リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価
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もっとおデブさんに優しい世の中であれ。
クリントイーストウッド監督、あなたはどこまで凄い方なんですか⁉︎
90歳とは思えないそのバイタリティに拍手
(=´∀`)人(´∀`=)
これが実話だっていうんだから、本当に怖い世の中。
これを観たら人間不信になりそう。
この映画の主人公は、タイトルにもあるようにリチャード。
正義感が強く、洞察力の鋭い警備員でした。
ある日、公園の警備を任された彼は、ベンチの下に謎のリュックを発見!
警察に通報したところ、それは爆弾だった事が判明するのですから恐ろしい…。
正義感の強いリチャードば、公園の人々に懸命に誘導しますが、人々はなかなか思うように動いてくれない…。
そんなヤキモキした気持ちのところで、爆弾は爆発してしまいます
((((;゚Д゚)))))))
でも、彼の誘導のおかげでなんとか大惨事になる事はなく、2名の死者という奇跡的な結果となりました。
世間は彼を英雄と呼び、一躍スターとなったリチャード!
これまでの自分の正義が報われた瞬間でした。
お母さんも彼のことを心から祝福しますが、その3日後事件の動きは一変。
突如リチャードは爆弾を置いた犯人へと疑われてしまうのです。
人を助ける為に必死になって行動した事が、仇となり次々にFBI捜査官から監視される日々…。
どうして彼がそんなに疑われるのか?
その理由は様々。
警察内部の情報の豊富さ。
犯罪への緻密な推理力。
太っている事。
大量の拳銃所持。
未納税者。
などなど、疑われてもおかしくない要素が満載…。
警察は彼をどうにか逮捕したいところですが、なにせ彼には証拠がない。
それなのにFBIは彼を犯人に仕立てようと必死に誘導尋問を続けて、彼を追い込んでいきます。
昨日までヒーローだった彼が、一夜にして犯罪者呼ばわりという。
今だったら、こんな不当な判断が許されるわけないのでしょうが、この時代は何事も許されてしまう悲しい時代。
マスコミのえげつなさと、司法の強引さ、警察の圧力。
その全てが彼を、そして彼のお母さんをも苦しめていきます。
そんなどうしようもないところを救ってくれたのが、相棒のワトソン弁護士!
出会いはスニッカーズ話(笑)
あのちょっとした会話から生まれた、リチャードとワトソンの出会いが、まさかこんなにも深い絆で繋がっていくとは、多分本人たちが一番驚いていると思います(笑)
繋がりって、いつ何時起こるか分からないから運命を感じちゃう!
この弁護士に出会わなければ、きっと彼は犯人呼ばわりされて、不当逮捕のまま罪を償い続けた事でしょう。
この映画から学んだ事。
それは、人は情報によって簡単に操作されてしまうということ。
いろんな情報が溢れている現代では尚のこと。
SNSのデマがとんでもない冤罪を生んでいる悲しい世の中。
これ以上彼のように、事件の巻き込まれないで欲しいものです。
人を見た目で判断する時代はもう終わり。
これからは、見た目だけでなく相手の心を見据える時代へと変化して欲しい。
そして、もっとおデブさんに優しい世の中になって欲しい
╰(*´︶`*)╯♡
緊迫感満載の素晴らしい作品
(*´∇`*)
素敵な映画をありがとうございました。
この作品は実話なので、内容が良いとか悪いとかの問題ではなく、約2時...
この作品は実話なので、内容が良いとか悪いとかの問題ではなく、約2時間という枠の中で、事実関係が非常にわかりやすく描かれている点で、とても良くできているなあと思いました。
この作品は、アトランタオリンピック最中のテロ事件に関して描いているし、問題としては非常に大きい。
ただ、こういう問題は、多かれ少なかれ大小を問わなければ、現在に置いても私達の周りで、何かしらの形で頻繁に行われている事柄ではあるんだろうなあ?と思いました。
一般的に、世間の人達は、マスコミや報道に影響されやすい場合が多いとは思うけれど、それもあまり良くないことだなあと思いました。
私的には、とにかく、何かに流されるというのは、何事に置いても基本的には良くないことだと思っています。
-追伸-
このリチャード・ジュエルという方は、人柄によって陥れられたけれど、最後は、その人柄によって救われた人だなあと思いました。
真実が認められて、本当に良かったです。
タイトルなし
1996年に起きたアトランタ爆破事件
人々を救った英雄から一転“世界の敵”に
ポール・ウォルター・ハウザーが演じる
爆弾犯にされてしまった警備員
"リチャード・ジュエル"
FBIの無根拠かつ強引な捜査
さらに追い込むメディアによる報道
無実なのに犯人であるかのような報道
虚偽が広く共有され事実へと化していく
これ…🤔
今の世の中
もしかしたら誰にでも起こりうることかも
.
