花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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もしも恋人とこの映画を見ていたら 泣きながらお互いの手を握りしめ合っていたと思う。
ドラマの冒頭で2人の最終的な選択が分かる。
結末を知っているからこそ、幸せなそうな2人のシーンに涙が止まらなかった。
恋が始まる高揚感も
恋が終わる喪失感も描写がリアルだった。
少女漫画のようなドラマチックな展開はない。
世界中のどのカップルにも共感を得られる作品だ。
出会って、
お互いに共通点を見つけて好感を持つ。
肩が触れ合うくらい近くを歩く。
体が触れるだけで鼓動が速くなって
告白されるかもしれない雰囲気で
一瞬時がとまる間も、
告白後の
照れ臭くてぎこちない雰囲気もまた良い。
恋愛の1番美味しいときは
愛情を100%渡して100%で返ってくる時。
年月を重ねると
いい意味でも悪い意味でもお互い変化し、
すれ違っていく。
脳裏に別れがチラつく時の胸の重苦しさ。
見て見ぬふりをしてきたことを、ついに話し合う緊張感
別れようと決めたのに
いざその時になると足掻こうとする気持ち。
すべてがリアルで、まるで恋愛の始めから終わりを疑似体験をしたかのようだ。
菅田将暉と有村架純の泣きの演技は最高だ。
特にラストのファミレスのシーンは
冒頭からある心理描写のナレーションがなく
2人の表情だけで語る。
菅田将暉の涙の拭い方が上手い。
上映中に、同棲中のパートナーと喧嘩したことを思い出した。私が新しい仕事を始めてマインドが変わったからだ。この映画を見て、絹と麦と同じ選択をしたくない、まだ自分たちはすれ違いを修正できる位置にいると思った。帰ってきたら思い切り抱きしめたい。
私のようにこの映画を見て、影響を受けるカップルは出てくるだろう。
彼女との初映画
脚本、坂本裕二。これは観に行くしかない。そう思ってる時に彼女からこの映画観に行きたいんだよねと言われた。この映画の中の2人ほどまでとはいかないけれど趣味があって良かった。
上がりに上がりきったハードルだったけど、そのハードルを最初の3分で超えてきてしまった。つかみが抜群だった。その後の押井守の件で
「俺結構映画はマニアックって言われるけど」
「え?例えば?」 ←これ菅田将暉
「ショーシャンクの空にとか?」
このセリフでこの映画の僕の中の地位は確固たるものになった。
僕は常日頃から言っているが、ショーシャンクの空にを観た人は全員映画好きを語り出す。あの時代感と名前は有名だけれど金曜ロードショーでやっていないからという理由でマニアック?は?笑 笑わせないでくれ。
というわけで最初っから最後まで楽しめたが強いて言うなれば去年のM-1のマヂカルラブリーのフレンチのネタのように最大瞬間風速が前半にあるタイプだったと思う。結果ラストもうまく締めくくった為文句は一つもないが、最大は前半20分だったように思えた。
恋愛、結婚あるある
恋愛、結婚でのすれ違いはこういう所ですね。
この2人にとって一番大切なことは、互いに仕事があって、生活を共にできることだったはず。夢ばかりでは生きていけませんから。恋愛や結婚に限らず人は平凡な日常を当たり前だと勘違いして、大切な事を忘れて引き算ばかりしてしまうものです。
麦の方は最後に絹を失いたくないと言ってくれました。
絹の方は自分の気持ちを優先してしまいました。
そもそも別れる理由は無かったのでは?この先誰と付き合っても誰と結婚しても、絶対に起こる問題です。こんなに合う2人はそうそう居ないもの。だからこそ、失った大きさ、麦の懐の深さは後から来そうです。
数年後再会した続編に期待したいものです。
