TENET テネットのレビュー・感想・評価
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2.89難解過ぎてわからん
意味が分からなすぎる。逆行する玉がすごいのかすごくないのかもわからん。
とりあえずヒロインが美人で主人公はかっこよかった。
矛盾点が主張する
こういう映画は途中アレッと引っ掛かる点があっても
おもしろそうなら無視することにしている。
しかし見終わった後で、矛盾点が主張してくる。
車のシーンだけをとっても矛盾点の代表的なものを挙げると
次の3つ
・時間の逆行という設定のはずなのに、いつの間にか
進行方向が逆という事に置き換わっている。
いい例が車の運転。
時間軸が逆の2者が車で追いかけっこできるわけない。
・因果律の逆なのだから、起動してもスタートしないはず。
アクセルをふかしても回転数は上がらんし、
ハンドルを切っても曲がるのではない。
・準方向の時間の時に壊れてた車が、逆時間軸では直って
走り出すってのもあったが、これが可能なのは車ごと
装置を通って、車の時間軸が逆になっていた場合。
この場合、逆時間軸では普通に運転できるはずだが
作品中では、運転にすごく苦労している。
一番おかしいのは当初と後半の逆行の性格の違いで、
当初、弾丸が戻るピストルが別の場所から送られてきたと
説明していたものと、その後の正時間と逆時間できちんと
回収されるものと、シーンから考えて性格が異なっており
辻褄が合わない。
難解だが意外と理解できるんだよなー
ノーランの映画はバットマンでさえ唸るところで
インセプション、インターステラーも
この監督どんな脳みそしとんねん?!と思うものの
物語自体はすんなり頭に入るんですな。
この映画もアタマおかしいんちゃう?ぐらいブッ飛んでるが
いわゆるレイア―の何段階もの階層を
神の視点で整理できちゃうんでしょうな。
それを客に理解させるって
あーやっぱりこのカントクおかしいわ~!
コロナ禍で凡作多い中で今年一番の出来。
80点
イオンシネマ近江八幡 20201021
複雑かつ硬派な技巧的SF作品
クリストファーノーランの緻密に編まれた複雑なストーリー展開を存分に堪能できる作品です。
逆行の世界観、表現については、マトリックスレベルで革新的なSF技術に感じました。思いつかないし、思いついてもあのように表現できる技術と展開、あと資金力に脱帽…。
終盤の戦闘シーンは順行、逆行の世界が入り乱れてあまりに複雑で完全に初見殺し。そこで置いてけぼりを食ったと感じるか、してやられたと感じるかで、たぶん評価がわかれるのだろうと思いました。
歴史を守り抜く
待望のクリストファー・ノーラン監督の最新作
「TENET テネット」を鑑賞して来ました。
最初に驚きなのがノーラン映画の音楽と言えば、ハンス・ジマーと云う固定観念があったので「クリード」や「プラックパンサー」を担当したルートヴィッヒ・ヨーランソンが手掛けていた事。
いつも新作を制作する度に影響を受けた作品、元ネタとなる作品を挙げているノーラン監督ですが、今回は殆ど公表していない。
この辺りから今作は、いつもと何かが違うと思うように...
ノーラン監督と言えば「007」シリーズが大好き。
いつか撮りたいと仰っていましたが、
今回の「TENET」を「おれが かんがえた さいきょうの スパイえいが」と比喩する人も居るようにスパイ映画的な構図となっています。
物語は、「時間を逆行させる装置を持つ敵より第三次世界大戦を防ぎ、人類を救う」と言うノーラン史上最もシンプルなあらすじ。
対してその中身はノーラン史上最難関な構成となっています。
ハッキリ言って私は理解出来ませんでした。
勿論、監督のやりたい事、物語の向かう先などは解ります。
物語構成自体は過去のノーラン映画と何も変わらない。
にも関わらず何故、理解出来なかったのか?
①順行と逆行の2つの視点を1つの画面を映したり、逆行組の演出がなかなか解りづらい。
②登場人物や世界観の説明を省いている為、常に観客は頭の中で整理しないといけない。
③良くも悪くもテンポが良いので①や②を整理する余裕が無い。
この辺りがこの作品を難解と言わしめている要因だと思います。
本編で語られる「理解しようとするな、感じろ」と言うのは、ある意味この映画の正しい見方でもある。
以下、良かった点と悪かった点。
【良かった点】
○芸術的なシーンの数々。冒頭のキエフのコンサート会場での銃撃戦。観客が寝ている中での銃撃戦は緊張感がありながらも不思議と美しさも感じられた。
また実写撮影に拘るノーラン監督らしく実在のジャンボジェット機を買い、爆走させるオスロ空港のシーンは見応え抜群。
○順行と逆行する人間・事象の映像が衝撃。常に新しい映画体験を見せてくれるノーラン監督。今作の時間逆行体験は新鮮でした。
○順行と逆行が交差するカーアクション。逆行する車が良い意味で不気味さと緊張感を生み出してくれる。
○伏線回収。キエフで主人公を助けた謎の人物、オスロ空港で逆行して来た謎の兵士等々、伏線が綺麗に回収しており、謎が解けた時は爽快に感じる。
○クライマックス、主人公と相棒ニールの別れのシーン。人間ドラマに重きを置かない本作に於いて、唯一と言っていい友情ドラマが描かれた場面。これまでの経緯とニールのタイムラインの結末を知っているだけあって観客は感情移入出来る。
【悪かった点】
○エントロピーの逆行により時間の流れは反転する。この辺りの設定は話半分で問題ないです。しかし逆行された世界のルールとして酸素ボンベのマスクを装着するはずなのに終盤、その設定に矛盾するシーンがある。
○「理解しようとするな、感じろ」と言う台詞があるが、余りにも複雑な演出のせいで全体像解りにくい。今、主人公達はどんな行動をしているのか?今は順行シーンなのか、逆行シーンなのか解らない。
ザックリこんな感じですが、悪かった点に関しては大したマイナス要因ではないので私的に大満足な映画でした。
ただ繰り返しになりますが、所見でこの映画を完璧に理解出来る人間はほぼほぼ居ないです。
観客自身に状況を理解させようとし、圧倒的な情報量とテンポで押し潰して来る映画なので不親切極まりないと思う人も居るかと。
それを含めて私は、この映画はノーラン監督の気概を感じる素晴らしい映画だと思います。
ノーラン監督と言えば、歴史の積み重ねを大切にする方。
インターネットで得られるのは情報であり、知識ではない。
日々、アップデートされるネットでは積み重ねは無い。
だからこそインターネット嫌いなのでしょう。
今作から感じたのはノーラン監督にとって最も怖れる終焉を食い止めて歴史を守って行こうと言う想い。
戦争であれ、昨今の新型肺炎であれ、どんな苦境でも人類の歴史は続いて行く。
ノーラン監督にとって最も怖れる終焉とは歴史が途絶える事。
現実問題、新型肺炎のリスクもあり映画館が縮小されて行く現状に対して心を痛めているノーラン監督。
映画館と言う歴史を守り抜くと言う意味でこの映画は現実と密接にリンクしているのではないでしょうか?
