花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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解りすぎる〜!
どうして別れたのか?
それは男の脳と女の脳、考え方の違い。
女は、絶対に譲れない許せないところを目の当たりにし「別れる」と決めたら揺るがない。
むぎくんみたいに「やっぱり別れたくない…」とか修復を考える事は決してない。
結婚すれば、また違う形でそーゆう面が現れるだろう。でも、友達だったら「またか」って客観的に見れる。現に別れたあと仲良く出来たのは、お互い重荷が下りたからからじゃないだろうか。
女はハッキリさせたい生き物。
男は現状を繋ぎ止めておきたい生き物。
友達関係が一番楽。
でも、解り合えるからこそ「運命の人」と、いつしか恋愛と錯覚する日がどちらかに必ず来る。男女の友情は異性である以上、私は絶対にあり得ないと思う。
あるとすれば、こーゆう過程を経たむぎくんときぬちゃんならあり得るだろうと思う。
私も若かりし頃、恋愛感情を出さずにいたら、結婚した今も元彼と仲良く連絡を取り合っていたのだろうか。
何年後かにまた見たい映画
何度も観たいやつ。
大好きで何度も見ている映画、モテキのもっと穏やかで女性的なバージョン、みたいな位置付けになった、自分の中で。何度も観たいやつだ。サブカル、てゆーかちょっと細かい音楽や本やなんやかんやの好みが合うって、若い時ってものすごい大切なことで、好きなものが同じ=運命!って私も思っていた。好きなものが違う人とは話が通じないというか。もしくは、同じものを好きになろうとしてた。今となっては好きなものが違っても全く問題ないし、むしろその方が面白いとすら思うのに、一つのものを共有すること、2人にしか分からないものを増やすことに躍起になっていたあの頃、、をすごい思い出させてくれる映画。昔の自分たちのようなカップルを見て嗚咽する絹ちゃん、切なすぎる。別れた後の温度感リアル、ばったり会ってしまったあとの感じもリアル、もう戻らないけれど大切な数年間を共有できて、きっといつか何度も思い出す相手、うん、素敵、切ない、かわいい。
心の声がたくさん☆
心の声がたくさんで、感情移入はせずに客観的に見れました。こんなになんでもピッタリな人って1人はいるよね。就活とか社会的なものがきっかけで、相手が頼りなく見えたり、離れたりするんだよね~と思いながら見ました。出だしが2020年だったので、もしかしてまた付き合うのかな?て考えてたけど、ちゃんと別れたからそれはなかったかm(_ _)m
別れたけど、なんかほんわかした気持ちになりました。
現状維持って大変
偶然に出会った麦と絹。
二人は趣味や価値観がよく似ていてすぐに仲良くなった。
二人は、大学を卒業したが仕事につかずフリーターとして働き、一緒に暮らすことにした。
しかし、二人では生活をするのは難しくなり、二人とも働きだした。
麦は絹と一緒に暮らすために仕事をしっかりしていった。
しかし、絹との関係が少しずつ悪くなったいった。
そして、二人は別れることになったという内容だった。
妙にリアルな話だなと思いました。
学生時代から付き合っていったらこんな感じになるんだろうなと思いました。
麦が社会人として働きだすと人が変わったみたいになるのを見て、社会に出るということはいろんな意味ですごいことだと思いました。
二人の現状維持のために麦が頑張っていることのを見ると、可哀そうだなと思いました。
生活のために仕事があるのであって、仕事のために生活はないと思います。(どっかできいたセリフです)
菅田将暉さんは、学生から社会人に変わっていく姿がすごいなと思いました。
有村架純さんは、ずっと変化がないなと思いました。
どう評価すれば良いか分からなかった
今まで見たことのないタイプの映画でした。というか、あまり映画っぽくなかったなと思います。
物語自体を楽しませようとしている感じがしなかったからかもしれません。
「面白いか面白くないか」ではなく、「共感できるか否か」に尽きていたように思います。
