THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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キャストや監督の無名性が逆に可能性の提示に成功している。
これはすばらしかった。
位置づけとしては「バットマン」というよりはポランスキーの「チャイナタウン」やリドリー・スコットの「ブレードランナー」に近いと思う。
ストーリーは、若きブルース・ウェインを扱っている。冒頭で「2年間の生活で、おれはすっかり夜型人間になった」というモノローグがあるので、「イヤースリー」ということになる。
市長が暗殺され、犯人からバットマン宛の手紙が残されていた。
その後も、ゴッサム・シティの政治にかかわる重要人物が次々と殺されていく。
犯人がリドラーであることは早い時期にわかる。リドラーを追ううちに、ブルース・ウェインは、この事件が自らの両親や、ゴッサム・シティがうまれたころの出来事に根があることがわかっていく。
といったもの。
映像は基本的に暗い。ハードボイルドタッチではあるのだが「ブレードランナー」の暗さとはまた違っていて、ゴッサム・シティの街明かりなどは美しい。
これは、物語においてゴッサム・シティの成り立ちが重要なキーワードになってくるから、印象的に撮影する必要があったのだろう。
撮影にはかなりこだわっている。時にやりすぎな感じがするショットもいくつかあったが、おおむね成功している。
なによりも驚いたのは、通常、バットマンの映画ではバットマンやジョーカーといったキャラクターが映画の中では世界に普通に存在しているのだが、本作ではバットマンが「奇妙なコスプレをしたフリーク」扱いになっているというところで、映像を観ていても、「なんでこんな格好で出歩いてしまっているのか」という違和感を覚えさせる。これは今までのバットマン映画にはなかったオリジナリティといっていいだろう。
これはおそらく意図的にやっていて(意図的にそういうことができるのが驚異的なのだが)、最後のほうでその演出が活きてくる。
また、音楽もおもしろかった。
本編中では、「アヴェ・マリア」と、ニルヴァーナの「サムシング・イン・ザ・ウェイ」、そして「バットマンのテーマ曲」の3曲がバリエーションを変えて流れる。他の曲は流れていないと思う(クラブのシーンではズンズンいうリズムトラックは流れていたが)。そして、「サムシング・イン・ザ・ウェイ」と「バットマンのテーマ曲」はメロディが同じだった。使っている音符が違うだけだと思う。これはあえて同化させているのだと思う。
ネットでカンニングしたら「サムシング・イン・ザ・ウェイ」は「生命の線引き」に関する歌だという。
本作はまさにそういう映画だった。リドラーがブルース・ウェインに向かって「お前は両親を殺されたから『孤児』だと?孤児っていうのはどういうものか知っているのか」みたいなことを言うシーンがある。
人は生まれながらにして裕福だったり貧しかったりする。そして、その違いは一生を左右してしまう。もし、貧困層が夢や希望を叶えるチャンスがあったとして、その機会が奪われたら、もう二度とそんなチャンスはめぐってこないかもしれない。
「人は生まれながらにして線引きされてしまっている。それはもうどうにもならないことなのだろうか」という問いがある。だから、ふたつの曲を同化させたのだろう。
「アヴェ・マリア」はおそらくシューベルト版を使っているのだと思う。実はこの曲は宗教曲ではなく、タイトルも「アヴェ・マリア」ではなく「エレンの歌 第3番」というもの。エレンという娘が洞窟に追っ手から逃れるために洞窟に隠れ、聖母マリアに助けを求める、という内容。本作の内容を考えるとリドラーのために用意された曲のような気もする。
シナリオの作りが非常に緻密でうまい。
ブルース・ウェインは自らの過去に立ち向かうことで、トラウマを解消せねばならない。そして、そのためには必然的にリドラーを見つけねばならない。もしくは逆に、リドラーを見つけるためには、自らのトラウマに立ち向かわねばならない。
よくできた文芸作品のような映画に仕上がっていた。
製作費は284億円。興行収入は1,095億円。ちなみにバットマン映画で一番評価が高い「ダークナイト」は製作費260億円で、興行収入が1,429億円。やはりレジェンド級の作品とは売り上げが違う。ただし、クオリティという意味では本作のほうに軍配を上げるファンも多いのではないかと思う。
ロバート・パティソンやポール・ダノといった最近メジャーになってきた俳優たちが作り上げた新しい世界は、この先を期待させるのには十分な出来栄えだった。
