劇場公開日 2020年9月18日

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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人のレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

3.0犯罪として卑劣だが、背景には社会の貧困?

2024年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「彼女の気持ちが分かるか。」
「いいえ。自分の気持ちすら分かりませんよ。」
「私も干潟の下のことは分かるが、人の気持ちは、さっぱり分からん。とにかく、我々は生きるしかない。」
「蓋(ふた)をすればいい。」
「そうだ。我々さえ目をつぶり、耳を塞(ふさ)ぎ、口をつぐめば済むことだ。」

労働力目当てということなのでしょうか。
韓国では、子供の誘拐が、跡を絶たないというのは。

おそらくは「扱い」がいいからなのでしょうね。労働力としての誘拐の対象として子供が狙われるのは。
体力的にも、知能的にも(ずる賢い)大人には、しょせん子供は太刀打ちできないのでしょうから。

それだけに、犯罪としての「卑劣さ」ということでは、なお一層のことなのでしょう。

被害者である、その子供や、その子供の親にしてみれば、たまったものではないことは、間違いがありません。
そう思うと、本当に胸が痛みます。

反面、そういうふうに子供を労働力として搾取しなければ一家の生活が成り立たないという社会の貧困にも想いが至ります。
(それだけに、その上前をはねて甘い汁を吸う警察は許しがたくもある。)

実は、本作は、なかなか書くことのできなかった、別作品『母の聖戦』のレビュー起案のきっかけにでもなれば-ということで、同じく児童誘拐をテーマにした作品ということでチョイスした一本になりましたけれども。

他方、母親の「強さ」「執念」ということでは、両作は共通でもあったと思います。

その点も含めて、佳作という評価にも、充分な一本だったと思います。評論子は。

(追記)
本作でも浮き彫りにされるのは、役割を果たさない警察という組織。
そういえば、別作品『母の聖戦』でも、事案の解決に助力をしてくれたのは、警察ではなく、たまたま駐留していた(?)軍隊でした。

警察には警察としての役割が期待されていて、その役割は警察にしか果たせないことは、明らかです。
それだけに、しっかりしてもらわないと本当に困るのですけれども、なんとかならないものでしょうか。
そのことも、胸に痛い一本でした。

(追記)
それにしても、誘拐されて行方不明になってしまっていたユンス君の母親・ジョンヨンを演じた、別作品『JSA』『親切なクムジャさん』などのイ・ヨンエの演技が光りました。まさに「渾身の演技」だったと思います。

何を隠そう、監督さんや俳優さんを、いわばキーにして、その繋がりで作品を観ていくことの多い評論子としては、これからの作品鑑賞の「楽しみ」が広がった一本にもなっ
たことを、申し添えておきたいと思います。
本作のレビューの一端として。

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talkie

4.0ドキドキした

2022年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

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ツネ

3.0後味良くない

2022年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

こんなことがまかり通る世の中はごめんだと思える世界感でした。
悪徳警官もことながら、弟まで。
また、ラストもしっくりこなかった。

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たけお

4.0韓国では年間2万人の子供が行方不明になると聞く

2022年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

内容のの過酷さに、まる二日悶々としてしまった。
レビューを書くのも苦しい。
調べると、2014年に韓国南部の島で起きた「新安・塩田・奴隷労働事件」を、
モデルにしたと思われる。
「(塩を作る塩田での)奴隷労働事件」も残酷で、
   知的障がい者・家出人・100人以上を言葉巧みに拉致・誘拐・人身売買で集めて
塩田で奴隷として強制労働に従事させた。
   現地警察の黙認、さらに島民も深く関わっていて、逃亡を密告するなどの役割を
   担っていた。
   障がい者たちは無給で奴隷として働かされ、寒さと飢えに加えて虐待を受けた。
   四肢切断もあったの聞く(その語彙に震える)。

『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』では、子ども(当時7歳)が行方不明になって6年。
看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、新しい情報を得る。
息子のユンスに似た少年が、ムソンのネブ島にあるマンソンの釣り場で働かせられると聞き
現地に向かう。

美しい島の綺麗な釣り場なのに住民はいかがわしい。悪意に満ちた住民。
漁村の警官ホン(ユ・ジェミン)は、あたりは柔らかいがジョンウンに非協力的だ。
住民もホンも母親をミンスに会わせまいと必死だ。
ヨンスの痕跡を感じる母ジョンスン。
母親の勘が囁く(ユンスはここにいるに違いない・・・ミンスと呼ばれる少年が、
きっと・・)

