TENET テネットのレビュー・感想・評価
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とにかく、どこでも回転ドア🚪が、ポイント、ポイントで都合の良いところにあるから超便利( ´Д`)
前半で、DV男のケネス・ブラナー夫婦の話が少しダラダラと続いて行き、少しだけ落ちかける。
何とか持ち直したのは、何と言っても〝 逆行 〟の秘密を知りたいからに他ならない。
そして、やっと本格的に始まる〝 逆行 〟の場面。
大いなる謎を孕みつつ。頭グワングワンになりがら、スクリーンに映る画面を必死になりながら少ない脳味噌に叩き込んで行く。
それにしても、後半からクライマックスへ展開される〝 進行世界 〟と〝 逆行世界 〟の敵とは同時に戦う必要に迫られる、、、って言う(。-_-。)
もう無茶苦茶で御座いますがな〜_(:3 」∠)_
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を筆頭にした、この手のパラレルワールドの世界観では。〝 進行世界 〟の人やモノ等に、《未来や過去の世界》からやって来た《者》から何らかの影響を及ぼされた場合。その後の〝 進行世界 〟にはかなりの《変化》が及ぶ筈だ…と思い、首を傾げていた、、、
主人公は知ったのだった。
映画のラスト直前にニールに関する事実を!
映画の冒頭部分と、クライマックスの前…
彼は少なくとも2度、、、
〝 死んでいたかも知れなかった事実を 〟
その上で延々と続いて行くこの【無間地獄】を!
果たして今は何度目だったのか?…と。
だったら、ケネス・ブラナーの子供時代を《ターミネーター》しに行けよ、、、( ̄^ ̄)と
まあ、それでは映画にはならんのですけどね〜(u_u)
(その時代に回転ドアは無いから無理か💧)
2020年 9月21日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン10
いやー難しいけど好きだー!
これはおもしろかった!
とにかく時間が戻るのと通常に進むのとで慣れるまで大混乱しましたが、伏線回収シリーズでようやくついていけました。
この時間の順行と逆行が引き金で世界が滅ぶという設定なんですが、もう少し説明が欲しかった気もします。説得力にかけるという感じかな。まあ、見てるとその設定のつもりで見ちゃうから、それでいいのかもしれませんけど。
世界滅亡を防いだあとの3人の会話が泣けました。死をわかってて戦いに行くのを止められない。ダメ、こういうの涙腺崩壊。
タイムマシン関係お好きな方は間違いなくハマる名作ですね。
角度を変えると世界が変わる。
二回目。いまだによくわからない部分が多いがおもしろい。
基本的なところだが、本作で言及されている未来人、というのはどのくらいの未来のことを指しているのだろう。そして、彼らは本作の悪役であるセネターのような人物を何人も抱えているのだろうか。世界を滅ぼすという大役を、セネターひとりに託すということはないだろう。でも、未来人と契約した人物はセネターしか出てこない。
本作の重要な要素である「時間を逆行する」には、1日逆行するには1日かかるらしい。ずいぶん遠くの未来だとしたら、逆行してきてセネターに直接会うことはできないだろう。ということは、未来人はセネターとは作中で語られている「契約書」にすべての指示が書いてあったということなのか。その割にはセネターは逆行グッズを使いこなしていて、それはそれで不思議だ。
本作でみんなが奪い合う「アルゴリズム」という核弾頭みたいなものは、そもそも誰が手に入れていたものなのだろう。未来人がセネターに向けて逆行させて届けたものなんじゃないかと思うが、でも本作ではセネターが一生懸命それを集めている。ということは他の誰かが受け取っているものを、セネターが奪っているということだろうか。そうだとしたら、それは誰なのか。
いろいろと疑問がつきない作品ではあるが、テーマとしては、世界は角度を変えると全く違って見える、つまり、世界はひとつではない、というカント的なテーマなのではないかと思う。
