THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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シリアスに見せる演出で、 間の取り方が長くて見ててしんどかった。 ...
シリアスに見せる演出で、
間の取り方が長くて見ててしんどかった。
使われる音楽、
アヴェ・マリアやニルヴァーナの選曲が鼻につく。
選曲が悪いというよりは、
曲の使い方だろうか。
フーアーユー、お前は誰だと聞いて、
ミー? と答える姿がいらつくw
アメリカ人流なのか、犯人役がアヴェ・マリアを歌って、
バットマンを挑発するとことか、
なんか鼻につく。
バットマンのスーツが強すぎるのも、
全体的に好きじゃない。
見えづらくて長い
見えづらい上に長かったです
同じトーンの音楽を乱用
テンポの遅いネタバレシーン
犯人の暗号、謎解きの厨二病感さ
謎解きの際の地面への謎のメモ書きシーン
ヴィランの狂気演技
などなど自分的に苦手な展開とシーンが多く乗れない
暗いシーンを特徴とした映画なのはわかるが、さすがに何が起こってるのかわかりずらいシーンが多く不満
また、最初のバットマン登場シーンにて
真っ暗の中から登場する際、真っ暗すぎるのでそこに人がいることがわかるはずもなく、しかし地下鉄の若者たちは暴行を急にやめ、暗闇をみつめだすなど
細かいが微妙にありえないと感じた
3時間という上映時間を調べずに観に行った自分が悪いが
流石に長すぎる、ここ数年で初めてエンドロールを観ずに帰宅
ただ、空飛び着陸失敗シーンは映画史に残るコメディシーンとして最高
これは面白い
長いけど良かった
演出いいのに、話がすごく普通ぅ!
演出とかカメラワークは、かなりしっかりしてると思います。絵的には3時間観客を引き込んでいく力がある。ただその引き込まれた先にあるシナリオが、まぁシンプル。というか普通。
過去作との比較を抜きにしても、ちょっと脚本が薄いなぁと。意外性がなく、定型文のようにお話が進んでいく。話の軸とするには、サスペンス要素がちょっと普通すぎる。
再シリーズの一作目だからかな、とも思うが、それにしては状況説明や動機付けがぬるっと省略されているので、決して初心者向きではない。初動の動機付けを端折ってテンポを優先する、という判断はわかるけど、バットマンがずっとフワフワでゆるゆる。ある意味ボンボンのダメな感じは出てますけどねw
あと全体的にとても気になるのが、既視感というか、古臭さ。特にリドラーのオタクサイコパス感、古いですね。「僕が捕まっても、ネットの中に僕と思想を共有する名のない個人の集まりが……」。古いですね。プロットとしては10〜20年前に持て囃されたような感じ。なぞなぞを土台とした劇場型犯罪ってのもね。新味はないです。
バットマンとキャットウーマンのイチャイチャも、なんか昔の映画を見てるようで。まさか今時そこがキスすると思わなかった。突然のハリウッド味。
最後には「悪者を殴っていた拳を開いて、苦しむ人達に差し伸べる」始末。まぁ別に様式的なものが悪いわけじゃないですよ。ただこんだけ作品全体で匂わせておいて、そんな道徳の教科書みたいなオチはねぇ。別れ際のワイルドスピードごっこは、ちょっとやりすぎですし。
いうてバットマンが成立してる世界観ですから、細かいリアリティを求めるのは野暮なわけで。ただ既視感に溢れるコラージュ的なプロットは、映画として気になる。シリーズ続けるんなら、脚本を見直して頑張って!って感じス。
※リターンズが大好きなので、またペンギンに会えたのはアガりましたわ。
これぞ、ダークヒーロー!