SNSやメディアの印象操作された情報
事件の起こった96年当時よりずっと速く
大きく広く拡散される
情報入手には便利すぎる今だからこそ
受け取る側の資質…人間性が問われる
(見極める力が自分にあるのか…フアン😰)
.
弁護士役はサム・ロックウェル👏👏👏
同日公開される"Jojo Rabbit"にも出演
母親役はキャシー・ベイツ👏👏👏
クリント・イーストウッド監督
素晴らしい映画をまた観られました
負の側面が描かれている
観ておくべき映画!!!!!!
さすがの名人芸
権力とメディアの暴力を、語り過ぎず、盛り過ぎず、とにかく抑えた筆致で描く。ホントに名人芸。
サム・ロックウェルが素晴らしい弁護をするわけでもなく、ボンクラのポール・ウォルター・ハウザーがボンクラのままで、それでも信念を貫くことで冤罪を覆す。ここが予想を超えて素晴らしい…
あとまぁ、ジョン・ハムとオリビア・ワイルドはFBIとメディアの糞っぷりを体現してたな。名演…
本当の「強さ」ってなんだろう
ストーリーラインを聞いた時には「ハドソン川の奇跡」に似ている印象だったけど、実際に見たら全然違った。主軸は「強いものや権威に憧れていた男が、自分自身による本当の強さを獲得する話」だと感じた。
イーストウッド作らしく、キャラクターに寄り添いすぎないドライめな視点が心地いい。派手さはないけど、主人公も弁護士も過度に英雄視しない分、ラストは気持ちよく感動できた。
無理やり泣かせる感じではなく、内側からじんわりと滲み出るような感動で、見終わったあとにしみじみと「いい映画観たなぁ」という気持ちになり、余韻がとてもよかった。
周囲の人たちからも、多くすすり泣きが聞こえた。また、要所要所ではかなり笑いも起こっていた。リチャードと弁護士のキャラもあいまって、全体的に固すぎなく見やすい。
あと単純にサム・ロックウェルがかっこいい(個人の感想です)。
日本がオリンピック直前だということを差し引いても、さまざまな今日的テーマが描かれていて見応えがあった。マスコミの過剰報道や警察による自白強要などはもちろん、最近話題の「子供部屋おじさん」など、「見た目や生活環境により安易に疑いの目を向けられる」という恐ろしさにもリアリティがあった。
冤罪事件で犯人扱いされることは、誰にとっても他人事じゃない。
その時に私たちは顔を晒され、仕事や家族構成や学生の頃の様子などを調べ上げられ、まともな生活を奪われる。
もしそうなった時に、私たちはどう振る舞い、何を選択するのか。主人公のような「強さ」を獲得できるのか。そんなことを考えずにいられない。
一点だけ、オリビア・ワイルド演じる女記者がリチャードの母親の演説で泣いていたのはちょっと違和感。ああいう仕事の仕方をしていた人物が、あの短期間であそこまで変わるとは思えない。
他人ごとではない
冤罪事件を“ヒーロー像”的なものをも削ぎ落し描いたイーストウッド監督の野心作。
同じ冤罪を描いた『トゥルー・クライム 』というより、『ハドソン川の奇跡』で描いたテーマを深堀している印象(そういえば、あの作品の原題“Sully”は主人公のニックネームだった)。権力を行使する者、メディアの真実ではなく"根拠のない疑惑”への関心。権力は生活を奪い、メディアの関心は大衆の興味を煽ることにより、無実の容疑者を追い詰めていく。こうした構図は日本も経験していて「松本サリン事件」(1994年)などは、その最たるものであり、他人事として観てはいけないと戒められる。
面白い映画だが、個人的にイーストウッド監督には事実を描いた作品より、創作を観たい。事実を映画にするにしても、ベッタリ(?)と脚色した作品を。事実が創作を越えてきたのか、よっぽど監督がこうしたテーマに興味があるのか。
人間の本質
クリントイースドウッド、まだまだすごい。 このタイミングで本作をつ...
クリントイースドウッド、まだまだすごい。
このタイミングで本作をつくって公開した監督の想いを勝手に考えてみてる。前作運び屋は「自分の人生も重ねつつ発信する」感じだったけど、本作を通して何を言いたかったか。鑑賞者に何を思わせたかったのか(どんなメッセージを受け取るのか正解か)。数日この考えさせられる余韻を楽しみたい。
それぞれのキャラが立っていて役柄もぴったりでつなぎもスムーズで、ドキュメンタリー感がですぎるかと思ったけど、適度にコメディ感も織り交ぜてくるので、「これは映画だった」と引き戻してくれる作りだった。
管轄がどうとかいう警察たちやFBI。人権を無視した取調べ。わくわくさせる事件が起きることを期待するマスコミ。そんな世間への風刺もたっぷりだった。
いいひとが時に損をする(本主人公や家族はそんなレベルじゃないけど)、ほんとかどうかわからないのに拡散する、ちょっと異常なくらい。マスコミだけじゃなくて今は誰でもそれができる時代。1か月で人間は簡単に追い詰められるしおかしくなる。
救われる結末になるとも限らない。どんなときも信じてくれる人が必ずいるとも限らない。本作みて逆に地獄に思う人もいるなーと(←決して本作への批判ではない!)
