リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価
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SNS時代にも通じる作品
クリント・イーストウッド監督作品
FBIが記者に情報をリークしそこから、マスコミ報道が過熱して、犯人とされてしまう。
事実でないものが、事実とされてしまうのは、SNSでの炎上と通じる現代的な問題で、
誤解が解けたとしても、そこには、もう興味が無かったり、
FBIとか警察が、都合のいいようにでっち上げ、マスコミもスクープを得るために追随するのも、変わらないなぁと
内容としては、疑われた警備員が、正義感が強すぎ&喋りすぎで、それが裏目に出る部分もありながら、弁護士の助けで闘っていく
アトランタ五輪が開催された時期に、同じ公園で撮影されたとのことで、リアルな感じ
人名がタイトルそのままだから、邦題か副題あればよりいいかなぁ😅
人物描写、設定が雑すぎる。
以前リチャードが警備員として働いてた学校の学長が、犯人はリチャードに間違いないとFBIに言うとバカなFBIは全員証拠もないのに信じ込んでしまう。学長から話を聞いたFBIは色仕掛けで迫る軽薄な女性記者に犯人はリチャードだろうと漏らす。女性記者は裏付けを一切取らず大スクープと舞い上がり一面の記事にする。暫くたって女性記者は犯人の電話とバッグを置いた時間が合わないのでリチャードは犯人ではないと思い始め、FBIに話すがそんなことは分かっている、共犯者がいるということだと取り合ってもらえないが、リチャードの母親のスピーチに感動して涙を流す良い人になってしまうが別にリチャードの嫌疑を晴らそうとは思わない。最後にFBIがリチャードに意味のない質問を次々するのでリチャードは自分が有罪になるのならこれから誰も不審物を見つけても通報しないだろうと言って勝手に帰るがFBIはその言葉が理解したのかしないのかわからないがなにも言わない。他にも弁護士の助手がリチャードの家が盗聴されていると理由もなく気づいたり、リチャードが英雄になったのは、爆発時の活躍を警官、警備員が証言したためだろうが、容疑者になってからは誰も証言する様子がないのも引っかかる。一度嫌疑がかかると晴らすのは難しいという話だが、あまりにひっかかる箇所が多すぎて話についていけなかった。
いかにもな犯人を世間も求める
レンタルDVDで
新作なのでいつもの4倍の料金だったがポイントでロハ
スクリーンで観たかったがコロナで泣く泣く断念した一作
さすがのイーストウッド監督作
下世話な女性記者のセリフ
犯人は誰でもいいから興味深い人物でありますように
本質をついている いかにもな犯人を世間も求める
母親と二人暮らしの中年の太っちょ独身男…
サムロックウェル弁護士カッコよくて頼りになる
主人公がスニッカーズなどで関係を築いていたからこそ
引き寄せた幸運ともいえる
アナログな縁もバカにできぬとのメッセージを読み取った
キャラクターのデフォルメで
だいぶ勧善懲悪感が強くなっていて分かりやすい
記者やFBIを相手に一歩も引かぬ態度は極めて痛快だ
現実はもっと玉虫色なのだろうが 映画らしい起承転結
派手さはないが、ジンワリくる秀作
リチャードは警備員の職務を忠実に果たし多くの人命を救ったのに、その後なぜか爆破犯の容疑者にされてしまう。理不尽の極みである。そしてこれはどの国でも起こり得る。
FBIは容疑者を挙げることが優先で、リチャードが真犯人とは思っていないのに外堀を埋めようと尽力する、その恐ろしさ。
主人公がまた、軽犯罪?の逮捕歴があったり銃をたくさん持っていたりで、市民の偏見を助長する人物なのがリアル。 先入観をもった報道に我々市民が誘導されてしまうのも恐ろしい。
報道を冷静・客観的に読み解く力を養わないと、自分たちも冤罪被害者への間接加害者になってしまうということを肝に銘じたい。
イーストウッド、もともとすごい監督ですが…あの歳でこの作品を撮るとは恐ろしい(笑
主役がいわゆる「キモいデブ」だから、普通なら企画の段階で話は終わる。だって客が呼べないから誰もお金を出さない。かといって二枚目俳優が演じたら説得力はゼロになる。
そんな題材を敢えてイーストウッドが監督したことに本当の意義があるんだな。。。て思いました。彼のネームバリューで一定以上の客は見込める。そしてネームバリューだけではない。。。よく出来た映画なのです。
サム・ロックウェルは今まであまり良いイメージなかったけど、本作で変わりました。
終わり方が痛快といえばそうで、自分のイメージではC・イーストウッド...
