フィードバックのレビュー・感想・評価
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「パンズ・ラビリンス」の少女
主人公(エディ・マーサン)はベテランの辛口ラジオパーソナリティ。 ある日、スタジトが暴漢に占拠され、過去の事件の真実を話せ、と迫ってくる。 「パンズ・ラビリンス」の少女を演じていたイバナ・バケロに会える。
惜しい
地味に存在感のある役をこなすエディマーサン主演の映画と言うことで見てみました。 ラジオのスタジオで突然謎の二人組がやってきて占拠される、そして過去にあった出来事を問い詰められるという話 よくわからないのは、現在ラジオは放送されているのかいないのか あんなドタバタしてたら聞いてて不審に思うような視聴者もでそうだが、、 エディマーサンのラストの手際の良さはなかなかで、娘の最後の表情もよい。ラジオスタジオのみのシチュエーションでなかなか飽きさせずに見られた。 もう一歩ハラハラさせてくれる部分があればもっとよかった。
悪人は誰だ
「真実は冷酷で醜い」 理不尽な占拠脅迫はやがて、闇に葬られた事件を堀り起こした。 この作品、ただの監禁系スリラーにあらず!! 全てがギリギリでショッキング、息つく間もなくただひたすらに恐ろしく、悲しく、楽しい映画だった。 しかしコトの全貌が見えた時に抱えてしまうモノの重さよ。やり場のない怒りと、それでも感じてしまう仄かな安堵と、胸糞悪い人間の本性。 自分の中で矛盾に苦しむことができる映画でもある。 生放送のラジオ現場が覆面の二人組にジャックされた。 半隔離されたのスタッフルームとレコーディングブースにて、一方通行な要求と意思疎通できない苛立ちがテンションを掻き立てる。 突然の激痛に苦しみ、不気味なマスクに慄き、理解不能な行動に追い詰められる楽しさ。 目的が形を現したところからが本番。 パニックと爆発する憎悪はヒートアップにヒートアップを重ね、緊張と唖然とが止まらない。 犯人達の中でも主張や計画にすれ違いが生まれ、またヒリヒリ感を増幅させてくる。 だんだん善悪の境が曖昧になってくる気持ち悪さ、面白さ。 どこに真実があるのか、何があったのか。 ただ耳を傾けスクリーンを凝視すること以外は何もできない。 矢継ぎ早に発せられる言葉を受け取るしかない。 ゼェハァと息を切らせて呆然としながら迎えたラスト。 その表情と行動の中に、私は少なくとも三つの結末を見た。 悪魔のような選択をするのか、周りから崩れて破滅するのか、自ら正直に終止符を打つのか。 深みのあるマルチエンディングだと思っている。 このストーリーをワンシチュエーションでやり切る力強さを感じた。いや、ワンシチュエーションだからこそ映えるストーリーなのか。 さりげなく入る「フィードバック」、SNSでの反応もなかなか皮肉的。 クールな造形の舞台も好き。無音室の魅力も強い。 ガンガンに振り回される興奮と恐怖が最高で、観た後もずっと心臓がドキドキしていた。 沢山の人に観て欲しい。東京ではもう上映終了してしまったけど…。 未体験ゾーンにおさめるにはもったいないくらいの作品。
ラジオネームもアウトでしょw
ラジオの生放送番組が武装した二人組の覆面男にジャックされ、パーソナリティに「残酷な現実」の告白を強要する話。 サブコンのスタッフを人質にして脅したり、ブースに閉じ込めたパーソナリティに直接暴力を振るいながら、それを聴取者に悟られない様に放送をさせようとする犯人。 何を話させたいのか、何をしたいのか良く判らない中で物語が進行していき、不穏な感じや緊張感は良いけれどちょっとやきもき。 もう一人のパーソナリティがスタジオ入りすると、いよいよ本題への流れとなり、2011年にベルファストのホテル・ヨーロッパでの出来事を語らせ様としていく。 直接本人を脅せば良いのに間接的に話をさせようとするから話をはぐらかされてなかなか進まず、ワンシチュエーションで引っ張らなきゃいけないから仕方ないけどちょっとまどろっこしい。 その後過去の話が始まり、ってもうこの時点で犯人はお察し。 ここからの流れは暴走に加えてお約束の様な内輪揉めだったり思慮不足のおバカさん展開もみせつつ引っ張っていく。 過去の話にしても締め方にしても胸クソの悪さはなかなかのもので、娘のリアクションがちょっとだけそれを軽減させるけど…個人的にはそれすら無しの、もっとぐちゃぐちゃの真っ黒でも良かったかなとは思いつつ、なかなか楽しめた。
役者がいい
ラジオ局の一室という閉ざされた空間の中で繰り広げられるサスペンス。アクションやカーチェイスなど派手なシーンがないまま進んでいく映画であるが、それだけに役者の演技とセリフが見どころになっている。リベンジものであるが、どちらの言い分が正しいのか、本当の悪人は誰か、だんだんわかっていって面白い。主人公、ジャービスの娘、ジュリアの最後の表情が見ものである。
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