演出では、やはりコロナ渦なので、ハッピーエンドではないスッキリしない結末はちょっとキツいかなと感じました。「花束」という言葉が入ったタイトルとあの主演のお2人なので、まさかの結末は裏切られた感が否めないかもしれません。その点は評価的に惜しいです。
インテリアはとても素敵でした。
菅田将暉と有村架純の演技はとても良かったです。
すでに2度観に行きました
現代の恋愛そのものでした。
誰もが共感できる場面がたくさんあり
自分と重ねてみてしまう方も多いのでは
と思いました。
20代後半〜30代前半の女性におすすめの映画だと思います。
想像よりも大人な映画なので
若い子たちにはよさが伝わらないかも。
また、脚本家らしいセリフが多く面白いです。
有村架純の演技力が個人的にとても良かったです。
喧嘩せずお茶を出す。
優しく受け答える。
我慢している感情がむんむんと伝わりました。
背中で表現できるその様は
何度見ても魅了されました。
やはり男より女の方が大人ですね。
それが伝わります。
最後のファミレスのシーン
昔を思い出す場面が最も印象的でした。
どうしてあの頃の気持ちになれないのか。
好きなのに。
悔しくて泣ける。
今まで見た恋愛映画で
一番心に残りました。
ネタバレを受けていても楽しめた。
あり得ないとあり得るが入り混じった作品。
そこまでお互いリンクするなんてあり得ない!
と思うこともあれば
すれ違っていく姿にはあり得るなあ〜
なんて思いながら見ていた。
天竺鼠だと穂村弘だとか
キノコ帝国だとか羊文学だとか
Awesome City Clubだとか
わかるワードもあれば
知らないサブカルもたくさんあった。
何年か後にこの作品をみたら
そういう時代だったなーって思うのかな。
古い家をあれだけ
おしゃれにできるなんて、羨ましい。
猫と住めるなんて羨ましい。
絹ちゃんの意思は強かった。
最後、あそこでもう一度やり直してみよう
と思う人はいると思う。
でも、もう彼女の中では決まっていたんだなあー
前を向いていたんだなー
20代の恋愛がリアルに描かれていたと思う。
価値観が変わりやすい時。
個人的に清原果耶さんが最近気になっている。
いつ登場するのだろうと思っていたが、そこね。
私も映画のチケットを栞として
使っていこうかな。
菅田将暉と有村架純はベストカップル
なんてリアルで切なくて感動するラブストーリー映画なのか。
有村架純を目当てに観たけど、途中でもう結婚してくれ!と思う程。
最後のファミレスのシーンは流石にきましたね。恋愛と結婚は違うという当たり前のことを、改めて認識させられた。
たしかに、恋愛って花束みたいなモンかも。
丹精に計算されつくした脚本と演出、主役二人の高い演技力が見事に現れている、恋愛映画として傑作ではないかと!
しかしながら、好みが分かれるのもたしか。
・序盤のイヤホンの話に嫌悪を覚え(言いたいことは頷けるが、他人カップルにわざわざ言うことではない)
・二人の好みのサブカルまるで知らん
・本棚、同じ作家サンに偏ってないのは逆に不自然では
・新潟長岡の花火なんぞ知らん(お父さんの話し方は長岡の人と微妙に違うし、長岡の人が花火のことしか考えてないってのもどうなん)
・社会に揉まれ、大好きだったものが手につかなくなる人もいるが、麦クンあまりにも変わりすぎ
・倦怠期から別れのシーンまで冗長に感じる
…とか言う人もいるだろうけど苦笑
それらすら、最後まで通して観ると、二人の5年間の恋
を描き切るには必要なことだったと思う。
何よりキャスティングが秀逸。有村架純-絹ちゃんの見つめる演技と、菅田将暉-麦クンの目を逸らす演技は、二人に生まれた心の距離を見事に表現している。
その他キャストも演技巧者揃いで何気に豪華。(演技力が伴っていない人への配役すら、きちんと考えられていた…)
