花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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まるでどこかの
真剣に書くわ。
ドラフトはどうなった?
桐島の野球部のキャプテンが就職先で麦を待ち構える。「慣れる」の意味が重い。仕事とは一体何か?頭を質に取られて安寧を得る。休むのが不安か?
絹は仕事をどう考えていたか?二人の関係をどう捉えていたか?麦が転職するなら絹に相談しただろう。何を待って、どういう将来を見てたのか?
ジョナサンでの別れ話での麦の論たるや。ハードルが下がるというのは不当だが、若いカップルからグサグサとやられて、昔の輝きと比べるに忍びない。
次にどういう恋愛ができるのか。そんな恋はもうこないか。青春を引きずって社会に出た末路。麦の内定が決まった時に言っていた、これからの会社だとかという自身を既に捨て置いた説明にゾッとした。
主演のふたりの密度の高い演技に感服。
もっとも美しい別れ方。
600以上のレビューがあるので、描く意味ないけど忘れないように書いておく。
こんなに偶然重なる訳ないよ、と思いながらズブズブ引き込まれた。なにより2人の演技力と、ローカリズムや漫画、映画、小説、音楽と細かく拾ってリアリティ紡ぎ、今の若者らしいやりとりがテンポ落とさず続く。この「テンポ落とさない」事は若い監督の映画を観るとつくづく重要だと思う。
実際の会話は無駄な部分が多く、それ自体リアリティなんだけど無駄な会話は話が進まないから視聴者の離脱原因でもある、、、結局はバランスなのさ。
恋愛は2人ともエネルギーを出しているから無敵だが、一緒にくらすとだんだん自分の時間場所も必要になってズレがうまれてくる。高出力で常時エネルギーも出せなくなるのでお互いフォローして続けるための努力がやっぱり必要だよね。
場所を京王線に絞りタイアップした事とか、企画設計が優れている。
古川琴音や保志もえか、清原果耶の顔が見れて得した気分。
サブカルコンプレックス
現代のリアルな恋愛
自分は専門卒だけど、大学生ってきっとこんな感じなんだろうなと思いながら見た。
自由にお金を使ってやりたいことができるようになり
女一人でラーメン食べたり、趣味を楽しんだり、その場で出会った知らない人と居酒屋やカラオケに行ったり。
自分の考えにプライドがあって、一般的な感覚の人をちょっと下に見てるような感じ。
分かれる時の2人と同年代で、ちょうど今転職のために動いているので
仕事への考え方に対する言い合いは結構刺さるセリフがあった。
大学~社会人まで、全部リアルだなと思う。
共感できる人がたくさんいるように思う。
偶然だけど、つい最近さわやかハンバーグに行きあり得ない混み具合で諦めたので
同じようなシーンがあり少し不吉に感じた笑
リベンジする時は映画みたいにこっそりそれぞれで行かないようにしようと思った。
日常にあふれた恋愛の葛藤
クスリと笑える
映画を見た友達からは、カップルに一番ありがちな別れ方をするからカップルで見てはいけないとか、色々な噂的なことを沢山聞いていたからどんなのか見てみたかったのと、たまたま他に見たい作品があってU-NEXTに入ったので無料期間のうちにと観た。
最初からクスリと笑えるシーンが多かった。初っ端、イヤフォンを片方ずつ聴くカップルを見て同じことを思って立ち上がるシーンなど、現実ではあり得なそうで、王道ラブストーリーになりきらないほどには現実味のあるシーンばかりが繰り返されていた。友人と一緒に見ていたから余計にツッコミながら観れたのかもしれないが、楽しい気分で見ることができた。
