劇場公開日 2020年10月9日

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星の子のレビュー・感想・評価

全261件中、161~180件目を表示

3.0「信じる」ことの葛藤~天才女優の演技

2020年10月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

寝られる

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森のエテコウ

4.0宗教の話ではなく、少女の成長物語だと思います。

2020年10月16日
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おでん

3.5新興宗教の宣伝ではない

2020年10月16日
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怪物・芦田愛菜が数多あるオファーから敢えてこれを選んだ事が1番興味深かった。
題材は新興宗教を土台に、実に素直に育った15歳の女の子を中心にした日常を描いている。

なにも知らずに芦田愛菜だからと選んだ観客の中に、
新興宗教の狂気的とも思えるシーンが出始めた頃、
席を立つ観客がチラホラと出たのも興味深かった。

これがなにかの啓蒙活動ではないことは、
途中で気がつく。
ただ、この作品の良さはなかなかに理解し難いものかもしれな
い。
それというのも、演出がひでぇw

しかもラストがしりつぼみ感満載で、
はっ???で終わってしまう。

終わってみれば偏見と概念の中で、
なにを信じてなにを精査すべきなのかを
考えさせる良作だと思った。
きっと原作で選んだのだろうなあ芦田愛菜。

人には進めにくい作品なのは確か。

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茉恭(まゆき)

4.0両親がヤバい‼️

2020年10月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

萌える

はまる時にはこんな風にあっさり信じてしまうもんなのかも。おかしいと思いつつ、責め立てない娘が優しい。そう、この家族は優しいんだ。だって、娘のために一生懸命なだけ。

知世ファンとしては、最近役柄の幅が増えて嬉しいかぎり。もっともっと需要が増えますように。

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レイ零号機

4.0なかなかに微妙…

2020年10月16日
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鑑賞方法:映画館

芦田さんが素晴らしい女優なのは疑いがないところだけれど、テレビなどでパブリックイメージか付きすぎたんではないだろうか。クレバーなイメージかありすぎるだけにただ面喰いなちひろにあまり見えてこない…
自分の身体の弱さがもたらしたにも関わらず、受け入れられなくなりつつある両親の信仰のこと、自分もどこまで信じているのか分からなくなる感じ、など演技としては素晴らしいだけに映画のリアリティが乖離していっているような…
宙ぶらりんな結末がなんとも言えないが、まぁそういう演出意図なのでしょう…
あと、大友康平と蒔田彩珠の芝居が良かった…

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ぱんちょ

3.0シュール

2020年10月16日
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先生と生徒の恋物語推しなのかと思ってたら、
そこではなかったのが嬉しい誤算。
登場人物に味があって、ずっと見ていられるドラマだった。

ただ、
伏線回収でスッキリしたい私としては、もうちょいパンチが欲しかった。

"河童"のくだりは最高だったけどw

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ゼットン

3.5「芦田愛菜」劇場

2020年10月16日
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鑑賞方法:映画館

怪しい宗教がテーマ。
未熟児で生まれた子供の為、両親がたどり着いたのが怪しい宗教。

その宗教が親子。親戚。友達。
全ての歯車を狂わせる展開。

宗教を信じる親。
宗教に疑問に思う子。
宗教から救おうとする親戚。
宗教とは関係無く接する友達。
それぞれの立場を上手く表現していた感じ。

姉妹のちーちゃん(芦田愛菜さん)とまーちゃん(蒔田彩珠さん)が台所で会話するシーンがリアル感があって良い。

終盤の泊まり込みの宗教イベント。
両親と違うバスに乗車するちひろ。
イベント中、ちひろが両親と会えない展開。
親が仕組んだ事なのか?
そんな感じに観賞中、胸が苦しい。

ラストで親子3人で流れ星を見るシーン。
「(3人で一緒に流れ星が)見られないね」のセリフ。
これから親と子が、それぞれの生き方を示唆していた感じが印象的。

原田知世さんが演じる母がその時、ちひろに寄り添う場面がこれからの生き方を匂わせていて少しだけ救われた感じが垣間見られた映像がとても良い。

ストーリーよりも、女優としての芦田愛菜さんの演技に引き込まれた作品。

南先生(岡田将生さん)の授業が一方的に喋ってるだけで教師としてあれはどうなんだろう?( ´∀`)

