花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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モノローグが多い、いまどきの物語。
坂元裕二先生の映画作品。
・モノローグを多用していているのが気になった。もう少し人物を想像させて欲しいというか、全部答えを言われている感じがしたので、もっと観客を信用してくれても良いかも。
・それにしても、色々都合が良すぎではないか? 同じファミレスの同じ席の同じ様なカップルで、同じ様な靴履いて、同じ様に本を交換している所にたまたま居合わせる確率って、自分的には奇跡に近くて、それを必然性もなく描いてしまうところが、非常に作家都合に見えてしまい、正直萎えた。
・坂元裕二ワールドというより北川悦吏子の作品を見せられている様な感じ。自己陶酔型。
・京王線がスポンサーなのか知らないけど、サブカルお洒落でしょオーラ出し過ぎ。サブカル好きだけに、かえって鼻についた。
※期待してしただけに少し残念な印象です。オダギリジョーの無駄遣い感が印象に残りました。
と、批判的だけど、やっぱり坂元裕二先生の作品なので☆は3つ。
ただの恋愛映画ではない
深い。
女性側の考え方、男性側の考えかた。
少しずつのズレが生じてしまうのは仕方ない。
歩み寄る事が大切なのだ。それが無理なら別れるしかないのだ。
冒頭は、こんな出会いは運命感じちゃうよね〜。
こんな偶然ある〜♡みたいな。
ジョナサンで告白するシーン。若い頃が懐かしく思えた。
そして、よせばいいのに同棲。
同棲する前の就活を断念しちゃうのも、心の中で【ないわー(笑)】と、
フリーターの割には良い生活送ってるじゃないか、そっか親からの仕送りかと、仕送りは花火の寄付金へと変わり。
そしてムギくんも、『就活するわ』と心変わり。
就職する事を良きと思ってないのかな?キヌちゃんは、、、。イヤイヤ働いた方がいいでしょーよ〜とまた心の中で叫んでしまった。
人って、生活の送り方、過ごし方でいくらでも考えは変わるもの。仕方がない事。
そして、2人の溝が徐々に深くなってしまう。
仕事って本当に大切だ。
生きるために仕事するのだから。
やっぱり、結婚前の同棲は反対だなぁとつくづく感じた。
結局、恋愛って別れるか結婚するかとどちらかしかないのだから、行き急ぐ事はないのだ。
この作品はリアルな所が見え隠れして、男女の感情が良い感じに表現されていて、ありきたりな恋愛映画ではなくヒューマン系に近いのかなぁ。
とても素敵な作品でした。
今日も素晴らしい作品に出会えてし幸せです。
恋愛体質
恋人が欲しいなら、恋愛映画を観ると良い、恋愛体質になるから、と何かで読みました。
それ、若い時に教えて欲しかったなあ、そうしたら、少しは積極的に観たかもしれないのに。
恋愛映画は観ていて気恥ずかしくなるから苦手で、今までほとんど観ませんでした。だから、私はこの映画を観ても、楽しそうだねとは思うものの、良さがよくわかりません。2人が付き合おうと決めた後の横断歩道での会話辺りから、集中力が途切れてきました(早いって!)
