るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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雪の様に降り積もり、静かに溶けている二人の思いを淡々描かれた作品です。
「るろうに剣心 最終章」の「The Beginning」を鑑賞しました。
「The Final」も鑑賞しているので、やっぱり観ない事には始まらない。
都内のシネコンも時短営業とソーシャルディスタンス体制ではありますが、とりあえず無事に営業しているので近所のMOVIX亀有で鑑賞。
で、感想はと言うと…面白い。
じっくり、しっとりと剣心(抜刀斎)と巴の物語を描いています。
大掛かりなアクションも少なめで魅せる事よりも語りかけるといった感じでしょうか?
原作の「追憶編」をベースに劇場版の前日譚のお話で、剣心(抜刀斎)が何故、人斬りとして活動し、何故不殺の誓いを立てたのか?また左頬の十字傷の謎が描かれていますがとにかく剣心と巴の出番がめちゃくちゃ多い。
前作とは打って変わって、登場人物も少なめ。
なので、人物描写が物凄く深い。
剣心のもう一つの顔と過去の人斬り抜刀斎として、じっくり確りと描かれている。
また、巴役の有村架純さんが良いんですよね。
二人の物語が静かに雪の様に降り積もる思いが感じられます。
この二人の物語としてじっくりと描かれていて、見応えはあるんですが難点で言うと「るろうに剣心」シリーズのラストとしてこれで良いのか?と言う点。
時系列で言うと前作の「るろうに剣心 最終章 The Final」がラストなんですが、あの終わり方は些か物足りない感じ。
「The Final」を観た時に「The Beginning」があるからと気にしない様にしてましたが、全てを観終わって思うのは、どちらの終わり方も大団円に相応しいとはちょっと言い難いんですよね。
前日譚である程度結末が分かっている分捻りも難しいし、その後の剣心と仲間たちとの明るい未来に報われる分、対比をつけるかの様に暗く影を落とす様な感じは致し方なしなんですが、結末としては弱い。
作品の出来は申し分無しなだけにちょっと物足りないと言うか、消化不良な感じがします。
個人的には「The Final」で確りと大団円で締めて、「The Beginning」はスピンオフというかオマケ的に、より「るろ剣」の世界を愛せる様な位置付けの方が良いかと思うんですが如何でしょうか?
大友啓史監督はるろうに剣心の劇場版を全作担当され、今までの作品ではアクション派手めのある意味「表の部分」でのるろ剣を描かれてきた分、人切り抜刀斉としての影の部分を描かない事にはるろうに剣心は完結しないとの思いが強くなっていったのではないかと。
だからこそ、今作は今までの作品と対を成していると解釈してます。
ただ、出来れば現在連載中の「北海道編」が最終章の公開前に終わっていると収まりが良かった感じですが、現在も連載中なだけにいろんなタイミングが少しズレてる感じが残念かな。
また、ここまでの作品を観ていないと分かり難いと言う点も難点と言えば難点。
ある意味、今まで観てきた人達へのボーナストラック的な感じがしますし、今作だけを抜き取って鑑賞してもちんぷんかんぷん。
巴の立ち位置や剣心の心理描写が理解し難い分、なかなか難しい作品ではあります。
それでもこの「The Beginning」は回想シーンでも神谷薫や相楽左之助、恵や弥彦を安易に出さなかった事は個人的には良かったかなと。
それにより「The Beginning」の世界観がかなりの精度で確立している思うんですが、幼い時の縁が剣心に憎悪の牙を剥くエピソード的なのが少なくて、とりあえず出しました感になってるのは残念かと。
また、出来るなら巴との別れからの約10年の間での不殺の誓いまでを描いて、本編に繋がるまでを観たかったかな。
それでは長きに渡って製作されたのはやっぱり原作の面白さがあっての事ですが、映画としての面白さも確立した稀有な作品。
話題の作品で沢山の人が鑑賞していると思いますが、前作の「The Final」が都市部の緊急事態宣言でシネコンの上映が禁止とかなり手痛い感じでしたが、そんな逆境も跳ね返せるだけの見応えはある作品です。
剣心の傷の治りが速いです。
こんにちは!
自分はやっと『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を観てきました。
正直に今作は面白かったよ!
これだよね、実写版映画 るろうに剣心は、、、
前に公開されてた『るろうに剣心 最終章 The Final』を観たときは、
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を観るのをやめようかなとも思った。
でも一応実写版は全て観てるから、
そしてアニメで追憶編を復習したし最後だから今作 最終章 The Beginning』
も観ておこうと決めました!
