劇場公開日 2020年10月2日

  • 予告編を見る

「独創的な演出、歌が多すぎて入り込めない」小説の神様 君としか描けない物語 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0独創的な演出、歌が多すぎて入り込めない

2020年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

萌える

SNSで製作者を傷つけるような一方的なな書き込みはよくありません(汗)
を、踏まえつつ。

とっても独創的な演出。他に類を見ない。全編味付けが濃くて、どこを魅せたいのか分かりにくい。
いつまでシロクロで続くんだよ、、とか。
カット割りが多すぎて、半沢直樹みたい。ストーリー全然違うけど。

何より、歌が多すぎて、失笑してしまう。
よくMVみたいな映画と言うけれど、この映画は歌だけで何曲あるのか、いい場面を台無しにする。
歌を売りたいのかもしれないけど、どの曲を売りたいのかも分からない(笑)

良いところも。

ストーリーはとても良いと思います。
小説にまつわる高校生4人。それぞれ問題があって、、文系の青春映画です。

出演者も良かったです。
特に、橋本環奈の上からSっ気ある役がたまらない。(個人的な感想です)
一夜だけはイメージが違った。もっとひ弱な感じの方が良い。何故この役にEXILEなのか、、

ちなみに、音楽の1曲1曲は良いかと。ただかけるタイミングがおかしいだけ。

映像もキレイでした。VFX場面はちょっとやり過ぎな少女漫画みたいだったけど。

とにかく、演出が全てを台無ししているかと。
「小説」を題材にしておきながら、行間がまるでない。考える余地を与えない。

あと、、、最後のクライマックスに、役者の名前を出すって斬新。これも、余韻に浸る時間を与えずに、直ぐに現実に引き戻す。かなり最低な演出だけど。
監督さんもEXILEの映画しか撮ってないみたいですね。納得です。

多分とても良い話なのに、残念。
何度も舌打ちとため息が出る映画でした。

だるまん