敵と戦わないメンヘラ鬱病バットマン(笑)
ロバート・パティンソンイケメン
終始暗〜い
ip「バットマン」に期待する内容ではない。なんというかシェイクスピア悲劇みたいにもったらもったら悩んでるだけ
「ダークナイト」が傑作すぎるせいか、その後のバットマンはみんなあのダークなノワール模様に染められている。
それはいいのだが、本作は肝心のアクションがまともになく、バットマンも延々もったらもったら悩んでるだけ。幼稚な精神レベルの「青春の悩み」みたいな感じで、作り手はz世代向けのヤングアダルト映画としてバットマン映画をリブートしたかったんだろうと思われる。そっちのが金になると踏んだんだろう。主役の俳優とか見ててもそんな感じだし。
それは別にいいんだが、単純につまらんのよこれが。ダークナイトなら冒頭の見事な銀行強盗シーンで映画世界に引き込まれる。だが本作はなんだか真っ暗な中でもごもご動いててろくにアクションすらない冒頭で、映画世界に没入するのにとてつもなく苦労する。その後も特に盛り上がりのないまま、息子としては衝撃だろうが無関係なゴッサム市民的にはどうでもいいような父親の裏面が明らかになってどうのこうのと、どえらくなよなよしてる。バットマンがエヴァのシンジくんに見えるというねw さすがヤングアダルト映画。
こんなんならむしろインディ・ジョーンズぽく脳天気な犯罪撲滅アクションにしとけば良かったのに。
ペンギンとか出てきて、古のバットマンを観てきた身としては超期待したのに、なんだよあいつ。あんなの「ペンギン」じゃないわ。どうでもいい脇役に、ただキャラ名当てはめただけの薄っぺらさ。キャットウーマンも割とそう。このキャラ使い捨て感を始め、作り手から「バットマン愛」を全く感じなかった。自分の商売にバットマンを利用しただけ感が凄い。
今までこんな事なかった。
かなりダーク
ダーメナイト
違う、そうじゃないw
ダークナイトトリロジー→ジョーカーと期待値が上がりすぎてしまったバットマン。
最早ダーク路線を突き進むしかないのだが、それの完全失敗作(笑)
その原因は「感情移入」だ。
今回、兎に角敵役をひねりまわしすぎており、難解なストーリーになっている。
要するに、半分ミステリーになってしまっているのだ。社会風刺はバットマンシリーズに欠かせないテーマだが、「社会風刺とミステリーは別次元」である。
ジョーカーですら内容自体は分かりやすかったと思う。重要なのは「そこに至る過程」なのだ。それをミステリーを織り交ぜて難解にしてしまいいまいち「盛り上がらない」。
そしてもう一つの失敗原因(笑)「兎に角盛り上がらない」。
盛り上がるところがとにかく乏しい。3時間もやって盛り上がるのは最後の10分だ。この内容なら長くても90分が限界だろう。
如何せんバットマンが弱すぎる。ただのコスプレ野郎(笑)で間違いない。ジャスティス・リーグでネタにされてはいたが、流石に一般人には負けない。が、今回のバットマン、そこらのチンピラに苦戦するレベルなのだ。軟弱すぎるだろ。。。
敵も敵でチンピラメインで軟弱者がボスだ。いやぁ、そりゃ盛り上がらん。町の喧嘩をずっと眺めてるムービーだ。どういう感情で見ればいいのかって話だ。
最後の失敗原因。「いやダークヒーロー関係ねぇ」。
ゴッサムシティがあまりにも腐っており、相対的にそれを献身的に解決するバットマンは「単なる正義のヒーロー」である。目的が復讐であっても、やってることがそうではどうしようもないのだ。しかも相手は絶対に殺さないし、弱いから街もあんまり破壊しない。
鋼鉄の男よりも100倍良いやつである(笑)
その他。「コスチュームが地味にダサい」
うーん、マジでコスプレ野郎です。カッコ良くするか、現実的にするかどちらかを貫いてください。半端に両方取り入れて、とてつもなく半端な衣装になってる。昔の布や皮のスーツのバットマンの方がまだ愛せます。今回の衣装は最後まで愛せなかった。
まぁ早い話、無理やりダークヒーロー路線を3時間も撮らせた結果こうなった訳である。
完全に迷走してるバットマンだ。如何せん、監督のマット・リーヴス。ダーク路線なんて撮れる監督じゃない。案の定得意のミステリーになっちゃったわけだ。依頼する人を間違えてる。せめてジョーカーのトッド・フィリップス監督にやらせるべきだった。
恐らくダーク路線とはちょっと違う作品になると思うが、社会風刺と言う点においてはノーラン以上だろう。というより、他の監督にノーランを求めるのは酷だ。あれは彼にしかできないので、ノーラン抜きにダーク路線を貫くのは材料が無いのに野菜炒めを作るようなものである。要するに路線を変えるべきだったのだ。
