サイレント・トーキョーのレビュー・感想・評価
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いわゆる一つの反戦映画です。
総理が他国の侵略を防ぐために、実戦の可能な法制度にしていくと記者会見で述べるシーンがあります。これ自体は私は間違っていないと思う。しかし、この映画は、そういう好戦的な姿勢を批判し、爆弾テロを起こそうとする一人の女性の物語です。
国連平和維持活動を通し、戦争の悲惨さを体験した男が、反戦のためにテロをするという思想を持つようになります。
しかし、反戦を唱えているだけでは、日本が他国から蹂躙されるのを防ぐことはできません。むしろ、カンボジアで地雷を体験したからこそ、日本の国土を防衛することの重要さを学ぶべきなんです。
何がなんでも戦争反対、武力は放棄。これでは、カンボジアの悲劇をなくすことにはつながりません。
キャストは豪華だったが、大根の広瀬を長回しするなど、事務所のゴリ押しも目についた。色々な意味で電通的な映画。
『平和ボケ』って言葉がここまでピッタリくるとはね
映画「サイレント・トーキョー」(波多野貴文監督)から。
この作品、サスペンスと言いながらも、
爆破事件の犯人を当てる推理ドラマではないし、
もっと重たい話題だった。
日本人の「戦争・平和」に対する意識改革を目指した
ドラマだった気がする。
「渋谷ハチ公前」付近で、爆破予告があったにもかかわらず、
「爆発を見たいと言う群衆心理」が働き、回避するどころか、
多くの日本人がスマホ片手に集まってきてしまう。
そして、予告通り本当の爆発が起こり、被害者が出る。
このあと、こんな台詞が私のメモに書き込まれた。
「あの状況で渋谷に行くなんて、この国の人たちぐらいだよ。
想像力がなさすぎる。もちろん君たちも含めて
『平和ボケ』って言葉がここまでピッタリくるとはね。
爆破予告が出てるのに、みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」
これに尽きる気がする。
題材が「戦争」であったから話が多くなているけど、
自然災害での避難勧告が出ても、自分は大丈夫、と避難しない、
コロナ禍で「緊急事態宣言」が発令されても、
自分は感染しないと思うのか、北海道や沖縄に旅行する・・
もちろん、もっと身近なこととして、宴席を設けるなど、
「みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」で言い表されている。
戦争も「憲法9条」があるから、起こらない・・って、
本気で思っている日本人が多いかもなぁ。
ん〜、期待していたものと違った
監督さん、出演の俳優さんの豪華な顔ぶれをみて
ついつい期待してしまいました。
原作も知らず、ネタバレも見ずに、鑑賞を進めていましたが、
おそらく本来ならこれがどんでん返し的な要素が先に読めてしまいますね。
自分は鈍い方だと思うので、大抵の方には分かってしまうのではないでしょうか。
あえて分かるように演出しているのかもしれませんね。
後半の人間ドラマとしては惹きつけられました。
ん〜、残念。自分としてはもっと衝撃的な展開が欲しかったです。
戦争とはドンパチだけを指すものではない
冒頭の爆破予告に群がって喚き立てる人たちを見るとテロが卑怯とかはともかくとして、ワザワザお祭り気分で集まるアホに天誅としか思えなかった。
渋谷の映像は頑張っていると思う。
もっとテロとは何なのか?何故起こるのか?
そう言う部分があれば、面白そうだと思ったのだが、そこを薄めてしまった様に見える。
旦那が地雷除去でストレスを抱えて精神的錯乱を起こし狂って行った経緯と爆弾学校の生徒になった妻の夫への愛から来る怨み。
「戦争の出来る国を作ります」と言う総理を見て何も感じない人々は、何処かに爆弾を仕掛けられる事にも想像が及ばないから
どうせ賛否両論になる内容である。
保守にすり寄る内容か野党に傾いた内容のどちらかに振り切れば、売り方もあったのかも?
地雷除去の時に自爆しにきた娘の件はちょっとやらせ過ぎと思う。あんな話で無くとも、聞かせる手段はあったと思う。
戦争の定義は何処から始まっているのか?も含めてと思うので、他所様の戦争、紛争の理由、そこへ介入すると戦争の当事者にもなってしまう。
なぜ始まる前に戦争の火種を消せないのか?
経済戦争の煽りで起こっている事は欲の張った連中の行動が引き金であるから、弾もミサイルも届かない所にいる奴らに前線で命を削る奴の事など、金儲けと比べれば些細な事なのだろう。
弱者の側からすれば、爆弾テロは正攻法では絶対に敵わないからの手段。
アメリカ他、テロが起こった国々は他国に干渉して恨みを買っている為に報復されている。
今後日本はどうなるだろう?