さまざまな生き方があるように、ずっと同じものを好きでいられないこともある。それが外的な要因であれ自分自身の変化であれ、変化をそのまま受け入れたりちゃんと気づいていかなければすれ違いが生まれるのは当たり前だし、人間関係の中で一番生じるズレが二人の間に出来てしまったのはもう仕方のないことなのだろうな。と思った。二人が同時に趣味よりも仕事優先の人間になっていたらすれ違いどころか全く違う方向を見てそれぞれが歩んでいくことになるし、逆に好きなことを2人ともあのまま進んでいたら食べては行けなくなっていたかもしれない。いずれにせよそのままにしておいたら、生活が苦しくなるなり、子供ができるなり、周りとの疎外感を感じるなり、なんらかの原因によって片方でも就職しようという考えに至るのは時間の問題だったのではないかな。
もし自分がパートナーとこの映画のようにすれ違い始めたらどうしたら別れずにいられるのだろうか。とても難しいことだと思う。自分の中の優先順位が変われば同時に価値観も変わっていくだろうから。今までの価値観で合っていた片方の価値観がずれてしまったら、片方がそれを理解することはもちろんだし、価値観が変わった当人もそれに気がついて、お互いに押し付けないことが望まれるだろうけれど、それが恋人同士や将来のパートナーだと思うとその関係性ではかなり寂しい。うーん、すれ違ったら別れない道はないのだろうか。でも、そこで諦めたら結婚していた場合には離婚だろうし、すれ違いが3.4年続いたけれど外的な要因で元に戻った夫婦を知っているからちょっと粘ってみるのもありなのかなって思う。そういった時に外的要因になるのは大体、子供や身内の病気など、なんとなく想像がついてしまうけれど、あ、まあそれも寂しいな。人間って難しい。
なんて、偉そうな文章だな。こんなんでわかるくらいなら関係に苦労したりしない。現実は厳しい。わかっていてもできないことや分からないことが沢山ある。きっと2人の運命だとか、そういうこと言ったら簡単だけれど、まあ、この経験があったからこそ2人がその後幸せになれる。とまあ、それで片付けても簡単だ。とにかくそれぞれが幸せになれればいいか。
なんて面倒くさいレビューなんだ…もはやレビューではない。というかその感覚で書いていないからそうか。個人的に書いております。寝て起きて読み返したらきっと消したくなるだろう。もしもここまで読んでくれた方がいらっしゃったら心の底から感謝申し上げます。お付き合いありがとうございました。
日本版のラ・ラ・ランド
どうでもいい話を、さも自分は他人より感性が豊かである、という優越感で生きている2人の恋。
ペアを組んで一緒に周りを蔑んでるうちは楽しくていいけれど、こういう人間ってお互いが歩みよる気持ちなんか持ち合わせていないので、いざ恋愛に進むと相手を理解するよりも、相手に理解して欲しいと考えてしまう。
SNSで知り合って意気投合したヲタクが、話しているうちに、つまらない事で相手にドン引きするパターン。
だけど、作者、多分この世代の親くらいと察するに、かなり現代の若者を見下してるんじゃないかと思う。こいつらが周りを上から目線で見る姿は、どこか、今の若いヤツらって、こういう薄っぺらい付き合いが多いんだろ?っていうフィルターで、わざとらしく再現されている感じがある。
話はとってもありがちな話なので、
日本版ラ・ラ・ランドと思えば、あるある、タラレバ、で、いいのかもしれないね。
私はラ・ラ・ランドは全くつまらなかったから、この映画も同等。途中で退場はしなかったから、星1つでは無いけれど。
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても...
