子供はわかってあげないのレビュー・感想・評価
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とても良い映画⭐️✨
1人の女子高校生が「自分」を探し求めて、元「教祖」の実父に会いに行く、ひと夏の物語。
なんともグッと来るお話でした…海の舞台が素敵でしたね。
スルーしないで良かったです(笑)
*美波が、豊川悦司演じる父と過ごす真夏の海での物語パートがいいですね。徐々に2人が互いに心を開いていく微妙な感じが良い演出でした。
*美波が明日帰るという時のトヨエツの寂しそうな表情には涙でした(笑)
*色々と細かい演出が物語を引き立てており、2時間以上の物語があっという間でしたね…キタロウの演技はちょっとToo Muchかな…笑
*門司くんが、風鈴を必死に止めて、手を離してからの…は、笑ってしまいました。
オススメ!笑
これはまさに実写化された田島列島。
タイトルなし
青春映画は今さらついていけないかとつい敬遠しがちですが、レビューもいいので気になり行ってみたらおもしろい! 大人でもオッケー牧場です♪
各所に吹き出しちゃう場面がちりばめてあり、退屈させられません。
そして大人から子供まで、皆がお互いを信頼し大事にしていて、フィクションとはいえホッコリさせられました。
高校生のクラブ活動や恋愛もキャピキャピせず背伸びもせず、笑い所も多いのでスーッと入ってきてくれ、いいな青春、もう一度戻りたーい!と思ってしまいましたw
トヨエツさんや千葉さんのキャラクターもこれまでにない感じで見ごたえありです。
長年青春映画といえば『藍色夏恋』が心に残る一本でしたが、こちらもこの夏の印象深い一本となりました!
な!
コテコ
懐かしくて眩しい何でもない日々
沖田監督は日常の何でも無い間を面白く撮る天才ですよね。
今回も何か起こりそうでやっぱり起こらない
でもちょっぴりだけ起こる
少女の一夏を描いている。
導入の仕掛けは前作の「おらおらでひとりいぐも」と同様
所々に「大マンモス展」のポスターなんかも貼ってあって
その辺の小ネタもファンからすると嬉しい
水泳の顧問の先生の口癖
そしてそれをあだ名にされてしまうとか
学生の頃あったな〜と懐かしくなる笑
何かあるわけでは無いのに
ずっとニヤニヤ、ニコニコしてしながら眺めてしまう。
最後にはささやかながらポッとなってしまう甘酸っぱい展開
じんわりと心が柔らかくなる映画です。
実父と暮らせば
2021年映画館鑑賞75作品目
8月22日(日)チネラヴィータ
原作未読
監督は『南極料理人』や『横道世之介』など最近では『おらおらでひとりいぐも』の沖田修一
脚本は『偉大なる、しゅららぼん』『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』などのふじきみつ彦
ひと夏のゆるめなコメディー
主人公の朔田美波は高二の水泳部
なぜか本当の意味での失笑をしてしまう悪癖
大会で背泳ぎをしていても笑ってしまうほどの重症
美波はTVアニメが大好きで特に『魔法左官少女バッファローKONEKO』が大のお気に入り
左官少女を観ながら涙を流しエンディングテーマではキャラと一緒に踊り出す
継父も美波と一緒に踊り出す
冒頭いきなり『魔法少女左官少女』だったので戸惑った
しかもセメント伯爵に息子がドロドロのモルタルとコンクリートときてる
場所を間違えて別の映画を観てるのではと一瞬思ったがミニシアター系でそんなわけはなかった
朔田美波を演じたのは『未来のミライ』でくんちゃんの声を担当し一部過激で攻撃的なアニメオタクに叩かれた上白石萌歌
上白石姉妹の妹の方
その萌歌がアニメオタクを演じ「アニメの(実写)映画化をしてほしくない」とアニメオタクならではの発言をする皮肉
朔田家は美波の他は弟と母と父
母は美波が5歳の頃に実の父と離婚をして今の夫と再婚
弟は母と継父の実子?継父の連れ子?