趣味趣向がぴったりで相性も良かった二人が、社会の中で距離ができ…というのはありがちな話。だが、絹ちゃんが就活してる時点で「リアリズムな女が変わって、絵描きの夢見る男が変わらん」…という予感もいい意味で裏切られる。しかも、菅田将暉が、言いそうもないリアリズムでアナログな社会家庭的台詞を繰り返し言うとか、もうたまらない!笑
そして、二人の間の小道具やサブカル趣味嗜好も、一つ一つが丁寧に作られていたのも素晴らしい。
・白スニーカー(奇跡的お揃い…脱ぐまで気がつかない!→社会人靴→初々しいカップルの…思い出すがもう戻れない、喪失感)
・Switch(TV脇のコントローラー→携帯モード→絹ちゃんTVで一人プレイ、やんやある→傷心の麦クン一人でプレイ)
・再演された舞台(映画やイベントじゃないところがミソ! 「前に見ただろ」と麦クンは言ったが舞台好きな人はきっとツッコミ入れると思う)
・今村夏子(二人の価値観の象徴。お揃いスニーカーって『ピクニックから来てる…? 5年間て長さも今村作品スパンにぴったり笑 芥川賞受賞ネタも。)
丁寧さという点では、菅田有村の次にキャストクレジットされてる細田佳央太くん・清原伽耶ちゃんカップルの存在。作中では苗字でしか呼び合わないけど、ちゃんと下の名前まで設定されてるのね。明るい未来なのか、絹麦カップルの別れを予感させるのか…。
いずれにしろ、「あるある」と共感できるかどうか…で評価も分かれるとは思う。好みじゃないという方も、丹念に作られてる点をご覧いただきたいな。
別に花束でもない
好き同士でも、年月が経つにつれ、なあなあになっていくんだな。それが我慢できるうちはいいけど。我慢していくとだんだん綻びができていく。
主人公と同じ名前だったので、否応なしに感情移入していったんだけど、仕事の捉え方が仕事に囚われていく。そんな人生は楽しいのか?仕事に対して色々と考えてしまった。
あんなにも趣味嗜好が似ていても最後は別れるのが悲しい。菅田将暉の最後の説得は男という全人格を素直に現した説得だと思った。個人的にとても悲しい映画になってしまった。
偶然
若い男女の恋愛と日常を描いた作品。
偶然が少し多すぎるなと思うけれど、それだけ趣味や思考が合う相手もきっとどこかにいるのかもしれない。
この人♩って直感で感じて出会えるって素敵だな。
リアルな恋愛模様を描いていて、とても素敵な2人ではあるけれど、映画としては単調で変化なく少し退屈に。
たくさん恋してる人には心ときめいて共感する部分も多いのではと思います。
冒頭のシーンをみると、やっぱりこの2人は価値観が合うお似合いの2人ですね。
モノローグが多い、いまどきの物語。
坂元裕二先生の映画作品。
・モノローグを多用していているのが気になった。もう少し人物を想像させて欲しいというか、全部答えを言われている感じがしたので、もっと観客を信用してくれても良いかも。
・それにしても、色々都合が良すぎではないか? 同じファミレスの同じ席の同じ様なカップルで、同じ様な靴履いて、同じ様に本を交換している所にたまたま居合わせる確率って、自分的には奇跡に近くて、それを必然性もなく描いてしまうところが、非常に作家都合に見えてしまい、正直萎えた。
・坂元裕二ワールドというより北川悦吏子の作品を見せられている様な感じ。自己陶酔型。
・京王線がスポンサーなのか知らないけど、サブカルお洒落でしょオーラ出し過ぎ。サブカル好きだけに、かえって鼻についた。
※期待してしただけに少し残念な印象です。オダギリジョーの無駄遣い感が印象に残りました。
と、批判的だけど、やっぱり坂元裕二先生の作品なので☆は3つ。
ただの恋愛映画ではない
深い。
女性側の考え方、男性側の考えかた。
少しずつのズレが生じてしまうのは仕方ない。
