花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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最後のファミレスの別れのシーンは厳粛な気持ちになった。居合わせたカ...
最後のファミレスの別れのシーンは厳粛な気持ちになった。居合わせたカップルの清原伽耶の破壊力がすさまじかった。
リアルすぎて見ていて切ない
色んな恋愛映画観てきたけど、一番共感できた恋愛映画だった。よくある大学生の恋愛をリアルに伝える映画で、ドラマチックではないものの自分達が経験してきた恋愛に当てはまる部分が多々あり、主人公達に共感してしまう。20代、30代は是非観て欲しい映画。
リアルと親近感に徹した恋物語
菅田将暉、有村架純の共演ということで、劇的な展開の派手なラブストーリーを想像していたが全く違っていた。二人の大学生の恋愛の春夏秋冬を斬新な手法を使って、時代背景を取り込んで、緻密に綴った典型的なビタースイートなラブストーリーだった。 本作の主人公は、大学生の山根麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)。彼らは、終電に乗り遅れたことで偶然出会い、二人の共通点、共感点が多いことで意気投合し、次第に惹かれ合っていき同棲生活を始める。当初は、些細なことまで完全共感でき、幸せに満ちた蜜月状態の二人だったが、時間が経つにつれ、僅かな考え方の食い違いが起きるようになり、次第に二人の想いは噛み合わなくなっていく。そして、就職時期を迎え、自分の夢を追って生きるのか、自分の夢を捨てて生活のために就職するのかで、二人の心は乱れていく・・・。 麦と絹の心情を麦と絹自身がナレーションで吐露するという手法で、観客に情報提供される。観客も二人の心情を察するのではなく100%把握できる。二人のラブストーリーは、二人だけではなく、観客も二人に同化させられる。また、二人が恋愛中時代のトレンドが架空名ではなく実名で登場する。二人の恋愛のリアルさ、親近感は、従来のラブストーリーとは比べ物にならない。観客自身が麦であり絹になってしまう。 また、二人の恋人としての距離感がユニークである。甘い言葉もなければ、潤んだ目で見つめ合うこともない。愛し合っているのは分かるが、有り触れていて自然である。これが嘘のないリアルな距離感だろう。 本作の山場は、春夏ではなく秋冬の部分である。菅田将暉、有村架純のシリアスな演技のぶつかり合いは見応えがある。夢を追うか、現実的に生きるか、ここでも本作はリアルに着地する。 ラストで二人は恋愛の起点を目撃する。そして、二人が紡いできた恋愛への想いが溢れ出す。ナレーションはない。二人の想いは観客の想像に委ねられる。
せつなくて温かい失恋物語
花束はいつか枯れるのです。だからこそ生命あるものは愛おしい。失恋って、自分の中の恋心が失われることなのかもしれません。 主演のお二人が名もなき男女を完璧に演じられて、恋という生き物の有り様をドキュメンタリーのように見せてくださった。 恋が終わって、ハッピーエンド。泣けました!
ファミレスで繰り返される出会いと別れ。
2人の感情とその変化が分かりやすく、人気が出るのも納得の映画。 男女の別れだけでなく、「死」という別れも描いたのは良かった。 別れの原因として、どっちが悪いというわけでは無いことが、すごく切ない。 最初にファミレスで麦が絹に告白していた様子を、斜めの席から別れを迎える別のカップルが見ていたのでは、と勝手な妄想。そして5年後、今度は麦と絹が、これから交際を始めようとするカップルを見る。世界中のファミレスではこのように、出会いと別れが繰り返されているのではないか。 男女の出会いは必ず別れを内在しているというメッセージにも捉えられる。 これから最悪な状況に陥っても、ドイツに7点取られたブラジルのことを考えよう。
丁寧すぎて、心に残らなかった。
ストーリーとしてはおもしろかった。 ただ、恋愛と結婚の違い、付き合いたてから別れまで、理解は非常にできるが、逆に心情を描きすぎていて、共感できないというか、映画として残るものがなかった。 恋愛ドラマを数々担当されていた監督ということで、わかりやすい映画だったのだろうが、 ドラマティックでなくてもいいが、余白というか、もっと観客の考える隙間がほしかった。 作中ずっと、違和感なく見られた二人の演技は見事だった。
恋をするか、一緒に過ごせる人を選ぶか
お互い大切だけど、お互い表現が違うからすれ違う。 楽しい時間を作り共に楽しむか、この人と一緒にいたいからやりたくないことも一生懸命取り組むか。 どっちもたぶん一方通行。 相手のこと見てるようで、結局鏡に写る自分のこと見てる。 好きなものを渡されても、あっもらったからちゃんと受け取らないとっていう圧にもなるし、君と一緒に暮らせるよう僕頑張ってるよ的な感じ出されても私も頑張らないと💦っていうプレッシャーになる。 私だったら、最終的に考えるのめんどくなって、いや私頼んでねぇしって開き直る。恋愛。 でも好きです。これ
