るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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ある意味別物語
過去作を観てきた人なら感じることは多い。抜刀斎の暗躍と葛藤が切なかった。
過去作と比較すると戦闘シーンの白熱さは劣る。
しかし、過去作では味わえないものもあったと思う。
例えば、時代性・それに伴う役者の表現・実在人物の登場によるストーリー性。これらは歴史や当時の姿を想像させてくれ、今作の世界観に惹き込まれていった。
今作で印象的だったのは、剣心の心情や巴や桂さんのセリフ。台詞は一つ一つが深く重く、観ていてジーンっとくる場面も多々あった。特に桂さんの発する言葉は渋く心の琴線に触れ、周囲を動かす不思議な力を感じられ魅了された。
これまでのシリーズの戦闘シーンでは、剣心の剣術に惹かれて激しさ、熱さという印象が強かった。
しかし、今作では序盤から残忍さという冷たさに包み込まれた。逆刃刀ではなく、血しぶきをあげる刀。一心不乱に斬り続ける姿は、まさに「人斬り抜刀斎」だと。
そして、今作は別の観点でも「新鮮さ」があった。それは、斬る目的が過去作のような「復讐相手を止めるため」ではないとういう点だ。
過去作の流れでは、何か事が起こってから動くというパターンで受動的なイメージがあったが、今回は能動的という新しい剣心が観れたと思う。幕府の席巻に立ち向かう勇姿は誇らしい。
平和を守るのか、新たに築くのか。剣心の平和への一貫した信念には感心した。
予告、前作でも登場する、雪山での”巴”のシーン。何度も目にしており、予測していた分、呆気なくそのシーンに辿り着くのだろうと思っていた。
しかし、クライマックスが近づくに連れ、「発覚する真実」、「過酷な戦況」には予想外で、色んな感情が込みあげてきて、観ているのが辛いとも思えた。
そして、剣心が山里の農村から出陣するシーン。るろうに剣心で毎度流れるあのBGM。「本当の最後なんだな」と思い、るろ剣史上、最も鳥肌が立ちました。
ラストシーンでは、一番最初に公開された「るろうに剣心」を想起させられた。タイトルの「The Beginning 」はワンオクの「The Beginning 」を。
今作をリピートしたいというよりは、「The Final」でもなく、「るろうに剣心」を観たい。自然にそういう気分になっていた。「始まりの始まり」を観たからこそ「始まり」をより楽しめるのではないだろうか。
今作を敢えて、最後に公開したのは、もう一度1作目から観て、るろ剣を改めて堪能して欲しい。そんな意図があったのではないだろうか。
もしも、the finalが後に公開されていたら、1作目をまた観たいという特別なモチベーションは生まれなかったと思う。。
クオリティは超逸品、しかし前日譚では超えられなかった
あえて辛らつな意見を言うなら、やっぱりThe Finalを超えるものではなかった。今年初めてシリーズを観た人が言うことじゃないのかもしれないが、前日譚ではやはり難しい。
まだ十字傷ができる前、抜刀斎として恐れられていた頃の緋村。その冷酷で悲惨な人斬りを変えた、運命の出会いと別れを描く。The Finalでもチラつかせていたので、多少は合点が行くし、作品の重みは感じる。しかし、返って作品の良さを排除したようにも思える。大友監督としては、極力削ぐことで孤独や内包的な感情を表現する意図があったと考えられる。しかし、私が好きなのはアンサンブルな剣心であって、前日譚が少し番外編に見えたのも事実だった。
それに加えて、非常に綺麗で繊細な映像ではあるのだけど、夜の殺陣が増えた故、また暗く沈みがちな画になってしまった。ピンと張り詰めた緊張を2時間、こちらも維持するのは意外と疲れる。容赦なく追い込んでいくから仕方がないことではあるが…。単に合わなかった部分でもあるが、少し退屈が勝った。
キャストは申し分なし。佐藤健だってあえてポテンシャルを少し落としているだろうし、有村架純の佇まいは別格だった。そんな2人の胸の張り裂けるようなドラマ、だからこそThe Finalの前に観たかった気もする。背負っているものがどれだけ大きなものだったのか、覚悟を知った上で観るとその凄みが増すような話だからこそ、勿体ない気もしている。
世界基準なアクションを日本でしか出来ない時代で描く。本当に素晴らしいシリーズだった。緋村剣心として約10年走った佐藤健に賛美を送りたい。
The Beginning最高でした!