性を武器にしてるようにみえる描写、同性愛への表現は今後もう少し配慮があるつくりになっていけばいいなと(でも本監督についてはらしさがなくなっちゃうけど
正しい情報選択へ
ワーナーブラザース試写室にて試写会鑑賞。
恥ずかしながらこの事件は鑑賞するまで知らなかった。
史実であるため観賞後はやはりリチャード及びリチャードの母が可哀想だという強い同情心が芽生える。
リチャードは法務執行官に強い憧れを持っていることから、行きすぎた正義感から過去に小さなトラブルを何度か起こしている。その正義心から爆弾に気付き、被害を最小限に抑えることもできたが、同時に過去の経緯や似たような事件がよその国でも起きておりその時の犯人像と似ていたという事もあってFBIに目をつけられるのが悲劇の始まりだ。
まぁリチャードもワトソンも劇中で口にしていたが疑い、捜査する事はFBIの仕事の一つでもある理解は必要なのかもしれない。ただこの悲劇はやはりFBIが証拠もない中疑いの段階でマスコミに漏らした事だよね。
そうなればマスコミも報道せざるを得ないわけだ。彼らも所詮はモラルよりも利益を優先した企業の一つにすぎない。どこの国も所詮同じだろう。
結局マスコミに代々的に報じられてはFBIもメンツを守る事に必死になってリチャードが犯人と決定づける証拠探しに躍起になったようにもみえた。
結局マスコミが国民を煽動し、そしてFBIも煽動した。
ただただリチャードが可哀想でしかたなかった。
リチャードも当初は憧れ心からFBIへ敬意を示し、操作に協力的であった。それをFBIは逆手にとり嵌めようとしたところもなんか見ていて切なかった。
最後リチャードはFBIに対して、このままでは次に同じような目撃者が出た時にリチャードの二の舞になりたくないと思いみて見ぬふりをして、悲劇を呼ぶよといったセリフがあった。
まさに今の時代を物語ってるのではないか。自分自身を振り返ってもまさにその通りで心が痛くなった。
この作品を見るだけではFBIの存在、マスコミの存在がとても憎らしくも思えるが、まぁ彼らの詳細も知らないためこの作品だけをみて彼らの存在を必要以上に憎む事はできない。リチャードの姿を見てるとそう感じた。
ただこの作品を通して今以上に正しい情報選択が個々にこれからは大切になってくるのかなと思った。
マスコミ、メディアも一つの企業に過ぎない。自分たち都合のいいような報道しかしないのは日本のマスコミを見ていても分かる通り。ただ彼らを必要以上に否定し拒否する必要もない。いろんな情報媒体がある今の時代こそ、自分自身で正しい情報を選択し、人生を豊かにすることが大切なんだと改めて感じた。
リチャードはその後警察官になり、病気で早くに命を落としたそうだが、この作品を天国で喜んでくれてるのかな。僕のような事件を知らない世代もこうやって作品を通して事件を振り返り、過ちを起こさないよう心がけて行動する者が増えていけば恐らくリチャードも喜んでくれるのではないか。
メディア報道の在り方を問う
試写会で拝見しました。
1996年のアトランタオリンピックで爆発物を発見し、多くの人命を救った英雄が、FBIやメディアに容疑者と見なされ、全国民から叩かれた。
そんな実在の警備員リチャード・ジュエルを巡る、「FBI捜査の冤罪の仕立て方」と、「メディア報道の在り方」をテーマにした作品。
実に上手い映画だった。
観ている最中、ずっと「松本サリン事件」を思い出していた。
・捜査側の用意した絵図面に沿うように容疑者をはめる手口
・マスコミへのリーク
・メディアの根拠なき過剰報道、中傷
・無罪確定しても、謝罪もせず「遺憾の意」程度でなんら責任を取らない国やマスコミ (一般大衆含む)
いろいろ日本にも重なる部分があり、強く引き込まれて、感情を引っ掻かれたのであった。
特に、自分が特ダネをとって賞賛され、記事が売れることしか考えていない女性新聞記者に、心の中でずっと中指を立てて怒っておりました。
記者のやり口が、実際と同じかは判断がつかないが、そこまで没入させてくれた映画の作り方に感心。
公開したら、また観に行きたいくらいです。
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