作中の総理と同様、「戦争の出来る国」となった時に、本当に渋谷が爆発する時がくるのではないか?
心配になる話である。
最初のCGでこれはやばいかも…と
冒頭で東京タワーが爆発するシーンは、2005年くらいのCGかなというくらいちゃちく見えてしまい、その後のストーリーも入ってこない。
「予算があって、それを使わなきゃいけなくて、撮らなきゃいけないから撮った映画」の感じ。しかし撮るからには採算取らないといけないので、俳優陣を豪華にし鑑賞者のターゲット層を広げ、テーマ性を持たせてコアファンも取り込もうとするも、テーマが戦争で日本に馴染みがなく、唐突すぎて薄い。
「平和ボケ」というワードは使い古されて、SNSを象徴する場面自撮りする若者だけで、時代背景もピンときづらい。渋谷爆破のCGが見せ所だったのだろうが、海外のを見慣れているとやはりCGが弱い。類似シーンでは「ソードフィッシュ」のほうがすごかったかもって思ってしまう。
いわんとすること伝えたいことは、わかりますし立派だと感じますが。。。
あんまり面白くなかった
And so this is (TOKYO WAR)
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
原作は未読です。
平和ボケした国民。すぐそばにある戦争。…
まるで「機動警察パトレイバー2 the movie」みたい。
渋谷駅前の描写が秀逸でした。足利市に建設されたスクランブル交差点のセットを効果的に使用した大規模な撮影で、日本映画の枠を越えた迫力だなと思いました。
爆発の瞬間もすごい。スローモーションを用い、飛び散った建物の破片で人々が引き裂かれていく様子が生々しく描写されていて、めちゃくちゃリアルでした。
クライム・サスペンスとしては平均点の出来栄え。様々な視点が絡み合い、意外な真相が提示されましたが、少々説明不足の感あり。想像力で補える範囲だったのが救いでした。
犯行動機に関しても、犯人の主張と問題提起をもうちょっと深堀りしていれば、より盛り上がったのではないかな、と…
絶望の中に希望を見い出した展開もありきたりだったし、犯人の心情的にそれで解決するとは思えない。この国を徹底的に見限ってもらっても良かったのにと思いました。
[余談]
爆破予告によって厳戒態勢がしかれているのにも関わらず、「自分たちは大丈夫」と云う根拠無き自信によって、駅前に集合しバカ騒ぎをする群衆。主に若者たち。
爆発に巻き込まれ負傷している姿に「自業自得だよ」と言ってやりたくなりましたが、実際にこんな事件が起きたら本作と同じ光景が繰り広げられるのではないかなと思いました。
現実問題、新型コロナウイルスの新規感染者数の大半を占めているのは20代から30代の若い世代と云う統計もあるし、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発令されている中でも街に繰り出しているのを見ると、先述した根拠の無い自信による行動なのかもなと考えさせられました。
今の状況を揶揄する描写に見え、思わぬ偶然に震えました。
※修正(2023/04/20)
愚かな日本人、その通り
前半は良かったが途中から残念だった
爆弾騒ぎがおこった。
爆弾はフェイクだったが今度は、犯人は犯行声明を流し、渋谷を爆発させるとのことだった。
人たちは面白がって渋谷に集まった。
そして、本当に爆発した。
須永は、爆弾のことを事前に知らされていてその様子を見ていた。
警察は須永から話を聞き、犯人の正体が分かった。
犯人は、アイコという女性を人質にとって、犯人は日本国民全員に戦争というものを知らせたかったという内容だった。
出演している人達が豪華で、話のスケールも大きくてすごかったです。
前半はとてもワクワクしましたが、後半になるとなぜか尻すぼみしてしまった気がしました。
犯人、最後の最後で驚きました。
戦争を知らせるという犯人の主張意外と考えさせられるものだなと思いました。
何も知らないというのは、幸せなことなんだと思う、反面、知らなくて当然だと思います。
西島×石田×爆弾で序盤から「MOZU」かと
MOZUが頭から離れなかった💦
東京の有名どころを爆破しようとする犯人と警察の物語。
劇場公開時、渋谷スクランブル交差点の再現が有名になりましたが、まぁ凄い。
コロナ前の撮影だからか、人混みもビックリしたけど💦
爆破シーンは頑張っているけど、全体的なストーリーは小説っぽいなぁと思ってしまうし、犯人までの過程が一直線なのは淡白な所。
俳優陣も豪華な割には、突出した人物が1人もいない平凡な設定。
強いて言えば、脇役の広瀬アリスが(何故か)印象に残ったぐらいか。(上手い下手は別としてw)
主犯者が(経歴など)小説ならでは感たっぷりなだけに、、「コイツじゃなくても良いんじゃね?犯人キャストミスじゃね?」も否めない。
小説から抜け出せない範囲の爆破ものサスペンス。
小説ならでは感が無かったら、逆に楽しめる作品を作れたかも知れない。
(今の日本映画の予算と映画化の考えではコレが精一杯だろうな)
サイレント・ムービー
聖夜の東京で爆弾テロ予告。
タレコミを受け現場に向かったTV局の契約社員とたまたま居合わせた主婦。
爆発が起き、罠にハメられ、犯人に仕立て上げられてしまう。
第2の爆弾予告が動画サイトにアップされ、総理との生対談を要求。
不審な行動を取るIT実業家。第1、第2の現場にも姿を見せる。
彼と知り合った女性たちも現場へ。
若者たちが集まり騒ぐ中、大爆発が…!