最後に、マジで2作るんですか。。。。。。。
最高のバットマンを崇める
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」以来のバットマンの映画ですね。マーベルコミック原作ですが、アクションというよりサスペンスの方が色濃かった印象です。もちろんアクションシーンもあるんですが、刑事もののサスペンスミステリーにダークヒーローが混ざった感じですかね。バットマンそのものは強くてかっこいいので好きですが、ただ、もっと迫力あるアクションシーンが欲しかったです。
一つ物申したいのが、176分は長くない?いや、いいんですよ。尺は制作側がいろいろ考慮して決めてるんですから。映画としてはちょっと長めなだけあって、話のテンポとしてはまあまあゆっくりでしたね。映画の内容はすごく良いものに仕上がってると思うんですが、もうちょっと縮めるか、アクションシーンを増やせばもっと良い映画にできましたね。サスペンス要素に関しては申し分ないです。スリリングな展開もあったし、社会の残酷さ、理不尽さを風刺した描写もあり、強大な陰謀や残酷な真実が暴かれたときはちょっとした衝撃でした。社会の秩序というのはそう簡単に崩れるようなものではなく、覆せるものでもない。自分の置かれた立場を生涯全うしなければならない、というような立てられ方をしているのが社会というものなんでしょうか。理不尽はつきものですが、それをどう乗り越えるか、どうすり抜けるかを考え、それを実行する能力が生きるためには必要なのでしょうか。犯罪者はどれだけ喚いても一生犯罪者です。警察だって本当の正義を貫けているわけではないですよね。バットマンも正義そのものなのかといえば、そうとも言い切れない気がします。映画って自分のいる現実にも考えや気持ちを落とし込めるから面白いですね。
次のマーベル作品は何を見ましょうかね。
暴力が芸術となる瞬間
2022年3月3日 新潟県長岡市 Tジョイ長岡にて
特別試写会に当選し、一足先に鑑賞させて頂きました。
私は原作であるバットマンの造詣は深くはありませんが、幼少期にティム・バートン監督作品、ジョエル・シュマッカー監督作品を観てきました。
そして多くの方同様にノーラン監督のダークナイト三部作に衝撃を受けた世代です。
その後にもレゴバットマンやジョーカー、ジャスティス・リーグ(スナイダーカット版も)等、関連作品を観てきました。
映像作品特化の為、今作のメインヴィランである「リドラー」について全く知識が無い状態で観賞。
本当に圧巻の一言です。
私は芸術性を感じる映画に思えました。
バットマンはMARVEL、DCのアメコミヒーローに於いて最も現代へのメッセージ性を主張出来る稀有な存在。
日本人で云う所のゴジラに近い立ち位置なのかも知れない。
今作もまた単なる社会風刺の枠を超え、人間の本性を問う重いテーマを持っています。
私的に良かった点と悪かった点を。
【良かった点】
○ロバート・パティンソンの演技
トワイライトシリーズや直近だとTENETでの熱演が、記憶に新しいロバート・パティンソン。
今作はバットマンとして活躍を始めて二年目のブルース・ウェインを演じる。
まだ未熟さ故に暴走しがちな危険なブルースを見事に表現していたと思います。
○マイケル・ジアッチーノによる音楽
劇中を彩る音楽は、場面と見事にマッチしており、いずれも精神を不安にさせる。
より緊張感が増し、観客の感情を揺さぶる素晴らしい音楽でした。
○SEの美しさ
BGMだけではなく、SEも素晴らしかった。
ヒーロー、ヴィランが着用するマスク。
今作でもリドラーが独特なマスクで会話をするが、声がくぐもる。
しかしその声が、また美しさを醸し出している。
バットモービルの爆音だったり、バットマンのスーツの衣擦れだったり、戦闘時における打撃音等々、静的な作品である本作にとってこれらのSEは、作品の品質を高めるのに一役買っている。
特にリドラーが被害者の顔を覆う際のテープの引き出し音が堪らない。
これだけでリドラーの異常性を感じる事が出来る。
○アクション
兎に角、地味である。
が、一つ一つの所作に説得力がある力強いアクションだった。
閉鎖空間や足場が不安な場所等、空間を把握した戦闘に感服。
暗い一方通行の通路にてサブマシンガンを弾きつつ、敵を殴るシーンは美しい。
そしてバットマンの異常性を強調する暴力性を重視した殴打は凄い...
一発一発の拳に恐怖を感じます。
○暴力を芸術性に昇華している
私は暴力は嫌いです。
好きな人の方が少ないと思いますが...