だから、もろにこんな別れ方を経験したことがある人にとっては傑作になる一方で、私のように恋愛経験が未熟な人にとっては「よくありそうだな」で終わるし、もっと刹那的で激しい恋愛をしてきた人にとっては「くだらない」となるのかなと。
個人的にはあまり面白くなかったです。
まず演出なのですが、いちいちくどい。皆さんもレビューでおっしゃっていましたが、特にファミレスのシーンは長すぎる。そして、モノローグで内心を全て語ってしまうのは私の好みではありませんでした。
次にキャラクター。キャラクターを好きになれたかどうかで映画の良し悪しを判断するのは出来れば避けたいのですが、今回に関してはどうしても好きになれませんでした。特に絹ちゃん。
二人とも文化人ぶってイキッている感じがあって見ていてしんどかったです。
ちょっと男に誘われたからって好きなバンドのライブに行かないなんてありえないし、イヤホンは両耳でつけないとダメだって人の受け売りを我が物顔で言ってるのもちょっと引きました。ファミレスでミキシングについて語ってたおじさんとあの二人は決定的に違うように見えました。
と言いつつも、ここで長々と批判レビューを書いている私とあの二人と何が違うのだろうとも思うので同族嫌悪に近いのでしょう。
最後に二人の関係性についてですが、最初からまったく同じ方向を向いていた訳ではないように見えました。趣味嗜好が同じことと本質的に似ていることは違うし、そういう意味では歯車がぴったりかみ合っているように見えて実は最初からそうでもなかったのかもしれないと思ったりしました。そもそも人間二人いたらズレていくのなんて当たり前なんだから、二人ともそこで修正する努力をしてない時点でダメだろって思っちゃったのですが、実際聖人みたいには相手に気を遣えないだろうし、すれ違いってこんなもんなのかな・・・。
長々と書いてしまいましたが、総じて言うとどういう見方をすれば良いのか分からない映画でした。「気の合う男女が付きあうけれど徐々にすれ違って別れる話」として観るならちょっとチープかなと思います。逆に、私が思ったモヤモヤみたいなことを皮肉として描いていたならすごいなと思います。
どちらにしてもこんなダラダラ書くほど囚われていたのだからそういう意味でとても良い映画だったのかもしれません。
過ぎ去った恋の記憶
花束みたいな素敵な邦画ラブストーリーを見た
昨年、ヒューマン・ミステリー『罪の声』が絶賛された土井裕泰監督。
本来のフィールドは恋愛/感動モノ。
良かったのもあれば、ビミョーなのも…。
本作は評判上々やコロナ禍でのヒットも納得。
土井監督作の中でもお気に入りの一つに。
2015年。終電を逃した事をきっかけに出会った大学生の麦と絹。
小説、映画、漫画、ゲーム…趣味や好きな事が驚くほど共通。これって、運命の出会い…?
幾度か会ったり、食事したり、映画観たり、ミイラ展に行ったり、ファミレスでまた終電の時間まで他愛ない話したり…。
いよいよ告白。晴れて恋人同士に。
ここから、2人の5年間が始まる…。
昨今、カップルの期間ラブストーリーがよく作られる。
『弥生、三月』は30年、『糸』は18年。
それらに比べると短いが、私にとってはそれらより素敵な5年間だった。
まずは菅田将暉と有村架純の実力派2人のケミストリー。
ナチュラルさ、ユーモア、掛け合い、会話のやり取り、瑞々しさ、キュンキュンさ、中盤からそれらが徐々に変化していく演技や感情の体現はさすが。
初めてのキス。絹が「こういうコミュニケーションは頻繁にしたいです」
鼻血ブー!レベル。ハーイ!私もしたいです!(←この変態野郎!)
2015年~2020年までの実名での文化やサブカルが楽しく、リアリティーを生む。
小説、映画、漫画、ゲームなどの作品名のみならず、作者名やアーティストも。
ちなみに2人の最初の共通点であるご本人出演による“神”。私もすぐ分かりましたよ。
また、ロケ地の東京都調布市の多摩川や京王線など魅力的。
“カップルあるある”が散りばめられているという。
俺/私の事、どう思ってるのかな…?
ただ趣味が合うの仲のいい“友達”…?
告白するタイミングって…?