観てきて良かったよ~♪
これだよ実写映画のるろうに剣心は(笑)
今作の説明は今更要らないよね(*ノω・*)テヘ
いやぁ~💦
先に『るろうに剣心 最終章 The Final』観たときは、
どうしてこうなったと疑問に思った!
一作で終わらすには無理があるでしょう
主要人物の見せ場を作って、アクションにスピード感を持たせた感じの
映画に終わった
縁、人誅編を無理矢理終わらせた感じでしたね!
原作知ってるとガッカリ(*T^T)
もう一度作り直して欲しいくらい💦
今回の作品、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』もその意味では
期待をしてなく観に行ったら、なんだΣ(゚∀゚)
面白いではないか!
しっかりと追憶編を作ったと感じます。
確かに剣心の最初の傷が簡単に治ったりしてたけど、
アニメではね中々傷が塞がらないんだよね💦
自分的には畑仕事はありです♪
アクションもあります。
中には他の人のレビューで畑仕事がつまらない、アクションが全くないとかで
酷評してる人がいるけど、多分るろうに剣心を観てないね(笑)
また一つのシリーズの映画作品が終わりを迎えました
監督、出演者、スタッフ、お疲れ様でした。
今回のるろ剣2作は可否が分かれたのでは。個人的には今作推し
原作をリアタイで追いかけ劇場版も全て観た、根っからのるろ剣ファンの感想。
派手なアクションが見ものだった一方で、尺の足りなさと詰め込み過ぎ感が否めず、主要キャラの活躍やストーリーの核心部分が省かれ内容が薄いと感じたFinalal。
アクションから離れ、時代劇寄りの本格的な殺陣と原作に沿った雰囲気やストーリー性に重きを置いた印象の今作Biginning。
今作は、過去の劇場版のようにアクションや派手さ・爽快感を求める人には暗くて物足りなく写り、原作ありきやストーリー重視で観る人には深く刺さったのではないかと思う。
当方は後者で、今作Biginningの方がはるかに満足度が高かった。
数々のレビューにあるマイナス点については、
・殺陣:血飛沫が多く巷の時代劇より生々しく残酷で、正直子どもには見せられないしR指定が欲しい。一方で抜刀斎の強さや戦いの場での冷酷さがよく表現されていて、逆にこうでなければリアリティが出なかったと思う。
・農業生活のシーンが長い:覚悟して観たが、個人的には気にならなかった。原作と同じくらいの時間の流れと感じたので、原作を読んでいないと長く感じるのかも?
・子役縁の演技:だいぶ下手というよりは滑舌が悪くて聞き取りにくい。雰囲気はまぁまぁ合ってたので惜しかった。
・巴との死別のシーン:原作ではもう少し2人のやり取りがあり、剣心が亡くなる巴を抱きしめながら泣いている場面だが、今回は涙をはっきりと見せず、だいぶ抑えた形での演技。個人的にはもっと剣心の悲しみを表に出した形で観たかった部分で、主にここだけが惜しかった。
総じて、様々なシーンがとても美しく、観終わった後しばらく深い余韻が残った。
佐藤健の暗く抑えた演技も、Finalでは際立ち過ぎて違和感を感じたが、今回は全体の雰囲気やカラーとうまく同調していた。
またFinalでは真剣佑、今作では有村架純と、やはり雪代姉弟の存在感が強かったのが印象的。この2作では中心人物の2人が上手くイメージにハマり雰囲気も出ていたのは成功だと思う。
今作の有村架純は1つ1つの表情や所作が品があって美しく、同性でも何度も見入ってしまった。巴の役は難しかったと思うが、外見だけでなく全てにおいて、有村架純の巴で良かったと思えた。
桂小次郎、高杉晋作、沖田総司、安定の斎藤一、ちょっとイケメンすぎたけど辰巳など、個人的には脇を固めた俳優たちも皆良かった。
終盤は特に見せ方が美しかった。