弟はひょうきんでうるさくノリがいい
母の肩たたきをしているときの弟の発言が印象的
わりとこの家族うまくいっている
魔法左官少女が好きという共通点で書道部の門司くんと仲良くなる
門司くんの実家は書道家
美波の実父は新興教団の教祖で失踪中
教団の有難いお札は門司家が代行していた
門司くんの兄は古本屋の二階で猫探し専門の探偵やっている元男性の女性という役柄で千葉雄大が好演
門司くんの紹介で門司くんの兄に実父探しを依頼し見事見つかる
水泳部の合宿には行かず家族には内緒で実父と再会
実父の自宅に泊まり夏休みはしばらく一緒に生活することなる
実父は今では新興宗教の教祖をクビになり指圧治療院で指圧師として働いている
美波は近くの海で院長の孫娘と実父に水泳の指導をする先生になる
美波が心配になり美波の実父の家に走り出す門司くんに『ラブストーリーは突然に』のような曲が流れる
夏休みが終わる前に美波と門司くんは美波の実父や院長の孫娘と別れ帰宅する
さらばじゃ
なんやかんやで美波と門司くんは相思相愛で結ばれる展開
エッチなシーンはない
美波の母親役は斉藤由貴
上白石姉妹の事務所の大先輩
斉藤由貴が萌歌のバーターなのか萌歌が斉藤由貴のバーターなのか自分はわからない
オーケー牧場がお気に入り
美波の部屋で実父に会いに行ったことを問いつめるシーンが泣ける
おなクラは「同じクラス」という意味でいやらしい意味はなかった
どんなクラブだって話だよ
門司くんは子供たちに習字を教える先生もやっているが貼られている作品の文字がちょっと面白いのが数点
上白石萌歌の魅力が120%味わえる青春コメディー映画
萌歌はこんなに丸顔なのかと
彼女が可愛いと思ったことはないが今回は可愛いかった
萌歌は既に成人だけどスクール水着姿がきっと眩しいのでそういうのが大好きな人は必見
全国のイオンシネマでも隈なく上映するべき作品
ほのぼのとしてる
あってもおかしくない。
自分がいるのだから、魔法があってもおかしくない。自分の存在の方が、魔法の存在よりも驚きだからだ。最近、やたらと、多様化、人権と耳にするが私は好きではない。多様化を受任しないと、差別と言われるが、私は差別はしていいと考える。好き、嫌いは誰しもあるから。これをなくすのは不可能。下劣を差別して何が悪い?どんどん差別した方がいいと考える。こう言うこと書くと差別的だと言われるが、差別した人を非難するのは差別ではないのか?あなたは差別した人を差別していないか?差別はしていいが不当な差別、例えば、誹謗中傷、罵詈雑言、いじめはだめだ。不当な差別をしなければ差別していいと考える。人の内面何て分からないのだから。それと、人権という言葉が水戸黄門の印籠みたいになっている。人権とは天与の賦。天から与えられたもの。従って、法律で保障された人権何て人権ではない。保障された自由何て自由ではない。偽悪が一番悪いが、偽善が増えていると感じる。あなたは、善という言葉の意味を知っている。だから、あなたは、善と悪自分で判断できる。善悪自分で判断するんだ。善悪は事柄ではないので事柄で表すことはできない。そこを皆間違る。善悪は相対的ではない。善悪は絶対的な存在だ。時間が立てば善でなくなるもの何て善ではない。次の時代になるのは時空を超えた善、真理を探求する旅だ。検討を祈る。
タイトルに意味に気づいたとき、物語はより濃厚に変化する!!
ある日、手紙が届いた。それには直接的なことは書かれておらず、差出人もよくわからないような状態だったが、 美波にはそれが幼い頃に別れた父親からのものだと直感でわかったものの、名前も住所も書かれていなかった。
その手紙をきっかけに、実の父親を探すことになるわけだが、実はここにタイトルの意味が活きてくる部分があって、そもそも『子供はわかってあげない』というのは、タイミングのことではないだろうか。
そんな父は住所も書かずに、「会いたい」とも書いていない。もちろん本音としては、娘に会いたい気持ちはあるが、それをストレートに伝える勇気もない。だからこそ、まさか会いに来ないだろうと思い、会いたいけど伝えられない気持ちを感覚的に謎の手紙を出してしまったわけで、ある種の自己満足だったのかもしれない
しかし、美波は会いに来てしまった…嬉しいのは大前提ではあるが、一方で心の準備ができていない部分もある。つまり子供というのは、大人の心の準備ができるのなんて待ってくれずに、成長するし、行動してしまう。
これは父の視点だけではなく、一緒に暮らす母の視点も同じことがいえる。
親にとって、子供というのは、いつまでたっても幼いイメージがあったりするわけで、そんな中で成長した姿を見てしまうと、心の準備ができておらず、思わず涙を流してしまうことがある。
親の目線から『子供はわかってあげない』ということではないだろうか。それに気づくとこの作品が、子供の成長を見守る物語であると理解ができるのし、実は冒頭のオリジナル劇中アニメの中にも同様のメッセージが含まれている。
