リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価
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いかにもな犯人を世間も求める
レンタルDVDで
新作なのでいつもの4倍の料金だったがポイントでロハ
スクリーンで観たかったがコロナで泣く泣く断念した一作
さすがのイーストウッド監督作
下世話な女性記者のセリフ
犯人は誰でもいいから興味深い人物でありますように
本質をついている いかにもな犯人を世間も求める
母親と二人暮らしの中年の太っちょ独身男…
サムロックウェル弁護士カッコよくて頼りになる
主人公がスニッカーズなどで関係を築いていたからこそ
引き寄せた幸運ともいえる
アナログな縁もバカにできぬとのメッセージを読み取った
キャラクターのデフォルメで
だいぶ勧善懲悪感が強くなっていて分かりやすい
記者やFBIを相手に一歩も引かぬ態度は極めて痛快だ
現実はもっと玉虫色なのだろうが 映画らしい起承転結
派手さはないが、ジンワリくる秀作
リチャードは警備員の職務を忠実に果たし多くの人命を救ったのに、その後なぜか爆破犯の容疑者にされてしまう。理不尽の極みである。そしてこれはどの国でも起こり得る。
FBIは容疑者を挙げることが優先で、リチャードが真犯人とは思っていないのに外堀を埋めようと尽力する、その恐ろしさ。
主人公がまた、軽犯罪?の逮捕歴があったり銃をたくさん持っていたりで、市民の偏見を助長する人物なのがリアル。 先入観をもった報道に我々市民が誘導されてしまうのも恐ろしい。
報道を冷静・客観的に読み解く力を養わないと、自分たちも冤罪被害者への間接加害者になってしまうということを肝に銘じたい。
イーストウッド、もともとすごい監督ですが…あの歳でこの作品を撮るとは恐ろしい(笑
主役がいわゆる「キモいデブ」だから、普通なら企画の段階で話は終わる。だって客が呼べないから誰もお金を出さない。かといって二枚目俳優が演じたら説得力はゼロになる。
そんな題材を敢えてイーストウッドが監督したことに本当の意義があるんだな。。。て思いました。彼のネームバリューで一定以上の客は見込める。そしてネームバリューだけではない。。。よく出来た映画なのです。
サム・ロックウェルは今まであまり良いイメージなかったけど、本作で変わりました。
終わり方が痛快といえばそうで、自分のイメージではC・イーストウッド...
終わり方が痛快といえばそうで、自分のイメージではC・イーストウッド...
素晴らしすぎる映画です。
アメリカのマスコミとFBIをバカにしたいのかな?笑
多くの人の命を救った主人公が、逆に容疑者として無実の罪に問われる実話の物語です。
よく冤罪の映画ってあるけど、これもその類いと変わりません。よくあるよねアメリカって。。( ̄□ ̄;)
主人公は少し変わり者で正義感が強いので、裁判に不利な証言をしゃべらないかヒヤヒヤさせられますが笑
担当の弁護士のおかげで、最終的には救われてハッピーエンドにはなっております。
・・・・・が、これだけインパクトあるストーリーなのだから、もっと感情を煽るような大袈裟な演出があった方が良かった気はする。。
ちなみに作中では、裁判のシーンはありません。
尋問調査の過程が多く、その都度弁護士とリチャード・ジュエルが話し合ったり感情的なやりとりがあるだけで、流れは終始平凡でした。
反撃するところは大胆に度肝を抜くくらいやってくれたほうがスカッとするし、感動するところもセリフを選んで欲しい。。
僕が一番感動したのは、リチャードジュエルの母親が記者会見で無実を訴えてるところでしたかね。。
キャラクターの立場を想像すれば同情して当然で、そんな感情移入だけの映画だと思ってしまいました。
現代社会に起こりうる事態に警鐘を鳴らす1本
メディアを大学で勉強している自分にとって、この映画が2020年の1本目になったのも、ただならぬ偶然を感じる。