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イゲ

4.5信じることの最初は、親とのかかわり

2020年10月16日
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鑑賞方法:映画館

私たちが知っている芦田さんの幼かったころから、先日のこの映画の会見での「変化」に多くの人が驚きました  彼女自身の成長をみて、この映画に描かれるような深い親の愛情を彼女は得て今日まできたのではないか、と思いました  原作を直前に読みましたが、原作通りの内容でした
中学生くらいになって、自分の家がよその家との違うことに、いろいろ気づくのでしょう  持ち物、服装、弁当の中身、そんなことで優劣や序列がつき、「自分の学校での位置」「上手に生きていく術」を身につけるのであろう  それが気にくわなければ、「こんな家に生まれたくなかった」と親を、家族を罵倒する子どもも多いのだろうが、それを煩わしく感じつつも親の愛情を、このちひろは受け止めている  子どもの力ではどうしようもない「運命」に、姉は家を飛び出したけれども、ちひろは自分が病弱であったことを贖罪するかのごとく、両親に向き合っている
こういった環境にある生徒を受け持ったら、学校の先生はどこまで生徒に向き合えるのだろうか
それでも両親に対する愛情が揺るがないのだけれも、こういう環境で育つことがいいのか、大人として胸が痛かったです
芦田さんの演技はもちろんですが、姉役の蒔田彩珠さん、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で数々の新人賞をもらってから、活躍が目覚ましいですね
「鬼滅の刃」のシネコンの上映回数におされて、公開2週目で上映回数が減らされ、とても残念
(10月15日 イオンシネマ京都桂川にて鑑賞)

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chikuhou

4.0芦田さんについて語りたい

2020年10月15日
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泣ける

笑える

萌える

あっというまに金木犀の花が散ってしまいました。さみしいですね。冬が近づいてきますね。

今回は芦田さんについて語ります。一応言っておきますが私の中では愛菜ちゃんだった事は一度も有りません。6歳の時から好きとか可愛いと言うより、尊敬、崇敬、リスペクトの対象だったからでございます。もちろんテレビも映画も観ていますし、CDも全部買ってます。いやいや宗教だよ!

芦田さんには伝説が沢山有ります。本来、兵庫県出身なので当然関西弁なのですが新横浜を過ぎるとモードをチェンジして標準語になります。
6歳の頃ですよ❗️

関西感を出すと上沼恵美子感が出てしまう。
作家の西加奈子がエジプトのインターナショナルスクールで自己紹介の時、関西弁で笑われたというエピソードが有ります。別にオモロイ事言ってないのに・・・

いや、ずるい。関西の人ずるい。ここぞの関西弁。印籠か❗️
私のレビューでも、この作戦使うが・・・所詮ぱちモン。生粋の関西人にとっては・・・

芦田さんは読書家でもある。中三で本を1000冊読んでいた。しかもマーガレット ミッチェル、カフカ、村上春樹、そんな中三いますか?

話は全然違う方向に進む。2年ほど前の事だ。私は歯医者に行った。治療が終わって会計待ちの時だ。治療室の扉が開いて歯科衛生士が待合室に声をかけた。

あしださーん あしだまなさーん!

えっ‼️まじか‼️憧れの芦田さん‼️

後ろ姿しか見えない。お顔は見えない。うーむ・・・馬鹿馬鹿馬鹿!何ぼーっとスマホ見てんだよ!あんまり悔しくて同姓同名の人がいた・・・と言う事にした。サワーグレープだよ!

でも、もしかして芦田さんとニアミスしたかもしれない。

はい。枕終了です。ここから映画の感想です。まずは簡単にストーリーから・・・

ちひろ(芦田愛菜)は15歳の四人家族です。両親(永瀬正敏 原田知世) 姉のまーちゃん(蒔田彩珠 まきたあじゅ)という家族構成です。しかし何故か姉のまーちゃんはいません。

両親は怪しい信仰宗教に入信しています。しかし原因はちひろです。乳児の時、皮膚病だったちひろ。怪しい信仰宗教の水で寛解します。両親はのめり込みます。

ちーちゃん(ちひろ)は恋に恋するお年頃です。新任の南先生(岡田将生)に憧れます。

ちょ、待てよ!ちひろの子供時代は粟野咲莉ちゃんじゃん。朝ドラの「なつぞら」だと兄妹だろうが❗️

は・・・置いといて(連想ゲームか!)

両親の信仰には懐疑的です。

だって【金星の水】を頭に置いたタオルに掛けて生きているんですよ。四六時中!完全に狂ってます。(私の意見では有りませんからね).