事実ミンスと呼ばれる少年は暴行で聴力を失い、足を鎖で縛られ手錠をされて寒い部屋に監禁されている。

イ・ヨンエの疲れ切った表情が息子の6年間の行方不明の苦しさを物語っている。
映画はミンスが息子のユンスなのか断定しない形になっている。

韓国では毎年2万人の子供が行方不明になると聞く。
(たとえ実際の人数が10分の1の2000人でも驚くに値する数字だ)
『暗数殺人』2019年(韓国)でも、実際に警察が事件として把握している殺人被害者の
実際は数倍以上の殺人被害者がいる実態を映画にしている。
この事実は日本も決して無縁ではない。
行方不明の子供たちはいったいどこで、どうしているのか?
闇は深い。
この映画はそんな社会の暗部に斬り込んでいる。
知的障がい者・家出人・100人以上を言葉巧みに拉致・誘拐・人身売買で集めて塩田で奴隷として強制労働に従事させた。
現地警察の黙認、さらに島民も深く関わっていて、逃亡を密告するなどの役割を担っていた。
障がい者たちは無給で奴隷として働かされ、寒さと飢えに加えて虐待を受けた。四肢切断もあったの聞く(その語彙に震える)。

『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』では、子ども(当時7歳)が行方不明になって6年。
看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、新しい情報を得る。
息子のユンスに似た少年が、ムソンのネブ島にあるマンソンの釣り場で働かせられると聞き
現地に向かう。

美しい島の綺麗な釣り場なのに住民はいかがわしい。悪意に満ちた住民。
漁村の警官ホン(ユ・ジェミン)は、あたりは柔らかいがジョンウンに非協力的だ。
住民もホンも母親をミンスに会わせまいと必死だ。
ヨンスの痕跡を感じる母ジョンスン。
母親の勘が囁く(ユンスはここにいるに違いない・・・ミンスと呼ばれる少年が、
きっと・・)

事実ミンスと呼ばれる少年は暴行で聴力を失い、足を鎖で縛られ手錠をされて寒い部屋に監禁されている。

イ・ヨンエの疲れ切った表情が息子の6年間の行方不明の苦しさを物語っている。
映画はミンスが息子のユンスなのか断定しない形になっている。

韓国では毎年2万人の子供が行方不明になると聞く。
(たとえ実際の人数が10分の1の2000人でも驚くに値する数字だ)
『暗数殺人』2019年(韓国)でも、実際に警察が事件として把握している殺人被害者の
実際は数倍以上の殺人被害者がいる実態を映画にしている。
この事実は日本も決して無縁ではない。
行方不明の子供たちはいったいどこで、どうしているのか?
闇は深い。
この映画はそんな社会の暗部に斬り込んでいる。

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琥珀糖

2.0うん…微妙…

2022年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0狂気と絶望

2021年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ド迫力の韓国映画。イ・ヨンエ熱演でした。
凄かったです。

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tuna

2.0何と雑な軟禁。だから怖い。

2021年5月15日
iPhoneアプリから投稿

朝夕の干潟の映え。

イ・ヨンエの微妙な老いは美の増と歓迎する。

何と雑な軟禁。だから怖い。支持。

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きねまっきい

3.0悪人ばかり

2021年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

7歳の息子を見失った主人公(イ・ヨンエ)、その後6年間、夫とともに息子の消息を探し求めるが、夫は交通事故で亡くなってしまう。
ある情報提供者から、釣り場にいるのでは、との報を受け・・・。
これでもかというくらい悪い奴が次から次へと現れ、うんざりしてくる。

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いやよセブン

2.5「警察を呼んで」「ここにいるだろ、俺は警察官だ」

2021年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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shimo

4.0母の愛は命も惜しまない‼️

2021年3月16日
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kstyhiromi

3.5執念のお母さん

2021年2月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

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近大

1.5韓国の怪しい地域は何故いつも○○島なのか?

2021年2月14日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

もう何か韓国で迷走事件があった時は田舎の島に行った方が良くね?すぐ解決すると思う。

6年前に失踪した息子を探し出す夫婦の話。
訳分からない理由にて旦那を劇中で殺し、劇中早くも行方不明な息子らしきもすぐ見つかるのだが、そこからソウルからたった1人来た母親と田舎者達の茶番劇が始まってしまう。

最近の韓国映画はそれなりの近代化に伴い、過去の事件を映画化したとしても、それなりの工夫があったり、時代を考慮してるなと感心出来るものがあったが、この映画は「これいつの時代で、この作風よ⁉️」と首を傾げそうになる。

まぁ、チャングムで有名なイ・ヨンエが出ようとも、つまらないものはつまらない。
ツッコミ何処沢山の母息子ドラマ。
子供失踪事件と言う社会性に頼りすぎた映画です。

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巫女雷男

4.0結構しんどい

2020年12月26日
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鑑賞方法:映画館
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じーたら

3.0児童虐待、奴隷扱い・・・

2020年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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kossy

4.0すごく面白い

2020年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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吉泉知彦

3.5ドラマの“チャングムの誓い”が大好きだったのでイ・ヨンエさんが出て...

