劇場公開日 2020年10月30日

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パピチャ 未来へのランウェイのレビュー・感想・評価

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4.5伝統を否定せず作り変える

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

アルジェリアの90年代の内戦時代の物語だ。女性は自由な服装が許されない、主人公は伝統布のハイクを使ったドレスを作り、ファッションショーを開催しようと奔走する。ハイクを着ている主人公の祖母は、その昔フランスの植民地支配に抵抗するために戦った経験を語る。ハイクの下に銃を隠して男と並んで戦って、独立を勝ち取ったのだと誇らしげに語る。しかし、内戦時代には、テロリストがハイクの下に銃を隠して、ジャーナリストを殺している。主人公は、さらに銃を隠すことのできないドレスに仕立て直すことで、伝統を重んじ、なおかつ自由の大切さを訴える。
祖国がどんなにひどくても愛はある。国を出ようと持ち掛けられても主人公は動かない。国を愛しているからこそ、良い方向に変えるために戦うのだ。本当の愛国者は国の恥部に目を向ける勇気を持った人のことだ。作り手の祖国に対する愛をひしひしと感じる傑作だ。

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杉本穂高

4.090年代アルジェリアの圧倒的状況と対峙するヒロインの姿に胸が張り裂けそうになる

2020年10月22日
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この不思議な語感のタイトルは何を意味するのだろうか。そんな微かな疑問を胸にしながら、本作を観た。見始める前の私の印象としては、躍動感に満ちたガールズムービーといったところだったかもしれない。確かに、大学の女子寮を飛び出してナイトクラブへ向かう冒頭の描写には、何かが始まりそうなワクワクがほとばしる。だが、次の瞬間訪れるのは、検問での手厳しいやりとり。90年代のアルジェリアが置かれていた現実を突きつけられる場面だ。イスラム原理主義者による締め付けも至るところに。この物語には、かくも一人の少女がもたらす目覚ましい躍動感と、それを叩き潰そうとする圧力とが痛いほどスパークしている。「ファッションデザイナーになりたい!」という一途な思いが、単なる勇気や情熱を超えて、命がけの行動と化していく様に胸が張り裂けそうな思いがした。アルジェリア出身の監督と主演女優との共振関係が実を結んだ、力強い一作と言えよう。

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牛津厚信

4.0鬱屈した生活を虐げられているイスラム教国の女性達

Miya-nさん
2021年4月16日
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を観て大きなカルチャーギャップを感じるが、命まで脅かされる女性達の生き方は正直日本人の私には信じられない。
文化の違いと一言で片付けられるものではなく、形式的なフェミニズムや日本のハリボテのような男女平等の声を発するのではなく、身近な生活の中で周りの人達に接する時の姿勢(男女関係なく)を考え直す事が必要だと、真面目に考えさせられた。
相手に対するリスペクトって心掛けても場面や相手との関係性で続けるのは難しく感じる。電車の中とか、会社の上司部下とか、身近な家族とか、。。。

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Miya-n

4.5メッセージがある映画

そんぼさん
2021年4月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

自由は、バカとエロを増長させたかもしれない。
それでも、中国よりましだ。
すきなことができるし、言いたいことを言える。

そして、金のことに媚びるハリウッドより100倍メッセージのある映画だと思う。

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そんぼ

3.0それでも祖国は捨てない

みにこさん
2021年4月4日
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みにこ

4.5自分の生き方

2021年2月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Socialjustice

5.0“失われた10年”に蔓延する不寛容を真正面から描いた凄惨な青春映画

よねさん
2021年2月10日
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鑑賞方法:映画館

舞台は90年代のアルジェ。ファッションデザイナーになることを夢見る女子大生のネジェマは深夜に女子寮を抜け出してナイトクラブに繰り出しては自作のドレスを友人達に売っていた。束の間の自由を謳歌する彼女達の周りに蔓延し始めるのが急進的なイスラム原理主義。ヒジャブの着用を強要し、フランス語を排斥しようとする風潮は彼女達の通う大学や女子寮にも押し寄せてくる。そんな不穏な空気の中で響いた一発の銃弾をきっかけにネジュマは女子寮のカフェテリアでファッションショーを開催、アルジェリア伝統の布地ハイクを使ったドレスを発表することを決意するが、その試みは自分達の生命を脅かす危険との戦いでもあった。