剣心の十字数のアップで新旧の傷の濃さが違った所は、細かいけどその意味を感じたし、最後の鳥羽伏見の戦いで斎藤と対峙しながら剣を手放し剣心が去っていくシーンは、言葉少なでも様々か感情が伝わってきて見事だった。
佐藤健が演じる緋村剣心、るろうに剣心の実写化の集大成と感じた作品。
ファンとしても良いものを観せてもらい感謝。
北村一輝が合わない。。。
るろ剣の始まりになるいわゆるエピソード0的なもの。
十字傷のはじまり。
登場人物が今までの作品の人は江口洋介ぐらいしか出てこない。
個人的な感想だが高橋一生と北村一輝役を逆にしたらよかったのでは?と、思った。高橋一生が最初に出てきた時点でどんな出方をするのかワクワクしていたのだが
逃げて終わっただけで。。。
そして、北村一輝語る語る。。。
もはやスペックや昼顔のミックス演技で途中から内容が入ってこなかった。ストーリー的にはもちろん、佐藤健、有村架純は最高でたまらない美男美女だった。
そして、これを見るともう1度FINALが見たくなる。
2度見たがとにかく北村一輝が合わなかった。。
映像化ありがとう
大好きな追憶編を映像化してくれてありがとう。その一言につきます。最高の贅沢を味わえた2時間でした。
映画のレビューとしては、原作が素晴らしい映像になったということで、残念ながら原作の感動以上はありませんでした。(でもそれで私は満足です)
映画ならではのところとしては、冒頭の剣心の圧倒的な強さを見せるアクション、ラストの日記を綴ってゆっくりお別れするところでしょうか。余韻を残し素晴らしかったです。
里山へ逃れるシーン、映画の方が剣心の気持ちの砕け方が早かったようです。
やはり映画は漫画に忠実だとマンガチックな部分があるため、特に今回のようなシリアスなテーマだとどうしても気になるところが出てきてしまいます。
1作目からこれまでエッセンスを汲んだ作りだっただけに、映画ならではのアレンジで、幕末史上最大の宿命と業、悲恋を感じたかったなあ…と思いました。これまでの素晴らしい脚本家さんが脚本協力とあったのが気になるところ。
でも監督さんが原作をリスペクトし、これ以上の構成はないと思った結果なんでしょうね。
改めて、25年前は映画で観れるなんて思ってなかった。感謝します。
きれいに剣心に繋がった
ラストシーン、過去の映画でおなじみの音楽が流れ、第一作冒頭につながった時に全部映画で見たんだととても感慨深くなりました。剣心が刀を捨てるのはこの映画の後だととても印象深いシーンになりました。
もしかしたら、人誅編追憶編は映画化されないかもしれないと思っていたのですがやってくれてよかったです。ここの部分が剣心という人物にとって一番大事な部分だと思うので。
この映画の全編通して、静かさ、暗めな色合い、冷徹な戦い方、冬の寒さとこれまでのるろうに剣心とは対象的な雰囲気で人斬り抜刀斎の物語には合っていたと思います。だからなのか、ラストにおなじみの音楽が流れた時、抜刀斎から剣心になったんだと感じたのかもしれません。
シリーズの初観がこの最終作だから 理解するのに無理があるとは思うけ...
シリーズの初観がこの最終作だから
理解するのに無理があるとは思うけれど
いろいろと疑問が残った
剣心は人を斬る前から陰があった
あの陰は何処からきていたのか
何故剣の道に進んだのか
何故圧倒的に強いのか
どこで修行したのか
剣心が巴のことが気になって
少しずつ惹かれるようになったのは
何となくわかる
でも
巴は剣心のどこに惹かれたのか
幼馴染のいいなずけを殺されて
気が狂いそうになって
復讐のために剣心に近づいたのでは?
巴役の有村架純
無表情で氷のような雰囲気が良かった
心ならずも剣心に惹かれていくことで
葛藤する巴をもっと観たかった
剣心を殺すのなら
剣心の弱点を探したり
森の中に大掛かりな仕掛けを作るより
毒を盛った方が
簡単で確実なのでは?
