ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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読んでないと全くわかりません
現在と過去が行ったり来たりで、且つ服装や画像も変化ないので全くわかりません。おまけに背景や伏線も描かれないので、場面が変わるたびに「なんで悲しんでる?」「なんでくっついた?」「この二人の関係何?」みたような謎が次々と出てきます。
途中で一回止めてWIKIのあらすじ読みながら観ましたが、画像の説明のみで背景の説明はないので、それでもやっぱりまるでわかりません。
まあ、超有名小説だから読んでない方が悪いんでしょうけど。
「坊ちゃん」読まずに映画だけ観て「わからない」なんて言ったって「オマエ馬鹿か?」ってことですからね。トホホ
最後
結婚したのは小説の中の話で、完成した小説を抱きしめてるのが現実かな?とも取れる作り方になっている気がしました
女性は美しいだけじゃない、知性もあるという台詞は原作にもあるのかしら
原作未読なので、どれくらい現代目線が加わっているのか、原作通りなのか気になりました。
製本、装丁シーンに感動した
昔の本ってこんなに作るのが大変だったのだと衝撃を受けました。
考えてみれば全てが活版。。。それだけでも大変な作業。。。
装丁の際に革を使っていたのにも驚き!!
物を大切にしなければいけない。と改めて考えさせてくれました。
ハウス「愛の若草物語」の最終回でエイミーが将来ローリーと結婚する的なことを言っていたのを思い出し、びっくりしたのを思い出しました。30年の時をかけてやっと真相を知りました。
原作読まなければ。
絵画の様に綺麗な映像。
主演女優も美し過ぎる。
ちょっと前に映画館で見たが、その時は時系列が理解できなくて、寝てしまった。Amazonで配信が終わると言うので、見てみた。
ベスの女優さんが『ベビートゥース』の主人公だと気が付いた。
そう考えると、キャスティング凄いんですね。どこかで見た俳優ばかりだと思ったら、好きな映画に出ていた俳優ばかりだった。
終盤でやっとわかった
時代が南北戦争の頃。そんな昔の設定ね。
その頃「女性は結婚しなきゃ、しあわせになれない」的な展開なのもうなづける。
4姉妹の成長物語っていうのは、すぐわかったのですが。
話の流れが、今と過去と行ったり来たりするんです。
姉妹たちの顔立ちも、時間で変化ないし。
時間幅は5〜6年とはいえ、脳内???で。
最後でわかりました。これは「4姉妹物語」=若草物語を。
思い出を回想しながら描く、時間軸ってことのようで。
はいはい、そういうこと(多分)。
多感な青春時代から大人になっていく。
あのモヤモヤ〜っとした時代、いつも同じだな。
主人公と私を、ちょっと重ねて観てました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「命をかけて本気で誰かを愛する時がくる」
自分の幸せ 家族の幸せ
4人姉妹の楽しそうなやりとりを見てるだけで幸せになれる作品。
なんだか、テディがその中に入って戯れているのをみて、うちの家族を見てるみたいだった。そこに恋愛感情を除けば。
家族と一緒に楽しく過ごせることがなによりもの幸せで、ただそれは少女時代から大人になるにつれて薄れていってしまう。どこの家庭だってそうだろう。
でもこの家の子たちは皆それを望んでいたし、そこに強い絆があった。女性だからって職が決められていた時代に、それぞれが夢を持ってそこに懸命勝負する。
潮が引くように抗えないことだってある。ベスの死のように。その潮にあらがうように自分の信念を曲げないジョーは素敵だし、ほんとに強い女性だ。
少しテンポが速く場面が飛び飛びするけれど、家族愛が溢れて心温まる作品。
テディ演じるティモシーシャラメ、凄い。あの4人の姉妹の中に溶け込んで戯れてる感じとか、いまはどこにでも出てるもんな。
衣装がとっても素敵。見ていて飽きない演出でした〇
やっぱベストかっこいいなぁ。
友達にもオススメしやすい映画
全員美男美女で衣装も映像も綺麗だった。
見てから日が経ってるからあまり内容は覚えてないが、所々綺麗なシーンが浮かんでくる。
シアーシャ・ローナンはなぜか幸薄そうな役が似合う。
4姉妹それぞれの幸せ