幾つか感じたこと。
タイトルに”花束”とありますが、花はあまり出て来ないんですね。花束を買ったり、花の名前の話をしたりはしますが、後は出て来なかったような。絹は特に花が好きとかでもないし。
2人は沢山語り合ったけど、内容は気の合う友人との飲み会なんかで盛り上がりそうなことばかり。先輩の通夜で、絹はさほど悲しめない理由を話さなかった。それ以前に、あの先輩は女性に暴力をふるうような人だから私は嫌い、とどうして話しておかなかったんだろう。友達の相性は、好きなもの(こと)の共通点が多い、という事でしょうが、恋愛(結婚)の相性は、許せないことの基準が似ている、という事も大事だと私は思います。2人は楽しいことしか話してなかったですね。もっと早くに本音を話せていたら・・・
2人の4年間の積み重ねはあまり感じられず、花束と言うよりお花畑だな、と思いました。
でも。嫌だなと思う所はありませんでした。「劇場」や「糸」より本作の方が好きです。
ーーーーーーーーー<追記>―-------ーー
本作は内容に対してタイトルがちょっとおしゃれ過ぎと感じました。何かもっとロマンチックなエピソードがあれば別ですが。
麦と絹がこの恋を振り返ったら、「ゴール前のパスの意思疎通が不足していた」とか、「トーストのバターみたいに、片側にしか注意を払ってなかった」とか、「でも、本棚に大切な本が1冊増えた」とか表現しそうじゃないですか。
夫婦で見るべし
結婚9年目の旦那と2人で見に行きました。
この映画を見て、私達は昔は恋人で一緒にいない時も私は彼のことを想っていて、、。そんな時期を思い出しました。
今は日々の生活に追われてお互い空気のような存在になっている私達夫婦。
変わってしまった現実に気づき涙してしまいました。
一緒に見ていた旦那も私と同じことを思ったらしく
映画を見終えた後から昔のように旦那が私に優しく接してくれました。
初々しいカップルで見るのはオススメしませんが、夫婦で見るのはとってもオススメ!
菅田さんと有村さんの演技も素敵すぎて
最後のファミレスのシーン本当に泣けた、、、。
誠実な恋愛映画・・☆
坂元裕二の脚本。
冒頭から、畳み掛けるようなセリフで 坂本裕二の世界観満載。
物語は、二人の出会いから別れまでが小さなエピソードも含めて
淡々と綴られてていきます。
今時の恋愛映画のように、劇的な展開は何もなく普通のことが続きます。
それが、すごく切ない・・
ジャストエイジの人が見たら、たまらないのではないか。
セリフ一つ一つと登場する小説の作家・題名・漫画等、全てが彩りを
加えていく。
最後のファミレスのシーン。
確かに少ししつこくは感じるが、別れた人がいる人はかつての自分を
幾つになっても振り返ると思う。
ある歳に恋をする。
それは、やはり代えがたいものなんだ・・☆
Comme Des Gathering Flowers!!!!?????
個人的にはサクサクと。(笑)
まあ笑えてよかったけれど。
個人的にはチョイエロ感とアクション、スーパースピード感と
ギャグをもっとちりばめて、もっとサクサク、ストーリーも並列に、そして、
時間軸をずらしながら、妄想的に、SF的に、空想的に、未来的に。(笑)
そんな映画が観てみたいようなどうなのか。(笑)
まあ個人的には満足してしまいました。(笑)(笑)
ジョナサンとか。(笑)
銀座の333バーとか。(笑)
こまかい演出で。(笑)
さわやかのハンバーグとか。(笑)(笑)
まあいろいろあるのかどうなのか。(笑)(笑)
ある種の、恋愛映画+プラス、プラスで、なんか楽しめてしまいました。(笑)(笑)
Like a Flower!!!????
個人的にはけっこう、かなり笑えまして。(笑)
まあ、そうなるようなどうなのか。(笑)
サクサク感もよかったけれど。
もっとサクサクいって、さらなる展開までも。(笑)
だと行き過ぎかもと。(笑)
まあ個人的にはアクションを盛り込んで、もう少し馬鹿馬鹿しく遊んで欲しいという。
希望をもってしまいますが、やはり、落とせなくなってしまうので、
仕方がない。(笑)
笑えて、良かったような。(笑)(笑)
好き映画の1つになりました
価値観のズレで、あーあるあるだな〜😵て あたし割と麦くん派寄りの考えだったんだよね(だよね) 今やらなきゃ未来もなにもどうしようもないし、その為に頑張っている麦くん。
麦くんがいってた言葉を大切にしてく絹ちゃん。
2人で話し合うんだけど、解決しようと話す麦くんの言葉で絹ちゃんがションボリすると思う部分が超わかる😭💦
感受性が似てる人は涙する映画だと思います!
