劇場公開日 2020年11月20日

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「仲野太賀と吉岡里帆の眼の演技」泣く子はいねぇが ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5仲野太賀と吉岡里帆の眼の演技

2020年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たすくは何をやってもヘマをする、タイミングが悪い、見ていてイラっとするタイプ。私もだらしない側ですが、この男には共感したくないです。
たすくの、ヘラヘラしている割に肝心の事は言わない、あるいはうまく言えない感じが秋田の男っぽいと思いました。ことねがどうしてこの不器用な男と結婚したのか、その辺のいきさつも知りたかったですが。
故郷に居づらくなり、妻に愛想を尽かされ離婚したものの、未練があり、振り向いてもらおうとしますが、3年近く離れていた現実を突きつけられます。

妻の吉岡さんがとても良い、二人の眼の演技が素晴らしいです。友人の冠一郎さん、兄の山中崇さんも、出ていると観たくなる俳優です。
良いシーンが幾つもあったのですが3.5にしたのは、説明が最小限なのとセリフが聞き取りにくいところもあるので、集中していないと分かりにくいかも、と思ったからです。(難解ではないです)

なまはげについては、ユネスコの無形文化遺産、「来訪神:仮面・仮装の神々」の中でも秋田のなまはげが一番完成度が高いと思うんです。南の方の同様のお祭りはもっと素朴な感じで。でも、前にニュースで紹介していましたが実情は本作のように、藁が床に散らかるからとか、子供が怖がるとかで、本来のいきなり荒々しく扉を開けて乱入、ではなく、ピンポンしては断られていました(-_-;)その町のなまはげは60代以上で後継者不足、秋田県民はなまはげを守ろうという意識が低いなあ、と感じました。

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2022年5月12日

たか様、コメントありがとうございます。なまはげが男鹿半島周辺の行事だというのは知っています。正確には、男鹿半島の人々は、と書いた方がいいですよね。
親戚に秋田の湯沢市の人がいるんですが、稲庭うどん(隣町の名物なんです)にもしょっつるにもあまり関心が無いんです。秋田は地域毎に分かれていてあまり行き来が無かったようで、秋田県人は秋田県全体を盛り上げようという情熱は低い気がしてます。

ゆり。
たかさんのコメント
2022年5月11日

なまはげって秋田の伝統ですが、
秋田県というよりは、男鹿半島周辺で行われてきた行事みたいですよ!
男鹿以外の地域には馴染みがないのかな。
なまはげ館に行ったことあるんですけど、面白かった(怖かった)です笑

たか
kossyさんのコメント
2020年12月2日

コメントありがとうございます!
能登の御陣乗太鼓は生で鑑賞したことあるのですが、凄い迫力でしたよ♪
あれがアマミハギというんですね・・・(地元のことを知らない)
白山市の方には浅野太鼓(世界一大きい和太鼓で有名)があるんですけど、地元のことを知らなさすぎのkossyでした。
「泣いたシロクマ」と書いたのはそう・・・次に見た『461個のおべんとう』🍱の監督が『泣いた赤鬼』を撮っていたので、つい書いてしまいました。
シロクマ効果がかなり全体像を表していたし、映画って面白いものですね。

kossy
ゆり。さんのコメント
2020年11月23日

ギバちゃんごめん!でもなまはげを応援しているんです。
吉岡里帆さんは「見えない目撃者」で好きになりました。コメディも出来るし、今後が楽しみです。

ゆり。
カールⅢ世さんのコメント
2020年11月23日

秋田県民はなまはげを守ろうという意識が低いなあ、と感じました。

そんなこと言ったら、ギバちゃん泣いちゃうよ。

ことねがどうしてこの不器用な男と結婚したのか、その辺のいきさつも知りたかったですが

そうだ、そうだ

二人の眼の演技が素晴らしいです。

見えない目撃者の見えていないふりの役も良かったです

カールⅢ世