劇場公開日 2020年6月12日

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「やっぱ映画館でみる映画っていいよね」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 kamさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やっぱ映画館でみる映画っていいよね

2020年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

まず批判から書くと邦題がイケてない。
原作の若草物語は昔の日本人が考えることだからまあ目を瞑るとして、ストーリーオブマイライフて。自伝だからまあ意味はそうなんだけど、タイトル読んで全然見たいと思わないよね。
作中でわかるけど原題:Little Women はお父さんが娘たちを指した呼び方でとてもリスペクトフルなステキな表現でこれをタイトルにチョイスするあたりセンスあるなーと感心するのに、日本の映画会社もうちょっと頭ひねれよって思うよね。もうそのままLittle Womenでええやん。
あと過去と現在を頻繁に行き来する構成にたまに時間軸が追えなくなる。ジョーが髪切ってからは見分けやすくなったけどもうちょい工夫しろよって思う。

映画の感想はというと、原作読んだことなかったから見る前に内容を想像して、女性の社会的自立の難しさを取り上げて問題提起するゴリゴリの社会派映画なのかと思って敬遠してたけどそれは思い違いで、家族、友人、恋人、夢、仕事、お金、生活とかと向き合って信念を持って自分らしく生きるってなんだろうがテーマで、男とか女とか関係なく共鳴できる部分がきっとあってむしろ好きな部類の映画だった。
主要人物が全員やさしくて、リスペクトがあって、家族愛と人間愛にあふれてて、エンドロールが流れたとき純粋な気持ちでいい映画だったなと思える作品。
どうでもいいけどベスのことずっと四女だと思って見てたけど実際は三女だったみたい。でも役者の実年齢調べたら俺の感覚は間違ってなかった。これはキャスティングのミスやで。

シネマ小僧