バルカン・クライシス
劇場公開日 2020年1月10日
解説
コソボ紛争下で起きたセルビア系住民の虐殺事件とロシア特殊部隊による空港制圧作戦を題材に描いた戦争アクション。バルカン半島、ユーゴスラビア。セルビア人とアルバニア人による内戦は、ロシアやアメリカ、NATO各国を巻き込んだ紛争に発展。戦略的要地であるプリシュティナ空港を占拠せよとの指令を受けたロシア特殊部隊は、NATO軍の機先を制して空港制圧に成功する。しかし少数部隊の彼らに対し、数百名ものコソボ解放軍が猛攻を開始。隊員たちは圧倒的に不利な状況の中、援軍の到着まで耐え抜くべく死闘を繰り広げる。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。
2019年製作/129分/ロシア・セルビア合作
原題:Balkanskiy rubezh
配給:「バルカン・クライシス」上映委員会
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2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
コソボ紛争末期。コソボにある空港を占拠したロシア特殊部隊の闘いを描く物語。
コソボ紛争は、西側から見れば「セルビア悪」の位置づけですが、この映画はロシアサイドからの映画。セルビア側が被害者側として描かれています。
かなり複雑で残虐な紛争だったそうですから、それも一面の真実なのでしょう。ただ、セルビア側が行った残虐行為を一切触れていないのは、やはり違和感があります。
さて、映画としては後半部分の戦闘シーンは迫力満点で、アクション映画ファンとしてはこれだけで観る価値があります。
ただ、中盤迄は冗長です。プロローグ的なストーリーが数多く描かれ、戸惑いを覚えます。
整理してもっと分かり易い構成にした方が、クライマックスへの流れがスムーズだったと思います。
2021年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
20世紀末に起きたユーゴスラビア内戦、セルビア、アルメリア、ロシア、NATOが覇権を狙ってコソボを中心に悲惨な戦闘を繰り返す。
ロシアがNATOよりも早く空港を占拠する話が中心だが、東欧の弾薬庫、バルカン半島の宿命なのかなぁ。
すんごい悪い軍人の大部隊を少人数で迎え撃つ、普通に面白い展開。ロシア人も熱いね。
BGMがインターステラー丸パクリなのが途中から気になった。ラストの主人公がヒロインにアタックするとかなんか、意味なく意味深な雰囲気を醸し出していて笑える。
2020年1月12日
Androidアプリから投稿
1995年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下、問題行動を起こしてロシア軍を不名誉除隊させられた面々が1999年コソボ紛争下で集結し、空港を占拠して空挺部隊を待つ指令を受ける話。
戦争映画にしては緊迫感がないしゃべり過ぎの気抜き過ぎから始まり、スタイリッシュにみせたい感じが安っぽい。
実際の報道映像なんかも交えて、背景を描いているけれど、ストーリーとは関係ないものも多いし、アルバニア人過激派とのバスでの件は、後に繋がるのはわかるけど、ストーリーがとっ散らかってしまっている印象。
格好つけ過ぎてシーンが延び延びでテンポも悪いし。
見応えのあるところもいくらかはあったけど、冗長で非常に長く感じた。
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