あの、頭にタオルを乗せてたら、大体 ババンバ バンバン バンって言いませんか?私は言います。

いや 新興宗教から抜け出す話しかなあと、思ったんですが家族の話でした。

私はオウムの事件のあと、たくさん宗教の本を読んだんですよ。報道されるのは狂った団体ですが、そうじゃない所もあるんです。なんなら私を折伏してくれよ!かなりシンパシーを感じるところも有りました。

はい。結論として15歳の芦田様を堪能する映画でした。座長として全体を引っ張りました。

やはり芦田さんは素晴らしいです。喋っても凄い。黙っていても凄い。

明日も晴れるかな?

長文でごめんなさい。
読んで頂きありかとうございました。

PS ちーちゃんの友人役のなべちゃん(新音 にのん)良かったです。

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masami

4.0信じる人々を否定することなく

2020年10月15日
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信じる人、信じたい人、信じきれない人、信じる人を心配する人。

どこからかの視線で単純になで斬りにしない暖かさが魅力の映画。

芦田愛菜は知的な演技で落ち着いた、柔らかな存在感を示した。

女優という観点では、うさぎドロップの鮮烈さには及ばない。

当時の存在感から鮮烈さを引き算した無垢さが表現されていた。

ジグザグしながら、女優としての人生を歩んでいる、芦田愛菜は面白い。

でもどこかで、彼女が女優を選ばない決断をするような予感がした。

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Radio21

4.0愛菜ちゃんから芦田愛菜さんに✨・・・健気な姿が切なかった

2020年10月15日
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泣ける

知的

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こころ

5.0芦田愛菜ちゃんの演技力すごすぎた

2020年10月15日
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マルモのおきての時から芦田愛菜ちゃんを見ていました

愛菜ちゃんが子役だった時にもうすでに女優さんになりたいって言ってたのを覚えてる
子供の頃から、ただの子役とはひと味違った子役だった愛菜ちゃん

劣化しないで、美しい女優になって嬉しい
愛菜ちゃんのこれからが楽しみだなぁ
頭もずば抜けていいしどの方面に進んでも周りを太陽のように照らし成功するだろう
私は大人になった女優の愛菜ちゃんがもっと見たいけど愛菜ちゃんが選んだ道なら応援する!

この作品は変な宗教にハマってしまった両親と娘の話だけど愛を強く感じた

両親を信じたい気持ちと思春期特有の気持ちがすごく表現されていて、自分の思春期を思い出した

芦田愛菜ちゃんの演技最高!
また愛菜ちゃんをスクリーンで見たいです

映画好きで年に40本見る私ですがちょくちょく眠くなります。でもこの作品は眠くならかった!
浅田家も眠くならない素晴らしい映画だったなぁ

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めぐ

3.5○○賞。。。狙ってる?

2020年10月15日
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実生活で全く需要がない世界の話しで、賞をとる映画寄り?で、ただの素人の映画好きにはちょっと難しい内容かも。でも飽きることなくいつの間にか時間経ってたので面白い映画ではありました。
芦田愛菜さんの演技は抜群ですね!もうちょっと軽い内容でいいので、もっともっといっぱい作品にでて欲しい!
一ヵ所、芦田愛菜の見せ場の泣き演技をアニメカットインで邪魔したのはちょっとないなぁ。。。

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Reo13

3.5女子中学生と宗教

2020年10月15日
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「星の子」まずこのポスターが良い。
(赤いバックで1人で立ってる方ね)
ハリウッド映画みたいに
ちゃんと主役をリスペクトしている。
「この女優の映画です!」と。
そんな16歳の女の子 芦田愛菜 。
演技力と表情の深さが天才と言われる由来。
いい芝居だった。
それにしても凄い題材だ。

”少女揺れ動く気持ちと宗教”

揺れ動く気持ちと、
宗教に染まる気持ちが
喧嘩してる気もする。
答えはどこ?いや無いのか?

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溶かしバター大盛りポップコーン

芦田愛菜が変態の娘役に😫

2020年10月15日
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宣伝用のダイジェストシーンで岡田将生が激怒していたので、芦田愛菜と凄い揉めるのかと思っていたが、たいしたハプニングもないまま終わってしまった。そういった意味でこれはリトルジョーに似てるのかもしれない。