ふたりの笑顔がいい。
同じ感じ方をするふたり。女同志の様。
二人の柔らかな会話にくすっと笑いが。なんか可愛いな~。と。私は経験がないのですが。うん。あるあると共感している。ケンカらしいケンカもなく 何故 別れる事になるのか…。でもどちらのいい分もわかります。体(心)にビシビシと伝わってきます。
絹からの思い 麦からの思いがナレーションが入るのでとても分りやすい。
絹と結婚する為に就職したのに微妙に絹との考え方が違ってくる。そこで別れが…
それでも麦は結婚しようと告白するが。
麦の告白の言葉に私はうなずきました。うん。そう。乗り越えられると。でも。絹の決心は変わらなかった。
初めてあったファミレスで5年前の自分たちの様なふたりが入って来た。清原果邪が出てきてちょっと違和感を感じました。
知らない俳優さんでサラっと演じてくれた方がよかった。別れかたもいい。(こんな別れ方もあるのね)
有村架純 菅田将暉は何者で共演していて大学で付き合っているふたり。お似合いだなぁ~と思っていたのでこの映画はその延長にある感じもしました。
最後まで爽やかさが残る後味のよい映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
菅田将暉×有村架純×坂元裕二がエモすぎる。
誰もが好んで観られる物語。
その中でも特に刺さるんじゃないかと思うのは、恋愛も就活も社会人生活も、酸いも甘いも経験した20代後半の人だと思う。
もちろん中学生や高校生が観ても楽しめる作品ではあるが、学生から社会人に代わった時のあの感じはなかなか理解するのは難しいだろう。
いつでも変わってしまうのは男の人なんだよなって感じたり…。
「僕の目標は、絹ちゃんとの現状維持です」って言ってたのにな…。
誰もが恋焦がれる理想の恋愛の形を菅田くんと架純ちゃんが演じることによってますますエモさが増す。
最後は、ちょっと二人の復縁を望んでしまう私もいたり。
でも、あれがハッピーエンドなんじゃないかと。
もう恋人の二人には戻れなくても、あの恋があって良かったと思えるならばそれがきっと花束みたいな恋なんだと思う。
個人的に、「俺映画結構詳しいよ」的なことを言ってたサラリーマンが最近見た映画に『ショーシャンクの空に』を挙げてたのが一番ウケた。
花束みたいな○○恋をした。○○に入る言葉を答えよ。
一度は誰もが経験したことがある、恋をするがゆえの葛藤。ありふれた悩みを、ここまで瑞瑞しく鮮やかに切り取れる土井監督と脚本の坂元さん、そして菅田将暉、有村架純の同年代俳優の地力を感じた。
生まれるべくして生まれたバイブルにしたい一作。
大学生の麦と絹。出会いのきっかけは予告編の通り劇的。出会ったその日に家に招いて濡れた髪の毛乾かさないよ!笑とツッコミながら、序盤はフィクション要素を十分楽しむ。運命の糸に引き寄せられた2人が、恋に落ちるのに時間は必要なかった。
理由は異なるもののフリーターとして新たな生活を始めた2人。しかし直後に、働いて生活する、言い換えると生活するために働くという課題に直面する。
恋愛における環境の変化は年代を問わず存在し続けるもの。事実、土井×坂元タッグの前作『カルテット』は、30代を登場人物にした群像ドラマだった。
"大人"にならなきゃという焦燥感と学生気分がなかなか抜けないもどかしさ。『はな恋』で描かれた要因は、私自身26歳ということもありリアリティをとても感じた。
当初の熱が継続する恋愛は、まず存在しない。しかし外野からは冷めているようでも繋がっている。そんな2人にしか存在しない距離感が、本作では絶妙だ。実際、決定的な亀裂が描かれる場面はない。だって存在しないんだから。強いて言うなら通夜に行ったあの夜か。
いつもそばにいるのに心が離れていく感覚に陥る、なぜ恋は一筋縄にいかないのだろう。。
お互いの気持ちを悟り、最後はせめて笑った状態で、と同じ考えに至る2人が何とも切ない。祝福されるべき場面で静かに忍び寄る"終わり"の演出が憎い。←涙腺崩壊
最初のデートで使ったファミレスで言葉を紡ぎ合う姿、そしてその後の清々しさが辛い。"別れる"と決めたはずなのに"結婚しよう"と言ってしまう。これが5年近く付き合った2人の現実だろう。
学生時代京王線(明大前)を使っていたこともあり、当時を思い出しながら観ていた。
カラオケ帰りの麦とトイレットペーパーを抱えた絹。あそこか…!と一人突っ込みながら始まり、ガスタンクの際に出てきた芦花公園や、パン屋の木村屋(生活圏徒歩10分以内にあったような)など固有名詞にいちいち反応してしまう。(サブカルには疎くてほとんど対応できず)
個人的には、明大前あるあるや学生あるあるをもう少し盛り込んでいたらより楽しめたかも。
真面目な麦と深刻ぶらない絹。
好きな監督、好きな作者、好きな音楽、趣味と言う趣味が驚くほど一緒なのに、何かが違う。
"価値観のすれ違い"を20代半ばの視点から写し出し、恋に燃え上がる美しさとその裏に見え隠れする儚さが尊い5年間だった。
タラレバ
若いころ彼女との楽しかった同棲生活を
思い出した。
終わってしまう人そのまま結婚する人もいるでしょう…。
タラレバさせてくれましたw
まったり観るにはgood!
