ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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小説の切り貼りを感じる
謎のおじさん(朝になると白鳥に戻るのじゃ)の登場やわざとらしいセリフ(白鳥が海を渡ってきたのね)が唐突で、おそらく小説内のセリフなのかなーと気になってしまった
モブの喋り方もわざとらしいのなんとかしてほしかった。
舞台に母親が上がってくるのもドラマチックすぎて嫌でした。
一果と友人が屋上で語り合うシーン、階段でバレエをするシーン、友人の最期のバレエシーンが美しかったです。
田舎に帰り母に驚愕されるシーンも良かったです。
草薙剛の演技も絶賛されているけど、あまり感情移入できず。
しかし最後のあれは何死なんだ!?
美しい!
思いがけない展開で楽しめました!
まさかあそこで自殺するとは思わなかった。少女の心境を第一にどんどん進めていきますので、一つ一つの場面はじっくり描いている印象ですが、テンポは良かったと思います。
他の方も絶賛されている通り、演技は素晴らしいです。草薙さんは当然?素晴らしいですが、服部樹咲さんがとにかく良かったです。ヤンキーファッションも似合う!ギンギンの美少女ではないですが、影のある表情がとにかく魅力的でした。ちょっと演技に不自然な点もありましたが、全体的には本当に素晴らしかったです。カワイイ!とにかくカワイイです!そしてバレエ。自分の美しいとしか表現できない貧弱な語彙を酷く惨めに思います。たっぷりとバレエシーンがあってめちゃくちゃ良かったです!舞台上や練習場もそうですが、それ以外の不意に踊り出してしまうシーンや街中で2人で踊るシーンなどが心に刺さりました。自分の踊りたいという思いが溢れるかのようなとても嬉しそうな映像が凄く好きです。そしてそういう場面にはとてもバレエが映えます。見惚れるしかない素晴らしいバレエでした。
そしてコンビニから家まで連れて帰られる時の車中での表情。この子のロードムービーが観たい!この子をもっと観たい!と強く思いました。
何て言えばこの気持ちが伝わるのか
トランスジェンダーの孤独と現実・・☆
レビューを書くまで、時間がかかった。
どう気持ちをまとめたら良いのか・・
感動とも悲しみとも違う気持ちで、見ている間 涙が滲むけど泣けない。
草彅剛演じるトランスジェンダーの男性(女性)凪紗と毒親のもとで暮らしてい居た少女
(一果役の新人の服部樹咲も素晴らしい)との出会い。
バレリーナを目指す少女。
それを軸にして、基本 凪紗の生活と葛藤が描かれていく。
渚沙が、一果の母になりたいと努力するが もちろん世間には受け入れられない。
そして、渚沙の勤務先のバーの客や面接時の面接官の言葉。
それのひとつひとつがまるで自分自身が責められているような気分になった。
いったい、自分はLGBTに対して何がわかっていたのだろうと・・
理解があるふりを装うことは出来るかもしれないが、全くの無力だということ。
声だかに語ることなく、多くのマイノリティーの悲しみが伝わってくる。
ところどころに挟まれる東京の映像が、あまりに美しいゆえに
却って孤独感と寂寥感がます。
救いは、バレエ講師を演じる真飛聖の明るさ。
表情も豊かでホッとする。
草彅剛の演技は、彼の代表作になること間違いないと思う。
最後に、田中俊介演じる瑞貴が渚沙を守って放つ
「どうして、私たちばかりこんな酷い目に合わなければならないのよ!」。
悲しい・・佇んでしまう自分がいる。
衝撃作。映画好きなら必見です!
こりや、参ったなー。
知らない世界だったので、しばしショック状態だった。
まず、草薙くんは、期待通りの出来ですね。
映画は下調べせずに見る派。だから、夜のショーパブで働いていた者が、親戚の女の子預かって、バレエ教えて
コンクールとか入賞しちゃうとかの話なのか、
新人の女の子がオーディションで受かったのか、程度。
LGBTには、世の中そんな人達もいるのかなぐらいの認識。
そうか、母親になる為に性転換するって選択肢もありうるのか!
心が女性なら、そうなる可能性がありうるのは、考えもしなかった。あと、手術も失敗する人も多いのかな?
表面的には現れないだろうから、現実にはわからない世界。
普通の整形とかでも後遺症に悩む人の話は少しは聞くからな。
特筆すべきは、新人服部ミサキさんの素晴らしさ。
まあ、コレは見てもらって、ご自身で味わってください。
ひとこと別の視点で言うと、
舞台に立ち、観客ので演技をする人を女優さんと呼ぶなら、
彼女は、バレエという演技をする世界トップの女優さんでもあるって事だ!
あっ、友達役の女優さんもスゴイと思ったぞ!
バレエシーンは美しい!下手な演技の方が難しかったのでは?