ノーランはずっと時間についてこだわり続けていた。前作の「ダンケルク」でも時間を意識した演出がなされていた。そして「陸」「海」「空」で死の扱いの違いをみせた。彼の中では、「世界はひとつではない」という意識があるのだと思う。今回は時間の「順行」「逆行」という要素でその点を強調してみせた。とくに、同一人物が「順行」「逆行」の双方向から同じ場面にアクセスするところなどは、そういったテーマを伝えるにはわかりやすいやり方だと思う(なにが起こっているのかはわかりにくいが)。
それにしても非常におもしろい。また観ようと思う。
時間軸職人の本領発揮
「逆回し」なんぞ、特撮の技法としてはそれこそ映画黎明期からあった使い古されたものだろうけど、それを時間を逆行するというアイデアと絡めて、ここまで奇抜で斬新な映像に昇華できるのですね。
時間軸職人のクリストファー・ノーラン監督ならではの、複雑怪奇でかみごたえがありすぎのストーリーは、一度見ただけでは、全体を理解するのはとても無理でした。鑑賞後に購入したパンフレットの解説(それも本職の物理学者が解説していた)を読み込んで、2回目を見てやっとそういうことか、と納得。それでも、各シーンの個々の映像は見応えがあり、飽きさせず、何度も見たくなります。リピータを呼び込んで観客動員数を倍増させるにはいい作戦だったかも。
奇をてらっただけ
「TENET」って、ひょっとして回文?普通の時間の流れと逆行を意識したからの表題かな?インターステラーも、自分は受け付けなかったけれど、「TENET」は、それ以上に無理。他の人が作ったことがないとんでもない設定で作るのが好きなんだろうなって思う。また、説明が不足していて、観客が理解できないのをそのまま置き去りにして、後でそれを回収していくという描き方。それにしても限度がある。
世界が亡くなるかもしれないのに、工作員2人に世界の存亡が託されるのもしょぼい。世界を救わなければならないのに、主人公は誰だとか、あまり親しくもない妻子の命を救うのを優先しているかのようなのも興ざめ。自分軸の人間だけが救われればいいという危険な描き方はやめてほしい。(どのスパイ物にも言えることなのだが)
少し冷静に考えると、これってあり得ないよねって。オスロ空港で、順行しているニールと名もなき男が戦う場面があるけれど、人間の筋肉の構造上、順行している人間と逆行している人間が戦うのは力学上無理。順行している人間や車と逆行している人間や車、完全に過去も未来も覚えていないと、戦ったり除けたりするのも不可能。逆行するのは動きだけ?言葉も時間が逆向きに聞こえてくるはずでしょ?素人でも、それくらいのことを考えるのに、脚本家や監督、この作品によくゴーサインを出したなと。
見ている方は、煙に巻かれているだけで、頭も混乱するから、凄いっていう感情よりも、意味わかんないって感情だけが膨らんでいく。自分が理解できないのを凄いって思える人はいいかもしれないけれど、どう考えても自分には無理。奇をてらっただけの映画に思えた。
ノーラン監督の作品、自分には合わないのかもしれない。
逆行と通常世界とが交錯する
時間が逆行…概念を壊される映画体験!
いや~、クリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなっているんですか!?っと言いたくなるようなぶっ飛んだ映画体験をしました。これまでの作品の傾向や本作の前評判や予告である程度のぶっ飛んだ映画とは認識してましたが、斬新さで片付けられないような、想像をはるかに超えた時間を味わいました。
そして評判通り、1度の鑑賞では全てを理解することができませんでした。ん?どういうこと?って途中何度も思い、正直自分の脳の限界を超えてしまっていると感じましたが、そのために映画が面白くなくなったりすることは一切なく、理解できないことも含めて没入感を感じられた映画体験でした。
理解できなくてもストーリー性が見えなくなることもありませんし、それ以上にアクションシーンの面白さや、想像を超える映像、そして強烈に興奮する音響によって視覚と聴覚が圧倒される感覚でした。ラストの戦闘シーンは、もう何をこれ観ているんだろう!?という驚きでいっぱいでした。
クリストファー・ノーラン監督に常識を完膚なきまで壊された気分ですよ。この感覚は、『インセプション』『インターステラー』でも味わってもうすでに3回目なのにさらに上を行くという凄さです。でもね、ここまで来ちゃったのです、もう我々は次回作でさらなる、常識をくつがえす高みを見させてもらいたいと期待してしまいますよ!