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マンハッタン

4.0子どもって

2020年10月15日
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イナヅマゴロー

4.0少女の心の闇を訪ねてみた

2020年10月15日
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 テレビのインタビューで共演の岡田将生や大森立嗣監督が16歳の芦田愛菜のことを「愛菜ちゃん」ではなく「芦田さん」と呼んでいるのを聞いて多少の違和感があった。しかし本編を観ると、その見事な演技で場の雰囲気を全部持っていってしまう場面がいくつもある。共演者が「愛菜ちゃん」ではなく「芦田さん」と呼ぶのもさもありなんと納得した。
 本作品で彼女が演じた主人公ちひろは素直で頭のいい中学生である。自分の家のことは自分が一番よく知っている。隠すことも恥ずかしがることもない。全部ひっくるめて自分の家族なのだ。その堂々とした主役ぶりに感心した。
 いいシーンがいくつもあるが、大友康平演じる伯父さんを相手に両親のことを「わかってる」ときっぱりと答えるシーンがもっとも印象に残っている。宗教にハマっている両親のことも、その宗教がマイナーで変だと思われていることも、マイナーな宗教の信者が世渡りの上で不利を受けるかもしれないことも、全部わかっている。伯父さんよりずっとわかっている。
 それに伯父さんが知らないこともある。両親がどれだけ自分のことを大切にし、姉のことを心配しているか。両親は自分のために宗教に入信したのであって、宗教が先ではない。世間の人たちが両親の価値観を蔑んでも、信じているものは仕方がないではないか。
 伯父さんたちや教師にはそこが分からない。キリスト教や仏教や神道が認められるのであれば、新興宗教も認められなければならない。それが信教の自由だ。新興宗教が否定されるのであれば、キリスト教や仏教や神道やイスラム教さえも否定されなければならない。しかし日本で18万を超える宗教法人はもはや否定の余地がない現実だ。
 両親の信じていることを自分も信じているかと聞かれれば少し迷いがある。しかし両親が信じている内容がどうあれ、両親のことは信じている。自分や姉に対する揺るぎのない愛情は疑いの余地がないからだ。

 黒木華の昇子さんが言う「あなたがここに来たのはあなたの意思ではないのよ」という言葉を考えてみる。この言葉はどうとでも受け取れる。昇子さんは宗教団体の幹部らしく、何か見えない大きな力に動かされてここに来たのだとでも言いたいのかもしれない。
 しかし別の考え方もある。人間は無意識にいろいろなことを決断している。朝、時計を見る。起きるかどうか、起きたら歯を磨くより先にトイレに行くかなど、小さな決断の連続だ。平凡な日常生活でも一日に200回以上も決断しているらしい。
 昇子さんが言っている「意思」は意識のことで、ここに来ようと意識的に決意して来たのではないと言いたいのかもしれない。無意識の決断がここに導いたのだと。しかし無意識もその人の「意思」のひとつである。意識していなくても職場や家に辿り着くように、人間の生活の殆どは無意識が決断をしている。
 無意識の世界は意識の世界よりずっと広大で豊かである。愛も恋も怒りも憎しみも無意識の領域にある。無意識の部分を意識によってコントロールできれば、怒りや憎しみ、不安や恐怖といった感情を抑制できるだろう。昇子さんがいつも笑顔なのはその辺りに秘密がありそうだ。そして水をきっかけにして人々の無意識をコントロールすることで教団が成立しているということも考えられる。昇子さんの言葉がいつも謎めいているのは、そこに教団の秘密があるからかもしれないのだ。

 ちひろには昇子さんの多義的な言葉はまだ理解できない。今後も理解できるかわからないし、両親も理解しているとは思えない。人間は不安と恐怖にさらされたままでは生きていけない。どこかで無意識をコントロールして、不安と恐怖を弱めなければならない。般若心経に「無有恐怖遠離一切顛倒夢想究境涅槃」という文言があるように、恐怖がなくなれば心が平穏になって幸福の境地に至るというのが仏教の考え方だ。そう言えばすべての宗教は生きている人間から生の不安と死の恐怖を取り去るのが目的である。本作品の教団も同じなのだ。
 大森立嗣監督は人間の心の闇を描く。ちひろの心にも広大な闇がある。教団をひとつの扉として、少女の心の闇を訪ねてみたのが本作品だと思う。パンドラの匣のように、ちひろは闇の中から希望を取り出すことができるのだろうか。

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耶馬英彦

0.5つまんない…

2020年10月15日
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ちんくるほい

4.0イタいし切ないけど温かい

2020年10月14日
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iYiHedP8PmIUPr5

3.5おもしろかった

2020年10月14日
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どうみてもおかしい宗教なのに娘の病気のためにすがるように入信してしまうというのは分かったけど、その後はなぜあんな貧乏生活になっていったのか分からなかった。物品購入とお布施でそうなっの?

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みみ