劇場公開日 2021年10月22日

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「今年のワースト5には入るかなぁ…(詳細本文にて)」G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今年のワースト5には入るかなぁ…(詳細本文にて)

2021年10月22日
PCから投稿

今年145本目(合計209本目)。
今週(22日の週)は全般的に本数が少ないので、本作品かCUBEがどうしても本命・対抗になっちゃうんだと思います(競馬新聞じゃないけど…)。

本作品、どうもシリーズ3作品目でシリーズものであるようです。その理解があればわかるのかもしれませんが、かなり難があるといいますか、シリーズものとして前2作を知っていることがかなり前提になっている気がします。

ストーリーの筋自体もかなり混乱する(字幕が混乱させる/下記参照)上に、なぜか日本語の翻訳(本作品は日本が舞台です)で、日本人どうしの会話が翻訳されていたりいなかったり、看板はほとんどなかったり(まぁ、「パチンコ」だの「カラオケ」なので、翻訳しなくてもいいの?)、どうなってるのかかなり謎です。

早速評価に入ります。
さすがに3.5評価にしようかなと思ったのですが、「樹海村」や「DAUナターシャ」と同じレベルか?というとそれも微妙なところです。

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(減点1.2/すべてまとめて)

 前2作を見ていればわかるのかもしれませんが、本作品は日本が舞台です。序盤から「忍者という存在は江戸幕府から…」という字幕が出るので、日本で(この映画、ごく序盤にアメリカかイギリスが舞台なほか、大半は日本です)忍者というと、普通は手裏剣を投げたりする類型を考えると思うのですが、あれはどうみてもサムライ集団か「特定の暴力を武器にする集団」(表現を緩和してます)かのどっちかで、ん?忍者???となるとそこからまず混乱します。

 また上記に書いたように登場人物の大半は日本人で、それ前提で見ると、作品自体はアメリカ映画なのですが、日本人キャストに英語のセリフを急ピッチで教えたのか、カタカナ英語が過ぎるというか、「文法的には多少怪しい点もあるが、よく話すなと思ったらモロに日本人英語に過ぎる(カタカナ英語に過ぎる)」という致命的な問題があり(海外進出時にかなり苦労しそう…。文法的ミスはまだしも、アクセントが日本人英語過ぎて理解できない…)、聞き取るのも苦労します(かつ、字幕とこの英語は1対1に対応していない)。

 ストーリー自体も、上記の「どこに忍者が出るの?」という謎から、前2作まで見てればわかるのかもしれませんが、まず見ていないと何がなんだか本当にわからないまま進んでしまい(単にスタントを見るだけになってしまっている)、「スタント良かったなぁ」という状況になってしまっています。

 極めつけはエンディングロールで、多くの方のクレジットはいたって普通に出ます(背景が黒色でずらずらっと出る)が、いわゆる「大手の登場人物」とされる方たちはかなりピカピカした動画の中で出ます(俗にいうポケモンショックを引き起こしそうな状況…)。かつ、歌舞伎を連想させる背景が突如出たり(映画内には歌舞伎は一切でない)、「なんちゃって日本」になっています。

 「スペシャルサンクス」に Osaka City が出ていたのですが、どこに大阪市出てるんでしょうか…?(大阪城?環状線?)
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yukispica