追伸、スバルというマンガが好きだったので、バレエシーンが映画で見れて、良かった。
似てるけど、実写化してくれないかな。
1人でも多くの人に見てもらいたい作品
久々に心に残る映画を見た満足感と同時に、胸にドーンとのしかかる気持ち…しばらく引きずりそう
トランスジェンダーだけじゃなく、いろんな問題が散りばめられていた。
草なぎ剛の凪沙と服部樹咲の一果が自然すぎて、なんかドキュメンタリーを見てるような感覚も。
時間の流れ等に関して、無駄な言葉がなく、表現が素晴らしかった。
それから、見終わって数日経った今も、東京の夜景も目に浮かぶシーンの1つ。
映像の使い方が素敵だったと今更ながら感じる。
そして、音楽の使い方。ピアノのメロディーが圧巻。
想像をはるかに超えた、トランスジェンダーの苦しみ。
作品の素晴らしさは勿論、トランスジェンダーの理解が深まる意味でも、1人でも多くの人に見てもらいたいと感じた作品。
たった一つの譲れないモノ
人は自分の為だけに頑張る事はできない
人を引き込む大物と期待無限大の新人
もうね、圧巻。観終わって動けないし、ずっと頭にこびりついちゃって感想だって数日経たないと言えなかったよ。
予告も何も見ないで映画館に行って、約1週間心が放心状態。ようやく15分の予告を見てボロ泣き。凪沙に会いたくてまた映画館に行ってみた。前回よりも大きなスクリーンに変わってた。紙のパンフレットとサントラCDが欲しかったけど売ってなくて本屋探して3軒目で原作本を見つけて買って読んでる。
ホルモン注射や性転換手術の後遺症や白鳥の湖について検索しまくってる。
そうか、いろんな人が居て見た目男か女か分かりづらい人は公衆トイレにも入りづらいんだ。とか、もっと色々想像して自分の見てきた世界だけが正しいんじゃ無くって、辛い思いの人たちの心の負担が軽くなるような優しい人になろうと思った。
後、音楽も抜群に染みる。やっぱりCD欲しいなぁ。
光がとても美しい映画です
この手の映画は、仕事柄どうしてもエンタメとして鑑賞する事が難しいんですよね。
親子をテーマにしたもの、特に「子ども」にとっての「親」や「家族」を題材にしたストーリーは自分の持っているバイアスで独特な視線で鑑賞してしまいます。
今年、鑑賞した映画では、「ジュディ 虹の彼方に」「はちどり」「Motherマザー」「WAVESウェイブス」「ライドライクアガール」「許された子どもたち」「行き止まりの世界に生まれて」。結構ありますね。
育ちの環境が、後々の人生に大きく影響するので「育つ環境」はとても大切。
でもだからと言って「親」を単純に攻める事もできない。それは、「親」自身もどのように育てられたかで「今」があるから。
「ミッドナイトスワン」は、水川あさみさんが毒親を上手に(本当に嫌な感じで)演じていたので、「一果」の伏し目がちな表情、自傷行為、バレエの才能などが微妙なバランスで描かれていたと思います。
草なぎ剛さんは少しオーバーアクトのところもあったけど、覚悟を決めた演技は迫力があったし、「一果」役の服部樹咲さんは蒼井優さんを彷彿とさせるポテンシャルを感じました。
特に、海辺のバレエシーンは、「光」が素晴らしくきれいで美しかったです。大きなスクリーンで鑑賞できて本当に良かったと思いました。
いちかの成長物語として楽しみたい
東京で暮らすトランスジェンダーの女性のもとに、親戚の女子中学生がやってきた。児童虐待を受け、コミュニケーションも拒んでいた彼女がバレエと出会い、変化・成長する。2人の疑似親子関係を描いた物語。
草なぎくんのトランスジェンダー役が話題だが、これが本当にすごかった。ここまでやるのか!という演技。若干ぎこちないときもあったが、全体を通してみるとやはり感嘆の感情が先に来てしまう。
そして新人の服部樹咲。後で見たら本当にバレエをやってて、実力のある子なんだと知った。素人目に見ても立ち居振る舞いや姿勢の美しさが伝わってきた。これはすごい。
草なぎくんが演じたなぎさの物語のように見えていたが、実はいちかの物語。彼女の成長を見守る映画だと思う。2人で踊るシーンが印象的だった。
情報量が多すぎて消化できない
俳優 草彅剛
草彅剛という存在
草彅剛のファンが何故か周りに多い。
そーゆー人(特に女性)て、「実は(そんなにイイ男では無いけど)草彅剛好きなんですよ(変わってるでしょ)」と言う事が多い。
()内は自分の想像だが、草彅剛という人は彼のファンを公言して応援したくなる存在で、そしてそんな自分て特別😤て思ってんのかな。
そんな人には勧めても良い映画かもしれない。