いろいろと思うところはありますが
シリーズの他の作品も観たくなったので
制作者の思う壺ですね(笑)
雪
とても切ない物語だった。
冒頭、今までのシリーズとは違う「人斬り抜刀斎」であった頃の殺陣に震える。
鬼神と言うに相応しい殺戮、舞う血飛沫…幕末の京都を震撼させた人斬りが鮮烈に描かれる。このオープニングアクトをぶち込んできた谷垣健二氏には尊敬の念を抱く。勿論、それを具現化させたクルーにも。
見事だった。
そして、主役・佐藤健。
彼が剣心を演じてくれた事に心から感謝する。
原作の剣心が霞む程だ。
雪代巴の有村さんも素晴らしかった。
抑揚のない台詞回しでありながらも、その心の揺れや機微をちゃんと伝えてくれてた。
雪のように儚げで、そこに居るのかと疑問に思う程、熱を感じない。そんな巴だった。
だけど、静かに、ゆっくりと、剣心の心に降り積もっていく「雪代巴」…彼女でなくては、このビギニングは成立さえしなかったのではなかろうかと思う。
交わす言葉は決して多いわけではないのだが、2人の心の変遷は雄弁に語られる。
「言葉」に特化する文化の恩恵なのだろうか。
131分と短くはない本編ではあるのだが、その内容はあまりにも濃く、見応えあった。
叙情的なカットも多くはあるのだが、その背中に、見えない表情に、様々な想いを投影してしまう。
前半と後半に驚く程の落差があり、紅に染まる京都から白銀の静寂へと「雪」がもたらす効果は絶大だった。
それだけではなく、雪自体が巴そのものであるかのようで…スノークリエーターとコールされた人達の仕事に感謝したい。
真っ白な世界で克明に舞う血飛沫。
あまりに美しく哀しい一太刀だった。
その後の剣心の慟哭。
全く声を発しないのだが、その指先からは、彼女に埋もれていく体からは、愛しさと哀しさが溢れていた。
そして人斬りは戦場に戻る。
焼け落ちる家屋をバックに流れるBGMが、またいい。そればかりか、その炎が決意を顕にする。
鳥羽伏見の戦い。
確か、このシリーズのオープニングも鳥羽伏見の戦いだったんじゃなかろうか?
違ったかな?どっかで見た事あるのだけれど、その時とは全く違う印象だった。
桂小五郎の高橋氏も素晴らしかったなあ。
虹郎君も沖田総司だった。
北村氏も技アリだったなあ。
台詞で語られる事はないのだが、なんとなく彼のポジションは忍の末裔のような気がする。
時代に必要とされなくなりつつも縋り付く人間が、自らを必要とされない時代の到来の為に人を斬る人間を排除する。そんな構図が浮き上がり、緋村は前時代から続く因縁や執念をも斬り伏せた事になる。
違うかもしれないけど、そんな事を空想できてしまう。
そうか。今作は台詞のチョイスが卓越して優秀なのであろうな。その少ない字面を何倍にも膨らませた俳優陣は、見事な仕事をしてくれたのだなぁ。
終わってしまうのは非常に残念な「るろうに剣心」ではあるのだけれど、これ以上はないと思える程の有終の美を飾ってくれた。
そして、これだけは言っておかねば。
佐藤氏の背中がとても、美しい。
歩き方、佇まい…ファイナルと一貫して見事な後ろ姿だった。惚れ惚れする!
全シリーズの全ての関係者に拍手喝采を!
ありがとうっ!
締めとして最高
最初の剣心が縛られたまま戦うシーンから鳥肌立つ、今作も圧巻のアクションシーン満載でした。原作でこの人誅編がすごく好きなのですが、納得の出来です。架純ちゃんは正直イメージがかなり違ったのですが、こういう巴もアリだ!と思う程美しく、魅力的な所作でした。剣心が敵のアジトに向かう理由も、まあしっくりきましたよ。原作の一心不乱な剣心も好きですけどね!
ただ、
・ちゃんと感覚を奪う意味で盾になると死んでいった闇の武の人たちの説明をして!シリーズで脇役の敵の扱いがちょっと雑‥
・縁の「お前さえ‥お前さえ最初からいなければ」の一言入れて欲しかったなあ‥
・飯塚さんを倒す藤原志々雄の登場が欲しかったな!
・巴が剣心の頬を切ったのは何故??
とちょこちょこ うーん‥という点がありました。でも、これはDVDまで欲しい!シリーズ最高傑作だと思います。
最後の剣心と血気盛んな斎藤の対比がぐっときましたよ‥
シンプルにまとまった作品
原作ファンとして待ちに待った最終作品、やっと観られました。
まず、各役者さん、とても良いです。佐藤健さんは毎作品裏切りませんが、最終作となる本作が一番緋村剣心の闇と光の心を繊細に表現されてたように思います(脚本自体もですが)。新選組沖田と向き合った後に流れ出た涙、農作業で見せた笑顔等、揺れ動きながら人の心を取り戻していくサマに泣けてきます。
個人的には高橋一生さんの桂小五郎が有村架純さんの雪代巴にむけた気を遣った笑顔がリアルで好きでした。
新選組も迫力があってかっこいいです。
セットもリアルで豪華で見入ってしまいます。動乱の時代にふさわしく全体的に暗めの照明効果で雰囲気がものものしく伝わってきました。
そして、ストーリー展開ですが、ほぼ原作通りといった印象です。剣心の辛い過去が非常に丁寧に描かれています。
前作がほぼアクション映画で薫殺人の下りが省略されていたことに些か不満を持っていましたが、本作では逆に忠実に作り込まれていました。
大友監督は剣心が生きていく意味は「目の前の人を助け、幸せにする」という命題としてとどめながら、剣心の闇落ち→復活劇を、薫の死からの復活ではなく、雪代巴との過去から立ち上がる姿のみにして、強調したかったんでしょうか。
原作と比較すると、実に大胆な省略でシンプルにまとめたものだなあとこの作品に対しての気持ちに整理をつけました。そしてその上で、thefinalをもう一度観たい衝動に駆られています..(笑)
実写化というのは原作との違いが良くも悪くも評価に付いてくるものですが、大友監督のおっしゃるとおり、これは「一つの作品」として捉えるべきだと思いました。そうすればとても良い作品です。
感動をありがとうございます!
