1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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ノンフィクション的な創作?
上等兵から聞いた話を元にした映画だという
でもこれは、制作した米国&英国側から見た物語であって、相手国ドイツ側から見たらまた違った内容・ストーリーになってくるだろうね
しかも賞を授けてるのは米国だし
トムの殺られ方が、あっけなくて理不尽で突然で可哀想だし、ウィリアムは親切過ぎてお人好し
そんなところにはやはり少し違和感を感じてしまう
英国=紳士 なんてね
昔は大英帝国と名乗り、世界中に植民地を広げてきた訳だし、今もウクライナ戦争に裏で油を注いできた張本人だもんなぁ
前線等のところどころでは、多数の兵士が出演しているけど、主に2人のシーンで構成されてる映画だから、比較的安価で制作できたのでは?
あまり知られていない役者
イケメンでもなく、体格的にも魅力的とはあまり言い難い役者を使ってるのは、戦争のリアル感があって良かったけど、まぁこんなものだろうという評価です
独特な臨場感
ワンカットはすごいけど、やっぱり退屈かも。
かなり話題になってたので見てみました。
ワンカットで戦争を描くと言う手法は確かに凄いですし、制作陣の技術力には驚かされます。
ただやっぱり退屈。
大半は歩いてる主人公を映してるだけなので、イベント少なめのオープンワールドをプレイしてる感覚でした。
いつ敵が襲ってくるか分からないドキドキ感を味わえること以外はそこまで印象には残らなかったです。
スコフィールドにとっての「勇敢さ」
この映画を観るにあたって、注意しなければならないことがある。
この作品の舞台は第一次世界大戦のヨーロッパ、西部戦線である。よく映画で観るものは第二次世界大戦以降で、技術・戦術レベルに格段の差がある。
これがものすごく大事。敵の位置を知る、ということすら大変だった。
戦闘の方はというと、基本的には塹壕戦。敵も味方も塹壕を掘り、鉄線を張り巡らせ、前線を数メートル押し上げるために何百人もの兵士が犠牲になる。
互いに睨み合う塹壕と塹壕の間は、無人地帯=ノーマンズランドと呼ばれる。ここに足を踏み入れるのは、まさしく「死地に赴く」事だったのだ。
この無人地帯を駆け抜けて攻撃中止命令を伝える、というのがこの「1917 命をかけた伝令」である。
疑似ワンカットの映像は確かに凄いが、それはこの映画のメインではなく、あくまでもテーマをより深く「感じる」為の手段。
映画の世界と私たちの世界を繋げるための、渾身のこだわりなのだ。
伝令を務める二人は、ブレイクとスコフィールドである。
出発してからスコフィールドがメダルを持っていた事が明かされる。
このメダルは多分ビクトリア十字章のことで、スコフィールドはブレイクと伝令に出る以前に、「勇敢な行動」を讃えられ、メダルを授与されたと考えられる。
だが、スコフィールドはワインの見返りとしてフランス人にメダルを渡してしまっていた。
そこから読み取れるのは、「勇敢さなんてクソだ」というスコフィールドの気持ちである。
何百という仲間が命を落としていく塹壕戦で、無人地帯に突撃していくしか道のない状況で、それを「勇気」と讃えられる事の不条理とやるせなさは想像に難くない。
彼は「メダルを家族に渡せば喜んだろうに」というブレイクの言葉も否定する。「帰りたくなんてないんだ」と。
対してブレイクはメダルを貰えるのは素晴らしいことだと、純粋に思っているようだ。「帰りたくない」というスコフィールドの言い分を聞いているときも不思議そうである。
伝令の届け先にはブレイクの兄も所属している。
命令を届けるため、仲間の命を救うため、困難な道のりを進む事に、「メダルは確実」と言ってしまうあたり、ブレイクは「勇敢さ」を疑うこともなく良いことだと思っている。
地獄を見たスコフィールドと、まだ「死」が遠いブレイクの差がハッキリと感じ取れる。
「勇敢さなんてクソ」。そう思っていたスコフィールドだが、ブレイクが不幸にもドイツ兵に刺され死亡したことで、伝令を必死で成そうとする。
状況はあまり良いとは言えない。独りぼっちになってしまったし、ドイツ軍が撤退したエリアとはいえ、自分が無人地帯にいることに変わりはない。
それでも、伝令を努めあげるために、ブレイクの兄すらも失わないために、進み続けるスコフィールドは「勇敢さ」の本当の意味をブレイクに与えられたのだ。
誰かの為に必死に頑張ること、危険を顧みず、何かを成そうと一所懸命であること。それこそが「勇気」なのだ。
途中スナイパーを倒したところでヘルメットを失くし、前線の町で見知らぬフランス人女性と赤ん坊に食料を与え、町を脱出するときに銃を失くした。
身一つになって、目的の人物まであと僅か。既に第一波の攻撃命令は出ている。この状況で、中止を伝えるために、今の自分に出来る精一杯は何だ?
