映画 えんとつ町のプペルのレビュー・感想・評価
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映像酔いする人は序盤注意
序盤の方に、映像系のアトラクションに乗ってるような感覚になり、ちょっと気持ち悪くなった。 ストーリーはそこそこ良いが、深みはない。 キャラの薄さはかなりひどい。特に悪役の表現力の無さは、、 映像に表現力が無いから、全部言葉で伝えるしかなく、2回目みたいとは思わない。 そこまで売れてないゲームの映像のようだった。 同じストーリーでも絵柄や映像の作りが良ければ、もっといい映画になったと思う。 だからこそ残念かな。 とゆうかこの映画を見てる人がみんな大人でびっくりした。たしかに、わざわざチケット買って、このコロナ禍に子供に見せる映画でもないかなー。
STUDIO4℃
STUDIO4℃は相変わらず良い仕事しますね。 作画のダイナミズムとディテールの書き込み、演出のおもしろさ、色構成のこだわりとか、見てて引き込まれる。 「海獣の子供」は脚本が残念だったけど、今回の原作者・西野亮廣さんの脚本はとても作り込まれていて高水準。 親子の情愛とかなかなか泣けるるし、複線も気が利いていた。 キャラ設定も個性がはっきりしていて面白い。 人だけではなく、コロナ騒動の現代を予見するような社会的視点も鋭さがあった。 声優さんも実力派ぞろいでみなさんうまい。 芦田愛菜ちゃんがこんなうまい人とは知らなかった。 十分世界に誇れるジャパン・アニメーションでした。
CMで期待したけど微妙。そして怖い。
映像と音楽は悪くないです。ストーリーはなんか似たような話を何万回も見たことあるなって感じ。CMのフリもあり、すぐオチまで予想がつくチープな感動ポルノ。 ミュージカル調だったりMV風だったり、新しい表現なんだろうけど自己満足だなってところが多かったです。 正直、意識高い系映画という印象。自己陶酔というか、自我!自我!自我!みたいな感じで作り手の持論が透けていてスン…となりました。共感性羞恥が働きます。 泣きシーンもあるんですけど、映画や感動エピソード系見慣れてると特にって感じです。すすり泣きしてる人はいたけど、あのBGMの威力の割りには全く泣けなかった。まあよくある感じ。 一緒に見に行った姉もスタドラ2でかなりドラ泣きしてきたのにこっちはちょっとウルッときたくらいで後は冷めてたみたいですね。 よくわからないけど勢いはあった。途中ダレたけど。 セリフも意外性は特に無く、予想通りのセリフと展開で終わります。何番煎じかわからないような話でした。 でもそのわりに解釈しにくい演出も多くてなんだかな……。ただSNSの感想を見る限り、私が首を傾げていた部分は原作の絵本見ていたら見え方が違っていたのかもと思います。 絵本原作だからこれで良いのかもしれませんが、肝心の子供は退屈だと思います。 色々やってテンポ良くしているわりには詰め込みすぎて途中から冗長に感じたので、もっと縮めてやりたいことも減らしてコンパクトにまとめた方が良かったんじゃないかなあ。 声の演技も気合は入っていたと思いますが声がちょっと浮いていたので、もっと子供っぽかったり絵本的な雰囲気の本業の声優さん探した方が良かったのでは。 色遣いは好きでしたね。映画館でお金を払って見るほどではありませんが……。 何が嫌って、まあ最悪ではないけど微妙だったな〜と思って退場しようとしたら一部の人たちが立ち上がって拍手し出したこと。 ゴソゴソ荷物まとめ始めてた観客までみんなシーンとして異様な雰囲気になりました。 拍手もバチバチバチ!!!みたいな全力の拍手でその人たちだけずっと泣いていました。釣られて数人が10秒くらいパラパラ拍手して、他はみんな固まって息を潜めている感じ。 姉は最後まで座っているタイプだからいいけど、私はトイレに行きたかったこともあってさっさと出たかったのに退場できず。怖すぎます。 帰りに調べたらこの映画はオンラインサロン系で、拍手のタイミングも遠回しに指示があったそう。だからあのタイミングだったのか……。エンドロール終わりかけですが初見で拍手するには微妙なタイミングです。びっくりしました。 もうね、芸人の絵本原作じゃなかったの!?と。 調べるまで諸々詳しくなかったので本当に恐怖体験でした。 あのCMでカルト系とは分かりません。CMはすごく良い感じで楽しみにして行ったのに。 