に不安がってろ」
と思ってる。
自分には情熱を傾ける好きな物事が有るけれど、何もない人は可哀そう。
「可哀そう」って憐れむこと自体が失礼過ぎないだろうか。
誰もが日々を生きるために何かにすがっているし何かを好きになって毎日を乗り越えているはずだ。
自分が理解できない事、興味がない事にもちゃんと価値を見出す人がいるし情熱をかけてる人がいる事を知ってほしいとつくづく思う。
こんなところで愚痴るのはネット弁慶かも知れないけれど。
アイドル、アニメ、ゲーム、フィギュア、いろんな世界があって、いろんな好きがある。
だから偏見を持たずに心にいろんな熱量を測れる温度計を持とうということ。
自分もまだまだ温度計が少ないし性能もよくない。だけれど、熱を知って、熱せられ、誰かを熱せるようになりたいと思った。いい映画でした。
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劇中セリフより
「俺、今が一番楽しい」
好きな物を増やす、大事な物を増やす、それぞれに情熱をかけることが楽しく生きるコツなのかも知れない。
今が一番楽しい!そう言いたい。
【滅多に見られない”モジモジ桃李”始め、中学10年生たちの日々を描くブラックな笑いを絡めた青春”卒業”映画。”仲野太賀さん!良い土下座でしたよ!” From「関東土下座組組長」 】
■”ハロプロって何だろう?”と思いながら、序盤は鑑賞。
1.いつもの、格好良い松坂桃李さんではなく、モジモジ内気な、桃李さんの姿が新鮮である。
2.他のハロプロオタクのおじさんたちのキャラ立ちも良い。
・何といっても、”コズミン”を演じた、仲野太賀であろう。
だって、あんな状態になっても、笑いを提供するって・・。
・怪しいおじさんにしか見えない、山中崇さん。
・エロいお兄さんにしか見えない、若葉竜也さん。
・剣君(松坂桃李)を、ヲタクの世界に引き込んだ、CDショップの店員ナカウチを演じた芹沢興人さん。
- 皆さん、何だかとても、楽しそうに演技をしている。
“素”ではないかな、と思ったのは、わたしだけだろうか・・。-
<昔からアイドルヲタクって”秋元商法”に乗せられちゃって、しょうがないなあ・・・、と思っていたけれど、何かに夢中になれる事って、ヤッパリ良いなあと思った作品。
そして、一緒におバカに熱中できる仲間の存在も良いよね。
-だって、あんなに長く、6人のムサクルシイ男たちの友情が続くなんて、素敵ではないか!-
劇中、出演した”モジモジ桃李さん”と握手したのは、松浦亜弥さんではないよね。
詳しい方は、教えて欲しい・・。>
全く面白くなかった、、、
熱が足りない
今が一番楽しい
痛い痛い。
原作者がハロプロヲタだった過去を描いているが、「推し」へ前のめりになり、熱に浮かされている姿がもう、(私はアイドルが対象ではないが)漫画や小説、映画、音楽と、過去にいろいろハマった自分に重なって痛い。
コミュニティだけで通じるお約束のセリフや、周りから見たらやりすぎなヲタク行動に、リアリティがありすぎる。
まぁ、面白かったんですが。
そんな彼ら(=僕ら)を、監督が優しく包み込むように、見守るように描いていた。
誰もがある時、推しに救われる同時に、そこに逃げていた部分があったのかもしれないと物足りなさを感じ、他人に託すだけでなく自分が成し遂げたい目標を追って今の人生がある。
常に「今が一番楽しい」と言える人間でいたい。
それと同時に、「あの頃を経て今がある」「あの頃の自分と仲間が愛おしい」と言える人間でいたいな、と思った。
「あの頃が恥ずかしかった」と卑下することもなく、「あの頃が一番よかった」と過去に逃避するようにならないようにしていきたいとも。
『松浦亜弥』は平成の宝
当時の『娘。』のライブは間のグダグダコントが楽しかった。彼女達のバイタリティーは凄かった。
女性客がそれなりに居てアサヤン(TV)の影響が今とは比べ物にならなかった時代。
松浦亜弥はハロプロの勢いを一身に受けて敢えてソロでデビューした事に衝撃を覚えました。
熱かったハロプロ推しの人達。
そんな方々をそれなりに見ていた私もアイドルを家族ぐるみで追っかけたりしてました。
仲野太賀と松坂桃李の最後の絡みが切なくて凄くいい。
アイドルに流れる時間はゆっくりだけどファンに流れる時間は容赦無いんだよね。ファン同士で行うイベや反省会はめっちゃ楽しいし… そのあとは寂しい。
推しごととお仕事はなかなか相入れる事はできないんだ。
そんな事を見事に描き切ってくれた作品。
愛しい
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