カップルで観に行くのは微妙かも…。
思わぬ日本製恋愛映画の佳作。巧みな脚本、確かな演出、確かな演技で、一つの恋の始まりから終わりまでを丁寧に描いて好感が持てる。
①脚本が巧い。伏線の張り方が良く恐らく二度、三度の再鑑賞に耐えうる。ユーモア、皮肉、冷徹な視点等が塩梅よく散りばめられている。②土井裕泰の演出も『罪の声』(実際にはどちらが先だったかは知らないが)に続いて好調。③菅田将暉も『糸』では停滞しているように思えたが、ここではやはり若手きっての演技派の実力を見せる。有村架純もひけをとらない好演。④恋愛感情は2~3年続けば良い方と言われるが、ここでも生活という側面から二人の恋愛が揺すぶられ始める。当たり前と言えば当たり前の展開ではあるが、普通は女性の方がリアリストの筈がここでは男の方が先にリアリストになってしまうのが新しいか。でも男が仕事を言い訳にし出すのはどの時代でも同じか。⑤トラックごと荷物を東京湾に捨てた運転手のエピソードが途中で出てきて、運転手は「誰にでも出来る仕事が嫌だった。俺は労働者じゃない。」と動機を語っていたが、それは間違っていると思う。誰にでも出来る仕事の中でどう自分の色を出していけるかが出来るようになって初めて仕事をしていると言えると思う。「社会や世間に迎合して才能を潰すな」と言っていた菅田将暉の先輩が、やがて何時までも社会に受け入れられない鬱屈からDVに走り挙げ句は自殺同然の死に方をしたり、有村架純の両親が「新卒で社会に出ない人間は反社会的分子と見なしている」(笑える)人達であったり、社会・仕事・家族(世間と言ってもいい)をちゃんと描いているのが量産されるマンガ原作の浮世離れした恋愛映画と一線を画しているところ。⑥別れ話が切り出されるファミレスのシーンで、菅田将暉が未練がましく「別れたくない。結婚して家族になって“幸せ”になろう」とお決まりの曖昧な台詞を吐いた時点で、ああこの恋愛はもう駄目だな(その前から駄目になっていたわけですが)、と思った。「“幸せ”になろう」「“幸せ”になりたい」と人は簡単に言うが、“幸せ”って何なの?と思ってしまう。そもそも“幸せ”の概念が良く分からないし、人によって“幸せ”の意味や形は全部違う筈だから、自分の“幸せ”を人に押し付けている時点で終わりだと思うな。確かに恋愛と結婚とは別で、結婚を円満に続ける秘訣は「お互い空気のような存在になること」とは良く言われるが(それはそれで正論ではあるが)有村架純はそれを望んでいた訳ではないだろうから。⑦また、オダギリジョーの台詞で「一人で寂しいより二人で寂しい方が辛い」というのがあったが(私はこちら派)、恋愛感情がなくなっても或いは煮詰まっても一人にはなりたくないから、ズルズルと関係を続けたり結婚したりするんでしょうね。それを決して悪いとは言わないけれども。⑧まあ、そう言うわけで二人の恋愛にかこつけて色んな事を考えさせてくれる映画でもあるわけです。ラスト偶然再会した二人が背を向けたままバイバイするところはライザ・ミネリの『キャバレー』(1972)のオマージュかな、と思ったけれど。
多幸感と切なさの裏側に潜む〝冷徹〟
あ、それあるよなー
その本、オレも好き❗️
AKIRAのKCデラックス版❗️
実家に行けばうちにもあるぜ‼️
そんな歓喜に満ちた共感に溢れた映画です。
ズルイッ‼️
