劇場公開日 2021年6月4日

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「これを一本作るなら…」るろうに剣心 最終章 The Beginning ばるすパパさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0これを一本作るなら…

2021年7月7日
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前作同様の感想です。おそらく評価の分れ目となるのは原作への愛着。佐藤健のファンなら文句なしの「5」でいいと思います。あと、原作抜きの邦画としての評価なら「3〜4」程度。良くも悪くも典型的な邦画の悲劇パターン映画。ただし娯楽アクション映画として、殺陣はセンスある部類でしょうか。
評価が低いポイントは個人的な原作愛。平凡な邦画の悲劇映画を作るために、「人誅編」における様々な名場面、キャラの成長が犠牲になった事。
佐藤健や有村架純の起用に加え、人気、知名度の高い実績を出したシリーズなのだから、もう一本入れても良かったと残念でなりません。弥彦や左之助の成長や、剣心の絶望とどん底からの復活のカタルシスこそ、るろうに剣心の完結だと思います。今回の二部作だけだと、描き方が本当に薄い! 佐藤健の円熟した剣心の演技も、端折った脚本のおかげで、本当に中途半端。
前にも書いたけど、スターウォーズのエピソード5から6への流れのように作って欲しかったです。

ばるすパパ