単品でも可。シリーズ1好きかも
予告編みて、緋村&巴のいちゃいちゃ2時間かと勝手に思っておりました。
ごめんなさい。
逆刃刀じゃないってことは、ああなりますよね。
アクションのネタ切れとか思ってごめんなさい。オープニングから感動。
唯一、虹郎君の殺陣が物足りなかったけれど、作品の減点には値せず。
Beginning見て、シリーズ始めから見ちゃって無限ループありうる。
ツッコミどころは多々あれど
とにかく 有村巴 が美しい。それに尽きる一作。原作通り見惚れるような美貌に加えて儚さや憂いを帯びた演技は存在感抜群。今回はヒロイン 武井薫 の出番は無かったが、あの存在感を見せつけられると出番は無くてよかったと思う。
ついに登場、新選組のダンダラ羽織がマントみたいに薄くひらひらとたなびいてカッコよかった。
局長がまんまゴリラで迫力満点(すいません役者名存じません)、沖田VS抜刀斎夢の対決、北村辰巳(意外と出番多い)の渋さ、中性的な風体とは裏腹のドスの利いた長州訛りのギャップが良い高橋小五郎、なにげに再登場の鍛冶屋赤空。
まあ見どころ多ければ当然突っ込みどころも多くなるわけで、例えば
①アッサリ殺られた連鎖刀の村上
原作では結構抜刀斎を追い詰める強敵なんだが随分一方的にバッサリとw
②過去作使い回し
ゾンビ清里シーン、錦の御旗登場の戊辰戦争末期シーン
③凹みすぎ
巴が内通者と判明してからの剣心が凹みすぎwゾンビみたいに歩いてたぞw
④爆殺できたのでは?
敗色濃厚となった暗殺者が捨て身の爆破?をするんだが、わざわざ聴覚や視覚を奪って後続の仲間に繋げるだけの自爆。
徳川直属の暗殺組織なら火薬や爆発物くらいあるだろうに。
まあとにかく、巴が美しかった。それだけでじゅうぶん。
エピソード0で有村架純の着物が似合いすぎ
人斬り時代の剣心(佐藤健)と婚約者を剣心に斬殺された巴(有村架純)が復讐の為に剣心に近づくが人里離れた所で剣心と共に暮らす内に恋心が
そして十字傷の謎が明らかになる
初めて巴が剣心に言ったセリフが
『あなたは本当に血の雨を降らすんですね』
コレは重みがありました
そして有村架純さんの着物姿が美しいっと話題になっていましたが観てよく分かりました
結末は悲しいですが、観る価値はあると思います
まさかの戦い
るろうに剣心。最終章。
これまでの4作品をすべて楽しく鑑賞させて頂き、
さぁ!これで最後だよ!The Beginningってタイトルついてますが最後だよ!やーん。寂しいー!
でも見たいー!巴と剣心だよー!
となかなか高まる気持ちを抑えながら、いざ映画館!
だったのですが、正直、まさかこれほどまでに鑑賞中に睡魔との戦いが待っているとは。
暗い。
話の進むテンポ遅い。
この二つのおかげで、めちゃくちゃ眠たかった。
主演の健くん、架純ちゃんの演技は文句なし。
とても深みのある目の演技、今までの剣心にはない
表情や、難しいだろうなぁと思わせる落胆のシーンは素晴らしかったです。
ただ、ストーリーが、、、
正直なところ、この作品、他の4作品の中にいれることできたんじゃないの?ってのが感想。
出来ないからわざわざ、一つの作品にしたんでしょーが!と言われてしまいそうですが、私はThe Final鑑賞しながら、ちゃいちょい、このThe Beginningを匂わせるシーンがうつって、それだけで期待が高まってたので、本当にがっかり、、、
アクションシーンがそこまで無かったからとか、
今まで見たいな派手な演出や、登場人物が有名人オンパレードじゃなかったからかとか、色々考えてみましたが、やはり、このくら〜いラブストーリーが私を退屈にさせたんでしょうね。。。
大絶賛されている方々もたくさんいらっしゃるので、
好みの違いやな、なんて思いましたが、クソつまらんなんて声を聞くと、でしょーね。って思ったり。
そもそも、他の4作品を見ずにタイトルのThe Beginningだけにつられて見ちゃった方が気の毒すぎる。
違うのよー、るろ剣最高に面白いんだよー!他は!