観てもいないアンチが星1レビューするのはどうかと思うのですが、同様に星5レビューもあの人たちがやっているのかと思うと怖いものがあります。 単純に映画の出来だけなら星2〜3が妥当な評価かな。好きな人は好きだと思うのですが、映画館でお金払って見るならもっと良い選択肢がある気がします。 一応言っておくと見るのは時間の無駄、みたいなゴミ駄作ではありません。好きな人は好きそう。 ただCM見て音楽と映像のどちらかがめちゃくちゃ刺さりまくってどうしようもない!みたいな人以外は、見るのは地上波やアマプラに来た時でいいんじゃないかな。 そんな感じの映画でした。
内容はいいのに映像が残念。
2回みましたが、2回とも泣けました。本当にいいストーリーで本当に最高の映画でした。 が、映像が残念でした。背景とキャラクターに統一感がないように思えました。 引きの時のキャラクターたちがガサガサ感も気になりました。 ただ内容は本当に良かったです!!映像が綺麗と言ってる人もいるので好みなのかなと思います。
えんとつ町は現在の日本そのもの
戦時中の日本に似ていると思った。えんとつ町では、町を支配する中央銀行が、空を煙で覆って外の情報を隠し、体制に異を唱える者は異端審問官が排除する。 戦時中の日本では、大東亜共栄圏などという絵空事を無邪気に信じる国民と、日々刻々と悪化する戦況を押し隠し、御用マスコミを従えて嘘の情報を流し続ける軍部、それに反体制的な人間を捕えて拷問にかける特別高等警察(特高)がいた。 えんとつ町の宗教はどうやらキリスト教らしく、ハロウィンの夕方が物語のスタートとなる。どこかしらに神父なり牧師なりが登場したら、よりそれらしくなったと思う。天才西野にしては凡ミスだ。ダンスのシーンが一度きりなのも少しさみしい気がする。 とはいえ、全体を通じての世界観は大したものである。冒頭から異端審問官の出現までのシーンは文字通りジェットコースターのようにワクワクしながら進む。アニメーターの方々の気が遠くなるほどの努力には脱帽だ。 ゴミからできたゴミ人間という発想は、恐ろしく秀逸である。天才西野でなければ生み出せなかったキャラクターだと思う。頭の中まで整理整頓を求められる世の中に対して、これほど典型的なアンチテーゼの存在はない。ゴミが臭いという事実も臆せずに前面に出す。存在そのものが異端であるゴミ人間と、同じく異端であったブルーノの息子ルビッチとのやり取りは最高に面白い。 そして最も愉快だったのは炭鉱泥棒のスコップのマシンガントークである。声を担当したオリラジの藤森慎吾はまさにこれ以上ない適役だった。単なるおしゃべりというだけではなく、物語の展開に大変重要な役どころとなっている。特に「煙のでない爆薬」は彼がいちばん重宝している道具であると同時に、物語のキーアイテムでもある。ここにも天才西野の発想が光る。 藤森慎吾以外の声優陣もみんな役にぴったりで、芦田愛菜のルビッチが感情の起伏の激しいのに対して、常に落ち着いた窪田正孝のプペルという対比がこれまた傑作で、動と静、子供と大人みたいな感じがそのままラストに繋がっていくという仕掛けも楽しい。伊藤沙莉のアントニオの子供時代の伏線もきっちり回収される。終わってみるとすべてのシーンに無駄がなく、大団円に繋がっていったことが判る。とてもよく出来た作品である。 エンドロールを観ながら考えた。えんとつ町のようにひとつのパラダイムで支配しようとする一元論の世界は、どうしても異論を押さえつける必要が生じるから、弾圧組織である異端審問官や特高警察などが必要になる。彼らは任務遂行に熱心になるあまり、異端でない者までも異端として拷問し、殺害するようになる。ヒトラーだけが正しいというナチスも大東亜共栄圏を唱えた戦時中の日本の軍部も一元論の典型だ。 2020年の現在、現実の世界でもアメリカ・ファーストを称える一元論の大統領が出現したり、戦前の日本をトリモロスという一元論の首相が現れたりしている。どうにもキナ臭い時代になってしまった。アメリカはトランプを捨てて民主党の大統領を選んだが、日本は相変わらず裏金もらい放題、選挙違反し放題、収賄し放題の自民党が政権を担い続けている。有村架純がホーダイ、ホーダイと歌うCMは自民党に捧げる歌に違いない。悪役を宮根誠司が担当したのも何かの皮肉だろうか。 えんとつ町は現在の日本そのものだ。革命家ルビッチが日本に現れなければ、このままコロナ禍と政治の無策で日本は崩壊してしまうだろう。