これは原作を読んでいないので…
これは原作を読んでいないので、映画の評価というか ストーリーの評価になりますが。 花束みたいな恋ではなかったですね。 残念なラストで、興行収入が良かったので期待しすぎたかな
全体的には良かったが、少し残念。
私が年寄りだからなのか、少しわからないところと、無駄に感じた部分があったのが少し残念。
社長(オダギリジョー)の膝枕シーンの必要性がわからなかった。「仕事が遊び、遊びが仕事」という価値観の男性が絹に影響したのなら、社長とのそういう会話やその時の絹の表情が欲しかったな。社長をチャラい感じにする必要も無かったかと。
友人の結婚式の時、絹が「麦と別れようと思っている」と語っているのは納得できる。でも逆はわからなかった。麦は「絹とはもうダメだと思う」くらいは語ったとしても、自ら絹と別れる覚悟を決めるほどのものは無いように感じた。
最後のファミレスのシーン。若いカップルのやりとりが麦と絹の出合いと同じ過ぎて嘘っぽいし長かった。好きな著者や映画などで意気投合している初々しいカップル…くらいの共通点で十分だった気がする。
あと、これは本当に私の個人的なことですが、
調布やあの辺りの多摩川、京王線に思い入れがあったので、もう少し多摩川河川敷のシーンを長くして欲しかった。特に焼きそばパンを食べているシーンはもっと長く、ゆっくり流して欲しかった。残念。
不満ばかり書きましたが、鑑賞後はなんとなく前向きになれる映画でした。大好きだった本やゲームを共有できた大好きな人との幸せな時間。それを想い出の箱から出して眺めているような感じでしょうか。
好きなものと大好きな人との鮮やかな幸せを束ねた=花束って感じられました。
自分に被る。。。
大学終わって社会人になり、 価値観の相違が出始め、すごく被る。 確かにあった。 ああいう時。 そのまま惰性を続けることも出来ず、後悔し、でも別れて、オダギリジョーの二人でいる寂しさよりって言葉に実際に触発されたし。 一旦スッキリした自分を思い出す。 最高の瞬間を一緒に過ごし成長し、 でも続けることはできず、 これを大人になるというのか。 前に進んだ。 花束のような時間だった。 ノスタルジーを感じる映画だ。
あるある。わかるわかる。
私も数々の恋愛をしてきました。いろんなことがありました。 その上でこの映画では共感する場面がとても多くありました。 恋愛ものの映画はほとんど見ない私ですが、こんなに共感が多くてどストライクな恋愛映画は初めて。なんか自分でもびっくりしました。キュンキュンしたわ。 菅田将暉あんまり好きじゃないけどこればっかりは認めざるを得ない。 主演の2人とも、泣く演技が最高ですね。 ラストのファミレスのシーン好きです。
神は明大前に出没するのか
というか店の片隅にいる押井守に気がつくのは非常に困難であろうな… 「前科者」に続き、またもや有村架純の号泣シーンに貰い泣きしてしまった。が、じっくりと鈍い痛みか胸に迫って来たのは菅田将暉の演技だった。のんびり屋で感性豊かなお兄ちゃんが社会に揉まれることで、あれだけ通じ合っていた相手と気持ちがずれていく。それは決して大事なモノを無くしたとかではなく、人として一段階成長したからであって、彼女との暮らしを守りたいからでもある。なのにそれが仇になってトキメキとやらが減衰し、別れへと突き進んでいく。このジレンマ。その過程を髪型だけでなく表情や話し方の微妙な変化で表現できるとは。やはり只者ではないな。 この2人、いつか新たなパートナーとの人生でもトキメキを失って日常に忙殺される時が来るだろう。その時、なんだ、長くいれば結局こうなるんじゃん。だったらあのままで良かったのかな、などと思うのだろうか。その時を思って勝手に胸が痛くなった。
わかりみしかない
本当に人を好きになって、その人と恋をした方ならわかりみしかない映画。 あの頃は燃えるように好きだったのに、なぜ感情は時と共に変わってしまうのだろう。 相手のことが好きでしょうがないほど、相手に対して求めてしまう。それに対して応えられなくなった時、お互いが変わっていってしまうのかもしれない、、、 好きという感情は二度と戻らない。 人間って悲しい生き物だなと自分を重ねながら思った。
見終わって幸せになる
二人の出会いから恋愛への発展、充実感、その後のすれ違い、別れ、までが描かれるが、リアリティを感じる作品だった。、「恋愛は生もの」とはよく言ったもので、恋愛から家族になれなかったのは、残念な気もしたが、それも成長、人生に無駄はない、と思わせるストーリーだった。二人はよく似ていて、似ているがゆえの衝突が、二人でずっと生きることの難しさになってしまった。 似ていても最後の選択はちょっと違ったのは、男性の優しさ、優柔不断さ?女性のほうが強いなと思った。
だれもが経験しうる恋の話
後半、ふたりのすれ違うところがリアルでした
ただの平凡なひとつの恋愛の話なのに
こんなにヒットしたのは
自分と重ねる人が多かったから?