歩み寄る事が大切なのだ。それが無理なら別れるしかないのだ。
冒頭は、こんな出会いは運命感じちゃうよね〜。
こんな偶然ある〜♡みたいな。
ジョナサンで告白するシーン。若い頃が懐かしく思えた。
そして、よせばいいのに同棲。
同棲する前の就活を断念しちゃうのも、心の中で【ないわー(笑)】と、
フリーターの割には良い生活送ってるじゃないか、そっか親からの仕送りかと、仕送りは花火の寄付金へと変わり。
そしてムギくんも、『就活するわ』と心変わり。
就職する事を良きと思ってないのかな?キヌちゃんは、、、。イヤイヤ働いた方がいいでしょーよ〜とまた心の中で叫んでしまった。
人って、生活の送り方、過ごし方でいくらでも考えは変わるもの。仕方がない事。
そして、2人の溝が徐々に深くなってしまう。
仕事って本当に大切だ。
生きるために仕事するのだから。
やっぱり、結婚前の同棲は反対だなぁとつくづく感じた。
結局、恋愛って別れるか結婚するかとどちらかしかないのだから、行き急ぐ事はないのだ。
この作品はリアルな所が見え隠れして、男女の感情が良い感じに表現されていて、ありきたりな恋愛映画ではなくヒューマン系に近いのかなぁ。
とても素敵な作品でした。
今日も素晴らしい作品に出会えてし幸せです。
恋愛体質
恋人が欲しいなら、恋愛映画を観ると良い、恋愛体質になるから、と何かで読みました。
それ、若い時に教えて欲しかったなあ、そうしたら、少しは積極的に観たかもしれないのに。
恋愛映画は観ていて気恥ずかしくなるから苦手で、今までほとんど観ませんでした。だから、私はこの映画を観ても、楽しそうだねとは思うものの、良さがよくわかりません。2人が付き合おうと決めた後の横断歩道での会話辺りから、集中力が途切れてきました(早いって!)
幾つか感じたこと。
タイトルに”花束”とありますが、花はあまり出て来ないんですね。花束を買ったり、花の名前の話をしたりはしますが、後は出て来なかったような。絹は特に花が好きとかでもないし。
2人は沢山語り合ったけど、内容は気の合う友人との飲み会なんかで盛り上がりそうなことばかり。先輩の通夜で、絹はさほど悲しめない理由を話さなかった。それ以前に、あの先輩は女性に暴力をふるうような人だから私は嫌い、とどうして話しておかなかったんだろう。友達の相性は、好きなもの(こと)の共通点が多い、という事でしょうが、恋愛(結婚)の相性は、許せないことの基準が似ている、という事も大事だと私は思います。2人は楽しいことしか話してなかったですね。もっと早くに本音を話せていたら・・・
2人の4年間の積み重ねはあまり感じられず、花束と言うよりお花畑だな、と思いました。
でも。嫌だなと思う所はありませんでした。「劇場」や「糸」より本作の方が好きです。
ーーーーーーーーー<追記>―-------ーー
本作は内容に対してタイトルがちょっとおしゃれ過ぎと感じました。何かもっとロマンチックなエピソードがあれば別ですが。
麦と絹がこの恋を振り返ったら、「ゴール前のパスの意思疎通が不足していた」とか、「トーストのバターみたいに、片側にしか注意を払ってなかった」とか、「でも、本棚に大切な本が1冊増えた」とか表現しそうじゃないですか。
夫婦で見るべし
結婚9年目の旦那と2人で見に行きました。
この映画を見て、私達は昔は恋人で一緒にいない時も私は彼のことを想っていて、、。そんな時期を思い出しました。
今は日々の生活に追われてお互い空気のような存在になっている私達夫婦。
変わってしまった現実に気づき涙してしまいました。
一緒に見ていた旦那も私と同じことを思ったらしく
映画を見終えた後から昔のように旦那が私に優しく接してくれました。
初々しいカップルで見るのはオススメしませんが、夫婦で見るのはとってもオススメ!