美しい色彩表現と個性的なキャラクターの数々
まず、わかりやすいシナリオであったため、老若男女問わず楽しめる作品だと思いました。そこに、独特で美しい色彩表現と個性的なキャラクター達がマッチして、さらに作品の良さを引き立てていたと思います。 一つのテーマとして友情というものをあげていましたが、わかりやすいシナリオが故に、ある程度予測しやすいテーマの展開内容でもあったので、映画に新鮮味を求めている方にとっては、少し物足りなさを感じるとも思いました。そして、作中に2度程J-POPの挿入歌を挟む場面がありましたが、どうぞ感動して下さいと言わんばかりだったので、もっと自然な音楽を入れて欲しかったなと思いながら観ていました。 しかし、映画終盤にかけてキャラクターのセリフ1つ1つに重みが増し、思わず泣いてしまいそうになる場面が多々あり、プロットの積み重ねが素晴らしいものだと実感させられました。 全体を通して非常に感動させられる作品でした。
親子で楽しめる良作
娘(11)と見に行きました。小さい子にもわかりやすいストーリーと、大人にも刺さる深いテーマ、圧倒的に美しい映像と、声優以上に声優しているキャストの名演技。どれをとっても一流の、素晴らしい作品でした。 ゴミ人間の物語ときいて、子どもにはとっつきにくいキャラなのでは?と心配していましたが、話が進むにつれて親近感が増したようで、ラストでは親子で感動しました。
鑑賞前から楽しめる稀有な作品
絵本は全国で個展が開かれ、Youtubeでも多くのアーティストが主題歌をカバーし、子ども達もすっかり主人公や歌に親しんだ状態で家族で鑑賞できました。 5歳の息子も2歳の娘も楽しめ、妻は途中から泣いていました。 挑戦するすべての人の癒しになり、背中を押してくれる映画だと思います。 夢を諦めた人にも希望を与える、そんな優しい作品だと思います。 ぜひ、親御さんは子ども達に見せてあげて欲しいです。
暇つぶし
時間があったから暇つぶしに鑑賞。 キングコブラの西野とか言う芸人の映画らしいが、芸人の知名度にあやかって甘い汁啜ろうとしてるクリエイターの汚ない汁を啜らされているような映画でした。 汁を啜れるポジションの人は良いけど作り手って、仕事を選べなくて可哀想ですね。
アンチではないですし、サロンメンバーですが観てるだけです。の感想。
この2点は・・studio4℃のアニメ作品という事での点数です。
ホントに、4℃は大好きなアニメスタジオで、去年の「海獣の子供」の方が個人的には凄かったので・・
今回は2点です。
もしも、「海獣の子供」を越えるくらいの気合を感じられたら
もう1点足しても良かったと思いますが・・
制作陣も思うとこがあったのでしょうね。
「海獣の子供」の時ほどのパワーはまったく感じられませんでした。
なんというか・・「受注した作品」といった印象。
お金をもらったから作った。言われたから作った。仕事だから作った。
といった感じに受け取りました。
気になる方は「海獣の子供」をご覧いただき、見比べてみてもいいかもしれません。
あ、ちなみにCGアニメだからとか、そういうのもないです。
絵本を表現するという意味では、とても素晴らしいと思いますし、現在、最高峰のアニメであるのは言うまでも無いですが・・
スタッフの魂は感じませんでした。
しかし・・この作品には西野さんの魂は、めちゃくちゃぶち込まれてます。
それだけは、否応なしに感じました。
だからこその、違和感です。
なんていうか・・「幸福の科学」の映画を観てるような気持ち悪さと言うか・・
大昔の昭和の映画でいうところの、丹波哲郎の「大霊界」くらいの違和感です。
これは、あくまで個人的見解ですが、【映画】はひとつのプロジェクトだと思います。
餅は餅屋という言葉があるように、沢山の才能が集まって、それが絶妙に絡み合って
化学反応を起こすのが良い映画だと思ってますが・・
原作も、作詞も、キャラデザインも脚本も、一人の人間が全部口出しすると・・
それを軌道修正する人が居ない限り、それはただの「自己満足」だと思います。
その壮大な「自己満足」を拍手喝采してる人たちは、すでに信者なんだと思います。
ナニカ・・気持ち悪い「同調圧力」のようなものが支配した映画だと思いました。
この映画は誰向けの映画なのでしょうか?