“パピチャ”とはアルジェリアのスラングのようで“そこのキレイなお姉さん“的な意味。ヒジャブを纏わず自由な服装で街を歩くネジュマを執拗にナンパする男が何度も何度もこう呼び掛ける様は、イスラム教の教義を女性を支配するために恣意的に解釈する原理主義者達の偽善を端的に表現するもの。本作に登場する男性は全員クズですがヒジャブ強要のビラが張り巡らされた街やキャンパスで拳を振りかざし喚き散らすのは男性とは限らないところが絶望的で、女子寮の周りに有刺鉄線が張り巡らされ、食事に公然と薬物が混入される世界はとても現実にあったこととは思えないほどに異常。凡庸な終幕を拒絶した展開は辛辣で鉛のように重いですが、本作が問いかけるテーマは今まさに我々が住む世界で問われているもの、広く知られるべき作品だと思います。

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よね

4.0どうすれば彼女たちを救えると思いますか?

2021年1月17日
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bloodtrail

3.5イスラム社会の男尊女卑

りやのさん
2021年1月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

1990年頃のアフリカ北部アルジェリアでデザイナーを目指す女子学生がイスラム原理主義の弾圧の中、寮内でファッションショーを行おうとする話。
女性は髪や体を隠すヒジャブを着るべきで、ファッションなんてとんでもない、というイスラム原理主義が強い時代のアルジェリアが舞台だが、現在もこうなんだろうか?
髪の毛を隠す服装じゃないという理由だけで家の前で撃ち殺されたり、女子寮に銃を持って入ってきた男達に銃殺されたりしてた。ちゃんとした裁判も無さそうだし、有っても、イスラムの教えを守らない奴が悪い、って事になるのかも。
アメリカの友人もイスラム教徒だが、女性はもっと自由だった。地域によって厳格度合いが違うのだろう、と感じた。
女性が不自由な社会って、よその国の事だけのように思うのではなく、男尊女卑なのはまだまだ日本でも残ってるのだから、自分の周りでも女性の自由について常に考えることが大切だと感じた。
良い作品です。

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りやの

4.0女の子が戦う理由。

だいずさん
2021年1月3日
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だいず

4.0女性への抑圧が大きい国で上映してほしい

2020年11月24日
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鑑賞方法:映画館

宗教的、かつ複雑な国家事情の中でも夢を追う
サクセスストーリー的な作品かと勝手に思い、
見終わったらスカッとできるかなー?なんて、、、
甘かった。。。。いや間違ってました。ナメてました。

グリバリの社会派ドラマでした。
映画ポスターのイメージからなぜ本国で上映を
拒まれているか?わからなかったのですが、
観て合点がいきました。

1990年台の内戦時代のお話ではありますが、きっと女性の
生き辛さは継続しているのではないでしょうか?
狂信的な人々の暴走や、男性の暴力や都合が彼女らの行手を阻むでしょう。
習慣や風潮に抗って自由を求める彼女達は、きっとなんども打ちのめされ、
おきあがり、また打ちのめされるのでしょう。
何度も泣いて何度も傷ついて、何度も立ち上がって欲しいと思います。
この作品を観ている中、僕も何度か打ちのめされました。
「どうして!」
「なんで!」と。
言葉にならない叫び声をあげたくなるほどでした。

人間としての悦びや自由に生きることを得ることがこんなに大変だとは。
国やそこで生きる民、文化、宗教を否定はしません。
しかし、価値観の多様化には対応できないものか?
と、この映画をみて辛い思いになりました。

