THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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ほぼ夜、真っ暗と薄暗い間で物語が進む世界観はなかなかよい。謎解きパ...
ほぼ夜、真っ暗と薄暗い間で物語が進む世界観はなかなかよい。謎解きパートが3時間の長尺作品にしてはややチープというか、そこまで深みはない。もちろん意味はあるのだが。
骨の隅々まで美味しい映画
本作を流行りのアメコミ映画だと思って観てはいけない。
ましてや、ホアキン・フェニックスの「ジョーカー」のような映画だと思って観てもいけない。
本作は、「バットマン映画」なのである。
本作を観る前に必要な知識は一点だけである。
それは、主人公ブルース・ウェインは子供の頃、目の前で両親が撃たれ、天涯孤独。家族と言えるのは執事のアルフレッドだけの大富豪。
この知識さえあれば、本作は存分に楽しめる。
この映画を観ているとウケを狙っているわけではないのに、笑ってしまうシーンがいくつか出てくる。
その滑稽さが本作の最大の魅力である。
ヒーロー映画では、ウケ狙いではないシーンで笑う事は許されない。それは、映画にのめり込めていないからである。ヒーロー映画はのめり込んでなんぼの娯楽映画だ。
しかし、本作はのめり込んで観ることを強要しない。むしろ、第三者的視点から鑑賞することを強要する。
滑稽さがバットマンの狂気を滲ませ、本作を「バットマン映画」へと昇華する。
バットマンは、精神疾患を患った人々の物語なのである。
そこに正義はなく、あるのはバットマンとヴィランたちの快楽だけである。
「ザ」を付ければ外伝やっていいルールはいつから?
「ザ・スーサイド・スクワット」
「ザ・キングスマン」(邦題は違うけど)等々、
「ザ」を付ければ外伝やっていいルールはいつから?
そしてこの「ザ・バットマン」
ぶっちゃけ物語は面白い。
ゴッサムシティ独特の深さと混乱を楽しむ物語。
それ自体はいいんですけど
なんたって、今回のバットマン、ダサいんです。
「ダークナイト 」で築き上げてきた
“闇を背負いながら正義に立ち向かう”キャラだったのに、
現場検証とかにひょこひょこ来ちゃって
警官達にめっちゃイジられバカにされてる。
闇を背負ってるのではなく遊ばれてるのだ。
いやぁ、見たくないシーン多々。
そして「ジョーカー」の影響なのか
犯罪者どもの見た目を
狂人ではなく人間にしちゃってる。
ペンギンも!キャットウーマンも!リドラーも!
キャットウーマンに関しては
顔に腹巻き巻いてた。おいおい。
ティム・バートン版で勉強してくれ。
“変なはずの奴ら”が人間のままだもん
そりゃ、ひとり残されたバットマンが
「コスプレばか」って言われるさ!!
バットマンじゃなくても撮れた物語。
うーん「ザ」が付けばいいってわけじゃないのですよ。
後半、怒涛の展開に圧倒された
DCコミックスの映画は暗くて重い。さらに最近は長いってのも追加される。本作もほぼ3時間。観るのに気合が必要なレベル。さらにTOHOシネマズの予告ではサスペンスなんて謳っている。サスペンス風のバットマン?足踏みした人は、自分だけではないはず。実際に観てみると、たしかにサスペンスだったり、ミステリー的要素が多い。でも、バットマンでこんなテイストどうなのよ!?と思いつつ、しかも途中まで結構ダレる。正直失敗してるのかなと。
ところが後半、怒涛の展開が待っていた。リドラーが提示する謎に答えを出していくことで真相に近づいていくブルース。バットマン(ブルース)と連続殺人の関係、リドラーが考えていた計画が明らかになったとき、さすがに驚いた。こんな現代的な答えが待っていたなんて。後半の展開だけで個人的な点数はかなり上がった気はする。失敗か?と思っていたのに、トータルなかなかよかったじゃん!くらいに評価が上がってるくらいだから。
マイケル・キートン(ティム・バートン他監督)、クリスチャン・ベイル(クリストファー・ノーラン監督)とは違うバットマン像が提示された本作。どうしても「ジョーカー」のヒットに寄せたなと思ってしまう。当然その先の続編も匂わせてくれているが、変にブレずにこのままリアル路線で行ってほしい。ただし、あまり長くならないでほしいとも思う。3時間が限界ですよ!