根底には女性差別、女性は社会進出に必要ないと思われていた時代を生きる女性たちのそれぞれの想い。受け入れる幸せ、受け入れない幸せ、両立させる幸せ、それぞれの形がとても素晴らしい。肝心なのはそれを女性たちが自分たちで選ぶことができることだ。家族、とりわけ姉妹の憎しみあいや愛情がとても微笑ましく心がとてもほんわかする物語だった。当時の様子がとても興味深く素敵だった
逆境の中を力強く生きる人々の「物語」
私は本作が昨年劇場公開された時は、予告編などを観てもあまり興味が湧かなかったので鑑賞していませんでした。しかし、多くの映画レビュアーさんたちが2020年の映画ベスト5の中に本作を挙げているのを見かけ、鑑賞していなかったことを後悔しました。アマゾンプライムで鑑賞できるようになりましたので、このタイミングでの鑑賞になります。原作となるルイザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』は見たこと無く、ざっくりとしたあらすじを知っている程度の事前知識での鑑賞です。
結論ですが、非常に楽しめました。本作は今とは比べ物にならないほどに抑圧的な時代に生きる人々を描いた物語です。時代に翻弄されながらも懸命に生きるその姿には勇気をもらうことができますね。単純にストーリーだけ追ってても面白いですが、特に私はあのラストシーンに舌を巻きました。映画の終盤の、結末を観客の判断に委ねるような「物語論」の提示は思わずため息が出てしまうくらい良かったです。
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マーチ家の4姉妹が南北戦争時代の厳しい荒波の中でも自分たちの夢のために力強く生きる物語。「女は金持ちと結婚して家庭に入るのが一番の幸せ」という価値観が色濃い時代において、マーチ家のジョー(シアーシャ・ローナン)は小説家になる夢を持っていた。
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ラストの展開に何となく見覚えがありましたが、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』という映画にちょっと似ている気がします。詳しいことはネタバレになるのでここでは書きませんが、ラストシーンで「そういうことか」と膝を打つような感覚は本作と近いですね。
時代の流れに翻弄され、その時代で必死に生きる強い人たちが描かれている映画だったと思います。予告編の映像であったり主人公が女性ということで「強い女性を描いた女性向けの作品なのかな」と思っていましたが、実際観てみると全然そういうわけでは無かったですね。「(男女関係なく)弱い立場の人が逆境にめげず頑張る」という感じでした。男目線で刺さる描写も多かったです。特に長女メグの夫が貧乏貴族であるという点は思わず夫目線で見てしまいましたね。最近読んだMIT教授のダン・アリエリー氏の書籍に「給料の満足度は、妻の姉妹の夫との比較で決まる」という一文がありまして、それを考えると三女のエイミーがお金持ちであるローリーと結婚したことによって更に惨めな気持ちになってしまうんじゃないかと勝手に深読みして同情してしまいました。
ラストシーン、自分の本の製本過程を見つめるジョーの眼差しや出来上がった本を抱きしめる姿は非常に感動的です。小説の製本という「物語」が完成する描写で、映画という「物語」の締めくくりをする演出はお洒落で良かったですね。
非常に面白く、絶対に観て損はない名作でした。オススメです!!
まず、ティモシーシャラメが好きすぎてエイミーと結婚しちゃったのがち...
まず、ティモシーシャラメが好きすぎてエイミーと結婚しちゃったのがちょっと嫌でそこばっか頭に残ってるけど笑ジョーとローリーがいっしょになれなかったのもそれは運命というか巡り合わせも含めて人生ってそんなもんなんだろうな。と思ったり。
そこはおいといて、ジョーの誰よりも家族想いな優しいところ。女として一人で自分の好きなことを追いかけて生きる強さ。彼女の生き方はかっこいいし誰にでも出来る生き方ではない。この映画が描いているのはお金以上の幸せというより十人十色の人生、選択肢ということかな。絶対的な幸せも正しい生き方も存在しない。わかっていてもそれにとらわれてしまう、周りのことを気にして自分の選択を狭めてしまう自分の小ささも感じた。
新解釈版若草物語
一筋縄ではいかない作風が、A24っぽいと
思ったら・・・
A24の人の監督脚本でした
(コロムビアに引き抜かれたとか?)
