THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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期待していたほどではなかった。
大好きなNirvanaの楽曲をバットマンに起用してくれたことや、陰鬱な雰囲気、リドラーが今回の敵ということで、かなり期待していました。
【良かったところ】
・シリアスでダークな感じは良かったです。リアル路線でも、ノーランのバットマンとはまた違ったテイストでした。
・サスペンスな感じは良かったです。ハリウッドによくある派手なアクションと勧善懲悪ではないところは面白かったです。
・音楽。重厚な感じ、Nirvanaの楽曲、アヴェマリアが妙に不気味で良かったです。映像とマッチしてました。
【悪かったところ】
・尺の長さを感じてしまいました。途中でダレてきました。ミステリーの醍醐味である伏線回収やどんでん返しがあると良かったです。
・バットマンがどうもリドラーに翻弄され続け、結局最後もリドラーには勝ってないところ。かといって、リドラーにそんなに凄さを感じない。
・リドラーがあまり出てなこないので、印象に残りませんでした。どうしてもノーランのジョーカーと比較してしまいます。ペンギンも地味でした。
悪役は重要なのだから、もっと頑張ってほしかったです。個人的に一番残念なところです。
・キャットウーマンと、いつちゅーする関係になったの!?別にちゅーいらなくない?ちゅーしない方が安っぽくならなくていいと思います。
胃もたれしない豪華ディナー
僕はバットマン・ファンってわけではないので全作品を見ていません。最近で見たのは「ダークナイト」それ以降は見ていないんです。久々の「バットマン」。予告編の雰囲気は「ダークナイト」っぽいし、「ジョーカーの衝撃は序章に過ぎなかった・・・」という宣伝コピーに胸弾ませてました。映画「ジョーカー」は大好きな一本ですしね。
で・・・・・あー面白かった!!!
上映時間3時間弱なんて全く気になりません。かなり計算され尽くした脚本なんでしょうね。何度も物語にうねりがくるのですが、冗長の「じ」の字すら感じません。アメリカ映画はすごいなあ。あと、ダークなんだよなー。いいよなー。ダークナイトのあの暗さみたい。良い塩梅で澱んでますよ。子供向けというよりも完全に大人向けのヒーロー物語ですね。やっぱり仮面をつける=顔を隠さなくちゃいけないってのは「闇」があるんすよ。闇サイコー!
謎解きに、人間模様に、カーアクションに、格闘も。いやー、一級品がズラリとなんでもありなのに胃もたれしてない!不思議!なんなんだ?オーガニックなのか?はたまた計算され尽くしたフルコース・ディナーなのか?
すごーくお金かかっていると思いますが。十分見応えというものに還元できてるのではないでしょーか?損しませんよ。「あーぁ、こんな3時間ならゲームしていればよかった」なぁんてことにはなりません。はい。
ただ、個人的な難点は、、、いろいろ広げすぎちゃった感かなー?人物像の掘り下げが少なくて、犯人の謎解きサイコ的サスペンスに比重がかかり過ぎちゃった気がするなぁ。なんだか、バットマン自体が私立探偵に見えてきちゃって・・・(笑)
「ジョーカーは序章〜」なんて宣伝文句なので、あの系統?と思いきや、ダーク風味のサスペンスエンタメでした。僕は「ジョーカー」的な、人間の本質掘り下げ系を期待してましたが、ちょいと当てが外れたかなぁ。次作があればそこで描かれるかなぁ?(ラスト近くのシーンに期待)ですが、これはこれですごーく楽しめるとおもいますよ。
キャットウーマンよかった。すごくネコネコしてました。🐱
架空の巨大都市ゴッサム
ダークな重厚な人間ドラマ
3時間近くなるとこの内容ではとても辛い苦痛な体験を味わってしまう、...