菅田さんと有村さんの演技も素敵すぎて
最後のファミレスのシーン本当に泣けた、、、。
誠実な恋愛映画・・☆
坂元裕二の脚本。
冒頭から、畳み掛けるようなセリフで 坂本裕二の世界観満載。
物語は、二人の出会いから別れまでが小さなエピソードも含めて
淡々と綴られてていきます。
今時の恋愛映画のように、劇的な展開は何もなく普通のことが続きます。
それが、すごく切ない・・
ジャストエイジの人が見たら、たまらないのではないか。
セリフ一つ一つと登場する小説の作家・題名・漫画等、全てが彩りを
加えていく。
最後のファミレスのシーン。
確かに少ししつこくは感じるが、別れた人がいる人はかつての自分を
幾つになっても振り返ると思う。
ある歳に恋をする。
それは、やはり代えがたいものなんだ・・☆
Comme Des Gathering Flowers!!!!?????
個人的にはサクサクと。(笑)
まあ笑えてよかったけれど。
個人的にはチョイエロ感とアクション、スーパースピード感と
ギャグをもっとちりばめて、もっとサクサク、ストーリーも並列に、そして、
時間軸をずらしながら、妄想的に、SF的に、空想的に、未来的に。(笑)
そんな映画が観てみたいようなどうなのか。(笑)
まあ個人的には満足してしまいました。(笑)(笑)
ジョナサンとか。(笑)
銀座の333バーとか。(笑)
こまかい演出で。(笑)
さわやかのハンバーグとか。(笑)(笑)
まあいろいろあるのかどうなのか。(笑)(笑)
ある種の、恋愛映画+プラス、プラスで、なんか楽しめてしまいました。(笑)(笑)
Like a Flower!!!????
個人的にはけっこう、かなり笑えまして。(笑)
まあ、そうなるようなどうなのか。(笑)
サクサク感もよかったけれど。
もっとサクサクいって、さらなる展開までも。(笑)
だと行き過ぎかもと。(笑)
まあ個人的にはアクションを盛り込んで、もう少し馬鹿馬鹿しく遊んで欲しいという。
希望をもってしまいますが、やはり、落とせなくなってしまうので、
仕方がない。(笑)
笑えて、良かったような。(笑)(笑)
好き映画の1つになりました
価値観のズレで、あーあるあるだな〜😵て あたし割と麦くん派寄りの考えだったんだよね(だよね) 今やらなきゃ未来もなにもどうしようもないし、その為に頑張っている麦くん。
麦くんがいってた言葉を大切にしてく絹ちゃん。
2人で話し合うんだけど、解決しようと話す麦くんの言葉で絹ちゃんがションボリすると思う部分が超わかる😭💦
感受性が似てる人は涙する映画だと思います!
ふたりの笑顔がいい。
同じ感じ方をするふたり。女同志の様。
二人の柔らかな会話にくすっと笑いが。なんか可愛いな~。と。私は経験がないのですが。うん。あるあると共感している。ケンカらしいケンカもなく 何故 別れる事になるのか…。でもどちらのいい分もわかります。体(心)にビシビシと伝わってきます。
絹からの思い 麦からの思いがナレーションが入るのでとても分りやすい。
絹と結婚する為に就職したのに微妙に絹との考え方が違ってくる。そこで別れが…
それでも麦は結婚しようと告白するが。
麦の告白の言葉に私はうなずきました。うん。そう。乗り越えられると。でも。絹の決心は変わらなかった。
初めてあったファミレスで5年前の自分たちの様なふたりが入って来た。清原果邪が出てきてちょっと違和感を感じました。
知らない俳優さんでサラっと演じてくれた方がよかった。別れかたもいい。(こんな別れ方もあるのね)
有村架純 菅田将暉は何者で共演していて大学で付き合っているふたり。お似合いだなぁ~と思っていたのでこの映画はその延長にある感じもしました。
最後まで爽やかさが残る後味のよい映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
