コンフィデンスマンJP プリンセス編のレビュー・感想・評価
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ますます深化するコンフィデンスマンの世界。驚き、笑い、そして・・・
前作の「ロマンス編」の大ヒットを受け、さらにパワーアップした本作。
まず、メインの舞台は、ハリウッド映画の大ヒット作「クレイジー・リッチ」の舞台でも使われたマレーシアのランカウイ島の豪華リゾート地。
さらに前作から倍増した感のある豪華俳優陣!
今回の話も順を追って解説があるので分かりやすいです。ただ、舞台が最初に転々としますが、冒頭の老夫婦のシーンから大事ですので、最初からしっかり見ておきましょう。
また、本作のテーマ曲であるOfficial髭男dismの名曲「Laughter」も事前に何度か聞いておくと、さらに歌詞や曲が心にしみて、より作品に浸れると思います。
前作と同様に、エンドロールの後にもオマケがありますので席を立たないようにしましょう。
「コンフィデンスマンJP」という作品は、スケールが大きくなればなるほど、スタッフやキャストが期待通りに遊びまくるので、ますます相乗効果が増していっています。
前作は「ロマンス編」という括りのため(ラン・リウの財宝を巡っての)ダー子とジェシーの話がメインで、2人ともコンフィデンスマンなので、騙し騙され、といったコンゲームがメインでした。
ところが、今回の「プリンセス編」では、軸のようなものが存在する点が違っています。
見どころは、その軸のもと、これまでの詐欺師や新たにセレブらが大集合する中での化学反応の面白さでしょう。
他の古沢良太脚本作品に出てきていたような役柄の人もいるなど、いろんな面で楽しめます。
しかも、単なるオマケ的なゲストではなく、それぞれに見せ場がキチンと存在しているので、一人一人のキャストが無くてはならないものだと実感できます。
いつものように、脚本と演出とキャストのコンビネーションが抜群なので、笑いながら見ていられるのですが、今回は、そんな「コメディ映画」なのに、まさかの感動的なシーンまで出てきたりと、さらなる作品の深化を感じます。
とは言え、いつもの「お約束的なフレーム」はキチンと残したままなので、良い意味での安定感もあります。
惜しいのは、無くてはならないジェシーの存在ですが、きっとこれからもジェシーは、この「コンフィデンスマンJP」シリーズで生き続けると思います。ジェシーは「永遠のコンフィデンスマン」ですから、映画の舞台となるような大きな案件には、きっと何処かで関わっているはず、と思いたいです。
本作に登場する人物は、皆「抱えきれない葛藤」がある
三浦春馬さんの死を受け入れられない方々が多いと思いますが、作品の中ではいつまでも生きておられます。関係者の皆様、一般の方々、そして私自身も悲しみを少しでも乗り越えられるよう映画の中で泣いて笑って、前向きに頑張りましょう。
本作は、計画通りなのか、予想外の展開なのか、見ているこちら側も含め、誰がどこで誰にいつ騙されたのか?予想が出来ない。
新たに、身寄りのない内気な少女が出てきて、これまでとは違った展開になっていく。
10兆円という巨額な遺産目当てに「詐欺師大集合!」という豪華なメンバー1人1人が「ストーリーの鍵」を握っていて、極端に言えば、主役がいない。
でもやっぱり主役は、ダー子(長澤まさみ)である。
個人的には、ダー子と宿敵・赤星(江口洋介)の豪快なやり取りが前作は面白く、本作でも期待していたが、この展開も良かった。
大事なことは、本作で、気持ちよく騙されたり、笑ったり、感動したり、と心が満たされる体験をしていただきたいということ。
そういう意味でも裏切らない作品。
高評価なのに疑問
ドラマも一度も見たことがない、何の前情報もないまま見たが、何がおもしろいのか分からなかった。2回くらい見ないとよく分からない。
私がドラマがあまり好きではないので、ドラマの空気感の映画は苦手な傾向にある。
クドカンっぽい雰囲気もあるが、そこまでの突き抜けた笑いもない。
良かった点は、主題歌が大好きなヒゲダン(嬉)。
本物のミシェル
前作(ロマンス編)のラストで、眼帯を外した顔を見せた時のように、本物のミシェルが画面に登場すると思わせておいて、みごとに裏切ってくれた。まさかの2年前、ダー子のアイデアをレイモンドフーが採用していたとは驚いた。
竹内結子さんがマスクを脱ぐシーンが、前作の眼帯を外したときのように(その場所でしかもカメラ目線で正体を晒すということに)違和感があるものの、重箱の隅を楊枝でほじくるようなことをしていたらこの作品を楽しめない。
1番笑わせてくれた人...小手伸也さんが演じる五十嵐。
1番可愛らしかった人...関水渚さんが演じるミシェル。
1番カッコ良かった人...三浦春馬さんが演じるジェシー。
尊敬できる紳士的な人...柴田恭兵さんが演じるトニー・ティング。
掛け合いが面白い人達...ダー子とボクちゃんとリチャード。
素敵な憎めない悪人...江口洋介さんが演じる赤星のボス。
GACKTさんとジャッキーちゃんの出演も嬉しい。
エンディングテーマのOfficial髭男dism『Laughter』も良かった。
エンドロール後の新選組の劇は何の意味があるのだろう。
この世界の嘘や真実をデクラス(declassified)しているような氣がしてならない。
人の母❓
ダー子若いのにお母さん⁉️
苦労シングルで育て上げた?娘?