地味なバットマン
バットマンほど、時々のいろんな解釈でキャラクター像が生まれ変わるヒーローはそういない。
ティム・バートン以降のバットマンのダークな感じは定番化してて、今回も見るからにその路線。
古くは40年代、50年代にアメリカで映画化され、60年代にはTVシリーズも作られたバットマンは、コミカル路線。相棒のロビンと共に悪い奴を明るく楽しい感じでやっつける、ダークさとは無縁のヒーローだったのが、ティム・バートンのバットマンからは幼少期に両親を目の前で殺されて心的外傷を負ってアルフレッドと俗世と隔絶された薄明かりの豪邸で独身のまま暮らし、暴力で悪い奴をボコボコにすることでトラウマを晴らすという歪んだキャラクター設定に置き変わった。
コミックでも、敵は精神異常者たちで、犯罪が絶えない暗黒都市ゴッサムシティを舞台にしたダーク路線ものが存在し、バットマンはコミカル路線からダーク路線が通常化していった。
唯一、コミカル路線に向かいつつあったのが、ジョエル・シュマッカー版。バットマンの精神を病んだ感じはあまり強調されず、『Mr.フリーズの逆襲』は完全にコミカル路線だった。スーツに乳首までついて、ピンプ感満載だった。
そこからノーラン版のバットマンになるが、バットマンの心の闇は雰囲気は出てるが、はっきりとよくわからない感じになっていて、一方敵がはっきり狂ってるがそっちの理由もあまり定かではないという謎めいた作りに変わっていった。
そしてなんといってもバットマンのガジェットからデザイン性が削ぎ落とされ、無機質でケレン味がないものになっていき、コミックの世界の話ではなく、現実の世の中の闇を反映している感を売りにするような独特の路線になっていった。敵のスケアクロウがボロ雑巾をかぶったただの頭のおかしいオッサン、ジョーカーが綺麗に整った化粧ではなく、汚いぐちゃぐちゃしたチョークの粉を塗しただけのような適当メイクで登場したり、ビジュアル面のケレン味をなくすノーラン版は狂人たちの心の闇を浮き立たせることに全面的に力を入れていた。
そして、今回のバットマン。リドラーはノーランのスケアクロウみたいなボロ雑巾のケレン味のなさを受け継ぎ、そこらのホームセンターで売ってるようなビニール素材の作業服をつぎはぎしたマスクで登場。ジム・キャリーのリドラーがいかにキャラ立ちして素晴らしかったことか。
キャットウーマンも、目鼻額が全く覆われていない顔ばれしまくりの安物ニットにちっちゃなトンガリが猫耳としてついたチープな感じが、これまたノーラン版のテイストを引きずっている。
そのチープさ地味さケレン味のなさがバットマンの風貌にも及んだ感があるのが今作。変調ボイス機能もなくなり、マスクの雑な鼻の縫い目、靴はワークマンで買ってきた作業靴みたいなパカパカとしたものにかわり、マントを開けば、コウモリではなくモモンガ上に羽が開き、最後はパラシュートというダサさがすごい。
飛び道具は、四つ又金具のついた飛び出しワイヤーしかなく、基本パンチで戦う。武器ではなく発煙筒やアドレナリン注射セットみたいなよくわからないものがスーツに装着されていて、よくわからない。ガジェットで楽しめる部分は極めて少ない。
特殊なガジェットで敵をバタバタやっつけるあっぱれなアクションシーンを期待すると残念な気持ちになる。
では、このバットマンの魅力はどこにあるかといえば、ミステリー的なストーリー展開である。バットマンが警察の犯罪捜査に協力して、セブン的な謎々で猟奇的な犯罪を繰り広げるリドラーの正体を追うという内容には見どころはあるが、セブンには叶わないと言う意味では、バットマンをミステリー化することで新境地を開こうとしたかもしれないが、あまり成功していない。
結論としては、ガジェットはもちろん、ストーリーも地味なバットマンという感じであらゆる意味でパワーに欠けたバットマンだった。
新しいバットマン像はある
ダークナイトのバットマンは病的な自己犠牲精神があったし、ジャスティスリーグのバットマンは冷静さと容赦の無さで熟成された狂気を見せてくれたが、今回は若さ故か自暴自棄でやや猪突猛進という危ない面が表れていて、そこがまたバットマンらしくていいキャラクター像だなと思いました。
ただ、後半はほぼコスチュームを着ているのにそのスーツやガジェットを駆使して捜査をするような場面は少ないのは気になりました。歩いて現場を回りバットシグナルがある塔の上でゴードンと話す場面を何度も見せられるからか冗長に感じる場面も。
ゴードンを殴り警察署で大立ち回りして逃走、指名手配までされたのにファルコーネが狙撃される時には警察も普通にバットマンを受け入れていたりとちょこちょこ引っかかった点もあり。
リドラーの犯行と目的、キャットウーマン、両親の死の真相、マフィアたちの抗争…と沢山の謎が徐々に解けて線に繋がるのは面白くはありますが、大きな盛り上がりよりも小さな盛り上がりがいくつかある、という感じでそう言う意味では単発映画というよりTVドラマシリーズを駆け足で見ている感覚。
あと、これは好みですがやはりマントで飛んで欲しかったな。リアル路線でウィングスーツにしたのかもしれませんが、そこは残して欲しかったという気持ちが大きいです。キャットウーマンを追って塔から降りるシーンも飛ばなかったし、うーん…。
バッドマンに全く新しいストーリーとサスペンス仕立て、登場シーンのミ...