でも、作家の名前を聞いたときは小川洋子さんしか読んだことがなくて、なんだか菅田将暉さんに嫉妬して、帰路の乗り換え駅の大型書店で、今村夏子さんの『ピクニック』の収められたちくま文庫の短編集を買って帰ることになりました、まんまと嵌められた気分です。
でも、自分が、〝今村夏子のピクニック読んでも何も感じない人〟かどうか知りたくなりませんか⁉️
ちくま文庫は新潮文庫と違って紐の栞はついてないし、角川文庫のカドフェス的なキャンペーン用の紙の栞もついてないんですね。栞(しおり)ネタがちゃんと活きてる❗️
でも、東宝シネマズの半券はネット予約専用機だと感熱紙というかコンビニのレシートと同じような素材なので栞には向かないんですよね。早稲田松竹の半券のほうがしっかりしてるのかな?
菅田将暉さんの口から語られる現実的な(世間的には)正論。
仕事には責任がある(あの人の受け売りですけど)。
恋愛感情なくなったって…
気持ちが変わってからも、嫌なところ目つぶりながら暮らしてる人たちいるよ。
家族になったら上手くいくと思う。
ベビーカー押して高島屋行こうよ。
絹はこう応じる。
ハードル下げて、こんなものなのかなって思いながら暮らして、それでいいの?
こんな絹に対して、「それでいい」という回答以外の言葉で応えられる男性はほとんどいないのではないでしょうか。
ハードルを下げないで現状維持を選んだカップルが経済的な窮地に陥った時に、今の社会は手を差し伸べてくれません。お金のことだけいえば、生活保護でも受けたら?という宣言とともに、あなたたちはそちらの世界でそれなりに頑張ってください、でも私たちの納めた税金で生き延びてることを忘れないでね。
そうやって、知らないうちに精神的に卑屈にならざるを得ない状況に追い詰められる構造になってます。
制度はあるけれど、未来への優しさはありません。
この映画の冷徹さの正体。
それは、映画を見てる間の幸福感は与えてくれるけれど、将来展望への解については、一切が鑑賞者側に委ねられることだと思います。
終電逃した4人の社会人2人
絹と麦がタクシーを降りて、2人はまたタクシーに乗り込んでどこか行ったけど、あれはラブホだよね?!
俺たちは大人だから楽しみに行こうぜ、って感じがします。
対比で、絹と麦の純粋さを表現してるんですよね。
そういうところの細かさがすごいと思います。
昔の自分を重ねてた
本当に期待して楽しみにしていた映画。
20代の子供でも大人でもない境目で奇跡的にも出逢った2人の花束みたいな5年間。
大人になりきれない、まだなりたくない。
早く大人になって今、隣にいる人とずっと一緒に居たい。
どっちの気持ちも分かる。
自分が通ってきた道だから。
親しい人の死と結婚を目の前にして2人は別れを選んでしまう。
最後のファミレスのシーンは最高。
あそこで昔の自分たちを投影しなかったら?もしかして?って思うこともあるだろう。
でも1年後に再会した時の2人は思い出を宝物にしていた。
2人が後ろ向きで手を振るシーンは胸が熱くなった。
私の心の奥底に眠ってた遠い記憶がスクリーンに映し出されたような感覚になった。
菅田将暉、有村架純でなければ、麦と絹は成立しないだろう。
若くて恋愛真っ只中のカップルには刺さらないかもしれない。
でもオバさんだからこそ、花束みたいな恋をした経験がある者たちだからこそ今の若い世代に見て欲しいと思える作品でした。
神?