実は大富豪の落とし胤?
ダー子のボクちゃんの扱い、おもしろい。
時が時だけに本心だったかも?
後半ヒューマンドラマだった。
心に響いたところも。
またまたドンデン返しドンデン返しの連続❗️
ジェシーが色気たっぷりにネクタイをしごくシーン何回観ても良い💕🌸😘
(再度観て修正するかも、です。)
素直なプリンセス
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シンガボールの大財閥フー家の当主が死んだが、遺言でひと悶着。
3人兄弟達以外に実はもう1人いる、4番目の子供に全てを相続するとのこと。
当然偽物が多々現れるが、全てバレてしまってた。
ダー子は身寄りのない少女を街で救い、自分の娘として上記に名乗りを上げる。
相変わらずのぬかりない抜群の準備により、信じさせることに成功した。
当初は手切れ金をせしめる予定だったが、次期当主として屋敷に住むことに。
当然、兄弟達からは嫌われ、脅迫や殺人未遂めいた事件も次々に起こる。
でも少女は恐れず、ダー子と共にプリンセスを演じ続けた。
それまでが不幸過ぎたので、今の生活で十分幸せなのだった。
そして当主に就任し披露される日、ダー子、江口らはそれそれ計画を立ててた。
しかしフー家に人生を狂わされた本物の暴漢が乱入して暴れる。
心優しい少女は偶然町で会ったことがあるその男とを説得、事なきを得る。
またダー子の計略で偽物の「本物の後継者の母」をフー家執事と会わせる。
娘は生まれる前に死んだと告白させ、偽の証拠品も用意して執事を信じさせる。
フー家に長年勤め、フー家の繁栄のためには何でもする執事の決断は・・・・
ダー子が目論んだ通り、心優しき少女を正式な後継者と認めることだった。
ダー子らは結局何も儲からず終了。これって珍しいパターンじゃない?
別れ際、少女はダー子を本当の母のように慕い、感謝の意を伝える。
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最後のシーンとか結構泣けたわあ。
ダー子ってめちゃくちゃなヤツやけど、今回は優しい母性を感じたなあ。
儲からずとも、彼女自身が結構満足できる体験だったのではないだろうか。
この少女、一体誰なんか分からんかったけど、関水渚ちゃんっていうんやな。
超かわいかったわ。役が純真で愛すべき少女やったのもあるんやろうけど。
ビビアンスーも久々に見たけど、この人は歳を取らんのかって驚いた。
あと前田敦子がちょい役で関西のオバちゃん役で出てたのも笑った(場)
それと春馬くんも相変わらずいい雰囲気出してたなあ・・・。
映画の1作目みたいな大どんでん返しはないが、良いシナリオだと思う。
おれとしては何かと感動できるシーンのある、2の方が好きやな。
ぶれない
安定の
ダー子、ボクちゃん、リチャード
久しぶりに見たー!
1人の女の子を本当のプリンセスにしてしまう
なんとも大それたストーリーになっていて
とても楽しめた。
最後は安定の伏線回収好きすぎる。
"信じればそれが真実"
好きな言葉〜!
変わらぬエンターテイメント品質
ドラマから始まって、出演者の輪を成長させ進める手法は感心。主演者もスタッフもファミリー化しているんだろうな。そんなファミリーから重要な2つのピースを失ったのは辛いなあ。お元気そうだったのに
相変わらずの面白さ。美しい海と豪華なお屋敷とパーティー、現実場馴れした舞台だけでも観客はしあわせになれるし、落ちもなるほどに種明かしで良いんじゃないか。
柴田恭兵が見事に填まって、作品が確実に締まる。
ダー子
2023年6月25日
映画 #コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年)鑑賞
いつもながらの爽快な大どんでん返しが炸裂していました。どんでん返しがあると分かって見ていても面白い
東出昌大、竹内結子、三浦春馬、広末涼子さんを見て、芸能界で出演し続けるのってそう簡単ではないのを実感した
個人的にはかなりお気に入り
(ネタバレなしレビュー)
前作に続き鑑賞しました。個人的には今までのコンフィデンスマンJPのなかで一番お気に入りです。
いつも通り伏線のクオリティも高く見ごたえがありました。ナイフが刺されたときは絶対に死なないだろうと思っていましたが、その通りでした。面白さもありましたが、今までの作品を見てきている人なら少し読める展開だったかもしれません。
そして今までのコンフィデンスマンJPの中で一番みな人間らしさと優しさがありました。少しハートフル感が出ていた感じです。私は良いと思いましたが、人によっては「強盗感が薄くなった」などと違和感を感じるかもしれません。
いい話。プリンセスたる資質が元々備わっていたから認められた、みたい...