本当は「ポケットモンスター」や「鬼滅の刃」が観たいと思ってるよう子供が無理やり連れてこられてるような子供を2~3人見かけました。
ほんとに、違和感でした。
メッセージが強すぎて、それを何度も繰り返される。
そして押し付けてくる。
そんな風に感じました。
たしかに、この偉業を成し遂げたのは凄いです。
でも・・「鬼滅の刃」がヒットしたのは、原作者がアニメスタジオに丸投げしたからなんですよ。
原作者とアニメ制作者は一定の距離は必要だと思います。
ほんとに、こんなに素敵な作品なのに・・
わざわざ自分で壊さなくてもいいのに・・
そんな感じがしました。
好きだからこそ、
西野さんも、studio4℃も両方を好きだからこそ!!
とても、残念です。
すいません・・私は泣けませんでした。
今年、最高に泣いた作品は「罪の声」です。
次に泣いた作品は「シカゴセブン」です。
泣けと言われるような「感動ポルノ」では泣けません。
期待しすぎるとつまらない
他の低評価ぎみの方々のレビュー内容は決してアンチとかではなく、素直な感想だと思う。 最初はミュージカルで???となり、これはオープニング音楽みたいなものかな?と気を取り直して 映画の世界に集中しようとすると、次はアトラクション。これも、なんだか良く分からない。勢いだけ感じる。アトラクションまでがオープニングかな?と、気を取り直してるうちに今度は、セリフもなんもなくミュージックビデオ状態になってしまう。 ???となっているうちに、メッセージがナレーションで直接伝えられるので、感情移入できない。 夢は語れば笑われる叩かれると言葉でメッセージされ、その表現が物理的に「ホラ殴られたよ」と見せられても、目的に対しては何も害を受けてない。 ひがみ、妬み、嫉みからくる妨害やヒヤカシの類でココロをなじられる、仲間も仲間面しているだけで蓋を開けたら自分保身だけ、結局裏切られて挫折する。 みたいなリアル描写から始まり、それでも夢を追いかけて、でも力が足りなくて中々形にならなくて、それでも続けて力を付け始めた時にようやく一人また一人と興味を向けてくれる人が現れて、それでも邪魔がはいるのを何とか乗り越えて最後は目的地に到達する。 みたいな描写は一切なく、トントン拍子にアッサリ目的は達成されていく。 このあたりの描写は、もはやキンコン西野さんの映画えんとつ町のプペルまでの道のりの物語を知っている方が勝ってに補完してる様な、その背景ありきで成り立ってるような作品にも感じる。 逆にいうと西野さんの背景をしらないと、ただただ綺麗な映像のナレーション付きミュージックビデオを見にきた感じになる。 ただ、見終わった後の空気感は何か心地いい。 綺麗なものだけ見せられてちょっと現実忘れる感じというか。 この映画のメッセージを受け取りたいなら、ラピュタの方がしっくりくる。 改めてジブリのすごさが逆にわかってしまう。 ただ、西野さんの語る絵本作家になってから映画ができるまでの道のりありきで見ると よくぞ、ここまで!と拍手を送りたくなる。 なので、この映画は西野さんの物語が本編で副産物が映画えんとつ町のプペル。
2020にぴったり
なんとなく気になって見に行きました。 感情乏しい人間ですが心揺さぶられました。作画、芦田愛菜とてもよかった。 色々諦めかけてる30代(自分)には、とても響きました。 愛猫が亡くなって以来4年振りくらいになきました。同年代には是非見て欲しいです。 低評価多いのにはびっくり。アンチなのかな?
厳しめで
期待ほどでは無かったです。 色々欲張り過ぎていると思いました。 もう少し内容を絞った方が良かった気がします。 途中、音楽やナレーションで視覚からの内容が入って来ないような場面が何度かありました。 子供向けでは無いのかなと思う場面もありました。 アニメーションは良かったです。
一般との誤解がマシになる、信者ではないメンバーの正直レビュー
信者でもないサロンメンバーが、映画を見た感想をレビューしたいと思います!
