ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男のレビュー・感想・評価
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タイトルに偽り無し、なんだが……
こんなストーリー誰がどうやって思いつくのやら……、そしてまんまなタイトル……呆れるやら興味深いやら…観るしかない。
ホロコースト物やヒトラー関連はいくつか観たけど、こんなにヒトラーを雑に扱ってるのは初めて観た!
都合良過ぎなきらいも有るが、ビッグフットと対峙……。
ナンダコリャ?といった感想をよそに、至って真摯に狩りに挑む。敵対者に対する敬意を感じられた。
終盤はキッチリと反戦の雰囲気を感じとれた。
戦地に向かうのを辞めて、彼女とどこまでも逃げても良かったんでは?……といった想いを抱かせつつ、しかし彼が行かなかったらどんな事になってたことか……何がイチバン大切なのか?………それでもやっぱり戦争はクダラナイ行為だと感じる。
しみじみとした真面目なドラマ
B級アクションを期待すると肩透かしを食らう。そうではなく、老いの中で自分の人生を見つめなおして怪物に立ち向かう、とても静かな、静かなドラマ。とてもよい作品。
どっちかというと、エセルとアーネストとかそういう系のミニシアター系の味わい。岩波ホールとかで上映されてそう。
ウイルスには免疫のある者がいる
免疫あればいいな~などと思いつつ、そのためにビッグフットを殺害しなければならないなんて。ヒトラーを殺した経験のあるカルヴィン・バールはもう人も動物も殺したくないと、余生を静かに過ごしたがっていた。
どことなくタランティーノやコーエン兄弟にオフビート感を混ぜたような作品。主人公がしみじみと過去の美しい日々を思い出すところが渋い。ヒトラー暗殺だって軍の命令に従っただけだし、ヒーローになりたかったわけでもない。その生き様は間違ってたと自戒するものの、そんな人生もあるんだと感じさせてくれる。
哀愁を感じさせる渋い作品なのに、hat store 、barber shopと出てきたので“store”と“shop”の違いって何だっけ?などと考えてしまいました。ビッグフットが登場するからと思いっきりB級に振り切った作品だと思っていたのに、いい意味で裏切られた作品。愛犬ラルフも良かった。
人を殺した経験のある者のの老後は悲惨。しかし、明日がないわけじゃない。
ヒトラーを殺し、・・・・・そのタイトルだけでこの映画を観始めたんだ。
目に余るほどの老け込みようではなく、背中に切なさがこびり付いてしまった老人が画面に現れ、そしておおよそこの老人の若いころだと思わせる若者がナチの将校の制服を身にまといヒトラーの執務室にまんまと入り込み射殺する。そんな過去と現実とを交差させながら映画は進んでいく。日が昇りそして沈む一日を淡々と生きている男。その後ろ姿には迷いがない。ヒトラーを暗殺して第二次世界大戦を終わらせたの自分だという自負心などでは全くない。それは一人の女性を心の底から愛し続けていることへの自信なのだろう。どこまでも底なしの愛を抱えて生きる老人にFBIからの依頼が来る。「ビッグフットを殺せ」。人類を救うためだと想像もしなかった依頼。僕は、ビッグフットというのは人間の殺人鬼だと思った。しかし、違った。(未確認生物だとは思わなかった。どうやらこの手の映画はマニュアックな人たちがいるのだ)映画も半ばを過ぎたころに本編に突入したようだった。しかし僕には全般のいくつかのシーンが目に焼き付いたままだった。孤独、静寂、夜の底なし闇。歳を重ねれば思い出だけで生きられる。そんなことを想像して生きている自分と重ねていたのかもしれない。老体に鞭打ち死闘を繰り広げビッグフットを仕留めるが・・・・達成感は彼の胸には湧き上がって来ない。でも、生き延びたことの喜びはきっとあるはず。
アメリカの田舎町で生まれ。そして育った若者の純真な心身は、いまでも生き延びているかのようだ。
タイトルに偽りなし
アマプラで鑑賞。
タイトルそのまま、“ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男”の物語。
100歩譲ってヒトラーはともかくビックフットってなんだよ!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ
って思ったけど、ビックフットはある意味でヒトラーや主人公のメタファーとして登場するんだよね。
で、ヒトラーもビックフットも、基本物語の本筋ではないっていう。
本作の主軸はあくまで過去に囚われた男が一歩踏み出すまでを描いたある種の成長譚で、その辺の意図は分かるけど面白いかと聞かれれば正直微妙。
冒頭部分、ヒトラー暗殺のためのガジェットや、対ビックフット用の武器を選ぶところとか、見どころはあるんだけど、序盤はかなり退屈だった。
モケーレムベンベもカメオ出演!?
その昔ヒトラーを暗殺した男が、人を死滅させる病原菌をまき散らすビッグフットを殺してほしいと政府から依頼される話。
なんともくどいタイトルではありますが、「未体験ゾーン映画好き」+「UMA好き」の自分としては、絶対に見逃すことのできない作品!!
普通に面白かったのだけれど、ちょっと残念(⁉)だったのは、UMA(未確認生物のこと。ビックフットの他に、ネッシーやシーサーペント、チュパカブラ等が代表格)というのは「本当に実在するのか、やっぱりいないのか」っていう中、「それでも存在したらよいなぁ」と信じるロマンが魅力だと思うのだけれど、この映画では、ビッグフットの存在が普通に政府にも認められていて、探しに行ったらすごく普通にいたのがUMAファンとしてはある意味残念だったかも。
(そりゃあこのタイトルで、やっぱりビッグフットなんて存在しませんでした~というわけにはいかないのだけれどw)
その他、最近の作品なのに、登場するビックフットのクオリティがサンダやガイラの時代で止まっているような感じだったのもちょっと気になった。また、サブイベント(⁉)的に描かれる、戦争で会えなくなった恋人や年の離れた弟とのエピソードの方がよくできていたような気がして、何ならビックフットのくだりはそこまで必要じゃないのではとすら思えてしまった(笑)
でも、恋人や弟との話は結構好みだったし、終わり方もとても良かったように思うので、全体を通して充分楽しめる作品だった。犬もすごく可愛かったし。
…なんだか映画とは関係ない、UMAへの想いメインに書いたレビューになってしまった(笑)
さらにこの映画とは全然関係のない話になりますが、ファンとしてはもっとUMAの映画がでればよいなぁ~と。
「イエティ vs ビックフット」とか、「水棲UMA総進撃(ゴジラ映画のパクリ)」とかどうだろう。誰も観てくれないですかね(笑)
フリ
第2次大戦時にヒトラーを暗殺したミスターアメリカと呼ばれた男が、アメリカ&カナダ両政府からの依頼でビッグフットを狩る話?
カナダで人類存亡の危機というレベルのウイルスを撒き散らしているビッグフット。
そのウイルスに抗体を持っているとして、アメリカ(多分)の田舎街で独り暮らす、今でも元気な白髪の老人がビッグフット退治を依頼されるストーリー。
独り余生過ごす爺さんの回顧録的に昔の話がガンガン差し込まれ、展開していくけれど半分は爺さんののロマンスの話。
なぜ?と思っていたら、ビッグフットの件が終わってもドラマは続くw
ヒトラーもビッグフットもどうでも良い感じ?
結局、自分を赦せなかった生真面目な哀しい男の物語という、これはこれでダメじゃないけど、みせ方がなんだかヌメ~っとした作品だった。
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