上白石萌歌のふんわりした雰囲気を活かした主人公・美波と、周りのくせ者揃いな登場人物たちとの掛け合いが、脱力感もありながら、独特の世界観が展開されていて、その中で家族愛や青春も、独自のペースで描いてみせた。
スクリーンは間違えていません
いきなりアニメがスタートしたので、やばい、スクリーン間違えたかも、、、と思ったのは私だけでは無いはず。
ストリートを文字にすれば意外と単純な話だけど、とても独得な長回しの演出と、アドリブなのかセリフなのか分からないのが、映画らしい映画でよかった。
正直、無駄なシーンも多く、ちゃんと編集すれば30分くらいは短くなるかと。ただ、無駄と見るか、余白と見るかは微妙で、余白があるのでとても日常っぽさが出て良い。
また、微妙なすれ違いや勘違いなど、何度もクスクス笑ってしまう。
同時に、後半のあのシーンは泣いてしまうね。
細田君も良かったけど、
とにかく、上白石萌歌一色も言っても良いかも。ケタケタ笑うシーンや、大粒の涙、照れるシーンなど、ファンは必見。
少女っぽさと少年っぽさが混じった魅力満載。
人生、こうではない。
【冒頭、アニメが始まり”しまった!スクリーン間違えた!”と思ったら・・。時の流れを揺蕩うように感じさせる、クスクス笑えて少しホロリとする沖田修一ワールドを堪能した映画である。】
ー クスリとした笑いとホンワカとした気分を味わいつついつの間にか、少し涙腺が緩む映画を観る側に届ける事の出来る監督は、貴重である。
ド迫力アクションがあるわけではなく、号泣させられることもない。
沖田修一監督の映画は、少し変わってはいるがフツーの人々がフツーに登場し、少し起伏があるストーリーだが、大きな事件が起こる訳でもない。
けれど、鑑賞後、豊かな気持ちで映画館を後に出来るのである。ー
◆感想
1.冒頭、『魔法左官少女バッファローKOTEKO』というアニメが、少し長い時間流れる。
ー あれ!スクリーン間違えたか!! と焦ったら、上白石萌歌さん演じる美波が、涙を流しているアニメだった・・。ついでに、美波の義理のお父さんも、見ている。
チラッと映るのだが、このアニメは監督が台本、ダンスも手掛けたようだ。拘るなあ・・。ー
□美波さんの家族
・”OK牧場!”が口癖の、明るいお母さん(斎藤由貴)
ー うーん、古いなあ、お母さん・・。ー
・家族写真を撮るときに戦艦ヤマトの模型を胸に抱く義理のお父さん(古館寛治)
・やんちゃな弟君
ー 健全な家族である。
だが、美波さんのホントのお父さんは、彼女が小さい時に家を出て新興宗教の教祖様になって、そのまま失踪していた。ー
・そして、美波さんは真面目なシーンになると、笑いが止まらないという、体質である。
ー 背泳ぎの競泳しながら、笑っているのは、シュールであるなあ・・。ー
2.クスクス笑えるキャラクターや場面も多く
・書道部男子門司君(細田佳央太)の苗字。
・水泳部顧問 ”な!”
・門司君の兄でオネエ探偵の明(千葉雄大:ムチャクチャ合っている。スゴイナア。)の立ち居振る舞い。そして、涙脆い・・。
・水泳部の合宿に行くと言って、久しぶりに会った父(豊川悦司)とのご挨拶。
ー ”娘です””父です”と二人、深く頭を下げるシーン。ー
・父と近くの女の子に美波さんが水泳を教えるシーン。
ー 名優、豊川悦司のマサカのピチピチ海パンと水泳帽で登場のシーン。脳内爆笑である。
”死ねば浮く”と言う事で、庭先で二人が死んだ練習をするシーン。オカシイ。ピクっと動くと、水鉄砲の水が・・。ー
・美波さんが、”暗殺”されたのでは・・、と勘違いしてやって来た門司君と父との会話。
ー “美波からお父さんって言われていないのに、君がお父さんと言うな!”と言いながら、”やっぱり美波さんはお父さん似ですね・・”と言われ相好を崩し、一升瓶から直に茶碗に酒を注ぎ二人で酒を呑むシーン。ー
3.美波さんの門司君への告白のシーン
・ここも、沖田修一監督なので、一捻り半させている。だが、沁みるシーンである。
<友情、恋愛、サスペンス?、一夏の冒険要素をミックスした、沖田修一青春ムービー。
休日の午後、揺蕩う時間の中でまったりした気分で観たい、素敵な映画である。>
ひと夏の思い出…期待を裏切らない作品!
予告編を何度か見ていて、インパクトがあったので鑑賞したいと思っていたが、なんといつの間にか8月下旬に差しかかっている。本来の公開予定日がずれ込んだためである。かなり待ちくたびれたのだが、その分「ああ、観てよかったなあ」という感慨もまたひとしおである。予告編のインパクトが強かったために「見掛け倒し」に陥っていないか不安になっている方には「杞憂である」ととにかく伝えたい。冒頭、本格的なアニメーションが始まり「別の会場に入ったかな?」と一瞬不安になったものだが(汗)それは、主人公が「アニオタ」であるという設定に大いに説得力を与えた。その上、上白石萌歌がありあまる躍動感をもってして「アニオタ」の女子高生を演じた。実の父親を探し求める旅はあっさり目的を達するが、それは、かけがえのないひと夏の甘酸っぱい思い出となる。
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