あっウェインさんや‥バレてないと思ってるからなぁ‥(察し
ヒーローモノとしては警察と普通に協力したりしてて肩透かしを食らいましたが、ミステリー感の強いバットマン。推理もの感がモリモリで誰が犯人なんだろう??と前半の4分の3くらいまでは楽しめました。ただ犯人の顔が写った時に、は???誰??という感じで一気に冷めました。これだけミステリ感、推理モノ感出しておいて未登場の人物が犯人って1番やっちゃいけないと思います。これをやるなら最初から犯人を顔出ししておいてヒーローモノ感を出すべきでしたね。コナンの映画で未登場の奴が犯人でしたーみたいな。そんな感じ。後半にバットマンの汚名返上シーンあるんだろうなぁと思ってましたがまさかのなし。全体を通してもずっとバットマンがやられっぱなし。正直良いとこなし。犯人もほぼ自首だし。よーわからん恋愛要素も無駄なだけ。絶対キスするなよ。するなよと思ってみてましたが結局しました。バットマンのキャラが軽くなるだけのシーンでした。あとサイコパスはダークナイトでもう完成されてるので犯人のキャラも魅力なし。以上。
顔半分丸出しは酷い。顎撃ち抜かれたら終わり。てかあんだけ明るい場所で声も変えず喋ったり近づいたりしたらブルースウェインだと丸わかり。警官も「あ、コスプレウェインさんやん。バレてないと思ってるからなぁ‥‥(察し」って感じでしょ笑
大画面で
公開第一週だから大きなスクリーンでしてるだろうと思ってたら、近くの劇場はドラえもんに取られちゃってたから、名古屋まで。
大画面で観てよかった。
前情報をできるだけ入れずに観たけど、長かった。いつ終わるんだろうと思った。
いい画(え)を見せようと凝りすぎかな。
アクション、中でもカーチェイスのシーンなんか大掛かりだったけどあまりワクワクドキドキしなかったなぁ。
コリン・ファレル出てたんだと思ったら、まさかのペンギン!
マイケル・キートン版(敢えてマイケル・キートン版と言わせてください、ティム・バートンも好きだけどマイケル・キートンのファンなんです)も、結構ダークだったけど、大人から子供までみんなが楽しめる作品だった。
当時はみんながバットマンのTシャツ着てたもんね。
ジャック・ニコルソンのジョーカーも、名優がビラン演じるはしりだったな。
初バットマン
バットマンシリーズは話題になったジョーカー以外は未見。
ストーリーも全然知らない。
そんな状態で見た。
だからこの作品がバットマンの中でどういう位置付けなのか原作やこれまでのシリーズとの比較はわからない。
率直な感想としては途中中弛みするところも少しあったが3時間飽きずに見れた。
ただジョーカーほどのテーマとしての強烈な衝撃はなかったし、じゃあエンタメ作品としてとてつもないド派手な見せ場があったかというとそんなわけではなくもう少しどっちかに振り切ってもいいのではないかとも思った。
ラストも1人の強敵とのタイマン対決というわけではなかったので絵面が地味になってしまうきらいもあった
が、クライマックスの水害シーン。
色々言われてるようだがこのザ・バットマンという作品のテーマに於いてはぴったしだったのだとラスト近くで気づいた。
この映画では貧富の差というのがかなり強調されてる。
リドラーは両親を亡くしてゴッサムシティの最下層で育った正真正銘の孤児。
片や同じ孤児でも父親の遺産等々で上の階級で育ったブルースウェイン即ちバットマン。
この2人の対比が憎いほど効いていた。
そして、その貧富の差が最も露わになるのが水害。
貧しい最下層の人々はなす術なく水に飲まれるが上層階に住む富裕層は自宅から余裕綽々と街を見下ろす。
水害のシーンでそんな直接的な描写はなかったが水に沈んだ街を見下ろすペンギンを見た時になんとなくそう思った。
バットマンは年が経てども経てども犯罪が無くならないゴッサムシティに残って人々を助け続ける。
それが焼け石に水だと知りながら。
そこまでゴッサムシティにこだわる理由がなんなのか非常に気になる。
それと同時にゴッサムシティはこの現代社会を風刺してるんだなと思った(バットマンファンの方からしたら当たり前の話かもしれないが今回の映画で初めて見た物でご容赦いただきたい)。
どんな手を打っても市長がどれだけ変わっても犯罪は無くならない。
戦争も犯罪もなくならない現代社会というか人間の歴史そのままだなと思った。
【追記】
公開日について色々言われてるそうだが、アメリカの制作会社はそんな日本のことにまで口出ししてこないだろうし、責任があるとすれば日本の配給会社だと思う。
が、Twitterで事前にワーナージャパンが水害のシーンが含まれてると注意喚起していたことでそれでもういいではないかと思った。
まぁまぁ面白かったけども
予想通り
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