ファーストラヴのレビュー・感想・評価
全287件中、141~160件目を表示
女性として生きること
女性として生きること、そうでなくても自分を尊重して、大切にして生きることの難しさ。
過去の出来事、言われた言葉が枷となってとってしまう行動が、なぜこんな事をしてしまうのか、自分でも分からなくなることは誰にでもある気がします。
自分の求めているものが、自分を傷つけることで手に入ったらどうしたら良いのでしょう…
予告編はサスペンス色が強かったですが、観終わって違う印象を受けました。
芳根さんの演技が素晴らしかったので、面会と裁判シーンを中心に物語を進めても良かったかもしれないと思いました。
環奈がいい
環奈が殺人を否定し、事故を主張するあたりの演技がいいですね。
由紀エピソードがイマイチかなぁって思います。倫理的にNGなのかも知れませんが、父親に性的虐待を受けていたぐらいの設定でも良かった気がします。
中村倫也さんは、誰を演じても全部同じに見えるのは僕だけでしょうか?
裏があるかと思いきや
物語はサスペンス調で描かれる、男性不信の女性達のヒューマンドラマ。
原作未読の為、比較は出来ないが、脚本としてはシンプルで分かりやすい。
公認心理師の主人公が、ある事件の犯人の生い立ちを調べるうちに、主人公自身のトラウマに対峙しつつ、犯人の心理を読み解いていく、という起承転結が明確なストーリー。
物語の根底には、父親や男性への不信感、不快感という重いテーマが流れており、主人公達がそれらとどう折り合いをつけるのかがこの物語の山場であり、事件の真相などはあくまでも表面的なエンタメ要素。
事実、真相は終盤の裁判シーンでの犯人の告白で語られるだけで、特に主人公たちが明らかにするわけではない。
だがしかし、画作り、演出はひたすらにサスペンス。堤監督らしさではあるが、絵と話が全く合致しない。主人公と犯人が涙しながら問答するシーンでも、どうしても、何か裏があるのでは?という疑念が拭えない。さらに芳根京子の熱演が余計胡散臭さを醸し出す。が、そのままさらっと物語は終わる。
結局、サスペンスにも振りきれず、人間ドラマとしても二流。
これだったら、もっと人間ドラマが得意な監督に任せた方が佳作が生まれたのではと思ってしまう。
「三度目の殺人」の様な映画を期待するなら、おすすめはしない。
個人的には、もっと堤監督らしい面白い映画を期待する。
父を殺害した少女の心に何があったのか…
それを紐解くために(お節介にも)奔走する主人公、次第に明らかになる真実!…という、何度使い回されたか分からない程ありきたりなテーマ。本人が隠したがっている 心の奥底の苦しみを、頼まれもしないのにほじくり返していくパターン。
北川景子演じる臨床心理士が心に傷を負っていて、少女に自分を重ね合わせているのもお約束。ナニこれ?そういう様式美?
結末に意外性も無く、演者のネームバリューくらいしか良いところが無い。
観終わってから館内のポスターで直木賞受賞作だと知って、悪い意味で驚いた。映画化に失敗したのか、原作からしてこの程度なのか…?
どちらにしても私の中で直木賞の威厳を暴落させた作品。選考委員の文才を本気で疑う。
異議は少しあるけど仕方なしか。
「ファーストラブ」ってタイトルの意味はなんとなくわかった。でも複雑なラブだなあ。北川景子さん、こんなキャラもできるじゃないですか。今後も期待できるかな?さて判決ですが状況から見て執行猶予つくかなと思ったけど。
で、つまらないことですが裁判のとき「証人」の発音が「商人」と感じませんでした?