って言ってしまう自分がいます。
村上虹郎くんとのアクションは中途半端に感じたし、
高橋一生くんと安藤政信さんの使い方はもったいないー!て思うし、北村一輝さんなんて。え、あんさん、頭やのにそないにえらいアッサリと?それも巴ちゃん間に入っての一切りで?と突っ込まざるをえない。
これは剣心と巴のストーリーであって、それ以外のキャラクターには特に力注いでないと思ってたら、もっとスッキリ見れたのかな。いや、それもそれやで。
なんせ、期待はずれで本当に残念。
でも、二人のなれそめや、剣心の心のドラマが見られたのは良かったです。それを137分かけて描いたってことが納得いかないだけでね。
巴と有村架純
正直、このシリーズはファイナルとビギニングしか見てない
というのも配役が合ってないと常々思ってたから
実際にファイナルを見て、その違和感は確証になった
例を上げるなら…
剣心がでかい
左之助がサンシャイン池崎
斎藤一がオッサン過ぎる
高荷恵が美人じゃない
縮地がダサい
比古清十郎はもっとゴツい
薫が死んでない(仮死状態)
でも今作の有村架純に関しては完全にやられた感がある
何が凄いって、他のキャストは原作に近づけようとして浮いてるのに、有村架純は巴を引き寄せていて、巴になるんじゃなくて有村架純の巴になってた
それが最初の雨のシーンから出ていて倒れ方が完全に雪代巴
過去に様々なマンガの実写化(邦画)を見てきたけど、有村架純の巴が一番凄いと思う
そしてこの作品だけは単品の幕末アクション映画として楽しめる
るろうに剣心を知らなくても楽しめる作品
意見があるとすれば。。
剣心が抜刀斎をなぜやめたかの
お話だったのである程度暗い話とは
分かった上で映画を拝見しました。
なぜ、あーなったのか等
漫画も少しは観ていたので分かってたので
楽しく拝見できました。
ただ、意見があるとすれば
急に新撰組を出しても分からない人が
多いのではないかなぁと感じました。
せめて、テロップで
新撰組の〇〇等あれば観やすいかなと感じました。
あと、ラストの巴が切られる前のシーンで
北村一輝。。。はやく!!って
思ったのは私だけでしょうか?笑
追憶…十字傷の謎・哀しき愛の果てに
"るろうに剣心(実写版)" シリーズ第5作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作マンガは未読、アニメ版も未見。
「The Final」から続けて鑑賞しました。ついに明かされた緋村剣心の十字傷の謎。秘められていたものの切なさに胸が締めつけられました。間違いなく、シリーズ最高傑作!
