花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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考え方も趣味も似ている2人、付き合うべくして付き合った男女だな。 ...
考え方も趣味も似ている2人、付き合うべくして付き合った男女だな。
社会人になって仕事が忙しくなると、なかなか学生時代のようにはいかなくなり、すれ違いが生じるのは当然。
結婚しても別れても特に問題のない未来が待っていたと思う。
終わり方も爽やかで安心して観ていられる作品。
【フィクションと現実の間を切り取った映画】
肌寒い12月某日…YouTubeのレコメンドでこの映画のことを知った。映画の設定やセリフに久しぶりに胸が高鳴り、映画について調べまくった。そしたら、めっちゃ見るのが楽しみになった。冬の寒さを忘れるほど、興奮していた。
ということもあり、公開翌日に1人で映画館に足を運んだ(笑)
以下、感想というか備忘録
この映画は評価が難しい…
これが率直な感想だ。正直、分からなかった。頭では理解できるのだけれど、最後の方は全く感情移入出来なかった。いや、ほんと頭ではわかってるんよ(分かったふりをしてるだけかもしれない)。
最初は同じ趣味で意気投合して、好きになって、付き合って…
2人でこのまま幸せな日々が続くといいなって思ったこととか…
ただ、生きていくためにはお金が必要で、麦くんはイラストレーターとしての夢を一旦保留して、就職を決意…
絹ちゃんも資格勉強をして事務の仕事に…
お互い仕事をしながらの恋愛は、学生時代のように好きな気持ちだけではなかなか続かない…
時が経つにつれて、お互いの考えがどんどんずれていく…
最後には、2人で夜通し語り合ったファミレスで、大学生カップルの初々しさを見ながら、2人は別れを決意する。
なんというかここの場面の2人の感情がよく分からんのやけど、めっちゃ複雑だった。
いや、もう難しい!!めっちゃ難しい!!
素直に泣きたかった…泣けなかった〜
人生経験が足りないのかもしれん(泣)
総評
この映画を一言で表すなら、「フィクションと現実の間を切り取った映画」。
よくある邦画の恋愛映画という感じではない。映画のための脚本だけあって、しっかりとまとまっているし、なんといっても言葉選びのセンスが自分的に好き。
物凄く期待をしていただけに、、、
邦画の恋愛映画ではトップクラスに好き
自分と重なる
いま、まさに大学時代から社会人になって……付き合って同棲して6年目が経った私。
日々のお悩みを相談していた幼なじみからこれを勧められました。
何年かに1度訪れる「もう無理だ別れよう」という感情の湧き上がりのたびに、「やっぱりこのままでもいいか」という繰り返しがまさに劇中にも出てくる"解約時の引き止め"みたい。
大学の頃は、何もかもが楽しかった。
社会人になって共働きになると、家事もしないし思いやりもない彼氏に何度も苛立った。
でもそれでも別れられない私がいる。
そう思えば、別れを選んだふたりは一歩踏み出せたのかなと。
楽しかった思い出は、楽しいままにしておきたい。という絹の思いは強いものだったんだなぁと感じました。
私も踏み出せたらなぁ。その先に何が待つのかな。
そんな色んなことを自分と重ねながら観ていたら、観終わったあとの余韻が凄すぎた。
どうするのが正しいのかは誰にも分からないけど、一歩踏み出すのもありなのかな。
この時期にこの映画を勧めてきた幼なじみは何を思って勧めてきたんだろう。笑
でも私も、いま付き合っている人と「別れようかな」と思っている方には特に観て欲しいなと思います。
私みたいに堂々めぐりにならないように!笑
温度を感じる作品。
恋だけに生きられた時代。
会えない時間に、相手が何をしているかなって考えて、会いたくなって、会えれば嬉しくて、それが生活の全てで。ああ、恋ってこんなものだったなあと主演の2人のリアルな恋人感に、思わず遠い昔を思い出してしまった。
あまりにも共通点が多くて、設定としてはやりすぎだろ!って冷静に見れば思うけど、恋の始まりって、相手との共通点を無理やりにでも探して、2人の世界を作ろうとしていた気がする。
そうやってどっぷり恋愛だけの世界に生きていた2人が、社会に出ることで俗っぽくいえば、「擦れて」いく。
2人の目線で世界を見るテンポで進んでいたストーリーが、途中から、自分たちの恋愛を客観視するような視線になる。作品の持つ温度が、途中から急に冷たくなったような感覚。
別れたことで成長したような、成長したから別れたような、そんな別れなんだろうけど、わたしのいる世界に入ってきてしまった2人が悲しくて、その境界線の向こうの世界に戻してあげたい気持ちになった。
見終わった後の余韻がいつまでもじわーっと続く、久しぶりにいい作品に出会った気がします。
余韻がすごい。
まるでどこかの
真剣に書くわ。
ドラフトはどうなった?
