「真っ裸は肝じゃない 怒涛の展開が面白い」ぐらんぶる Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
真っ裸は肝じゃない 怒涛の展開が面白い
宣伝で「真っ裸」が言われすぎてイロモノっぽくなってるけど、そこはそんな大きな要素じゃないの。そこに着目されちゃって損してる気もするね。「そんなイロモノならいいかな」って、危うく見逃しそうになるしね。
序盤の展開がすごいんだよね。すごいスピード感で「なんで、どうなってるの?」「まさかタイムリープのSFもの?」って入ってくるの。そして竜星涼の芝居が活きてる。そこからピーカブーが出てきて「Vamos」で踊るところまで、まさに息つく暇なく怒涛の展開。
それでようやく事情が飲み込めて、ストーリーが始まるんだけど、そこからも面白いのね。ただ序盤が良すぎたから「あのペースで最後までいってくれ」と思っちゃうんだよね、そりゃ無理な相談なんだけど。
そして次から次へと新キャラが足されてストーリーは動き、投入される細かなネタはキレが良くてつい笑わされて、最後は「えっ!」と思うところからまとめて面白かったよ。
女優さんがみんな良かった。ヒロインは乃木坂なんだね。相変わらずレベル高い。小倉優香もまあ演技してる感じだった。ビリギャル石川恋も良かった。
これ演出がすごくいいなと思ったら英勉監督なんだね。なんでこんな面白くできるんだろ。
英勉監督と乃木坂なら《あさひなぐ》《映像研には手を出すな!》と面白い作品があるから、こっちメインで宣伝しても良かったのに。そしたら見逃さず必見になるね。
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