色んなレビューを拝見し、大きな差がある中、サロンメンバーが、気持ちや不評をサロン内で言いにくい空気があり、その気持ちの整理になればと思います。
そもそも自分の立場を申しますと、自分はビジネスの参考に西野さんのサロンに入ってます。
絵本はネットで拝見し、西野さんとはzoomで話したことがあります。
お金をかけて西野さんに相談して「僕〇〇やりますよ!」と言ってくださったのですが、残念ながら実施してもらえず、数十万のお金が飛んでいきました。笑
サロンメンバー全員を守るとおっしゃってますが、守ってもらえませんでした。
それに対しては、残念な気持ちがあり、それ以降、よりフラットな目で見ています。(厳しめかもしれないですが)
サロンの信者の方とは距離を置いてます。
サロンメンバーについて、僕の所感では、7万人のうち、熱狂的なメンバーは5000人程度、楽しいことは協力する、というメンバーは1.5万人~3万人くらいで、合計2~3.5万人程度。
ROM専が半数と言った具合でしょうか。
(あくまで個人の所感です、これだけいるのはすごいこと)
拍手するようなサロンメンバーさんは、プペルが動いているだけで、えんとつ町が表現されてるだけで幸せで、西野さんの活動を知っているので感動されると思います。
また、西野さんもおっしゃってますが、メンバーさんは「自分の子供のピアノの発表会を見に来ている」くらいの熱量の方がおられます。
その方の気持ちを考えると、そりゃ拍手もするかな・・・とご理解は少し深まるかもしれません。
ですが正直、それと、映画の出来とは論点が違うので、もう少し冷静に見た方がいいと思います。
西野さんがかわいそうだと思います。
ここまで長くなりましたが、少し皆様の距離が縮まると幸いです。
さて、ここからは感想です。
感動・・・とまではいきませんでした。
涙も流れなかった。
でも、あれだけ作れるのは西野さんすごいし、4℃さんもすごい。
クリエイターさんすごいです。
サロンが、西野さんがお金があるからできることです。
でも、鬼滅やポケモンには勝てないと思います。
どこかの日付の観客数でポケモンに勝ちたいみたいですが、それって勝ちなのでしょうか。
そもそも勝つとは・・・。
映画内で語りも多いし、盛り上がるシーンで止められて、涙腺が揺らぐまでに、たとえば挿入歌が邪魔だったり、語りで止められました。
せっかく絵がいいのに、絵に語らせないのは、逆にクリエイター泣かせだと感じました。
挿入歌は残念ながら世界観に合ってない。
プペルも最後、簡単にいなくなって。プペルにもっと最後、話させたら良かったのでは。
あそこが1番感動しそうなのに。
お父さんの面影ではなく、プペルに語らせないと、この映画だけは、主役はプペルなのに。
(全体の物語の主人公はお父さんなのは知ってます)
船の準備はあんなに早くできないだろうし、スコップの繋ぎも、正直敵があれで止まるとは思えない。
そして最初、生まれたてのプペルがなんで踊れるのかなど、違和感は満載です。
なんとかこぎつけた、みたいなポイントは各所で感じ、正直良くないです。
西野さんはクオリティは圧倒している、と言いますが、映像のクオリティーは他とも引けばとらないかもしれないですが、脚本や構成、見せ方とかは経験や勉強が不足しているんだろうなと思います。
あと、絶対声優陣を使った方が良かったし、キャラの名前があんまり呼ばれないので、どのキャラがどの名前なのか分からないです。
と、正直ドリンクを飲むのを忘れるほど惹き付けられることもなく、残念ながら人に薦めるほどではないです。
それほど、映画って難しいんだなって勉強になりました。
西野さんは、自分ほど努力すれば、誰だってできる、という旨の発言をされることがありますが、独身で芸能界にもともといて、売れている中で絵本を描き始められることが出来たあなたでなければ、HYDEは歌わないし、声優は集まらないし、こんなにみんな手伝わないです。
もっと一般的なサロンメンバーに寄り添っておかれた方が、この先の為だと思います。
あと、あなたが作ったサロンなのに、サロンの中が絶賛だけで、反対意見を言うと叩かれそうに感じるのは、残念ながら皮肉が効きすぎています。
これからも西野さんの全てを勉強させて頂きます!