それ以外の人には、コントにしか見えないかもしれない。
でもそーゆー人は、そもそもこの映画に興味持たないか😩
そーゆー人にこそ観て欲しいテーマの作品でもある。
トランスジェンダーというだけでマイノリティだし、
ゲイやトランスのショーパブなんて知ってる人にしか連れて行ってもらえないし、
ゲイ専門の風俗なんて興味が無かったら知り得ないし、
自分にとっては完全に異次元の話であるが、
こーゆー作品が無ければ知らない事ばかり。
その意味で、主演した草彅には敬意を表する🙏
もう一人の主演、服部樹咲ちゃん、
一つ一つの仕草や台詞がウチの娘にそっくりで😱
ずっと悶絶しながら観てました😅
りんちゃんとのやりとりは、見てて苦しかった😫
狭い社会、少数派の人々の話ではあるが、
こーゆー話を作品にする事こそ、正に映画の妙。
TVじゃ無理だね。
今作が年齢のカテゴライズされてない事も素晴らしい。
面白かったけどさ。。。私はセクシャルマイノリティーです。
草彅さんの演技、挑戦してくれたこと、ありがたいなと思いました。
イチカちゃんも素晴らしいし、リンちゃんも好きです。
あと、オネエの仲間たち、楽しかった。
ヒールを履いても美しく歩くことを必死で練習するのがトランスの方々だと思います。歩き方がぎこちなさすぎる…。あと、確かにタイで手術を受けたり、命のリスクについても聞いてますが…「手術なんてしない方がいい、危険だ」という印象を受けてしまい、ちょっと引きます。
ホルモン治療のことも、ちょっと雑に描きすぎ…あんなにひどい医者いるか?(苦笑)
広島の田舎の人のシーンも、あれはちょっとヘイトスピーチ(←セクシャリティーには使えないんですけどね)みたいで、不愉快でした。
この映画を見た方が「私は差別しないぞ!だって映画で見て知ってるから!」…と、思われるのが私は嫌だなぁ・・・と思いました。
ヘテロセクシャルの方が、お涙頂戴で鑑賞される分にはちょうど良いリアリティーで良いのではないでしょうか。
あ、そうか!私はカミングアウトしていないので、両親にはこの映画見てもらうかなぁ…たぶん広島のシーンで安心するんだろうなぁ…「自分の感覚は間違ってない」って。
この映画…ナギサに寄り添う人が少なすぎると思う。
だから、「あなたは将来一人で生きていくんだから今から老後のこと考えなきゃね!」なんて、平気で言えるんだろうなぁ…(↑私のノンケの友達談)
セクマイ、なめんなよ!!(笑)
個人的にはこの映画は好きですよ…キレイだから。草彅君の演技、友達にバリ似!!!苦笑
グットトライです! もっともっと頑張って!(「昨日何食べた」とかの方が見てて安心するわ…)
少し覚悟して見た方がいいかも…。
残念すぎる作品
演者は素晴らしかったです。
新人さんも、その拙さが功を奏していたかも?
でもね。この深みの無さは何?
原作未読で鑑賞ですが、なんかね、なんか・・・
上澄みをすくっている感がめちゃめちゃあるんです。
薄っぺらい。
全部薄っぺらい。
風呂敷広げすぎなんじゃない?
焦点が、物語の焦点が定まっていない感じを受けました。
りんちゃんエピソード、、、軽過ぎない?扱いが。やってることヘビーなのに。
なんのための屋上シーンなの?
それと、実母再登場(水川あさみ、すごくよかった)以降の展開・・・
全く納得してませんしね。
なんで抵抗しないの?あんな毒親だったのに。
あとね、ナギサとイチカの絆の強さがどう生まれたのか・・・?の
説得力ゼロ。
ラストの浜辺のシーンでこんなこともありました、あんなこともありました
って回想シーン挟み込んで感動タイムを盛りあげよ言うとしても
涙なんかでねぇー!
あのね、稼ぐために女を捨てました、、、、とか
稼ぐために風俗始めました。。。
・・・・じゃないよね。
自分が守ってきたプライドを壊しても守りたい
愛しみたい何かに出会ったんだよね?
だから、ナギサは変わろうととしたんだよね?
あんなに嫌がってた実家帰りと本当を知られることを
受け入れたのに。
それに引き取る意思も出したその根拠は?
それを感じたからこそのラスト近くの
イチカの「ごめんね」なんじゃないの?
もっとさ、丁寧に描こうよ。
バレエがうまくなる過程なんてそんなに大事じゃないのに、あんなに尺使ってさ。
他に描くべきところあったべ?
あーーーぁ、もったいない。本当にもったいない。
まとまらなくてアレですが、
とにかく、心の触れ合い、移ろいを感じられない
作品でした。
かなり重厚なテーマとストーリーでした
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