これまでは「動」のイメージが強かった本シリーズですが、最終作である本作は初めて「静」を感じさせる作品になっていました。剣心と雪代巴のラブストーリーを軸として殺伐とした幕末の情勢と人間模様を活写し、見事に当時の空気感を捉えた時代劇映画となっていることに驚きました。
佐藤健はこの10年間、役から離れていても心の片隅には常に緋村剣心がいたと話していたように、役への思い入れは相当なもの。その集大成として熱量の籠もった迫真の演技を見せており、物語に深みを与えているように感じました。
次々佐幕派の侍たちを血祭りに上げていく剣心でしたが、そんな彼が運命的な出会いを果たした美しき女性、巴。
連日の暗殺で疲弊していた彼の心に一条の光を投げ掛け、剣心にとってかけがえのない存在となっていきました。
隠れ家での生活は穏やかに進み、淡々と編まれていく日々。殺伐とした日常の中でふと生まれた静寂の谷間において、ついに結ばれたふたり。ですが、悲劇の足音は着々と迫って…
復讐のために剣心に近づいた巴でしたが、最愛の人を奪った仇のはずなのに、その相手を心から愛してしまった。
しんしんと降り積もる雪に映えた巴の血飛沫は、なんとも儚くて物悲しく、めちゃくちゃ心を揺さぶられました。
巴が死の直前、かつて自分が愛した男が生きようとする強い意志を持ってつけた傷に交差するように刻んだ傷。その傷が、自分の代わりに剣心を守ってくれるよう願いを籠めたように思えました。小太刀を握った巴の手を包み込むように自らの手を重ねた剣心。美しいシーンにぐっと来ました。
強い想いが籠もった刀傷は消えない。「The Final」でのセリフを思い出しました。巴の想いを受け止め、ふたりで刻んだ傷は、剣心の背負う十字架であり、同時に愛し合った象徴になったのかもしれない、と思いました。
暗殺者としての贖罪と、心から愛した女(ひと)の想いを胸に秘め、巴のように苦しむ人や自分自身のような者を生み出さない平和な新時代を築くと云う使命のために、その後も人を斬り続けた剣心。修羅を掻い潜り、それが果たされた時、不殺の誓いを立てたるろうにとしての剣心の人生が始まりました。
彷徨は続き、彼の魂が救済されるのは10年後…
「静」だと言いましたが、いつもよりは控え目だったものの、アクションシーンが皆無と云うわけではありませんでした。しかし今までとは異なる描き方がされていました。
過去作と大きく違う点は、本作の剣心は「るろうに」ではなくて、「人斬り抜刀斎」であると云うこと。手にする剣は逆刃刀ではなく普通の刀。本来殺人剣法である飛天御剣流の剣術によって、数多の殺戮を行っていました。
冒頭の圧倒的な衝撃。縄で縛られた剣心が相手の耳を食い千切り、口に小太刀を咥えたままバッタバッタと斬殺。血飛沫が飛び散り、返り血を浴びたその姿は悪鬼の如くでした。
従来の逆刃刀を使ったアクションでは、あくまでも峰打ちのため、相手を倒すために二撃、三撃と打撃を加える動きを中心にして殺陣の構成が考えられていました。
しかし本作では一撃必殺の太刀捌きによって一瞬の内に相手を斬殺すると云う動作になっており、いつもより簡潔且つ残酷な演出となっているのが印象的でした。
「The Final」は、根幹にあった剣心の抜刀斎時代が本作で詳しく描かれたことによって補完され、真の完結となりました。
始まりと終わりの物語を二部作とした理由はここにあったのかと、思わず膝を打ちました。なんと素晴らしい構造か!
そればかりでなく、剣心の人生が明白となったことで新たな側面が提示され、物語は再びここに始まりました。
つまり、無限ループが完成したんだなぁ、と…
見事な構成に舌を巻くと共に、深みのあるドラマをつくり上げたキャスト・スタッフに心からの敬意を評します。
日本映画の可能性を切り拓き、凄まじい興奮と感動を与えて下さりありがとうございました。10年間、お疲れ様でした!
[余談]
1作目では、桂小五郎役は宮川一朗太だった気が…?
[以降の鑑賞記録]
2021/12/02:Amazon Prime Video(購入)
2022/07/10:Blu-ray
2022/10/21:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2024/03/19)
映画館で見た方が良い!!
見るなら映画館で見るべし!!!
るろ剣シリーズ全て見てきました。
The Finalも数週間前に見に行き、The Beginningも
と思い見に行きました。
一言で表すと『美しい』
これがこの映画に対して
適切な言葉だなと思いました。
映像美もそうですが、一つ一つの言葉であったり、
また演出が素晴らしかったです。
緋村が巴に対して、段々と心を開示していくシーンを
緋村の寝方で表現しており素晴らしいなと思いました。
また、この映画を映画館で
見たほうが良いポイントとしては
あるところで一斉に静まり返るシーンがあります。
その時に劇場が一体となった感覚になり
あれは映画館でしか味わえない空気だなと感じました。
それ故に今までと違うるろうに剣心を
楽しむことができるため、
これはこれで良かったのかなと思いました。
(アクションを期待していくと
少しズレが生じて見づらいかもしれません)
是非劇場で見てほしい作品です!!