映画としては成り立ってはいるので、皆さんの参考になれば幸いです。
(長文と個人的な感情を失礼いたしました。)
声優はうまい
出ている声優さんは皆さんとても上手です。 ただ、中身はどこかで聞いたような、見たような物語。中だるみもあり、結構きつかったです。 決して悪い話ではないものの、もっと二重三重の話の重みが欲しいです。 世界観に突っ込みどころも多く、薄っぺらい話に感じました。ただ、映像と声優さんの演技力は素晴らしい。その分、ストーリーの薄っぺらさがとっても残念に感じました。どうしても、ジブリと比べてしまうと、話しに重みがなく、もうわかってるよ、と言いたくなります。せっかく映画というジャンルで作品を作れるのだから、絵本には描けなかった裏話的な仕掛けをふんだんに入れてほしかった(絵本は読んでないけど)。 多分、夢を諦めて、世界に絶望していた人には刺さったのかと。夢をもって諦めていない人には、「知ってる。だから?」って言いたくなると思います。 ただ、ぶっちゃけ素人とも言える原作者で、初めての映画で、ジブリと比べてしまうくらいの作品を作ったということはすごいことだと思う。この原作者がしていること、言いたいことはとても素晴らしいと感じます。 まあ、何が一番びっくりって、感動して泣いたと言っている人が多いこと。泣くタイミングが全く分からなかった。
夜の町の最後の夜
沢山の煙突が立ち並び黒い雲に覆われた町に、ある日ゴミ人間が現れて巻き起こる話。
特に暗い様子はないけれど、誰も夢をみない閉塞感のある町で、夢を語りバカにされた父親がいなくなって1年、煙突掃除屋で働く友達がいない少年に異端の友達が出来てというストーリー。
空をみたら黒い雲、地上には植物もない岩山に囲まれた見上げることを捨てた町。
おいおいそれで良いのか?夢や希望を語ることは恥ずかしいことじゃないぜっ!!それを見ないてどうするんだっ!!!
という、冒険こそしないけれど、某海賊のマンガを彷彿とさせる、泥臭さの中にある勇気と友情が、周りを巻き込み未来に繋がるストーリーで、とても面白かった。
医者の爺さんには笑かされたw
2020年ワースト
ギャグはつまらないし、ストーリーテリング下手くそだし、こんな映画をスタジオ4℃が作ったのかと思うと悲しくなる。
開始5分でこの映画ダメだなと思ったのは、オープニングの挿入歌で盛り上げる場面を、縦横無尽にカメラを走らせて街のガジェット映したりせずに、着ぐるみ着た人たちのうざいダンスを延々と見せられる。ディズニーとかならここでちゃんと惹きつける。
どうも夢を語ると異端者扱いされるこの街は、現実世界のメタファーなのだそう。
現実には差別や貧困や環境破壊があるし、この街にあってもおかしくないんだけど、作り手はそういった話題には興味がないらしい。
夢を信じる者vsそれを嘲笑する人々といった二項対立に矮小化させてしまっている。
街の成り立ちを説明した場面、資本主義批判のつもり(?)かもしれないが、あまりに滅茶苦茶過ぎて唖然とした。時間が経てば消えて無くなる通貨なんて誰も取引しないだろ(笑)。なぜ経済学者が通貨を発明出来るんだ。通貨発行権は政府が独占しているものだし、「中央銀行」は取り締まる機関じゃないだろ。
経済学の知識以前に、作り手の社会常識を疑わざるを得ない。
空には星はあるし、そんなもの観てる人間全員が知ってる。カタルシス生じる余地がない。
途中、藤森慎吾演じるキャラクターがこの世界のあらましを言葉で全てネタバラシするのとかほんと上手くないし、父が語る理由も藤森から全部聞いただけというのもあきれる。
主人公が「誰も観てないのに決めつけるな!!」と大演説するセリフは、そっくりそのまま自分に返ってきても完全に成立する。父が本当のホラ吹きだったらどうするのだろう?それでも信じることが「良きこと」なのだろうか?
あれは父親が変な絵師ではなく科学者で、コペルニクスのように地球の上には宇宙が広がっているんだという合理的な推論を行った結果、ガリレオのように異教徒扱いされる話だったらまだ良かったのではと思う。
同じスタジオ4℃製作、芦田愛菜主演のアニメ映画なら、昨年公開の「海獣の子供」の方が圧倒的に優れている。ファンタジーではあるが生命の起源や宇宙の仕組みについて観客の関心が行き届く素晴らしい作品なのでぜひそちらをお勧めしたい。
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