終わり方が痛快といえばそうで、自分のイメージではC・イーストウッド...
素晴らしすぎる映画です。
アメリカのマスコミとFBIをバカにしたいのかな?笑
多くの人の命を救った主人公が、逆に容疑者として無実の罪に問われる実話の物語です。
よく冤罪の映画ってあるけど、これもその類いと変わりません。よくあるよねアメリカって。。( ̄□ ̄;)
主人公は少し変わり者で正義感が強いので、裁判に不利な証言をしゃべらないかヒヤヒヤさせられますが笑
担当の弁護士のおかげで、最終的には救われてハッピーエンドにはなっております。
・・・・・が、これだけインパクトあるストーリーなのだから、もっと感情を煽るような大袈裟な演出があった方が良かった気はする。。
ちなみに作中では、裁判のシーンはありません。
尋問調査の過程が多く、その都度弁護士とリチャード・ジュエルが話し合ったり感情的なやりとりがあるだけで、流れは終始平凡でした。
反撃するところは大胆に度肝を抜くくらいやってくれたほうがスカッとするし、感動するところもセリフを選んで欲しい。。
僕が一番感動したのは、リチャードジュエルの母親が記者会見で無実を訴えてるところでしたかね。。
キャラクターの立場を想像すれば同情して当然で、そんな感情移入だけの映画だと思ってしまいました。
現代社会に起こりうる事態に警鐘を鳴らす1本
メディアを大学で勉強している自分にとって、この映画が2020年の1本目になったのも、ただならぬ偶然を感じる。
爆破テロの脅威から救った主人公のリチャード・ジュエル。しかし、地元紙のスクープによって、犯人として疑惑の目を向けられる。そんな彼の無実のために、ひとりの弁護士が立ち上がる。主題になっているのは、"メディアリンチ"から始まる、容赦ない負の連鎖である。一方的に攻撃することで、冤罪を訴える暇すら与えない。その状況下でもリチャードは"正義"を貫く。それも少し頼りなくて優しすぎるようなところもあるが…笑。その中でも立ち向かう背中がカッコいい。
リアリティとクオリティが共存した、実話を基にした作品。SNSやメディアによる情報氾濫が起きている今だからこそ、考えたくなる要素が多く、見ごたえがあった。
英雄から被疑者になった主人公の葛藤
FBI怖すぎ
権力サイドがちょうど良く利用できる人間を見つけた時ってこうも都合よく平然と利用す恐ろしさに加えて、主人公の誤解されやすすぎる性格に見ていて悲しくなってきてしまい…。見た目や出自なんかでわかりやすい力を持たない事の不利って残酷すぎる。
被害者と加害者がありながらも、どちらにも寄りすぎずに起こった事を冷静な視点で伝える映画に感じました。
次を起こさない1番の方法ってこれだよな、感情に訴える事じゃない。事実を見える様にする事だよな。
でも感情にしっかりドラマが刺さるんだよな、イーストウッドの静かな凄みがゴゴゴゴゴ。
FBIのやり口の汚さは当時当然の事だったのだろうと感じさせる内容で、たまたま目につく所に都合良く自分がいてそうなったらと思うとゾッとするよ。
弁護士が良い奴で本当に良かったと最後にしみじみ思ったのでした。
いつでもどこでもマスコミは…
私好みの映画ではあったのですが、一つだけ気になることが・・・
テロ爆弾を発見して英雄になった警備員が、逆にテロ犯として疑われる苦悩を描く物語。
クリント・イーストウッド監督の秀作ですね。
派手さはありませんが、一見の価値がある秀作のように思います。
マスコミのスクープに、前のめりになるFBI。
英雄を叩くことに驚喜するマスコミ。
国家権力とマスコミの力の大きさに翻弄される主人公が、とても良く描かれています。
ただ、この映画で気になった点が一つ。女性記者の描き方に違和感を覚えました。
鑑賞後にネットで調べたら、やはり批判的な記事が見つかりました。
マスコミの怖さ、印象操作の恐ろしさを描いた映画が、同じことをしていることに不愉快さを強く感じます。
その分、私的評価はやや落とさせて頂きました。
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