ドキドキ、ドキドキ、揺れに揺れ動く。
恋人同士になってからは、いっぱいキスして、セックスもして。
絹の両親は厳しい。実家を離れ、同棲を始める。
麦はイラストレーター、絹はケーキ屋でバイト。
近くのパン屋の焼きそばパンが美味しい。
バイト終わりは必ず落ち合って、話しながら一緒に帰る。
大晦日。捨て猫を拾って“バロン”と名付けて飼う。
幸せ。とっても幸せ。
特別なラブストーリーではない。“普通のカップル”の“普通のラブストーリー”。だからこそ、共感度たっぷり。
イヤホン共有の是非の通話や、女の子から花の名前を聞くと男の子はその花を見ると一生その女の子の事を思い出す…というリアリティーのある話。
数々の名作TVドラマを手掛けてきた脚本家、坂元裕二の名執筆。
普通のカップルだからこそ、それは訪れてくる。
お互い両親からの仕送りがストップ。
絹は資格を取って、就活。
俺も男だ。その姿を見て、麦もイラストレーターの夢を捨て、就活。
共に就職が決まり、フリーターから社会人として変わった以外は変わらずの筈だったが…
麦の仕事が忙しい。仕事に没頭するように。
気付けば、あんなに好きだった小説や映画や漫画やゲームに興味すら沸かず。今はもう、今村夏子さんの『ピクニック』を読んでも感動しないだろう。
会話も少なくなり、セックスも暫くしてない。
決定的な事が。突然イベント会社に転職した絹。
麦は、仕事には責任がある。例えやりたくなくても、生活の為にやらなければならない。
絹は、仕事も生活も楽しみたい。やりたくない事は無理してやらなくてもいい。
麦の意見は分かるが、如何にもな男性的な意見な気もする。
絹の意見は自由ではあるが、甘い意見な気もする。
仕事や生き方に対しての考え方、価値観の違い…。
すれ違い、溝、一度生じたそれらはなかなか修復難しく…。もはやお互い、何も感じないまでに。
別れたいけど、またもやそのタイミングやどう切り出すか分からないからただまだ一緒に居るだけ。
そして2019年。友人の結婚式の終わり、いつものファミレスで遂に別れ話を切り出す。
すると男は未練がましくなる。これまで何度か返事を待っていた結婚話を再び。でも、この時のプロポーズが酷い。今愛情が無くたって、子供が産まれて、長く一緒に居れば…。言いたい事は分かるけど…。
女は男のプロポーズに揺れ動きそうになりながらも、一度決めた考えを通す。涙ながらに。
そんな時、近くの席に初々しいカップルが座る。
あのカップルは、かつての自分たちだ。
今、自分たちに欠けているものは、あのカップルそのものだ。
2人は別れを決意した…。
ところがどっこい!
この後の展開が何ともユーモラス。
邦画ラブストーリーあるある、中盤の展開から悲しいオチで終わると思ったら…。
本作、前半は明るく楽しく、中盤はシリアス悲しく、そしてオチはまた明るく楽しく、ハートフルに。
よくよく考えると、一組のカップルの出会いから別れまでの話。普通だったら、切ない。
それをこう描くとは!
OPとEDは繋がり、Googleストリートビュー、“バイバイ”の巧み!
邦画ラブストーリーの秀逸作。
お見事!
あるあるだけど、
上映中に観に行けなかったので、レンタルですが念願叶いようやく観ることが出来ました。
上映が始まって間もない頃、
"カップルで観に行くと破局するかもしれない危険な映画"などとSNS上で話題だったので、どういう意味か気になっていましたが…なるほどなぁと。
理想と現実、
理想を追えばキリが無いし生活は楽ではないし
だからといって、ただ生活するだけの為に生きているのは味気ないし。
お互いに"違う方"を選択して生活を始めるが、そんな中で生まれた価値観の違いやすれ違い。
徐々にすれ違いもう出逢ったばかりのあの頃には戻らない二人に心苦しくなりました。
パートナーと同じタイミングで同じ方向を見て進み続けることって本当に難しいですよね。
最後のいつものカフェでのシーン。
私自身も戻らない"あの頃"を見せつけられている気になりました。
あるあるな話だけど、だからこそ多くの人が経験したことがありそうな。
観るタイミングや年齢や経験によって見方がガラッと変わりそうですね。
今のパートナーと別れを考えていたり不満を抱えていたら、たしかに"危険"な映画かもしれません(._.)