続く抑圧、しかし逞しく、しなやかに生きて欲しいと願います。
ラストシーンに女性の尊さと強さが詰まっています。
ぜひ、この作品は世界中の方々に届くことを祈ります。

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バリカタ

3.0日本は幸せ

ひでさん
2020年11月18日
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159本目。
神だ、宗教だ、戒律だと思考がショートカット出来る便利さと、不自由さの葛藤。
90年代とは言え、今も差程変わりないんだろう。
日本に生まれて良かったと思う。
凄く意義のある作品だと思うけど、主人公の女性がいちいち感情的になるのが、観ていて
ストレスかな。

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ひで

4.0知ることからはじめたい

nonoさん
2020年11月17日
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nono

4.0運命って決まっているのかもしれないけど…

peanutsさん
2020年11月16日
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生まれる国も自分で決められるものではないけれど生まれた場所は愛すべき故郷。運命と言うには苛酷すぎるなー。本国では上映禁止になったらしいしまだまだ自由な国ばかりではないんだと。女性弾圧のならわしが当の女性からもうけるんて…やってるほうはそれが正義だと考えているんだろうし…難しい…。

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peanuts

3.5宗教上、そういう習慣があるのは知ってた

エージさん
2020年11月14日
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でも、何の予備知識も無く本作を観ると邦題とのギャップに???となる。主演の女の子の神がかった演技は絶賛に値する。

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エージ

4.0何度でも立ち上がって

H1DE!さん
2020年11月11日
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泣ける

悲しい

怖い

凄く良かった

女性強し!

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H1DE!

3.5人類に平和は訪れない

2020年11月11日
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鑑賞方法:映画館

 日本にも戦前には特高(特別高等警察)という組織があって、天皇制政治に反対する人々を取り締まっていた。「蟹工船」で有名な小林多喜二は特高に捕えられ、拷問を受けて獄死した。太平洋戦争が行き詰まるにつれて国粋主義が国中に蔓延して、派手な格好をした女性を愛国婦人会が注意するような場面もあったようだ。酷い時代だった。
 しかし本作品のアルジェリアの状況は、悲惨さの点で日本の戦前の状況を遥かに上回る。それは日常に武器を携えたイスラム原理主義のゲリラがいるということだ。イスラム原理主義者は男女の別なく存在し、暴力的、攻撃的である。時として重装備だ。安全な場所などどこにもない。
 主人公ネジュマの服飾デザインに対する情熱は並ではない。服飾と言えばパリコレクションに代表されるようにフランスのパリが究極の発信源である。アルジェリアは帝国主義時代のフランスのアフリカ横断政策によって19世紀のはじめ頃からフランスの植民地になっていて、フランス語が広く行き渡った。現代では公用語はアラビア語だが、一般で使われるのはフランス語だ。本作品のネジュマもフランス語を話す。服飾デザインをやりたくてフランス語が話せるなら、パリに出て勝負してみると考えるのが当然のような気がするが、ネジュマはそうしない。そして武装ゲリラがあふれるアルジェリアで無謀な行動に出る。
 イスラム原理主義の恐ろしいところは、その不寛容さにある。一般に人間が腹をたてるのは、主に被害意識である。物理的、金銭的に損をしたとき、自分や家族を身体的に傷つけられたとき、人格を蔑ろにされて自尊心を傷つけられたときなどだ。しかしイスラム原理主義者の怒りは自分の被害にとどまらない。他人が反イスラム的であったりハラムであったりすることが我慢ならない。そして彼らは武器を持っている。ネジュマのように、愚かな人たちが信仰をたてに暴走しているだけと割り切るにはあまりにも危険である。
 弱い人は自分の価値観を信じきれない。だから自由を恐れる。生きる拠り所がないからだ。だから自由を投げ出して宗教に価値観を委ねてしまう。教えられたとおりに生きるならそれほど楽なことはない。しかし自由への未練は残る。だから自分が捨ててしまった自由を謳歌する人が許せない。街でヘイトスピーチをする人々と同じ不寛容な精神性である。
 イスラム原理主義者に限らず本作品のような精神性が世界に蔓延していて、更に増え続けているとすれば、人類から戦争は永久になくならない気がしてくる。現実主義者はだから武器が必要なのだとせっせと兵器開発に勤しむかもしれないが、武器があるから原理主義者が過激になるという見方もできる。日本で武器の売買が自由だったら、重大犯罪の発生数は現在の比ではないだろう。武器を取り締まることが犯罪を重大化させないことでもある。ナイフや包丁で人を殺すのは大変だが、大型の拳銃なら非力な人間でも人を殺せる。
 人間が臆病なのは臆病であることが生き延びるのに必要だからだ。武器は人間から臆病さをなくし、変な勇気を与えてしまう。寛容と言葉による話し合いを放棄して暴力で他人の自由を封じ込めるのが武器だ。ヘミングウェイが「武器よさらば」を発表したのが100年近く前の1929年。何年経っても人間は弱くて武器に頼る。人類に平和は訪れない。