タイトルも凝っている
本来タイプスリップやタイムリープは無理な話である。
アナログの世界を逆再生するという発想は、カセットテープを逆再生することと似ている。
昔のタイムマシンの映画で、過去に行くとき風景が高速で逆再生していた。
食べたものが口から出てきて、お皿に戻り、血液は逆に流れ、排泄物は体の中に戻る。
戻るということ自体が概念だ。
などと真剣に考えさせられた映画。
本作もやはり難解…過ぎる…
一度観ただけでは分かりにくい。
ノーラン作品って時間と空間のコンプレックスなんだよね。っていう当たり前のことを再確認しつつ、ノーランらしい典型的な映画だとは思いますが、過去作に比べて驚きもなく、ストーリーを追っていくのに必死になってしまうのが非常に残念なところでした。そんなに難解なストーリーではないのですが、一度の鑑賞でフラグをすべて回収しきれるか?といえば、出来たような気がしますが、もう一度、答え合わせのつもりで鑑賞する必要があります。
IMAXレーザーで観てますのでドルビーシネマとの違いやフルサイズのIMAXでの迫力も体感したいのでそのうち答え合わせに行きましょうかね。
(追記)
ドルビーシネマで鑑賞。映像と音響のメリハリでドルビーシネマの圧勝。これは意外でした。フルサイズのIMAXも観たいなあ、ですが、ストーリーの理解はし切れず。パートパート毎にはいいのですが、それらをつなげたとたんに頭がパニクるのです。
2.89難解過ぎてわからん
意味が分からなすぎる。逆行する玉がすごいのかすごくないのかもわからん。
とりあえずヒロインが美人で主人公はかっこよかった。
矛盾点が主張する
こういう映画は途中アレッと引っ掛かる点があっても
おもしろそうなら無視することにしている。
しかし見終わった後で、矛盾点が主張してくる。
車のシーンだけをとっても矛盾点の代表的なものを挙げると
次の3つ
・時間の逆行という設定のはずなのに、いつの間にか
進行方向が逆という事に置き換わっている。
いい例が車の運転。
時間軸が逆の2者が車で追いかけっこできるわけない。
・因果律の逆なのだから、起動してもスタートしないはず。
アクセルをふかしても回転数は上がらんし、
ハンドルを切っても曲がるのではない。
・準方向の時間の時に壊れてた車が、逆時間軸では直って
走り出すってのもあったが、これが可能なのは車ごと
装置を通って、車の時間軸が逆になっていた場合。
この場合、逆時間軸では普通に運転できるはずだが
作品中では、運転にすごく苦労している。
一番おかしいのは当初と後半の逆行の性格の違いで、
当初、弾丸が戻るピストルが別の場所から送られてきたと
説明していたものと、その後の正時間と逆時間できちんと
回収されるものと、シーンから考えて性格が異なっており
辻褄が合わない。
難解だが意外と理解できるんだよなー
ノーランの映画はバットマンでさえ唸るところで
インセプション、インターステラーも
この監督どんな脳みそしとんねん?!と思うものの
物語自体はすんなり頭に入るんですな。
この映画もアタマおかしいんちゃう?ぐらいブッ飛んでるが
いわゆるレイア―の何段階もの階層を
神の視点で整理できちゃうんでしょうな。
それを客に理解させるって
あーやっぱりこのカントクおかしいわ~!
コロナ禍で凡作多い中で今年一番の出来。
80点
イオンシネマ近江八幡 20201021
複雑かつ硬派な技巧的SF作品
クリストファーノーランの緻密に編まれた複雑なストーリー展開を存分に堪能できる作品です。
逆行の世界観、表現については、マトリックスレベルで革新的なSF技術に感じました。思いつかないし、思いついてもあのように表現できる技術と展開、あと資金力に脱帽…。
終盤の戦闘シーンは順行、逆行の世界が入り乱れてあまりに複雑で完全に初見殺し。そこで置いてけぼりを食ったと感じるか、してやられたと感じるかで、たぶん評価がわかれるのだろうと思いました。
歴史を守り抜く
待望のクリストファー・ノーラン監督の最新作
「TENET テネット」を鑑賞して来ました。
最初に驚きなのがノーラン映画の音楽と言えば、ハンス・ジマーと云う固定観念があったので「クリード」や「プラックパンサー」を担当したルートヴィッヒ・ヨーランソンが手掛けていた事。
いつも新作を制作する度に影響を受けた作品、元ネタとなる作品を挙げているノーラン監督ですが、今回は殆ど公表していない。
この辺りから今作は、いつもと何かが違うと思うように...