不朽の名作「若草物語」の大筋をなぞりつつ
新たな解釈を加えて細かいエピソードは
改変しまくり・・・
話の大筋知っていても
新解釈版若草物語と言ってもいい程の
意外な展開に驚き、クオリティーも高く
見ごたえがありました
原作の若草物語が書かれたのは1860年代
だったそうで・・・
結婚して家庭を持つことが女性の幸せ
働くなんてとんでもないし
男性と同等には扱われない
そんな時代に生きて一石を投じた作家の
自身の話を基にした少女小説の世界を、
華やかに(ビジュアルとても美しくて
見応えがあった)色調を明暗使い分けて
テンポも話も軽重織り交ぜて、上手く料理
したなぁ・・・というのが感想
ラスト、ジョーの本の
著作権の主張とか報酬の駆け引きとか
この監督らしくて思わずほっこり
自分にとっての幸せとは
過ぎ去った子供時代を懐かしみつつ、その儚さを噛みしめ、今目の前にある現実の厳しさにもがきながらも懸命に自分の生き方を模索する四姉妹。今とは異なる“当たり前”があった当時、彼女達を突き動かしていたものは何だったのだろうか。
楽しい子供時代は終わり、それぞれの道を進む四姉妹。そこにはあの頃思い描いていた夢の世界はどこにも無く、ただ暗く険しい道が続いているだけ。それでもそこに希望を見出し、助け合いながら生きていく彼女達の姿が心に刺さります。
強がりを言って後からこぼれ落ちた切ない本音も、“これでいいんだ”と自分に言い聞かせて呑み込んだ心細さも痛いほど伝わってくる。だから自身の人生と真摯に向き合い、ひたむきに生きていく彼女達が尊く、美しい。
毎日が悩みや不安、後悔や葛藤の連続だけど、それをエネルギーに変換し、懐かしい子供時代に再び息を吹き込み紡がれた物語。それは他愛ない日常だけど、かけがえのない大切なものである事を気付かせてくれます。
泣いても笑っても歩き続けなければならないのが人生で、そんな中で自分にとっての幸せの意味を考え、自分らしく生きていこうとする姿が時代は違えど今の私達に響いてきます。
私の人生のストーリー
若草物語は原作者のオルコットの実在の姉妹を元にした小説で、それを前提知識として持っておかないと、最後はちょっと意味不明なことになるかも。
劇中のジョー=原作者自身をモデルしたキャラクターで、劇中ではオルコットとジョーの区別が曖昧になるけど、最後に出てきたのはオルコット本人という解釈が良いかなと思います。
お話としては、四姉妹のメグ、ジョー、ベス、エイミーのそれぞれの人生を描くことなんだけど、裏のテーマとしては、女性の社会進出もある。
女性は結婚しか道がない、ということに対するアンチテーゼでもある。
現代では、昔よりは女性が働くことが一般的になってるけど、境遇の差は今なお残る問題。その悩みを主人公のジョーと共に訴える作品でもある。
で、劇中ではジョーが結婚するんだけど、原作者のオルコットは生涯未婚でした。だから、ジョーを未婚にする、という案もありつつ、でも商業的な理由で結婚させることになります。
でもあえて未婚にする案を原作者が主張するシーンを描いたということは、女性には結婚以外の選択肢もある、ってことを伝えたいんだと思います。それを自分たちで選ぶことができるはずだよね、って。これがこの映画の裏テーマで言いたいことになります。
選択肢があるのはもちろん男性も同じ。女性だけではなく男性にも同じことを伝えていると思います。
あと、ジョー役のシアーシャローナンがすごい魅力的。適役だよね。
もう性別を分けて話すのはうんざり
もう性別を分けて話すのはうんざり。女性とかじゃなく、ひとりひとりの人間としての生きるパワーがみなぎったエネルギッシュな2時間。なにもかもハイクオリティで、目も、心も、楽しかった!製本過程の映像も美しくてずっと見ていられる気がした。
性根が腐ったやつがいなくて、みんなもがきながらも自分の好きなことが見えていて、それを守りながら進んだり戻ったり。平和な世界でにこにこ。守るべきものを守るって相当難しい。特に母、すっごく素敵です。
終盤の、ジョーが周りが結婚して、自分は結婚なんかしないと決めていたのにすっごい寂しいと泣いているところが僕には共感の嵐だった。結婚より幸せなことがあると信じているけど、気づいたら残されていて、自分の考えが間違っているのかって不安になるよな。足元ぐらつくよな、超わかる。
最後、男にいくのかよ!と思ってしまったがよくよく考えてみるとお金のためとか周りが結婚しているからという理由ではないので、はちゃめちゃハッピーエンドだったな。
何をしたら幸せで、何をしなかったら損してる
なんて考えるのはもうやめよう。
とにもかくにも、自分とまわりの大事な人が笑っていたらいいよ。
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