あとはあれですね…
お金の余裕は心の余裕ですね。
余裕を持って生きられるように私も頑張ります。
作品自体は特にこれと言った大胆な見せ場はありません。
ですが、嫌な気持ちになるシーンも無く終始穏やかなトーンで丁寧で、最後まで心地良く観ることが出来ました。
また是非観たい作品になりました(^^)
邦画…やるやん…
映画は好きだけど恋愛映画にはビタイチ興味が無い。
ましてやせっかくの大スクリーン大音響でなんで他人の恋愛模様見なきゃあかんのや、とすさみきった感性の持ち主でしたが、各所でべた褒めされてたので見に行きました。
生まれつきチョロいので。
結果は、映画館でみて大正解の作品でした。
暗い部屋で、物も言わずスマホも触らず細やかな描写を克明に見つめる体験って、自宅だとなかなか難しいんですよ。
ついついトイレいったりお菓子あけたりTwitter開いたりして集中が途切れる。
でも映画館ではそれが出来ない。
だから、菅田将暉と有村架純のあまりにも真っ直ぐ愛しあう2人がめちゃくちゃ愛しくて尊かった。キスシーンのたびに照れた。わたしが。なんも関係ないのに。
エッチシーンは精々ふたりの足とか手しか見えないのにめちゃくちゃえっちだった。セックスは挿入や愛撫だけじゃなくて、言葉を交わして同じ空気を吸う、その「雰囲気」に宿るんだと認識させられた。めっちゃえっち。ふたりで一緒に布団入るな。えっちだから。
夢見がちな男は現実を見せつけられて「社会」に迎合することを選び、夢は違う形でもいいから叶えようと健気に頑張る女はそんな彼を寂しそうに見つめる。ああーーーこの世のどこにでもある光景ーーーーーただ世の中のカップルは菅田将暉の顔面も有村架純の可愛さも持ってないーーーーこのふたりだから絵になるしお話になるーーーーーーこんなん現実にあったらとっとと別れて終わるーーーーー
~完~
いや終わらん。
この映画の何がすごいかは色んな人が色んなところで言ってるので割愛する。
けどこれは、映画館という特殊環境だからこそ、ここまで2人の行く末に没入できた。
邦画の、しかも恋愛に力を入れてる作品はなにかと事故に巻き込まれたり病気になったり片方死んだりもう死んでたりするけれど、この映画でそういうわざとらしいトラブルは起きない。
あくまで、淡々と、出会って、愛し合って、すれ違って、結果──別れる。
ドラマらしいドラマなんてない。日常の積み重ねの上に選択し、明日が来た、それだけ。
だからこそ生々しい説得力というかリアルさがあった。
こういうの作れるんやん邦画界。
最高やん。
これから邦画もっと見よ。
結論。
恋愛映画はいいぞ。
食わず嫌い、良くない。
なぜか泣けない
この映画を観るためにUnextに入り、配信された翌日、仕事から帰宅して期待しながら観た。
偶然の出会いがあり付き合い始め、盛り上がって5年間同棲し、互いの思いがすれ違って別れた話。
平たく言うとそういう話。
後半、麦君と絹ちゃんが泣いて別れ話をしたが、感情移入できなかった
どうしてだろうと3回見たが、理由が分からなかった。
別れた後、出会ったファミレスで再開するということは、お互いを思い出して「ここに来たら会えるかも」という淡い期待も合って来ていた可能性もあり。
別れた1年後にそこで再開したところ、双方ともに別の恋人がいたのは早いかも。
5年間も同棲した相手と別れての切り替えの早さに、ついていけなかったのかもしれない。
お互いシングルのままファミレスで再開してエンドロールだとしたら、その後を想像して余韻に浸れたような。
まあ、北海道まで遠征しなかった分、「糸」よりは製作費をおさえてそれなりの恋愛映画におさめたという点は評価していいのかもしれない。
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