ファミレスの別れ話のシーンで
泣きながら抱きしめ合うところ、
お互いに大事なはずなのに
5年前の自分たちにはもう戻れないふたりが
悲しいやら切ないやら・・
こんな切なくさせといて、
ラストは軽くふわっと爽快に締めくくるの、すごい!
ただ、前半のサブカル感はちょっとくどめ。
初々しい二人
バブル真っ最中に同棲していた自分達とは恋愛の本質は同じでも背景はやっぱり違うなぁと思いながら見せていただきました。 就職が大変とか、好きな事と仕事とか。余り自分達の世代では考えなかった事かもしれません。 でも、付き合い始めた時の初々しい感じとか、同棲している部屋に親が来た時な感じなんて、本当に今思えば赤面どころでは済まされない懐かしい思い出、一緒にお風呂とか、重なる部分も多くすんなり入り込めました。 ゆえに、別れ方にはすごく注目していたのですが、これまた嫌味なく綺麗で、自分はどちらかと言うとドロドロと別れた方だったので、これも今時の若者の別れ方なのかなと。爽やかである意味肩透かしでした。 恋愛の内容で言えば、この二人の出会いは大抵ダメになるパターンでしょうって話の王道。 私的には、パートナーはそもそも価値観の違う相手を尊重し、日々積み重なる平凡な生活の中、同じ景色を違った視点で見る事で、その相手を再発見し、気がつけばその違いを認め合えている様な所に結婚があれば、長続きするのだとは思います。 恋愛相手はケーキでも、結婚相手はスルメイカを選べとは我が師匠の言葉ですが、見た目マイナススタートでも、噛むほどに味の出るプラスが積み重なって行く関係と、最初が絶頂から始まり、マイナスが見えていく関係では結果は自ずと見えていますよね。 なんて考えながら見ている年寄りも楽しめる作品でした。 嫌味がないので良かった。
有村架純が潤っているのだけが残念
サブカル好きが映画に登場すると それを特別のことの様に捉えて 運命共同体のように気持ちがひとつになるのは モテキとか、霧島部活やめるってよでも見られた よくある構造ではあるが この映画の独特なところは 男が途中で豹変するところだろうか。 男は仕事したら、文化を捨てるのだろうか。 途中から、男の方の描き方に違和感を感じたが ゲキバンが良すぎて 感情を持っていかれた。 誰かは経験のしたことのある恋愛のひとつ。 00年代に過ごした青春。 この映画が泣けて素晴らしいのは理解しました。 ただ不満なところは一点、 有村架純の顔面がずっとストーリーと合ってない。 ものすごく可愛らしくて、演技も良い。 けど、菅田将暉の顔面はソレの顔面なんだけど 有村架純の顔面はアホそうで 小説読んでるやつ特有の皮膚の渇きがない。 紙で小説を読んでいる奴は大体皮膚が乾いている。 有村架純は潤いすぎている。 そこだけが残念だった。
「今の20代には全員みてほしい」
めちゃくちゃ大げさに言うが今の20歳から30歳までの男女には是非みてほしい作品。 AmazonやらNetflixにはないのでわざわざU-NEXT入会してみた作品。 菅田将暉がまさに25歳の時の自分をみているかのようだ。 あの頃にはわからない気持ち ってあるよね。 長く付き合った元カノ、元カレがいる人はバチバチに刺さると思う。 2015年くらいからの社会の流れの実名もガンガン出てくるので映画に入りやすい。 男女の恋愛とはこれほどにまでぶつかって、悩み、嘆き、笑い、泣き、そして愛し合うものなのかとも思った。 ついにこれはBlu-rayかDVDを買おうと思った作品 そして初の☆5作品。 もう一度休みの日にみよう。 あっ、勿忘はいつ流れる?
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