桐島の野球部のキャプテンが就職先で麦を待ち構える。「慣れる」の意味が重い。仕事とは一体何か?頭を質に取られて安寧を得る。休むのが不安か?
絹は仕事をどう考えていたか?二人の関係をどう捉えていたか?麦が転職するなら絹に相談しただろう。何を待って、どういう将来を見てたのか?
ジョナサンでの別れ話での麦の論たるや。ハードルが下がるというのは不当だが、若いカップルからグサグサとやられて、昔の輝きと比べるに忍びない。
次にどういう恋愛ができるのか。そんな恋はもうこないか。青春を引きずって社会に出た末路。麦の内定が決まった時に言っていた、これからの会社だとかという自身を既に捨て置いた説明にゾッとした。
主演のふたりの密度の高い演技に感服。
もっとも美しい別れ方。
600以上のレビューがあるので、描く意味ないけど忘れないように書いておく。
こんなに偶然重なる訳ないよ、と思いながらズブズブ引き込まれた。なにより2人の演技力と、ローカリズムや漫画、映画、小説、音楽と細かく拾ってリアリティ紡ぎ、今の若者らしいやりとりがテンポ落とさず続く。この「テンポ落とさない」事は若い監督の映画を観るとつくづく重要だと思う。
実際の会話は無駄な部分が多く、それ自体リアリティなんだけど無駄な会話は話が進まないから視聴者の離脱原因でもある、、、結局はバランスなのさ。
恋愛は2人ともエネルギーを出しているから無敵だが、一緒にくらすとだんだん自分の時間場所も必要になってズレがうまれてくる。高出力で常時エネルギーも出せなくなるのでお互いフォローして続けるための努力がやっぱり必要だよね。
場所を京王線に絞りタイアップした事とか、企画設計が優れている。
古川琴音や保志もえか、清原果耶の顔が見れて得した気分。
サブカルコンプレックス
現代のリアルな恋愛
自分は専門卒だけど、大学生ってきっとこんな感じなんだろうなと思いながら見た。
自由にお金を使ってやりたいことができるようになり
女一人でラーメン食べたり、趣味を楽しんだり、その場で出会った知らない人と居酒屋やカラオケに行ったり。
自分の考えにプライドがあって、一般的な感覚の人をちょっと下に見てるような感じ。
分かれる時の2人と同年代で、ちょうど今転職のために動いているので
仕事への考え方に対する言い合いは結構刺さるセリフがあった。
大学~社会人まで、全部リアルだなと思う。
共感できる人がたくさんいるように思う。
偶然だけど、つい最近さわやかハンバーグに行きあり得ない混み具合で諦めたので
同じようなシーンがあり少し不吉に感じた笑
リベンジする時は映画みたいにこっそりそれぞれで行かないようにしようと思った。
日常にあふれた恋愛の葛藤
クスリと笑える
映画を見た友達からは、カップルに一番ありがちな別れ方をするからカップルで見てはいけないとか、色々な噂的なことを沢山聞いていたからどんなのか見てみたかったのと、たまたま他に見たい作品があってU-NEXTに入ったので無料期間のうちにと観た。
最初からクスリと笑えるシーンが多かった。初っ端、イヤフォンを片方ずつ聴くカップルを見て同じことを思って立ち上がるシーンなど、現実ではあり得なそうで、王道ラブストーリーになりきらないほどには現実味のあるシーンばかりが繰り返されていた。友人と一緒に見ていたから余計にツッコミながら観れたのかもしれないが、楽しい気分で見ることができた。
さまざまな生き方があるように、ずっと同じものを好きでいられないこともある。それが外的な要因であれ自分自身の変化であれ、変化をそのまま受け入れたりちゃんと気づいていかなければすれ違いが生まれるのは当たり前だし、人間関係の中で一番生じるズレが二人の間に出来てしまったのはもう仕方のないことなのだろうな。と思った。二人が同時に趣味よりも仕事優先の人間になっていたらすれ違いどころか全く違う方向を見てそれぞれが歩んでいくことになるし、逆に好きなことを2人ともあのまま進んでいたら食べては行けなくなっていたかもしれない。いずれにせよそのままにしておいたら、生活が苦しくなるなり、子供ができるなり、周りとの疎外感を感じるなり、なんらかの原因によって片方でも就職しようという考えに至るのは時間の問題だったのではないかな。