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても期待してみました。
多分いい映画なんだろうと思うけれど、自分には刺さらなかったです。
自分の経験には思い当たるところも殆どなく、世間ズレしてるのかもと不安になりました。。。
あと、わかりやすい演出の数々が気になってしまい、1人も迷子にならないように綺麗に舗装された道を歩かされいるような窮屈な気持ちになってしまいました。
菅田将暉さん好きなんですが、今回だけオーラというかエネルギーの強さが隠しきれていないような気がしてしまい、最後まで違和感が消えなかった。
おじさんや、おばさんにも、充分お勧めできる映画
2回目です。
1回目より2回目の方が面白かった。
出会いから、終わりまで、
特別なことはあまりないけど、
日常あるある出来事満載で、
自分の過去に重ねて観たりしたら、
楽しい時間や切ない場面、そして
色々なセリフが心に刺さった。
別れのシーンは
付き合い初めのカップルに、
もし会わなければ、2人は
続いていたのかな?なんて考えたけど
最後を観たら、これで良かったんだと
思えた。
切なすぎる感動作
運命と現実
すごく良い印象が残る作品でした。
恐らく見る人の価値観、その時の精神状態とかで
寂しく悲しいものに思える場合もあれば
明るくあたたかみを感じる場合もあるんじゃないかなあ〜と。
今のわたしにとっては後者でした。
作品の序盤、次々に訪れる'運命'にまず目がいきます。
それはそれはベタベタな少女漫画か!ってツッコミたくなるほど。
ここは多分なんだこれと思う人が多くてもおかしくないだろってレベルで次々にしつこい程現れます。
'運命的に'惹かれ合い、付き合う2人。
そこからは理想のカップルみたいなシーンが山ほど。
楽しく幸せな日々が流れますが、2人は大学生と社会人の狭間に突入し
そこから今と未来への考え方の違いが広がっていきます。
ここからどんどんこの作品は現実味を帯びます。
序盤の少女漫画を思わせる展開からの落差で、観客側も一気に引き込まれると思います。
2人の思いが離れていく様も、ここでは大学生と社会人を起点にされていますが
観客側は、こんなことであの人と喧嘩したな、と自分の体験に置き換えるのが恐らく容易なほどリアルに描かれていたと思います。
最終的にはお別れしてしまう2人ですが
それも多くの人が経験していることですよね。
あれだけ固く結ばれた運命のような2人でさえ、もしかしたら一時的な考え方のすれ違いによって別れてしまうんです。
とりあえず京王線ユーザーとか、その周辺在住の人達にとって興奮ものであることは間違いないですね!
素敵な作品でした!もう一回みます!
恋をしていた頃を思い出す
テンポはゆっくりですが飽きることなく観れる映画でした。
ただ、アラサーの女性にはやたらリアルで直視するのがしんどいです。
綺麗な映画ですが最後はオチは現実的なので夢は見れない恋愛映画です。
淡々とした恋愛映画
じんわり…
最後、なんか浸ってしまいました。
最初は、こんなに合うカップルって普通おらんよなって思いながら見てました。キラキラしてるな、若いなって見て、後半になってくにつれキラキラが現実味を帯びてきて大人になってく感じがすごい伝わってきてとってもよかったです。
整理するまでの3ヶ月が特にいいなぁって思いました。別れてもギスギスしずに、さよならで終われるのってなかなか難しいけど悔いなく前に進めますよね。終わるならこんな終わり方がいいなぁ。
2人とも幸せになって欲しいです。(´˘`*)
感情移入できればとてもよい作品
「恋愛は生ものだ」という加持さんの発言がこの作品の展開の全て。
趣味がいちいち合致する奇跡のような出会いを経て、絹と麦は恋に落ちていく。それは花束のような美しい感情でありながら、時間と共に枯れていってしまう。けれど、枯れても花束の美しさ、もらったときの喜びは消えることはない。そんな話なのかな。
ふたりのすれ違いは、きっと生きていくために社会の荒波に揉まれて変わっていく麦が大人で、大学生のままの気持ちを持ち続ける絹が純粋で、どっちが間違ってるとかではないのだと思う。
でも、ひとつひとつの出来事を見れば明らかに麦が間違っているように自分には見えた。だからいまいち感情移入ができず、世の中と同じような高評価ができなかった。あとは、ポップカルチャーの名前が多すぎてついていけない。そして加持とシンジってなんのボケや。
でも、ベタな恋愛映画と違って静かにかつ余すことなく感情を描けていたので、良作であることは確か。
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