ハニーボーイ

劇場公開日:

ハニーボーイ

解説

「ワンダー 君は太陽」「クワイエット・プレイス」シリーズのノア・ジュプ演じる人気子役の心の成長を描いたヒューマンドラマ。「トランスフォーマー」「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」のシャイア・ラブーフが自らの経験をもとに初めて脚本を手がけ、主人公の父親役で出演もしている。ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスと、彼のマネージャーを務める父のジェームズ。前科者で無職のジェームズの不器用な愛情表現に、オーティスは常に振り回されていた。そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、共演する俳優たち。彼らとの交流を経て、オーティスは新たな世界へと踏み出していくが……。ジュプが12歳のオーティス、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のルーカス・ヘッジズが10年後のオーティスをそれぞれ演じる。

2019年製作/95分/PG12/アメリカ
原題または英題:Honey Boy
配給:ギャガ
劇場公開日:2020年8月7日

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(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.0父からの愛がほしい子供の切なさ

2023年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

淡々と進むストーリーで、ラストまでそんな盛り上がりはなくちょっと退屈な感じもしてました 12才ってまだまだ子供、愛がほしいのです 身勝手でちゃんと仕事もしてない前科者の父、一般的にはダメな父に思うけど、それでも子供にとっては愛してほしい父 そんな父なら私はいらないと思うのですが、オースティンには愛している父で、父からの愛がほしいオースティンの想いが切なくてジーンでした 親からの愛を欲しがる子供ってほんと切ない 子役のノアくんはクリンクリン頭で今作でも天使のような可愛さでした 大人になってからのオースティン演じるルーカス・ヘッジズっていつも思うけど、イケメンなのかそうじゃないのか 短髪だとイケメンに見えるのにね

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小町

3.0シャイア・ラブーフ自伝

2022年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

子役からスターだったシャイア・ラブーフの自伝を、自らが脚本を書き、父親役を演じている。 人気スターだった息子のマネージャーとして父親が存在していた。 何故、こんなクソ親父を慕っていたのか、最後までわからなかった。

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いやよセブン

3.5子役だったジャイア・プルーフが脚本を書いた自伝的映画

2022年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

自分をコントロール出来ない《そんな父親でも》 僕は愛してる 2019年(アメリカ) 子役スターでニックネームが「ハニーボーイ」だったジャイア・ラブーフ。 そのラブーフが脚本を書いた自伝的な映画です。 サンダンス映画祭監督賞など、様々な賞に輝く。 シャイア・ラブーフの個性が強く出たインディーズ系の映画です。 3人の主役の存在感と演技が凄い。 シャイアの12歳の時のオーティスを演じるのは天才子役のノア・ジョブ。 22歳になったオーティスをルーカス・ヘッジズ。 ステージパパで怒りを爆発させて制御不能の父親をシャイア・ラブーフが 前髪を禿げさせた風貌でイヤらしく演じて、度ハマリ役です。上手い。 子役にマトモに育った子はいない・・・そんな気がして来る映画です。 前科者で幼い息子に食べさせてもらい、それを苦にして挙句に八つ当たり。 そんな父親に育てられ今はハリウッドスターで、飲酒事故で更生施設に入院してる 22歳になったオーティス(ルーカス・ヘッジズ) 父親から受けた虐待は今も彼を苦しめPTSDと診断される。 (現実にシャイア・ラブーフは酒気帯び運転で事故を起こし、2本の指が欠損してるとか) (悪童の誉れも、女癖の悪さでも有名です) この映画はなんの解決もありません。 オーティスが立ち直ったか?真人間になったかも何も分からない!! そこがこの映画の良さ・・・かも知れません。 痛み(ペイン)は誰にも分からない。 心的外傷なんて洒落た病名をつけても直す薬なんかないのです。 こう言う生い立ちならエキセントリックになっても、なんの不思議もない。 ノア・ジョブ→ルーカス・ヘッジズ→シャイア・ラブーフ 現実にそこにいるように演じて、リアリティ半端なかった・・・ そこが見所。

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琥珀糖

4.0とても心に響いた作品

2022年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DVD鑑賞 きれいなキービジュが印象的な作品。 気がついたら劇場公開が終わっており、先日たまたまレンタル屋で見かけたので借りてきました。 頭からSFの戦闘シーンから始まって、あれ?これ違うディスクじゃないの?と面食らいました。 シャイア・ラブーフの自伝が原作って位で前情報まるでなしだったんですが、蜂蜜作って生活している家族の物語だと勝手に思ってましたよ。全然違ってました。 ノア・ジュプとシャイア・ラブーフ、それとルーカス・ヘッジズの3人で作られているようなミニマムな世界。 でもそれによって密度が強くなっているようで、芝居にも厚みがありました。 まず音楽がものすごい良くて、思いっきり好みでした。 (鑑賞直後すぐにポチりましたよ!※メディアはヴァイナル盤のみ) 音楽だけでなく、歌を挟むタイミングも選曲も良かったですね。 それと、鮮やかでクリアな色使いがすごいフィットしているんですよ。 幼少期と青年期を交互にフラッシュバックさせた作りですが、この時の色の使い分けもうまいです。 そんな中とても印象的だったのが、物語途中で雄叫びをあげる幼少期と青年期のカット。 この残酷な対比は物語に楔を打つかのように、実に効果的であったと思います。 エンドロールがまた素晴らしく、最初の写真で何だか涙が出てしまいました。 ディランの唄が全てを語っているようですよね。 愛してもらいたい子、愛し方がわからない親。大人も子供も等しく寂しく傷ついているのですね。 決して珍しくないテーマではあるのですが、その描き方がとても丁寧。色彩に音楽も相まって、とても心に響いた作品でした。 後から知ったのですが、ラブーフはこの作品の制作にあたり7年程絶縁状態だった父親に会いにいったそうです。 その再会だけでも、この作品が作られた意味があったのでは無いでしょうか。

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白波