爆破テロの脅威から救った主人公のリチャード・ジュエル。しかし、地元紙のスクープによって、犯人として疑惑の目を向けられる。そんな彼の無実のために、ひとりの弁護士が立ち上がる。主題になっているのは、"メディアリンチ"から始まる、容赦ない負の連鎖である。一方的に攻撃することで、冤罪を訴える暇すら与えない。その状況下でもリチャードは"正義"を貫く。それも少し頼りなくて優しすぎるようなところもあるが…笑。その中でも立ち向かう背中がカッコいい。
リアリティとクオリティが共存した、実話を基にした作品。SNSやメディアによる情報氾濫が起きている今だからこそ、考えたくなる要素が多く、見ごたえがあった。
英雄から被疑者になった主人公の葛藤
FBI怖すぎ
権力サイドがちょうど良く利用できる人間を見つけた時ってこうも都合よく平然と利用す恐ろしさに加えて、主人公の誤解されやすすぎる性格に見ていて悲しくなってきてしまい…。見た目や出自なんかでわかりやすい力を持たない事の不利って残酷すぎる。
被害者と加害者がありながらも、どちらにも寄りすぎずに起こった事を冷静な視点で伝える映画に感じました。
次を起こさない1番の方法ってこれだよな、感情に訴える事じゃない。事実を見える様にする事だよな。
でも感情にしっかりドラマが刺さるんだよな、イーストウッドの静かな凄みがゴゴゴゴゴ。
FBIのやり口の汚さは当時当然の事だったのだろうと感じさせる内容で、たまたま目につく所に都合良く自分がいてそうなったらと思うとゾッとするよ。
弁護士が良い奴で本当に良かったと最後にしみじみ思ったのでした。
いつでもどこでもマスコミは…
私好みの映画ではあったのですが、一つだけ気になることが・・・
テロ爆弾を発見して英雄になった警備員が、逆にテロ犯として疑われる苦悩を描く物語。
クリント・イーストウッド監督の秀作ですね。
派手さはありませんが、一見の価値がある秀作のように思います。
マスコミのスクープに、前のめりになるFBI。
英雄を叩くことに驚喜するマスコミ。
国家権力とマスコミの力の大きさに翻弄される主人公が、とても良く描かれています。
ただ、この映画で気になった点が一つ。女性記者の描き方に違和感を覚えました。
鑑賞後にネットで調べたら、やはり批判的な記事が見つかりました。
マスコミの怖さ、印象操作の恐ろしさを描いた映画が、同じことをしていることに不愉快さを強く感じます。
その分、私的評価はやや落とさせて頂きました。
それでもジュエルはやってない
監督、凄いです。
2019年の作品、クリント・イーストウッドは89歳の時。20年以上も前の事件だけど、ネットで嘘も事実もあっという間に広がってしまうこの時代に、ピッタリとハマる内容だと思う。クリント・イーストウッド、凄いですね。89歳だけど脳内キレッキレですね。年齢なんて関係ない、て教えられます。これからもどんどん撮ってほしいです。
主人公も実際の写真を見たけど、よく似ている。ジュエルさんは44歳で亡くなったそうで、映画の中でも犬の散歩をしながら胸を苦しそうに抑えるシーンがあって、心臓発作で亡くなることを表現してたのかな😔
何処までが事実で何処からフィクションかわからないけど、爆発現場から公衆電話までの距離の確認を警察はしていなかったのか?リチャードを警察で尋問しながら、まるめこむようにサインさせようとしていたけど、あんな事本当にあるんだろうか?事実なら恐ろしい。
真面目に仕事をして、危険を察知して人々を救ったのに、こんな疑いをかけられて気の毒に、、、冤罪がはれてよかったけど、3ヶ月くらい?は地獄でしたね。こんな事はあってはいけない。
視聴する側としては全てハッキリするまではあまり報道されることを鵜呑みににしてはいけませんね。冷静に考えないと🧐。
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