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耶馬英彦

3.0自由とは

2020年11月11日
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90年代のアルジェリアで起きた内戦を背景に女子大生たちがイスラム原理主義者からの暴力に屈することなく新しい女性像を切り開こうと奮闘する姿を描いたヒューマンドラマ。授業中に黒いヒジャブを来たイスラム原理主義者の女性たちが教室に乱入し外国語教育の廃止を求めるシーンが登場したが、逆らう者には暴力で服従させようとする姿勢は恐怖でしかない。
にしても主人公は、この様な状況に置いて自由奔放過ぎやしないかと疑問に思った。命が懸かってる社会状況と言うのにファッションショーを開いたりとか。
体制に対する反抗なのだろうが、それにしてもだ。一度やなく何度ともなく危険な事であると助言を受けているのに。
ただラストは微かな希望を抱かせるものとなってるところに救いがあった。
ちなみにパピチャとは「常識にとらわれない自由な女性」という意味らしい。

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オクやん

3.5女性のエネルギーを感じた

adamsmithさん
2020年11月8日
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イスラムの社会で女性はかくあるべしとの規範にがんじがらめになっていることが分かる。その一方で主人公たちが日々それと闘い、傷つきながらも、国に留まって進んでいこうとする姿に、女性の強さを感じる。画面の作り方などには、時々?と感じた。

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adamsmith

4.0普通の青春物語もままならない

2020年11月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

90年代の内戦中のアルジェリアで、イスラム原理主義と戦いながらファッションショーを開催しようとする女子大生達の物語。
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イスラム教の女性はビジャブっていうベールを被って髪の毛を隠さないといけなくて、厳しいと目以外全部隠してたり、未婚既婚でかぶり方が違ったりするらしい。
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そもそもこのビジャブを被る理由は男性は女性の魅力に弱いから女性は美しい部分を隠せってコーランに書いてあるらしい。この理屈が完全に性被害にあった女性に服装が悪いとか色目使ったんだろっていうクズと同じなんだよな〜こんなこと宗教に書いてあるのがびっくり。今は時代が違うから緩くなってるところもあるのかもしれないけど。
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普通の国なら、色々あったけどファッションショーを成功させたっていう青春物語になるけど、そんな普通の物語すらアルジェリアでは叶わない。
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女性の権利が低い国ほど女vs女になる気がして、ハリウッドだと男vs女だけど、この映画、ビジャブを被った女性と主人公達の対立がある。まずは女性の意識を変化させること、男性に理解してもらうのはまだまだ先。
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私は日本だって、まだ女vs女だと思ってる。日本はアルジェリアと違って目に見えないところでそういうのがあるから余計タチが悪い。

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せつこん
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