巻き込まれるも、軽傷で済んだ刑事。第3の爆弾テロを防ごうと奔走。
やがて、一人の元自衛官の男が浮かび上がる…。
名曲にインスパイアされた同名小説を映画化。
監督は『SP』の波多野貴文。同作で見せたポリティカル・サスペンス演出を本作でも発揮。
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海ら豪華ベテラン~若手のアンサンブル。
最大の見せ場は、第2の爆弾テロ現場となる渋谷。
事件前、怖いもの見たさ…と言うか、ただ爆発を見たいという不純な動機や爆弾なんて無い無いという訳分からん考えで若者たちがお祭りバカ騒ぎ。
現実世界なら問題発言だが、いや映画の世界でも問題発言かもしれないが、私はこのバカどもが吹っ飛ぶ所を見たかった。
VFXを駆使した爆破シーンはかなりの迫力。邦画の中でも爆破やテロの恐ろしさをよく描いたと思う。
元自衛官の男とIT実業家の意外な関係。
そして驚くべき真の爆弾テロ犯は…?
聖夜×テロと言うと、まるで『ダイ・ハード』。
犯人捜し。
主軸となる人々の思惑交錯。
聖なる夜の東京で大事件に巻き込まれた人々の、群像劇×サスペンス×パニック・アクション!
…と、お気付きになるかもしれないが、先に“持ち上げる”このパターン。
そう、凡作であった…。
冒頭、東京タワーの爆破は何だったの…??
にも関わらず、その直後呑気に会食するシーン。
第1の爆破現場で自分の身代わりにTV局のクルーを爆弾の上に座らせる主婦。とんでもねーぜ、このオバハン!(その後の役回りあるんだけど…)
しょっぱなからイミフな幕開け、イミフな言動の登場人物。
イヤな予感しかしなかった。
それからは話が進んでいくが、一見“ジェットコースター的”なスリリングな快テンポのように見えて、今一つ話の背景が漠然としていて見えてこない。
書き込み不足、説明不足は一目瞭然。
登場人物の配置や関係図も然り。あの人物とあの人物が、あの人物とあの人物が…といきなり言われてもなぁ…。巧みとは言えなかった。
そして邦画サスペンスのありがち残念。
真犯人が予想付いちゃう。
本作も途中で何となく真犯人分かっちゃった…。
真犯人の動機やその原因となったものは賛否分かれそう。
あくまで“完全な”フィクションとして見るか、“あるかもしれない”フィクションとして見るか。
でも見ていたら、話も犯人像も動機も『相棒』っぽかった。いや寧ろ、『相棒』のTVSPの方がよほど面白いのがある。
先日見た『ドクター・デスの遺産』でも書いたが、邦画はサスペンス/ミステリーでもパッとしない作品多いが、それ以上に本作のような作品こそ。
おそらく邦画で『ダイ・ハード』のような路線を狙ったのかもしれないが…、
スケールもスリリングさもドラマ性も面白さもヒットも何もかも、あまりにも無謀過ぎた。
タイトルに掛けて言うなら、サイレント・ムービー(不発映画)になってしもうた…。
不完全燃焼
山場が無い!