GIANTS PRIDE
2021年映画館鑑賞20作品目
2月22日(月)イオンシネマ石巻
原作未読
原作もそうだがタイトルがキャッチーではないしあきらかに内容に合っていない
ネット記事にはそんなものが溢れているがそれに似たような感じがしてちょっとだけ不快だった
「触れてはいけない、閉じ込められた愛の記憶」という触れ込み
なんだよそれ
由紀の父親にジャイアンツ愛をビンビン感じた
父親殺しの容疑で逮捕された女を弁護士と義姉の心理学者が弁護する話
2人が環菜の心の闇を解き明かす単純な話だと思いきや由紀あんたもかよ
庵野弁護士もかよ
えっ環菜被告の母親の陽菜もかよ
こんなことってありますか
思ったよりも重い話だった
結局実刑になるんだけど
詳細はあまり語りたくないなあ
こういうのは苦手
吐き気がした
気持ち悪い
でも不思議とだんだん笑えてきた
芳根京子も良かった
『ドクターデスの遺産』でも共演した木村佳乃も良かった
だけど今回誰よりも良かったのは北川景子
今までで1番素晴らしい演技だった
美人なだけでたいしたことがない役者だと思っていたけど今回はとても良かった
彼女に対する不満がかなり解消された
彼女の代表作といえば『謎解きはディナーのあとで』だけどこれも加えてあげたい
トラウマを隠して
叫びたくても叫べない苦しさ。
助けて欲しいのに助けてと言えない。
嫌なのに嫌と伝えられない。
悪いのはあなた。あなたが悪いから。そんな風に否定されてしまったら‥
感情を押し殺すしか無い
少しでもなんらかのトラウマを抱えたひと(特に女性)には響くものがあると思いました。
たまたま空いた時間の中で,鑑賞した…。
悪口から入るようで、申し訳無いが…。
勝手な私からの見解〜北川景子は画面上の見た目は,(カタログモデルのように)映えるがしかし、ソレ以外が(当て嵌まる言葉が見当たらず,非常に失礼な言い方になっちゃっている)綺麗だが,印象が無いと勝手なイメージだった,がしかし,この作品では頑張ってる感が非常に⁈(少しだけ)感じ取れた気がした。 中村倫也も「水曜日が消えた」で,何?アレで多重人格者を演じ切ったつもりだったの?と私にとっては中村倫也ファンの為に作られた作品⁈というイメージだった,がしかし今回では、街中で女性に振り向かれそうなナイスガイ役で,中々美味しい処を持ってっちゃう狡い役で、勝手に俺の中で”えっそういうキャラだったの⁈”と,イメージアップ⁉️
※只単に自分が知らなかっただけだが、この「ファーストラブ」は,小説家の島本理生の長編ミステリー小説を,真木よう子等のテレビドラマ化され,NHK BSプレミアムにて2020年2月に放送されていたらしい…。を,堤幸彦監督で映画化されたものを私自身が鑑賞し,今こうやってレヴューしてる状態みたいだ⁈
怪人・木村佳乃が目を覚ました
ワンデーフリーパスポート第3弾2回目 2本目は北川景子主演「ファーストラヴ」です。
昨年公開された「望み」の堤幸彦監督ということで鑑賞。どうやら、もうAmazonプライムビデオで配信されているらしいですね。あまりにも早すぎって!笑
最近多いですよね?窮鼠はチーズの夢を見るとか、Netflixだったらマザーとかステップとか。。。
まぁいいや。
予告がかなり面白そうだったので期待は70%ぐらい。
ちょうど期待通りって感じ。
あまり、こういった刑事だとか弁護士だとかの裁判物?っていうんですかね。苦手なんですけど、今回は2転3転して中々面白かったです。
公認心理士の由紀(北川景子)は、父親を殺した女子大生の聖山環菜(芳根京子)と面会をし、本当の動機を探ることになった。しかし、夫の弟である迦葉(中村倫也)が彼女の弁護士を担当していることが分かる
今回は芳根京子・窪塚洋介そして怪人・木村佳乃がえげつない。
芳根京子は犯人ということもあり、まぁ当然だろうと言い方はあまり良くないが思っていたけれど、予想を上回る怪演。ある時は生意気である時は弱気、そんな全く掴めない環菜を演じているというよりもなっている。聖山環菜になっている。
窪塚洋介はこの映画で癒しを齎してくれ、泣かせてくれる非常に重要な役を演じているが、これまた素晴らしい。思わず「めっちゃ良い奴やん...」って呟いちゃいました笑 それほどいい演技をしていました
そして問題の木村佳乃。
「告白」でのモンスターお母さんが印象強いですが、今回も凄かった。間のとり方、手指や目の些細な動き、真実を述べていない上っ面だけの話方、話を切りあげる時の傲慢な態度などなど、どれもホント感動するレベルで驚く。今年の日本アカデミー賞助演女優賞は気が早いですけど、彼女しかいないと思っています。間違いなく今作で一番ヤバイのは木村佳乃です