現実では嫌悪する暴力も映画の中では、
芸術と錯覚する程、美しいと思う瞬間がある。
本作のバットマンの暴力が、正にそれだと思う。
○ノイズの美しさ
イタリアの未来派宣言をしたルイジ・ルッソロは、機械や電気の不協和音とも取れるノイズに芸術性を見出した。
そして現代、ノイズの多彩さに心惹かれる者は多い。
この作品でもノイズが作品の美しさ、不気味さに大いに貢献している。
バットマンの映像モニターや、リドラーのSNSに投稿した動画等、ノイズ混じりの映像が印象的だ。
映像は美しければ良いと云う訳ではない。
こうした映像の荒さを表現する事も作品には不可欠なのだと再認識させてくれる。
○リドラーのキャラクター性
バットマンのヴィランと云えば相手の心理を揺さぶる知能犯が多いですが、ポール・ダノ演じるリドラーもなかなか曲者で好きになりました。
犯行時は素人のように相手を殺害し、SNSでは情緒不安定な言動でその異常性を見事に表現していたと思います。
余談ですが、コリン・ファレル演じるペンギンが両手両足に手錠をされてペンギン歩きするシーンにクスリ。
○バットマンとしての意義
クライマックスにて発煙筒の光で人々を導くバットマンの姿に泣きそうになりました。
傍から見たら独善的な犯罪者とも見て取れるバットマン。
しかしダークナイト同様にこれからゴッサムを導いていく存在を示唆するあのシーンは、ベタながらも好きです。
○リドラーの独房の隣に居たのは...
あの特徴的な笑い声は...
続編があれば彼がヴィランとして立ち塞がるのか?
リドラーは、彼の謎々に「友達」と答えましたが、私はトランプゲームを連想していたので「ジョーカー」だと思いました。
【悪い点】
○偉大な過去作品の二番煎じ
人によっては、ダークナイトやジョーカーの二番煎じとも見て取れる作風になっているように思えます。
ダークナイト程、ブルースの葛藤が描かれている訳でもなく、
ジョーカー程、貧困の焦燥感や怒りを描いている訳でもない。
過去作品の良い所取りをしたが、全てが中途半端になってしまった印象です。
○リドラーの謎解きと動機が弱い
今作はバットマンを探偵とし、リドラーの謎を解いていくミステリー仕立ての作品になっています。
が、観客に解かせるつもりのない謎ばかりで観客が考える前に解決して行きます。
よってミステリーとしては、余り成立していない。
そしてリドラーの動機。
リドラーの正体を謎解きの過程で描いていますが、それだけではリドラーに感情移入出来ません。
ホアキン・フェニックスのジョーカーが如何に凄かった改めて理解した。
○構成に難あり
物語の方向性は充分に理解出来ますが、劇中に於いてバットマンやゴードンの行動に変化がなく、似たような行動を繰り返す場面がチラホラ。
監督も観客に見せたい映像を優先し、無理矢理、整合性を取ったような構成が見受けられました。
【総評】
私個人としては好きな作品です。
しかしダークナイトやジョーカーの存在感が強すぎる為、偉大な過去作品に似せ過ぎた点が、低評価を下す人を増やすと思います。
雰囲気だけで中身が伴っていないと云う意見も出るかもしれません。
しかしこのロバート・パティンソン版をこの一作で終わらすのは勿体ない。
部分的に芸術性が高い場面もあるので是非とも続編を。
色々と低評価、高評価と二分する作品ですが、
バットマンにしか描けないテーマがある。
この作品は良くも悪くもそれを示した。
繰り返しになりますが、私はこの作品が好きです。
しかし嫌いな人の気持ちも理解出来ます。
しかしいつだって人間の本性を描くバットマンが好きだ。
善人だろうと悪人だろうと人間。
誰しもが高潔な精神を持ち、誰しもが不正を働く。
ゴッサムは世界の縮図であり、
バットマンは人間の精神の在り方なのだ。
パラダイムシフト的
ロバート・パティンソンの演技、バットスーツ着用時とそうでない時のキャラの落差の演じ分けが絶妙だったせいか、確かに、バットマンというダークヒーローではあるんですけど、これまでの「正義」「守護」というよりは、「復讐」「虚無」に重きを置いた新しいバットマンだったかなあと感じました。強さやたくましさより「苦悩」「葛藤」も感じたかなあ。そういう意味で今までのものと一線画すと思います。
ストーリー云々はおいておいて、3時間があっという間に過ぎ去りました。続編が今から楽しみで仕方有りません。あるんですよね?ね?
今回はIMAX4Kレーザーで観ましたが、ドルビーシネマならどうなのだろうかという興味は湧いてきました。特に暗いところでの戦闘シーンですね。一部、真っ暗過ぎてよく分からないところがありまして・・・
(追記)
ドルビーシネマでも鑑賞しました。
映像の鮮明度、特に暗いところでの戦闘シーンは暗いのだけれどきちんと視認出来る鮮明さ、一方、「影」は影として表現されておりました。さすがのドルビービジョンです。期待通りでした。
音響も時折、爆音さながら迫ってくるバス、雨音の散り具合などもドルビーアトモスの表現力はさすがでした。
とにかく、きれいででかいスクリーンで観たいのだ!であればIMAXを、じっくりとストーリーを把握したいのならドルビーシネマをお勧めします。
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