昨年、予告編の派手にハチ公前が爆破されるシーンを観て、ほんの少し期待しました。コロナの事があったので劇場はスルーしてレンタルが出るのを待って観ましたが、レンタル代で済んでよかった。一体何を描きたかったんだかさっぱりわからなかったです。思わせぶりなセリフとシーンのオンパレードで、ハチ公前爆破が終わるとテンポが速いだけでなんだかよくわからない。結局、根本はお涙頂戴の陳腐な内容なんだと思います。こんなのテレビの「相棒・元日スペシャル」程度で、ストーリーはそっちのが込み入ってるほどです。
数年前に「天空の蜂」、「藁の盾」という作品も期待して観ましたがお涙絡みばかりで見事に裏切られた。それと同じです。日本のサスペンス・アクションにはもう期待しません。
テンポが良い点は評価できる。ただ、、
東京各地で爆破テロが起こるという本作。
西島秀俊、石田ゆり子、中村智也、佐藤浩市 等のそれぞれに軸を置いていて
主演という主演は存在しないような作り方である。
日本のサスペンスにありがちな「ん?」という腑に落ちない点もしばしば。。
恵比寿の爆破の際にすぐ監視カメラを辿れば犯人をつかめたのでは?などなど
また、私個人の感想だが、犯人の爆破に至る動機が弱い。
ところどころに字幕で戦争について視聴者に向けたメッセージが映される。
最後は、
「爆弾はまだある」「あなたのすぐそばに」といったもの。
戦争はいつ始まってもおかしくない。だから、政治に関心を持とう。とでも言いたいのだろう。これに関してはその通りだと思う。しかし、本作の面白さやメッセージ性が足りずこの言葉も響かない。
映画館マジックが加わればもう少し良い感想になったかもしれない。
タイトルにも書いたが、テンポは良いのであまり退屈せずに通して見れる〇
以上。
中村倫也くんと佐藤浩市と石田ゆり子と西島秀俊 が 最後まで素晴らしい演技だった
最初に見る前は少し怖かったのですが
大好きな中村倫也くんのために
勇気を振り絞ってみようと思いました
ノンストップクライムサスペンスは
何と初めてだったので
オープニングが来たときはまだ安心してみていたのですが
最初の爆破予告が来たとき
テレビ関係者が取材のために現場付近に向かってから
石田ゆり子が出てきた時の自分の反応はきたーーでした
重要人物佐藤浩市が登場したときは
かっこいい!なんか予告編とイメージが全然違うと思いました
スタイルがよくて服装が素晴らしくて顔がかっこよすぎて
興奮してしまった僕でした
最初は犯人かなって思っていたのですが
物語をじっくり見ていたら
だんだん真相がわかってきて
そういうことか に なりました
中村倫也くんが登場したとき
僕の心臓は高くなり
興奮状態マックスになりそうなぐらい
心の中は叫びたがっていました
物語のキーパーソンともいえる役で
西島さんと勝地涼の取り調べの時はちょっと怪しい行動をしておりましたが
渋谷爆破前も一瞬写っていたのですが
広瀬アリスさんが目撃してわずかの瞬間で見失いました
住んでる自宅で証拠がわかった時の自分の反応は
驚いてしまいましたが
西島さんと直接の話で
無実のことがわかりました
一緒に行動をすることになりますが
そこからがもうかっこよすぎて興奮が止まりませんでした
佐藤浩市が住んでいたアパートに調査しに来た
西島さんと中村倫也くん
徹底的な証拠を探しているうちに
ある見間違えをしてしまいます
そして佐藤浩市と石田ゆり子がいる
レストランに訪れましたが
バックの中には爆弾が入っていることに築き
無理な行動ができなくなってしまいます
中村倫也くんが必死に止めようとしますが
実は佐藤浩市は中村倫也くんの実の父親で
西島さんが違和感に築いたのは
なんと石田ゆり子さんでした
そうなんですこの映画冒頭部分からすべての真相が明らかになって
西島さんと中村倫也くんが乗っている車
佐藤浩市と石田ゆり子が乗っている車
そこで話が明らかになります
警察たちが爆弾の解除方法を知ったのは
フィナーレ部分でした
そして最後に中村倫也くんの携帯から電話が来て
佐藤浩市がしてきたことを誤って
石田ゆり子が乗っていた車が爆破してしまいます
急いで二人は様子を見ますが
姿が現れず野の翌日になります
結局事件は未解決になってしまい
石田ゆり子の死体も見つからないまま
西島さんの素顔が写って
物語は幕を閉じます
かなり難しい映画なので
見れる方は勇気を振り絞ってみてください
特に渋谷大爆破シーンは
2回も気絶してしまいました
ですが最後まで素晴らしい作品を見た気分になって
とても印象に残っております
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