暗いわ~
私のような勧善懲悪、ハッピーエンドが大好きな単純人間としては、とにかくやたら暗い映画で、ちょっと引きました。
いつから、バットマンって、こんな暗い感じのキャラ、になったんでしょうか。45年位前のTVシリーズのバットマンが懐かしい。
それにしても、テロップでコリンファレルの名前を見つけた時、えええ~?コリンファレル出てたっけ??? と思って帰宅して調べてびっくり!
いつからコリンファレルはあんなになってたんだ。
ネガティブクリープ
今までのバットマンもそれぞれ基本ネガティブで葛藤している主人公だったけど、ブルースウェインでいる時は社交性があり明るく振る舞うこともできるちゃんとした大人だった。
今回はブルースウェインでいる時もコミュ障でネガティブ度が桁違い。でもそれがいい。
復讐やら悪者退治へののめり込み度もすごく、かなり破滅的。
だからか序盤にニルヴァーナ流したのかな?
しかしリドラーの言い分に共感できるところが1つだけ。でもお前お坊ちゃまじゃん。
セブンのようなサイコスリラー要素も多分にあり、パクったわけじゃないだろうけど、結局犯人の思うように振り回されてるだけ?みたいな。
あと往年のカルト名作「ザ・クロウ」のようなダークな世界観と主人公が最高だった。
キレる蝙蝠男
400件以上レビュー有るから誰も見ないと思うが記録のために書いて置きます。
とても面白かった。80年代後半から仕事でよく神保町の洋書屋を徘徊しててDCコミックのバットマン、ジョーカーの素晴らしくダークなイラスト版が出回って目を奪われた。その絵は救い用の無い悲しみと超絶技巧で描かれていてアメリカの「コミック」というより、フランスの「バンドデシネ」のようだった。
子供の頃そんなの見てた子達がこの映画作ってるんだなぁと妙に感心してしまった。前半何ヶ所かスキップするような編集があったが、たぶん長過ぎて「頼むから3時間越えないでくれ」と映画会社に言われて渋々切った箇所じゃ無いかと思う。
正義じゃなく私的な恨み、怒りでヒーローやってるバットマンはキレキャラ、パティンソンハマり役で、対極する悪役をどうするか、、でオタクキャラ、ポールダノという所がキャスティングの面白さだと思う。
バリーコーガン探したけど隣の独房にいた人だよね?
次作が楽しみ。
これからもこんな感じでいくの?
バットマンと言うか、ブルース・ウェイン役にロバート・パティンソンを迎えた新しいと言うかのかなバットマンが始まった訳だけど・・・
なんとなく、予想はついていましたが・・・・
本作品、どんどん暗くなるよな・・・・マーベルもDCも、作り手の作りたいモノと、観客である見る側の期待が正直ずれているような気がするけどね・・・・
この手の作品は、正直、大人ぽくしなくてもいいと思うし、作り過ぎたり作り込んだりしない方がいいと思うね。
正直、マイケル・キートンが演じていた頃のバットマンが懐かしいかな・・・・
まあ、日本の「仮面ライダー(本郷剛の初期の頃)」もそうだけど、えてしてヒーローモノって訳ありで暗い作品が多いのは仕方がないのかな・・・
やたら本作品、だらだら長いし、それでも退屈する程ではないけど、何とも痛いヒーローと言うか、ちょっと弱弱しいかな、本作品のバットマンは・・・もし俺なら、こんな痛い目に合うのなら、無料奉仕で正義の味方をするのは嫌だけどね・・・
散々、警察に嫌味など言われて・・・・
しかし、こんな暗いバットマンがこれからも続くのかな・・・・
音楽、絵、悲しみ、憎しみ、人の強欲、腐敗、とにかく暗い 雨のシーン...
音楽、絵、悲しみ、憎しみ、人の強欲、腐敗、とにかく暗い
雨のシーンも含めるとフィンチャーのセブンを連想する
また犯人の演出は知的なジョーカー
演出は凝っているが
ストーリーは単純
しかし時間は長い
映画好きは絶対に観るべき作品です!!
全く期待していなかったので、驚きました…。
しっかりと、シーンの意味など思考する派の方は間違いなく満足すると思います。
本当にベン・アフレックでなくて良かったと心の底から思います。(ベン氏は好きですが、モチベーションも無くと発言していましたので…)
語ると内容に及んでしますので簡潔に!
ウーマンとの距離感最高!!
ダークナイトでいう聖騎士(パラディン)ルート!!
ジョーカー匂わせ最高!!
ブルースウェインの陰キャ最高!!(現実的に、ダーマンの様(最終的に)に孤高がヒーローなんですよね…結果ですが。)
また、非常に社会派な映画です。やたら有色人種が出てきますし、、、、、取り敢えず観て下さい。
ダークナイトに感じる物があった方は、ご観賞必至です!