そして、テンポがよく裁判物にしては垂れるシーンが1度もない。流石堤幸彦監督って感じ。人間の深層心理を丁寧に描いており、シンプルな内容なんだけど深い内容になっている。
あとちょっとした小ネタ?もまたいい。
窪塚が作るポトフだったり肉じゃがだったりがすごく美味しそうだし、さまぁーずのコント面白いし、子供たちの写真感動するし。
主題歌も映画にあってんな〜と思ったら、「罪の声」の人だった。めっちゃいい曲です
ただ、題材が「女性に対しての扱い」ということでもちろん可哀想だとか胸が苦しくはなるけど、共感できる部分とかは少ないのでこれは人を選ぶなと感じた。言い方が非常に難しいが、どうしても第三者目線で見てしまう。逆に、環菜の初恋の相手にはどこか共感できる部分があった。さらに、裁判の時の彼の言葉はカッコよかったなぁ...その通りだ。
物足りなさも何故かある。
衝撃的というのが薄いし、望みの時のような演出を期待していたのだがあまり綺麗ではなく、感動はしなかった。グッと引き込まれるものがあまりない
でも木村佳乃の怪演が見れたので大満足です。
スマホを落としただけなのにでも感じてましたけど、北川景子の長髪、何だか怖いですね。何考えているのか分からない不気味な女性って感じがして
重厚な内容
テーマの重さや深さ、俳優陣の演技力にこの映画の重厚感、骨太感を感じた。ドラマ的巡り合わせ感はあるが、現実社会にもこういった境遇はなきにしもあらずなのでは?と思う作品ではあった。
しかし、予告編の感じから映画タイトルとは裏腹なミステリー要素を期待してしまった私的には、ドラマ的要素の方が強い作品に感じた。まぁ勝手にそう想像してしまっただけなのでタイトル通りと言えばそうなのだが、トリックや大どんでん返しを期待してしまっていた分、いい意味の裏切りというよりは、いい作品を観たなという感じかな。
「日本映画最高峰」
今年12本目。
北川景子と芳根京子の演技が今まで見た映画の中で一番凄い演技でした。日本映画最高峰の演技でした。
「累」「今日も嫌がらせ弁当」と芳根京子の本当にファンで今作もいい。
北川景子は一番好きな女優で「探偵はBARにいる3」「ドクター・デスの遺産」「約束のネバーランド」と好きな作品たくさんあります。
帰って来て作品が凄かったので放心状態で内容が書けないので、出演作の素晴らしさを伝えるレビューになりました。
美しかった〜
まず北川景子さん美しすぎる、、、顔ちっさ!
芳根京子ちゃんの演技が高く評価されてるけど
もちろん素晴らしかったけど
北川景子さんめちゃ演技上手くなりましたよね?
ドラマ、ブザービートのときと同一人物!?
と疑うレベルにかなり成長してる←何様🤣🙏🏻
あと窪塚洋介さん!やはりかっこいい🥺❤️
インスタとかぶっ飛んでるけど笑
俳優窪塚洋介はほんと素敵でした!!!
老けなすぎる謎
話はわかりやすくてよかったです😊
涙がとまらない
とてつもなく切ない映画。涙が止まらず、色んなことを受け止めるのに時間がかかりました。
思ったことは、嫌な出来事と言うのは、誰もが当事者は被害者であって、その被害意識の程度は誰しにも、やはり同様には共感されづらいということ。誇張されたり、歪曲されたり、するんです。
こんなこと上手く説明して、どこがどう辛かったなんて、スラスラいえる人間いないのですからね。
だからこそ話がネジ曲がってしまうから真実を見出だすのが難しいのです。
その過程も、その難しさも、切なさも、全てに焦点を合わせて、最後まで上手く終わりまで持っていったのが素晴らしかった。さすが堤監督。
これは海外でもリメイクしてほしいです。社会派ドラマとして秀逸な作品。
中村倫也、芳根京子の演技は圧巻でした。
中村倫也、芳根京子の演技は圧巻でした。
迦葉とゆきの関係ですが、私はゆきが我聞を利用しただけなように感じました。
迦葉の事は切っても切り離せない大切な存在だけど、直接的には混じれないので、どっち付かずの関係を維持するために、我聞にすがりついたように感じました。
『ファーストラブ』という、淡い恋心とは相入れない、人間の歪みを感じました。
とは言うものの、それぞれ、トラウマや心の闇を抱えながら、必死で生きていて、なんとか踏み出そうとする生命力を感じました。2時間によくまとまっていた映画だと思います。
母さん元気かな?