もし自分がパートナーとこの映画のようにすれ違い始めたらどうしたら別れずにいられるのだろうか。とても難しいことだと思う。自分の中の優先順位が変われば同時に価値観も変わっていくだろうから。今までの価値観で合っていた片方の価値観がずれてしまったら、片方がそれを理解することはもちろんだし、価値観が変わった当人もそれに気がついて、お互いに押し付けないことが望まれるだろうけれど、それが恋人同士や将来のパートナーだと思うとその関係性ではかなり寂しい。うーん、すれ違ったら別れない道はないのだろうか。でも、そこで諦めたら結婚していた場合には離婚だろうし、すれ違いが3.4年続いたけれど外的な要因で元に戻った夫婦を知っているからちょっと粘ってみるのもありなのかなって思う。そういった時に外的要因になるのは大体、子供や身内の病気など、なんとなく想像がついてしまうけれど、あ、まあそれも寂しいな。人間って難しい。
なんて、偉そうな文章だな。こんなんでわかるくらいなら関係に苦労したりしない。現実は厳しい。わかっていてもできないことや分からないことが沢山ある。きっと2人の運命だとか、そういうこと言ったら簡単だけれど、まあ、この経験があったからこそ2人がその後幸せになれる。とまあ、それで片付けても簡単だ。とにかくそれぞれが幸せになれればいいか。
なんて面倒くさいレビューなんだ…もはやレビューではない。というかその感覚で書いていないからそうか。個人的に書いております。寝て起きて読み返したらきっと消したくなるだろう。もしもここまで読んでくれた方がいらっしゃったら心の底から感謝申し上げます。お付き合いありがとうございました。
日本版のラ・ラ・ランド
どうでもいい話を、さも自分は他人より感性が豊かである、という優越感で生きている2人の恋。
ペアを組んで一緒に周りを蔑んでるうちは楽しくていいけれど、こういう人間ってお互いが歩みよる気持ちなんか持ち合わせていないので、いざ恋愛に進むと相手を理解するよりも、相手に理解して欲しいと考えてしまう。
SNSで知り合って意気投合したヲタクが、話しているうちに、つまらない事で相手にドン引きするパターン。
だけど、作者、多分この世代の親くらいと察するに、かなり現代の若者を見下してるんじゃないかと思う。こいつらが周りを上から目線で見る姿は、どこか、今の若いヤツらって、こういう薄っぺらい付き合いが多いんだろ?っていうフィルターで、わざとらしく再現されている感じがある。
話はとってもありがちな話なので、
日本版ラ・ラ・ランドと思えば、あるある、タラレバ、で、いいのかもしれないね。
私はラ・ラ・ランドは全くつまらなかったから、この映画も同等。途中で退場はしなかったから、星1つでは無いけれど。
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても...
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても期待してみました。
多分いい映画なんだろうと思うけれど、自分には刺さらなかったです。
自分の経験には思い当たるところも殆どなく、世間ズレしてるのかもと不安になりました。。。
あと、わかりやすい演出の数々が気になってしまい、1人も迷子にならないように綺麗に舗装された道を歩かされいるような窮屈な気持ちになってしまいました。
菅田将暉さん好きなんですが、今回だけオーラというかエネルギーの強さが隠しきれていないような気がしてしまい、最後まで違和感が消えなかった。
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