2020年11月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ドラマの“チャングムの誓い”が大好きだったのでイ・ヨンエさんが出てきた時、目を瞑って声だけを聴いてたら、やっぱりチャングムのままで感激した😌
作品はほんと驚くほど色々な意味で激しくて韓国ノワールの部分とサスペンス+スリラー感が凄かった。梨泰院クラスのチャン会長が相変わらずの役柄でした

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とみまる

4.0嫌ミスみたい

2020年11月1日
Androidアプリから投稿

イ·ヨンエさんってどんなにくたびれて汚い格好しててもやっぱり綺麗。

それにしてもどうして子供が行方不明になっちゃう?なんの為に拐うの?
児童労働のため?
子供が学校にも行かずに働いていたら誰か通報とかしないのかしら?

まぁ日本でも無国籍児とかも結局放置されてるし、周囲の人の無関心は韓国だけの問題ではないね。

これでもかと酷い奴らばっか!弟でさえ金とることしか考えてないし。

韓国俳優陣の演技力はたいしたモノです。本当に誰もかれもがイヤな奴らでした。

さて、韓国映画あるある。
今回のそっくりさんは、ミンスには優しくしてくれてたのに、スコップで頭を殴ってきた釣り場屋のおじさん。
安田顕かと思いました(笑)

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ちこどん

3.0B線?

2020年10月22日
iPhoneアプリから投稿

韓国映画はよく見ますし、韓国ノワールのノワールぶりは世界トップクラスだと思っている。本作も旦那の事故の瞬間をわざわざ車内カットで見せるあたり、趣味の悪さが際立つ(褒めている)。

とはいえ、全体として日本で見られる韓国映画の中ではB級感が半端なかった。

イヨンエの弾は当たるのに刑事の猟銃の弾は全くあたりゃしない、スコップで後頭部を殴られて血が出てない(あんなの頭蓋骨陥没で即死レベルでしょ)等、御都合主義が目立った印象。

超怖いというわけでもなく、なんか考えさせられたみたいなこともない、登場人物のクソっぷりだって韓国映画によくある子供さらって臓器売るみたいな悪魔みたいな奴らに比べたら小物感がハンパない。

他の方も書いてましたがなぜイヨンエさんは本作に出ようと思ったのだろう。

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イナヅマゴロー

5.0暴力に抗い絶望的な現実に立ち向かう逞しい母性に戦慄させられる重量級サスペンス

2020年10月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

看護師のジョンヨンは行方不明になった息子ユンスを夫と探し続けて6年。藁にもすがる思いで情報を求める2人に容赦なく襲いかかる更なる悲劇に打ちひしがれるジョンヨンの携帯に郊外の釣り場でユンスに似た男の子を見つけたとの連絡が。すぐに釣り場に向かったジョンヨンに釣り場を経営する家族はそんな子供は知らないと告げる。諦めきれないジョンヨンは釣り場の周囲を窺うがそこにはただならぬ怪しさが漂っていた。

覚悟はしていましたが、これでもかとジョンヨンに降りかかる不条理極まりない試練の連打に身の毛がよだちました。とりわけ救いがないのがワラワラと現れる血も涙もない悪党達がチラッと見せる良心と、市井の人々が衒いもなく顕にする一点の曇りもない悪意。世界は善悪で二分できるほど単純ではないことをまざまざと見せつけられて打ちひしがれます。小さな世界を支配する暴力に全力で抗った果てにこじ開けた夜明けに横たわる現実にタコ殴りにされてもなお立ち上がるジョンヨンに、『母なる証明』にも滲んでいた逞しい母性を見て戦慄しました。

『親切なクムジャさん』以来14年ぶりの映画出演だというイ・ヨンエの迫真の演技が作品の肝ですが、ユ・ジェミョン演じる漁村を仕切る警察官ホンが醸す狂気が本作にくっきりとしたコントラストをつけていて韓流演技陣のスキルの高さに身震いさせられます。

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よね

4.0母は強し❗

2020年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

韓国映画って本当に怖い。世界中でどれだけの子供が所在不明なんでしょう?考えたらそら恐ろしくなりました。中流よりやや上かな。日本の家庭と全く変わらず平和に暮らしている一家。コロナ禍だからこそ平凡な暮らしって有難い。それにしてもいつまで日韓は冷え込んでいるんだろう?やっぱり隣国とは仲良くしなきゃね。イ・ヨンエの演技は流石です。

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ジジの母