子供にとって親とは絶対的な存在、無条件に肯定され守られていれば理想的なのだが。そんな親だって生身の人間、完璧なはずもなく。
折り合いをつけながら成長していくはずの子供達が実は凄く傷ついている。流行りのトラウマだ。
マスコミ受けするメンヘラな女子大生の父親殺人事件が実は・・・。真相が解明され裁判の行方は・・・。
物語は二転三転、登場人物は心に闇をかかえたり、トラウマ一杯だったりTOO MUCHな印象はぬぐえないが、絡み合った事情がひとつずつ整理されていく過程は見所である。ハッピーエンドとは言えないが、真実を理解される事でヒトは救われるのだろう。
俳優達のバチバチの演技合戦も評価できる。特に芳根京子は良いねえ。「北電、ガスとかやってます」とか言ってる子には見えません。(北海道民ネタです)
僕自身、父が母や子供に無関心だったが母は生きる事に一生懸命で優しかった。今は施設にいるため、簡単に会えないが凄く母の顔が見たくなった。コロナが落ち着いたら一緒に母の大好きなお寿司を食べに行こうと強く思った。
「母さん、僕は貴女からのファーストラブ、確かに受け取っています」
芳根京子いざ新境地へ。
「私嘘つきなんです」とほくそ笑む環菜。父親を包丁で刺殺した罪に問われている。公認心理師の由紀と弁護士の迦葉は環菜の過去を紐解き事件に至った真相とその心理を探ろうとする。
その結果自らの過去とも対峙することになる由紀。両親への疑心。父親の目。芽生える恐怖心。お互いに同じようなトラウマを抱える由紀と環菜。一方は父親殺害の罪で裁判にかけられ、一方は人を救う職に就いている。二人を分けた境界線はどこだったのか。まさにファーストラヴということか。
芳根京子が今までのイメージを覆すまさに怪演。凄かった!北川景子は美しい。でも演技ではちょっと芳根京子に押され気味だったかな。あといつも安定感抜群の中村倫也があんまりハマってなかった。北川景子とのバランスもいまいち。ただ、珍しく人格者を演じる窪塚洋介は必見。
予告の感じだともっと事件に切り込んでいくのかと思ってたけど案外由紀と迦葉の学生時代の恋愛要素に時間を割いていた。裁判のシーンがせっかく見応えあったのでもっと由紀と環菜の攻防とかも見てみたかったな。
北川景子の安定感と芳根京子の底力
必ずしも作品に恵まれなかった北川景子と芳根京子にとってこれは代表作になったのではないでしょうか。意外に良かったのが妻を無限の優しさと包容力で守る夫役の窪塚洋介さん。こういう役もできるんですね。芳根京子さんは接見室での爆発力はもちろんですが、圧巻だったのが法廷のシーン。検察や弁護士の質問に答えるときは毎回おでこの半分から上が切れるくらいのアップになります。それほど大きな表情の変化も無く淡々と話しているのに、このどアップに耐える力量がすごいと思いました。
父と娘?親と娘。家族。そして性。
重い話。観ながら、いろいろ考えていたかな。
あっという間に終わってたから、引き込まれたのかな💦
重い話の中、最後はいい話で終わり、涙が出ました。
いい話と書いていいのかな?考えちゃう話でした。
直木賞?
原作を読んでみたくなりました。
映画を見た感じ、だと直木賞っぽくないというか。
北川景子のトラウマとか、ヨシネの初恋とか、
物語のキーとなる大事なフックが弱い。
窪塚の役も、ふんわりしていて、どっちかっていうと芥川賞作品みたいな。
全287件中、141~160件目を表示