中村達也、出てた?
正統派時代劇
まあ、殺陣に関しては如何にもな谷垣演出でスピーディーでカッコイイんだが。
ストーリーについては前作「The final」であらすじ紹介しているようなもんなんで、ハッキリ言って見るべき所は無い。
目新しい話でもないし。
そこよりも本作の見所はシリーズ唯一の鮮血が飛び散る格好良くも泥臭くリアルな殺陣と映像美。
そしてヒロインの有村架純だろう。
和装がああも似合うというのは以外だったし、ヒロイン巴としての儚い美しさが実に良く表現されていたと思う。
申し訳無いが薫殿にヒロインとしての魅力がシリーズ通して全くと言っていい程感じられなかったので、(恵殿だけで良くね?とさえ思う)余計に有村架純さんの魅力が強く伝わって来た。
ひょっとして今作の巴を引き立てる為のキャスティングだったのか?いやいや馬鹿な。
これが役者の格と云うやつなのかなあ。
あとストーリーについて誤解無き様いっておくが、けしてつまらない訳では無い。途中少々ダレるが。
主人公二人にほとんどセリフが無いんだが、その分表情や佇まいで行間を読ませる演出も良かった。クライマックス後のシーンでは思わず胸が熱くなった。
何よりワンパターンが嫌いな時代劇ファンなんていない。(と峰隆一郎先生も仰っている)
ので、
シリーズファンじゃない、漫画原作というだけで敬遠していたような正統派時代劇ファンにこそ、
オススメ。
アクション映画としてシリーズが売れたからこその批判?
つまらないと言ってる人はアクションを求めすぎているのだと勝手に思っている。確かに佐藤健の壮大なアクションシーンが「映画 るろうに剣心」の売りであり、今作は過去作と比べてストーリー進行中心、アクションが少なかったと思う。しかし、その中でもアクションはハイクオリティのまま、これ以上何を望んでいるんだろうか。
個人的に、有村架純の可愛さと高橋一生の貫禄が凄く、俳優さんって凄いな〜っていうのが劇中頭の中に常にあった。そしてラストシーン、1作目の佐藤健と今作の佐藤健。緋村剣心としての感情表現と俳優として老いが見えない部分、ほんとに鳥肌がたった。
ONE OK ROCKのファンになるきっかけを作ってくれた映画るろうに剣心、今作のエンディングも最高だった。
何度もみたいとゎ思わない
最初に言っておきますが、素晴らしい映画でした。
アクションも凄いし、有村さんの巴も素敵でした、巴がいました。
アニメでみていて内容は知っていましたので、まぁ覚悟はしてましたけど。
佐藤健君の剣心の鬼気迫るあの目力からの畑仕事や巴を見る目のギャップにおばちゃんズキューンと射たれましたゎ。
これが、先の映画やFinalにつながるのだと思うと、観られて良かったと、この映画を作って下さって本当に良かったと思います。
ただ、暗い、悲しい、つらい、切ない。
この映画の必要性は認めざるおえなくて。観ないわけにもいかないし。
でも、観終わった後、おばちゃんの性格上テンションは上がらず、なんなら寝込んでしまいました。
これゎ何度もみたいとゎ思わない、イヤおばちゃんがですよ、健康的によろしくないと思われる映画でした。
ただ忘れない、印象的で、きっと聞かれるとあぁあの映画ね。と後々言えると思います。
もちろんオススメもします。
ただ観終わった後のテンションまでは保証しかねます。
ご覚悟あれ。
TheBeginning。始まり。LEGENDへ
Finalからの伏線回収。ちょいキュン。
るろうに剣心シリーズ締めとして必見ですね
涙腺崩壊です。
「土のいい臭いがします。」と言っていた。
肥料や鶏糞の臭いだと思います。
農業のシーンが多く、アクションは、ほとんど無かった。
土を耕したり、大根とかを干したりしていた。
「土のいい臭いがします。」と言っていた。
土って、いい臭いしますか。
しないと思います。
肥料や鶏糞の臭いだと思います。
今までシリーズを観てきたファンへのプレゼント
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