長くなりましたが、ノーラン映画史上最高難易度の作品ではあり、敷居がとても高い内容ではありますが、この映像体験は映画館だからこそ。
是非、劇場で観て欲しい作品です。
「ようわからんかった」人が多く安心した
やっぱり難解
難解すぎる
名もなき男
ノーランがノーランを超えた!
前半意味不明→後半思考停止
面白いけど
予想通り
1回目
行って帰ってまた行っテネット
時間と空間をひん曲げるのが大好きなノーランが、またまた色々ひん曲げた!
時間を切ってつなげて早回しからの逆回し、まるでDJがターンテーブルこねくるように映像がグリグリ自在に動きます。
【ストーリー】
主人公は名もなきアメリカ人。
CIA局員の彼は、不屈の闘志で核物質の拡散を防ぐべく奔走する。
その影にロシアマフィアがいると知った彼は、その妻に接触するが。
彼に世界を救えと命じたのは誰なのか。
彼は世界を救えるのか。
未来から時間軸を遡って別の人類がやってくるというネタはバリントン・J・ベイリーの「時間衝突」にも出てきましたが、それをもっとミニマムに、映像を使って生々しくやるのがノーラン節。
ラストに伏線がスコスコ回収されてゆくあのアハ感を、みんなに楽しませてくれます。
不思議な時間体験
随分と手の込んだ意外性も有るストーリー展開で感心させられるが、感動には結びつかない
ノーラン監督による2020年製作のアメリカ映画、原題:Tenet、配給:ワーナー・ブラザース映画。
過去と未来の同一人物が一映像内に共存し、何が起きているか理解するのが非常に難しかった。結局3回目鑑賞でようやく、主人公(ジョン・デビッド・ワシントン)やニールの生き方が何ともカッコ良い映画との印象を覚えた。ただインターステラーの様な「愛」が登場しなかったせいか感心はさせられたが、残念ながら感動は全ての視聴であまり覚えなかった。
とは言え、済んでしまったことは仕方がないと割り切るが、自らの死をおそらく知りながら、未来の主人公と出会い暗い未来を変えようと今を懸命に闘うニール(ロバート・パティンソンが好演)の姿には、ノーランの主張したい様に思える、一人一人のこの世界の主人公としての人類の未来への真摯な今の対応、と絡んでくるせいか、ぐっとくるものがあった。
007映画の方向性での迫力を追求してか、本物のジェット戦闘機まで登場させ建物にぶつけて炎上させる演出には驚かされたが、スピード感に乏しいせいか自分の感性的にはあまり迫力がある映像にはなっておらず、勿体ないと思ってしまった。また悪役セイター(ケネス・ブラナー)を妻(エリザベス・デビッキ)が撃ち殺し海へ投げ込むシーンでの海へ落ちていく人間の人形感もいただけなかった。
過去の自分との格闘や、逆走車とのカーチェイス、逆向きに進む戦争破壊シーン、実はこういった映像を見せたいがための映画だった気もするが、見ている方は目新しいアイデアと感心はするものの、従来のノーラン監督らしい映像の美しさには欠け、あまり心は動かされなかった。随分と手の込んだ脚本で、謎解きの魅力は確かにあり(ただ見逃しがあるかもしれないが、セイターを殺しても世界が破滅にならなかった理由付けがクリアとなっていない気がしている)、イントロ映像のスピード感、主人公を助ける謎の人物提示とそのソリューション、及びヒロイン(デビッキ)による夫殺しや主人公によるヒロインの命救済物語の意外性は見事ではあったが。
監督クリストファー・ノーラン、製作エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン、製作総指揮トーマス・ヘイスリップ、脚本クリストファー・ノーラン、撮影ホイテ・バン・ホイテマ、美術ネイサン・クロウリー、衣装ジェフリー・カーランド、編集ジェニファー・レイム、音楽ルドウィグ・ゴランソン、主題歌トラビス・スコット、視覚効果監修アンドリュー・ジャクソン。
出演ジョン・デビッド・ワシントン(名もなき男)、ロバート・パティンソン(ニール)、
エリザベス・デビッキ(キャット)、ケネス・ブラナー(セイター)、ディンプル・カパディア(プリヤ)、アーロン・テイラー=ジョンソン(アイヴス)、ヒメーシュ・パテル(マヒア)、クレマンス・ポエジー(バーバラ)、マイケル・ケイン(クロスビー)。
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