菅田将暉×有村架純×坂元裕二がエモすぎる。
誰もが好んで観られる物語。
その中でも特に刺さるんじゃないかと思うのは、恋愛も就活も社会人生活も、酸いも甘いも経験した20代後半の人だと思う。
もちろん中学生や高校生が観ても楽しめる作品ではあるが、学生から社会人に代わった時のあの感じはなかなか理解するのは難しいだろう。
いつでも変わってしまうのは男の人なんだよなって感じたり…。
「僕の目標は、絹ちゃんとの現状維持です」って言ってたのにな…。
誰もが恋焦がれる理想の恋愛の形を菅田くんと架純ちゃんが演じることによってますますエモさが増す。
最後は、ちょっと二人の復縁を望んでしまう私もいたり。
でも、あれがハッピーエンドなんじゃないかと。
もう恋人の二人には戻れなくても、あの恋があって良かったと思えるならばそれがきっと花束みたいな恋なんだと思う。
個人的に、「俺映画結構詳しいよ」的なことを言ってたサラリーマンが最近見た映画に『ショーシャンクの空に』を挙げてたのが一番ウケた。
花束みたいな○○恋をした。○○に入る言葉を答えよ。
一度は誰もが経験したことがある、恋をするがゆえの葛藤。ありふれた悩みを、ここまで瑞瑞しく鮮やかに切り取れる土井監督と脚本の坂元さん、そして菅田将暉、有村架純の同年代俳優の地力を感じた。
生まれるべくして生まれたバイブルにしたい一作。
大学生の麦と絹。出会いのきっかけは予告編の通り劇的。出会ったその日に家に招いて濡れた髪の毛乾かさないよ!笑とツッコミながら、序盤はフィクション要素を十分楽しむ。運命の糸に引き寄せられた2人が、恋に落ちるのに時間は必要なかった。
理由は異なるもののフリーターとして新たな生活を始めた2人。しかし直後に、働いて生活する、言い換えると生活するために働くという課題に直面する。
恋愛における環境の変化は年代を問わず存在し続けるもの。事実、土井×坂元タッグの前作『カルテット』は、30代を登場人物にした群像ドラマだった。
"大人"にならなきゃという焦燥感と学生気分がなかなか抜けないもどかしさ。『はな恋』で描かれた要因は、私自身26歳ということもありリアリティをとても感じた。
当初の熱が継続する恋愛は、まず存在しない。しかし外野からは冷めているようでも繋がっている。そんな2人にしか存在しない距離感が、本作では絶妙だ。実際、決定的な亀裂が描かれる場面はない。だって存在しないんだから。強いて言うなら通夜に行ったあの夜か。
いつもそばにいるのに心が離れていく感覚に陥る、なぜ恋は一筋縄にいかないのだろう。。
お互いの気持ちを悟り、最後はせめて笑った状態で、と同じ考えに至る2人が何とも切ない。祝福されるべき場面で静かに忍び寄る"終わり"の演出が憎い。←涙腺崩壊
最初のデートで使ったファミレスで言葉を紡ぎ合う姿、そしてその後の清々しさが辛い。"別れる"と決めたはずなのに"結婚しよう"と言ってしまう。これが5年近く付き合った2人の現実だろう。
学生時代京王線(明大前)を使っていたこともあり、当時を思い出しながら観ていた。
カラオケ帰りの麦とトイレットペーパーを抱えた絹。あそこか…!と一人突っ込みながら始まり、ガスタンクの際に出てきた芦花公園や、パン屋の木村屋(生活圏徒歩10分以内にあったような)など固有名詞にいちいち反応してしまう。(サブカルには疎くてほとんど対応できず)
個人的には、明大前あるあるや学生あるあるをもう少し盛り込んでいたらより楽しめたかも。
真面目な麦と深刻ぶらない絹。
好きな監督、好きな作者、好きな音楽、趣味と言う趣味が驚くほど一緒なのに、何かが違う。
"価値観のすれ違い"を20代半ばの視点から写し出し、恋に燃え上がる美しさとその裏に見え隠れする儚さが尊い5年間だった。
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