手に汗握る3時間
続編もあるのかな。
DCコミックスのダーク・ヒーローのバットマンの活躍を描いた作品。クリストファー・ノーラン監督版シリーズ以来のバットマン単独作品です。
アクションも当然ありますが、映画としては犯罪サスペンスみたいな要素が濃いかもしれません。全編で重苦しく暗い雰囲気が漂っています。
冒頭は、バットマン自体の背景などはスッパリ省略して、いきなり事件が始まります。しかも、登場人物も多く人間関係がなかなか把握できませんでした。
しかも、敵役のリドラーがなぜバットマンに恨みを持っているのかも最後まで分からず、存在感や怖さが今ひとつだったように思いました。
どうしてもノーラン版3部作と比べてしまいますが、ノーラン版(特に『ダークナイト』)がアクションとストーリーのバランスが絶妙だっただけに、人によって好みが分かれてしまう映画かもしれません。どちらかというと『ジョーカー』の世界観に近いのかな。
しかし、スーパーマンなどの他のDCコミックのヒーロー達との共演するジャスティスリーグシリーズより、自分としてはこちらのほうが好みかなと思います。
濃い
史上最悪天候カーチェイス
バットマンを挑発するかのように毎回メッセージを残す連続殺人事件発生。その犯人を追う中で自分の過去と向き合うことになるブルースの話。
いや〜かっこよすぎた。基本暗くてじっとりしてる雰囲気なのに音楽と映像のセンス最高すぎて。やっぱりバットマンって黒いからノーラン版全部テレビで見た身からすると、テレビで見ると何が起こってるかよく分からないし、ほぼ画面に自分の顔しか映らないのよ(笑)映画館の真っ暗闇の中でこの黒を体感して欲しい。
黒だけじゃなく所々で照らされる光の感じ方もちょっとずつ違って、最後に出てくるある光の温かさはほぼ黒い画面だからこそ出せる光だなと思った。
ただ、暗すぎてアクションシーンもあんまよく見えないのがちょっと残念。カーチェイスなんて明るいっちゃ明るいけど雨降ってるから視界悪すぎるしよくあの状況でカーチェイスできたな。でもIMAXで見たから車のエンジン音が胸に響いて最高だった。だからバットマンの車ももっとちゃんと見せて欲しかったな〜。
やっぱ冒頭のバットマンが犯罪者たちを監視してるかのシーンが最高で完全に心掴まれた。恐怖の象徴としてバットマンマークを掲げることで犯罪者たちが恐らく何も無い暗闇を怖がるという演出がホラー映画の語り口っぽくて面白かった。
あと、ブルースの意図しない方向に影響が及んで今回の殺人者を生み出してしまった訳だけど、それ小田急線事件のジョーカー姿の犯人の件と同じじゃんと思った。バットマンと同じことをしていると言ってるけど、バットマンは狙い撃ちはしてないわけで。同じ恐怖でも、あのバットマンマークは大範囲に網を張って牽制してるのであって、人々の怒りを煽ってない。
こういう解釈の違いで危険人物は生まれてしまうわけだけど、だからと言って、ブルースがそれを受けて立ち止まるのではなく自分の正しい姿勢を示す、それこそヒーローだなと思った。事件を受けて『ジョーカー』の地上波放送を中止にしたどこかの国の人に見てもらいたいね。
ロバートかっけえよーおー
何も残っていない
人間味のあるバットマンが好きだった
平板で奥行きがない
なんとなくモヤモヤが残る。
真犯人がわからないままのミステリー仕立てにしたかったのは分かる。しかし大抵のミステリーは序盤で登場人物が勢揃いして、まさかこいつがという意外な犯人が判明するのが常道だ。しかし本作品はその常道に則っていない。もっと早めに出して欲しかった。
リドラーの素顔が早めにわかって、リドラー側のストーリーとバットマン側のストーリーが並行して進むのであれば、もう少しスリリングな展開になったと思う。本作品は、キャットウーマンを登場させる都合上、バットマン側のストーリーが冗長になってしまった。ゾーイ・クラヴィッツのプロポーションを見せつけるためだけみたいな無駄なシーンも多かった気がする。
バットマンは家族を殺された復讐をしたいのであって、ゴッサム・シティを守りたい訳ではなかった。本作品では「親の因果が子に報い」という、前時代的な家父長制度の価値観が登場する。リドラーの言い分だ。しかし親の因果で施設育ちの人間が、他人の親の因果を追及することはない。自分の存在まで否定することになるからだ。どうにも腑に落ちなかったのはそのあたりだと思う。
バットマンは頭脳明晰で身体能力が抜群に優れてはいるが、結局は金持ちのボンボンに過ぎなかった訳だ。しかし親が金持ちであることを責められる筋合いはない。その点でもリドラーの動機が弱すぎる。
人が恨みを持ち、怒りを覚えるのは、被害者意識、または被害妄想である。リドラーが被害者意識を持つに至った経緯が不明瞭すぎる。誰もリドラーに感情移入できない。悪人も人間だから、悪役にも少しは感情移入させる必要がある。そうすることで作品に奥行きが出る。
ところが一面的に扱われたリドラーは、ただの変な人という印象から一歩も出ない。悪人の心理の深淵が扱われなければ、物語は立体的にならず、平板な一本道になる。本作品はまさにその典型だ。その上作品を貫く価値観は、アメリカらしい家族第一主義そのものである。
商業主義のB級作品だから、アメリカの観客に受けなければならない。つまりは観客が家族第一主義であることを想定している訳で、バットマンは最終的に父親が守ろうとしたゴッサム・シティを守ることになる。ゴッサムの人々が彼の家族なのだ。戦いの英雄もやはり家族主義でなければならない訳である。
余談だが、本作品のバットマンは身長2メートル、体重100キロくらいに見えた。しかし実際のロバート・パティンソンはそんなに大きくないようで、カメラワークで大きく見せていたのだろう。腐っても鯛、ハリウッドの撮影技術はやはり大したものだ。
物悲しげな横顔に宿る新章への手応え
3時間があっという間
長いけど飽きずに観られました
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