感動の追憶編
先月Finalを観て、この13日に観たばかりだというのに今日2回目のBeginning。
原作が大好きで、キャラクター達をどう動かしたのかと公開まで期待でいっぱいでした。
主演の佐藤健さんの“剣心の始まりが巴から“という言葉が鑑賞して物凄く伝わってきました。
思えばこれまでの3作とFinalの中にある剣心のふとした仕草にひょっとして感じる部分があったり、セリフに込められた深い部分に乗り越えてきた壮絶な過去を巡らせるものがあったりと、考えるほどこのBeginningが全ての始まりであると思い至ります。
あれ程原作を読んできたのに、ここまでの完成度でみせられ、この作品を制作したキャストやスタッフさんの想いは自分の予想以上だったと思います。
Finalまでの殺さずの剣心が、このBeginningでは伝説の殺人剣の抜刀斎として見事に描かれていて、禍々しささえ感じました。
だからより強く、新時代の剣心の“不殺の誓い“が伝わります。
奇兵隊召集の場に現れた若い剣心がまだ髪が短くて、原作ならまだ14歳頃なんですよね。
正直、双龍閃をちょっとだけ期待していましたし、桂さんの「京に欲しい」ってセリフも聞いてみたかったてのはあります(笑)
でも、アクション以外の静の動き、立ち姿や歩き方にも若い剣心を物凄く感じたし、巴さんも透ける程美しかった。そこに、これから起こる悲劇がとても助長されている様に私は感じました。
“有村さんでないと出来ない“と言わしめた巴は想像以上でした。
内通者の飯塚さんを藤原さんの志々雄さんで片付けるってのもちょっと期待してたり、まあ、そこまで豪華にしてはストーリー性的に霞んでしまうのかな(笑)
十字傷の付け方、あれは原作の方ではなくOVAの追憶編でしたね。確かにエンドロールに資料としての紹介も有りましたし。
あのシーンは当時色々物議があったそうですが、今作でとても印象付けられましたけど、作品のポスターがその悲劇のシーンですし、より悲しくより美しい演出だったと思います。
遊撃剣士として京ヘ戻っていく時、屋敷に火を放ち歩いてゆく剣心の姿、バックに流れる“飛天“の音楽で、映画1作目へと繋がっていくところに鳥肌立ちましたし、10年間が見事に繋がるこの作品のクオリティの高さを凄く感じました。
鳥羽・伏見の戦いで剣を置くところまでがその長い期間を感じさせない、とても巧く繋がって無限ループなんですよね。
ほんと素晴らしい!!
エンドロールに流れたワンオクの曲、和訳を読んだら又涙そそられました。
とにかく多くの人に観て欲しい!!
取り敢えずシリーズ3作はDVD持っているので、今回の最終章の2作も絶対揃えようと思ってます。
今は出来る限り映画館に通うつもりです。
十字傷の新解釈版⁉︎山鉾巡行は…
原作ファンで、実写4作も大変楽しく観てきました。そしてこの追憶編が楽しみで楽しみで…
昨年の延期は辛かったです。
漫画のブチギレ抜刀斎が巴を助けにいくのは絵もセリフもすんごいカッコいいんだけど…⁉︎
いざ、実写で観る抜刀斎は…かつて、刃衛のセリフであった「うふ そっちこそ知らないのさ 人斬り抜刀斎の話に聞いてるだけで鳥肌が立つ程の強さをな」が身に染みる怖さでしたね‼︎
10年後、再会する人みんなに抜刀斎に戻れと言われ続けるのも仕方ないわ…
ごめんよ剣心。抜刀斎はひどい人斬りだけど絵的にはスーパーかっこよすぎやねん。
他、時代劇としての映像美、音づくり、アニメになかったシーンも流石でした
。
私がこの作品で新しい解釈ができるな、と思ったところをひとつ。
通称追憶編となってる今作につけられた新しいタイトル、The Begging にはるろうの始まりの意味もありますよね。
剣心と巴の会話で、山鉾のお稚児さんのくだりがありました。
注連縄を切る=巡行のスタートを告げるもの。
剣心は、子供であっても時代を回すキッカケを作る的なことを言っていましたが…
ラストの2人で一本傷を切ることで十字傷となるシーン。
注連縄を切るお稚児さんとかけているのではないでしょうか。
怨嗟をたち切るという優しい解釈もできますが…
私は人斬りの罪にとらわれて人にあらずという域にいる剣心を、生身の人間の世界につなげた瞬間なのだと思いました。
人の心を失わないで欲しいという、巴の強い思いが込められているから、消えない傷…だったらいいな。
そうした意味で、剣心のはじまりの物語。
巡行はあとに通るお神輿のルートを清めるために行われるといいます。
剣心の辿る「るろう」にただ彷徨い歩くだけで無い意味をはっきり持たせてくれるとしたら…
この映画の落ち着いたトーンに、ただの哀しみだけでなく、過酷だけれど業を背負うことの重みを感じることができます。
今年の祇園祭での山鉾巡行もコロナで中止となる中、この映画が公開しているというのも、なんとも言えない気持ちです。
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