ノーラン監督と言えば「007」シリーズが大好き。
いつか撮りたいと仰っていましたが、
今回の「TENET」を「おれが かんがえた さいきょうの スパイえいが」と比喩する人も居るようにスパイ映画的な構図となっています。
物語は、「時間を逆行させる装置を持つ敵より第三次世界大戦を防ぎ、人類を救う」と言うノーラン史上最もシンプルなあらすじ。
対してその中身はノーラン史上最難関な構成となっています。
ハッキリ言って私は理解出来ませんでした。
勿論、監督のやりたい事、物語の向かう先などは解ります。
物語構成自体は過去のノーラン映画と何も変わらない。
にも関わらず何故、理解出来なかったのか?
①順行と逆行の2つの視点を1つの画面を映したり、逆行組の演出がなかなか解りづらい。
②登場人物や世界観の説明を省いている為、常に観客は頭の中で整理しないといけない。
③良くも悪くもテンポが良いので①や②を整理する余裕が無い。
この辺りがこの作品を難解と言わしめている要因だと思います。
本編で語られる「理解しようとするな、感じろ」と言うのは、ある意味この映画の正しい見方でもある。
以下、良かった点と悪かった点。
【良かった点】
○芸術的なシーンの数々。冒頭のキエフのコンサート会場での銃撃戦。観客が寝ている中での銃撃戦は緊張感がありながらも不思議と美しさも感じられた。
また実写撮影に拘るノーラン監督らしく実在のジャンボジェット機を買い、爆走させるオスロ空港のシーンは見応え抜群。
○順行と逆行する人間・事象の映像が衝撃。常に新しい映画体験を見せてくれるノーラン監督。今作の時間逆行体験は新鮮でした。
○順行と逆行が交差するカーアクション。逆行する車が良い意味で不気味さと緊張感を生み出してくれる。
○伏線回収。キエフで主人公を助けた謎の人物、オスロ空港で逆行して来た謎の兵士等々、伏線が綺麗に回収しており、謎が解けた時は爽快に感じる。
○クライマックス、主人公と相棒ニールの別れのシーン。人間ドラマに重きを置かない本作に於いて、唯一と言っていい友情ドラマが描かれた場面。これまでの経緯とニールのタイムラインの結末を知っているだけあって観客は感情移入出来る。
【悪かった点】
○エントロピーの逆行により時間の流れは反転する。この辺りの設定は話半分で問題ないです。しかし逆行された世界のルールとして酸素ボンベのマスクを装着するはずなのに終盤、その設定に矛盾するシーンがある。
○「理解しようとするな、感じろ」と言う台詞があるが、余りにも複雑な演出のせいで全体像解りにくい。今、主人公達はどんな行動をしているのか?今は順行シーンなのか、逆行シーンなのか解らない。
ザックリこんな感じですが、悪かった点に関しては大したマイナス要因ではないので私的に大満足な映画でした。
ただ繰り返しになりますが、所見でこの映画を完璧に理解出来る人間はほぼほぼ居ないです。
観客自身に状況を理解させようとし、圧倒的な情報量とテンポで押し潰して来る映画なので不親切極まりないと思う人も居るかと。
それを含めて私は、この映画はノーラン監督の気概を感じる素晴らしい映画だと思います。
ノーラン監督と言えば、歴史の積み重ねを大切にする方。
インターネットで得られるのは情報であり、知識ではない。
日々、アップデートされるネットでは積み重ねは無い。
だからこそインターネット嫌いなのでしょう。
今作から感じたのはノーラン監督にとって最も怖れる終焉を食い止めて歴史を守って行こうと言う想い。
戦争であれ、昨今の新型肺炎であれ、どんな苦境でも人類の歴史は続いて行く。
ノーラン監督にとって最も怖れる終焉とは歴史が途絶える事。
現実問題、新型肺炎のリスクもあり映画館が縮小されて行く現状に対して心を痛めているノーラン監督。
映画館と言う歴史を守り抜くと言う意味でこの映画は現実と密接にリンクしているのではないでしょうか?
長くなりましたが、ノーラン映画史上最高難易度の作品ではあり、敷居がとても高い内容ではありますが、この映像体験は映画館だからこそ。
是非、劇場で観て欲しい作品です。
「ようわからんかった」人が多く安心した
やっぱり難解
難解すぎる
名もなき男
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