老後の資金がありません!のレビュー・感想・評価
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老後の資金が足りません!じゃなくてありませんでした。
ここまで貯金がなくなる前になんとかしよーよ。と観ながら思いましたが。
松重さんのようなおとぼけダンナさん意外に多いのかも。そんなダンナさんを温かい目で見守る天海さん。こんな奥さんなかなかいないでしょーと、少しイライラしましたが(笑)
結果的にラストは皆幸せそうで良かった。
因みに、夜の交通規制のお仕事もコンビニのアルバイトだって立派なお仕事だと私は思います。
高齢化社会コメディ
老後生活への一つの提案
予告で見たコミカルな雰囲気にひかれた、小学生の甥っ子を連れて鑑賞してきました。小学生でもわかるシンプルなストーリーのおかげで、甥っ子も楽しめたようです。でも観客は、老後の資金が現実的な悩みと思われる、中高年層が圧倒的に多かったです。
物語は、夫と二人の子供と平凡に暮らす篤子が、義父の葬儀、娘の結婚、義母との同居、夫の失業と、次々と押し寄せる金銭問題に奮闘する姿が描かれます。決して他人事ではないところが、見る者の共感を誘います。奇しくも半年前に父を亡くした自分も、その葬儀費用の高さに驚きました。友近さんほどではないにしても葬儀屋の言葉巧みな誘導、父への思い、多少の世間体から、なかなか「安物でいいや」という気になれなかったのも事実です。もっとも、お経代だ戒名代だとほぼ言い値で何十万円とふっかけてくるお坊さんのほうが悪質な感じがして、若干の殺意を抱きそうになったのは秘密です。
主演の天海祐希さんは、きれいすぎて生活苦が伝わってこないのは難点ですが、抜群の存在感とコミカルな演技で笑いを誘います。もう一人のキーマンである義母の芳乃を、草笛光子さんが貫禄の演技で魅せてくれます。特に、終盤の大団円とも思われるシーンでの二人の演技には目頭が熱くなりました。脇を固める、松重豊さん、柴田理恵さん、若村麻由美さんらも、実におさまりのいい役どころで、持ち味を発揮していたと思います。
それにしても、老後の生活は確かに心配です。作中では、2000万円どころか4000万円も必要だと言っており、目の前が暗くなります。そんな悲観的な未来しか見えない人たちに、本作は現実的な一つの老後生活生を提案しているような感じがしました。見栄や形式、既成概念や固定観念にとらわれず、自分なりの幸せを見つけ、大切なお金はそこに使うのがよいのかもしれません。とはいえ、やはり老後の生活は悩ましいですね。
予告編のテンション続きっぱなし。
気楽に生きる
見栄っぱりは悪ですな
老後の資金はいらない?
面白い
50歳超えてる人はハマるはず。
まさに明日は我が身。共感度ハンパなし。前半は老後の資金の問題をビシビシ考えさせされ、後半は親の死についての問題をグイグイ考えさせされる。最後はとっても幸せな気持ちに。
主役の天海祐希、いつもの攻撃的な感じはほとんどなく、とても素敵な奥さんだった。旦那の松重豊もリアルにいい旦那さんだった。周りのおじさん、おばさん、じいさん、ばあさん、子供達も、悪い奴がいなくて、全員に共感できた。何より義理の母役の草笛光子にはまってしまった。最初はお嬢さん育ちの浪費家婆さんが、夫婦を危機に陥す元凶かと思っていたら、全く逆の存在に。
全体を通して老後のお金に関する問題提起なのに、軽くて楽しい構成。人生、諦めなければ何とかなるよね。笑って泣いて大満足でした。
詐欺に遭わなければ、そこそこ、生きていけると思う‼️❓
面白かった 『決算!忠臣蔵』と感じ似てるかな? 原作読んだことあっ...
面白かった
『決算!忠臣蔵』と感じ似てるかな?