いい話。プリンセスたる資質が元々備わっていたから認められた、みたいな事でもあろう。勉強したとて身につくものではない。
莫大な資産は、権力だし、使い方を誤れば破滅する。フウ家3姉弟の誰が継いだとしても、その力を自分の為にしか使わなかったんではないか。
「本当の高貴とはなんだろう。生まれも育ちも関係ない...ただ誰かの幸せを願う...」コックリの心根を感じとっているとみた。
映画としてウームと思ったのは、役者さんを沢山出演させる為に書いたような場面が多いということ。
ナイフ使いのシーンなどは「やっぱりこのくだりは必要なかった」とボクチャンにわざわざ台詞で言わせている。鈴木さん(前田敦子)もあのワンシーンだけ、とか。ガクトとか。デヴィ夫人のくだりも、ネックレスの為だけに、とか。
トニーが命をかけてお守りするとかいってんのに、コックリ殺されそうになるのは何でよ、とか。
赤星が泣くのは銭形警部じゃないんだからおかしい、とか。
ダー子たちがメシ食いながら、店の跡継ぎのこと喋ってるとこに、たまたまレイモンドフウが居合わせてヒントを得るみたい場面は好き。
第一作よりも楽しめた
総合:65点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
相変わらずの大掛かりな犯罪がとんとん拍子で簡単に進んでいく。一作目は演出の軽さと遊びが過ぎるように思えてはまらなかったが、一作目を観た後で鑑賞したので、軽薄な演出にも慣れてきたし、それに一作目ほどは演出にやり過ぎな遊びがなかったので良かった。
物語についてはいちいち突っ込まないが、結末に関してはこの展開でそんなことでいいのかと思い好きではない。これでは詐欺師達が命の危険を顧みず膨大な手間暇をかけて、何も得ることなく人助けをするということになってしまっている。詐欺師がこんな清廉潔白なことで納得するのが視聴者としてつまらない。フー一家のことも結果的に救ったわけだし、それに見合う報酬を得るべきだと思う。
出演者は、ガクト等けっこうな有名人がちょい役で登場したり、柴田恭兵とビビアン・スーが出ているのは嬉しい驚きだった。
こっくりは誰の子かもわからないなんていうことだから、冒頭からわかりやすい前振りだな、この子が本当はフー家の実の子なんだろうかと思っていたら外れてました。流石にそこまで安直ではなかった。
コンフィデンスマンJPの2作目
ハーモニーの美しさと楽しさが、いっぱいのコメディ映画です。
主要出演者の多さ・・・まるでオーケストラ並みですよ。
それがダー子(長澤まさみ)ボクちゃん(東出昌大)リチャード(小日向文世)の、
詐欺師トリオだけが目立つのではなくて、
出演者一人一人が輝き、コラボして楽しい雰囲気が際立つ『プリンセス編』でした。
先の『ロマンス編』はコンゲームの緊張感いっぱいで、食うか食われるかの、
大事件と、どんでん返しの連続と派手でしたが、
今回は世界的大富豪レイモンド・ラウの遺産12兆円を相続する隠し子ミシェルを、
コンフィデンスマンJPの3人が、孤児のコックリ(関水渚)をミシェルに仕立て上げて、
遺産を狙う・・・
メインテーマはコレなんですけれど、今回はただの詐欺師の騙し合いではない。
ただ頷くたげのだけのコックリが、帝王学を教育されて勉強して、日に日に賢く美しくなって行きます。
ひとりの貧しい少女の成長物語としてとても清しい気持ちになります。
人生、お金だけでない・・・そんなメッセージさえ感じてしまいます。
そしてジェシーの三浦春馬くん、スタアの竹内結子さんふたりのの弾ける笑顔。
特に春馬くんのダンスシーン、永遠版として目に焼き付けました。
舞台となったのはマレーシアのランカウイ島の豪華リゾート地。
亡き主人レイモンド・フウの執事のトニー(柴田恭兵)
トニーはコンフィデンスマン初登場ながら、なかなかの貫禄と存在感でした。
律儀で誠実なのに、敵に回したらヤバイゾ感、凄かった。
ダー子にいつもいつもヤられる赤星(江口洋介)
いつも遅れて来る五十嵐(小出伸也)
前作に増してスケールが大きく、キャストも期待通りに遊びまくり、
その相乗効果で、ますます楽しい。
脚本、演出そしてキャストのコンビネーション抜群です。
最後にある「タネバラシのシーン」
やっぱりなるほどねーと楽しい。
(エンドロールの最後の最後にコントがありますので、これもお見逃しなくね)
日本的な王道のコメディ映画です。
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