(私自身、何回か観る予定です(´・ω・`))
新章としては上出来では?
マット・リーブス、ロバート・バティンソンでまた新しいバットマンを誕生させました。斬新ではないけど個人的にとても好きな作品でした。
テーマは目新しくはないけど気候変動が裏にあり、先達の行動に向き合うストーリー。ダークナイトの慟哭ほどでは無いけど、ブルース史上1番不器用なブルースが戦いの中で成長して行くさまはとても面白かった。あまり詳しくはないけれどカート・コバーンっぽさもちょっと感じました。ガジェットもコンタクトレンズくらいしか目新しいものはないけれど次回期待です。
概ね役者も良かったと思いますが、アンディ・サーキスだけがちょっと違う様な気が。決して演技が良くないのではなく、、、発煙筒をもって導く様はバットマンがシーザーに見えました。
次もロバートのブルースがとっても楽しみです。
ザ・暗い
全体を通して暗いです
雰囲気だけでなく昼間のシーンが1シーンしかないってぐらい暗いです
暗いのが悪いとは言いませんがずっと夜なんです
今回のバットマンは若さゆえか、または相手がリドラーだったからか
まんまとしてやられてしまっていた印象を受けた
そしてブルースの父トーマスがリドラーが言うような悪人なのか
アルフレッドが言う善人なのか?どう母とブルースを守ったのか?が分からず仕舞いだったのが残念
最後にやはり3時間は長い
どこか削って2時間半ぐらいで収めてたらなぁ~
評価 3.8
面白かった
3時間以上の映画だったけど、すごく楽しく、ハラハラドキドキあっという間だった。
さすがアメリカ映画。
カーアクションもさすが、スリル満点。
でも、この映画のようなサイコパスな事件、実際におきそうで怖いな。
バットマンのようなヒーローが本当にほしいね。
またかと思いつつ、最高に好き
またバットマンかよと思いつつ、期待しないで観たらめちゃくちゃ素晴らしいじゃないですか。
有名なキャラクターたちは、変なコスプレしてないし、特殊能力もない普通な人間なことが、良かったです。
雨のカーチェイスも良かった。
長過ぎるのが心配でしたが、眠くなるシーンはひとつもなかった。
※バットマン、撃たれ過ぎでも平気って漫画原作だから良いか。
面白い
作品そのもに意見を言うつもりはありません。
素晴らしいレビューが沢山ありますので。
で、何が言いたいかと、言うと、どの劇場で観るのが良いのか。
IMAX, Dolby Cinema, DOLBYATOMSと観ました。
結論から言うと、IMAXが最高でした。ただ、黒落ちしないDolbyCinemaの映像も素晴らしいなと。
立川の7.1chを逃したのは痛かった。
作品レビューは多々ありますが、劇場の情報が殆どないので、ド素人ながら意見しましたが、お詳しい方々が、是非とも意見して頂ければ、迷わないかと。
これ程、全編画面が暗い映画ってありました?
ただただ暗い、画面も主人公も。今までのブルースと違うキャラ設定。バットマンでは、ダークナイトが一番好きだけど、これはこれで嫌いじゃない。新しいシリーズの始まりだとしたら、今後に期待。エンドロールでコリンファレルが出ていたと知る。全く気が付かず
BATMAN
画面いっぱいに表示されたBATMAN(ちっちゃくTHE)のタイトル。
JOKERと同じドデカタイトルに、おっ!今作はこれまでのバットマンシリーズと一味違うのかなと期待たっぷり。
期待通り、とにかくリアルでダーク。
バットマンが復讐に囚われていてとにかく暗くて病的。
最初の過剰な暴力描写が掴みとしてばっちし。
ロバートパティンソンも美形で絵になる。マスク外した姿をもっと観たい!
そんなバットマンと同じように鬱屈としたゴッサムシティで起こる超猟奇的殺人。
犯人リドラーの仕掛けたなぞなぞを解く中で事件の真相に向かうサスペンス形式となっていて、その中で復讐から人々の希望のために戦うヒーローとなる、異色のヒーロー誕生物語。
サスペンス形式で進む中、アクションもバンバン入ってくるから良い。
特にカーアクションシーン。ペンギンが喜んだのも束の間、絶望へと様変わりするシーンが一番好き。
ただ、宣伝でジョーカーを引き合いに出してしまったせいか、ヴィランのリドラーの印象が弱いなぁ。
リドラーの動機もウェイン家の罪も全部口頭だったから共感しづらかったなぁ。
ウェインの話はあえて曖昧にして次作で使いたいのかなあとか思った。
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