原作読んだことあったけど、全然内容覚えていなくて、ただあんまり老後の資金については解決していなかったような記憶。
映画ではそうか、そういう解決案か…。
観客の年齢層が気持ち高めだった気がしたのは決して気のせいじゃ無いはず笑
みんななにか参考になればと思ったのかしら…?^^;
どういう筋で評価するのかで評価は極端に分かれそう…。
今年154本目(合計218本目)。
今日最後の映画はこちら。
内容的にコメディドタバタものとみるか、「多少は」学術的な内容も含む問題提起型の映画と観るのか…によってかなり評価は分かれるんじゃないか…と思います。
前者の前提で見るとそれほど傷はないし、まぁ2000万円問題をどう取るかにもよりますが、リアルな現実を(もっとも、今後の年金政策がどうなるかなんて、それこそ明日(10/31のこと)の選挙次第のこと)コメディで見せるという点では、まぁツッコミどころもありますが、笑える点は結構多いです。
一方で、一応にも社会的問題を扱っている内容でもあり、それを前提に見ると、一部配慮が足りていない部分があるので、どちらの筋で見るのか…というのがわかりづらいです。
また、この映画自体、「どういうターゲット層」を想定しているのかも微妙です。20代の子に今から老後の心配をしろというのも酷だし、60~70代の実際に受給している方は、いまさら増やす方法は原則ないので(高齢者でも働ける会社で働くくらい?未納年金の納められる金額にも限度はあるし、いまさらNISAだの何だのやってる状況ではない)、消去法的に考えて「社会的問題の提起型の映画」とみる場合、40~50代くらいの方が見る内容ではないか…と思うのですが、描写はどうみても20~30代の方向けで(未成年の方も、内容を見て面白いかは別にして、描写としては面白い)、正直、どの軸(コメディものか、多少にも社会問題提起とみるか)で判断はかなり別れそうな気がします。
ただ、お話の内容自体はかなり誇張も多いし、実際に「2000万円」問題をどうとらえるのかにもよると思いますが(50年後くらいしたら、年金制度が破綻するか、生活保護が続出しそう…)、一応趣旨は理解できるし、現在ホットな話題で(まぁ、元になったリアル発言自体も、一応理解はできる)、「笑いながらオレオレ詐欺とかには気を付けてね」という趣旨というように解釈するのが妥当かなと思います。
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(減点1.0/すべてまとめて)
このことは「満塁本塁打」さんも指摘されていましたが、倒産であっても退職金という制度がもともとあり、それを積み立てている以上、何らかの救済制度はあります(国による8割補填など)。
ほか、このようなケースでも、先取特権(民法306条)を活用して回収を図る手もあります(優先順位も高めに設定されている/条文上は「賃金」としか書いていないが、「退職金に対しても類推適用される」というのが判例(昭和43))。もっとも、倒産処理後の残ったお金の清算で、複数の従業員が(かなりの大手企業と思える描写)、それを主張した場合は取れる金額が減りますが、1円ももらえないというのも超レアケースです(完全に清算等終わって0円状態の会社ってあるの?)。
かつ、先取特権は「法定担保物権」と呼ばれるもので、証拠(この場合、タイムカード等)があれば「法律上、当然に」認められる権利です(相手側の言い訳は一切考慮されない)。この「相手方の言い訳が一切通用しない」のが法定担保物権の強みで、本人訴訟でも何ら問題がないパターンです(弁護士か、訴額が140万円を超えないなら司法書士(簡裁のみ)でも扱えるが、被害者の落ち度は低いことから、成功報酬もかなり低めに設定されています。そもそも、その場合でも代わりに証拠出して払ってねといえば、相手の言い分など存在せず成立するので、受け持った案件としてもやりやすいため。なお、これを業をもって行政書士がやるとアウトなので注意です)。
また、あのケースは倒産ですので、いわゆる「特定受給資格者」(理由が倒産にあたるケース)で、映画内でも「入社から一つの会社一筋でやっていた」と言っていること+旦那さんが55歳くらいっぽいことを考えると、給付期間はかなり手厚くなっています(2022年3月までの時限措置。おそらくこの政策はコロナ事情もあるのでそのまま?)。すると、「すぐに職業を探す必要はない」んです。
にもかかわらず、行政がやっているハローワークの言い分も無茶苦茶で「55歳を超えて仕事の選択肢もないんだから肉体作業をしろ」といっても、そもそも無理なのはわかりきった話です。もちろん、ハローワーク(職業安定所)は最終最後は「安定した職業にはやくついてもらう」ことが目標になりますが、「無理なものは無理」です。それを半ば投げていること(窓口を民間に委託していても、最終最後は行政が責任を取る事案)、またそれを真に受けてすぐに工事現場(?)で仕事をしているあたり、結局、「長期的に得をするか、短期的にお金を稼ぐか」という点の判断がかけていて(15歳ならまだしも、55歳近くの方が、そういう損得関係ができないというのは、ちょっと不自然すぎる)、全般的に「お金を描く映画なのに、それらに関する諸法律の描写が適当すぎる」というのがかなりの痛手となるところです(本当に老後の資金に困ってるのかどうなのか、わからなくなってしまう)。
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天海さんじゃなかったらコメディではなくなってた。
映画の大半が結構重かったです。
「そういうこと、あるかもしれない」って不安にかられます。
自分だったら怒り狂ってるだろうなという事例ばっかり。
天海祐希さんだったから、こんなふうにエネルギッシュに乗り越えられたんだろうと思いました。
彼女以外の配役だったら、全然こんなにポジティブな映画にはなっていなかったと思います。
宝くじが当たって解決とか、何か幸運が訪れて解決とかではなく、そうするしかないんだろうなという着地点に辿り着いたから、見終わった後のしこりがなく、見てよかったと思える映画でした。
そして、草笛光子さんも最高。
あの方じゃなかったら、天海祐希さんとバランスのとれる姑役はいなかったと思います。
年金詐欺の場面では、会場で「え??」って声が湧き上がりました。
笑いまくり
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