一つの恋の始まりから終わりまでを描いた作品。
出会いの二人が意気投合していくシーンは胸がキュンキュンしていた分、麦の就職をきっかけに二人の恋が色褪せていくのを見るのは辛かった。
それにしても、「スカイ・クロラ」以降パッとしない押井守を今の若い世代の中に神扱いする人がいたのは驚いた。
映画を観た人の中でどの程度あのシーンを理解できただろう?
等身大でリアルだからこそ刺さる
恋愛映画は苦手な分野でした。
だってどの映画も「病気」「事故」「死」「貧富の格差」みたいな題材でいかにもお涙頂戴、みたいな映画が多かったから。
泣けはするけど、共感はできない。そんな映画ばかりでした。
しかしこの映画は違います。
一番リアルで、本当に難しい恋愛の始まりから結婚までの「壁」を表現しています。
自分には刺さりすぎました。
5年の付き合い、同棲、仕事に関する価値観の違い、ゲームや漫画、共通の友人の結婚式、、
男と女の考え方の違い。
どれだけ趣味や好きなものが合っていたとしても、それだけでは結婚とはなれない二人。
でも本当に花束のように美しく楽しかった日々。
個人的に刺さったシーンは、
プロポーズのシーンと、
最後のファミレスのシーンです。
口論の中、熱くなってプロポーズと受けてれることを言う麦。
プロポーズみたいな大事なことをこんなシチュエーションで言われるなんて想像していたプロポーズと違う、、と思う絹。
多くのカップルがキレイなプロポーズなんてしていない。
口喧嘩の中で、「結婚しよう」、こんなカップルって本当にたくさんいると思います。
ファミレスでの別れのシーン。
これから恋を初めていく二人と、恋が終わる二人の対比が素晴らしかった。
全く同じような経験があります。
ファミレスというところが本当にリアルで、別れ話をするためにファミレスに入って、周りはラブラブなカップルや、初々しいカップルばっか、その中で別れ話をする。
片方はまだ続けていきたいと思っている。
でももう片方は無理だとわかっている。
お互いが「わかっている」からこそ流す二人の涙。
全く同じ経験があったので刺さりました。
別れと引っ越しを決めてから、二人で過ごしているシーンも、全く同じ体験をしたことがありました笑
辛く悲しく、それでも美しく、鮮明に記憶に残る、まさに「花束」みたいな恋。
どれだけその時は嬉しくて綺麗でも、それがずっと続くわけではない。
本当にタイトルどおりの内容でした。
ゆっくりと余韻に浸りたい映画
2人の距離が縮まっていく過程、少しずつすれ違っていく様、セリフや仕草も含めて全てが素晴らしかった。脚本はもちろんだけど、菅田さんと有村さんの雰囲気が抜群に良かった。
サブカル好きに刺さる固有名詞、小道具、場所が出てきてそれもたまらない。
最後のファミレスのシーンは自分の映画史上、間違い無く忘れられない大好きなシーンとなった。一気に感情をえぐられて涙が止まらなかった。
コロナ禍で1ヶ月会ってない彼女の声が聞きたくなって、映画館を出た後すぐに電話した。出なかった。でもいい。俺はこの作品の余韻に浸った。こんなに余韻がすごいのは久しぶりだ。
自転車での帰り道、ファミレスのシーンを思い出して泣いた。その後スーパーで買い物してる時も思い出して泣いた。俺は本当にあのシーンが大好きだ。
ドラマでじっくり観たかった二人
結論から言うと、時間が足りてないんじゃないかな。この物語はありそうで絶対ないなと思う内容。理想論というか、現実にはあり得ない。ただ、それならハッピーエンドにして欲しかった。かなり中途半端な終わり方。続編でもあるんだろうか、そう思わせる終わり方だった。しかしセリフはかなりいい。グッと来るところは多かった。ただ、マニアックな名前とかはいまいち入って来なかった。
ズバリ言うと、映画ではなく、ドラマでワンクールじっくり観ていたかった二人。とても良かった。さらに最後の清原果耶はめちゃくちゃ良かった、ごそっと持っていった感じ。個人的にはハッピーエンドの続編希望します。
全254件中、221~240件目を表示