スコフィールドの目が、今まさに死地と化した無人地帯をとらえ、塹壕をよじ登って走り出したとき、涙があふれて止まらなかった。
砲撃と味方の突撃で、倒れながらも走り続ける彼の姿は、映像としても物語のピークとしても最高に美しく、最高にエモーショナルだった。
きっとそれは、映画が始まってからずっと、スコフィールドと同じ時間を共有してきた感覚があるからなんだろう。
何本も戦争を題材にした映画を観てきたけれど、あんなに心が震えるシーンは初めてだったと思う。
ラストシーン、懐から取り出した缶に入っていた二枚の写真。うち一枚はブレイクのものだ。
裏側に「無事に帰って」と書かれていた写真は、帰らぬ人となったブレイクのものなのか?それとも帰りたがらなかったスコフィールドのものなのか?
それはどちらでも構わないと思う。故郷で誰かの帰りを待つ人は沢山いて、その沢山の誰かは、少なくとも今日は、生き長らえたかもしれないのだから。
そのささやかな希望を作ったのは、間違いなく「勇気」だったのだから。
IMAXで鑑賞
その場にいるレベルの臨場感を味わう事が出来るある意味アトラクションムービーでした。
恐らく家でテレビでの鑑賞だと8割減くらいでしか味わう事が出来ないでしょう
地下のシーンでワナ線があってネズミがウロウロしていてイキナリドッカーンのシーンはツレが人生最大のビックリで椅子から飛び上がって一瞬意識無くなるレベルでしばらく思考停止したって言ってて爆笑でしたが
自分も下手なホラーのジャンプスケアとか比較にならないくらいビックリしましたよ!
最後にやっと伝えないとダメなドクターストレンジが居る所のちょっと手前で戦闘が始まってしまい
カメラの長回しで走っていくシーンで謎の感動で涙が溢れて来てワイは何に感動して泣いてるん? てなりましたよ!
RPGゲーム ドラ◯エだって三回やれば飽きるさ。四回やったよ♥
消されて再レビュー出来て、新たな感想を持てて、消されるのも良いかなぁって思った。
さて
イギリス軍の軍用ヘルメットはブロディ・ヘルメット。
ドイツ軍の軍用ヘルメットはシュタールヘルム。
歴史はイギリス軍を悪く言えないが、イギリスのヘルメットってドイツ軍と比べてもやわな感じがする。底の浅いお皿を被っている。側面からの攻撃に弱い。
といつも思う。
それは兎も角、この映画は『ワンカット』とのたまうが、大きな区切りが10カット以上存在する。そして、それが紙芝居の様に展開して、必然性と緊張感の欠如に繋がっている。だから、寧ろ、明確なカット入れて時間を経過させれば良かったと思う。ちょうど半分の時間帯にインターミッションとして誰にでも分かるカットが入るが、カットはそれだけではないのは日を見るよりも明らかだ。ワンカットの手法だけが取り立てられて、この作品に対する過大評価に繋がってしまってる。
今日は四回目の鑑賞になるが、見る度にアラが見えてくる。そんな作品だ。
戦争と言うよりも戦争ごっこ。
ドキュメントと言うよりファンタジー
これ以上、言うとまた消される。
エンドロールもワンカットに入れれば良かったのに。ジャッキー・チェンさんの映画見たく、ワンカットのNGシーン入れるとかね♥
臨場感えぐい
おもしろかった。
ノーカット風な撮影方法で、一直線(に見える)だけど結構な頻度で場面が変わり、
安全なところから敵の陣地にいる仲間に伝来を伝えに行くお話。
22.6.30レンタル
行く先々でお前誰やねん?!
長回し大好きな拙としてはマストsee。
なんですが映画のテクニックとしては畏敬するものの
物語が面白かったかというと微妙。
スタッフは裏で大変やったやろうけど
まあ、それもCGで処理できるし。
カンパーパッチも期待したら最後だけやし。
うーむですね。
70点
イオンシネマ近江八幡 20200214
撮り方って重要
撮り方って重要なんだなぁと改めて思いました。
二人の末端兵が伝令を伝えに行く、というもの。内容自体は単純。
カットが少ないなーって思ったら、ワンカット風の映画だったと最初は驚き。
ただ、それゆえに単調。ただ単調。
ほぼ同じ構図で、淡々と話が進む。
カットがないから、2時間くらい歩いた先での出来事にしか思えない。
「かめrを止めるな」とかもノーカットだったけど、あれはリアルタイムで物語が進んでいることに矛盾がないから受け入れられる。ノーカットの時間もそこまで長くなかったし。
でもこの話は24時間をノーカットで2時間の映画に納めてるから、なんかみてる側としてズレを感じる。
暗くなったり明るくなったりで時間経過は演出してるけど、舞台転換や時間経過、話の切れ目を演出するカットシーンがないから、なんか不自然に時間が経過してるように感じた。
話の内容よりも、主人公が不意にカメラから外れるシーンとかで「あー、ここで繋げて編集してるのかー」とか、そういうくだらないことの方が気になった。
転換や仕切り直しがないので、物語の盛り上がりもイマイチ欠ける。変調があったの最後くらいじゃないかな。
技法込みで評価しても半端な評価だし、技法抜きにしても内容が単調だから半端な評価になると感じた映画でした。
心臓の弱い人にはすすめられない
静けさの中にも凄みあり
超名作
ワンカット
戦争の悲惨さ<映像
舞台装置のような「リアル」
飛んでくる銃弾、空を震わせる爆撃機の轟音、土の匂いや血の触感すら伝わってくるような、圧巻の臨場感。
全編ワンカットの映像は、兵士に完全密着したドキュメンタリーのようでありながら、恐怖に喘ぎながらも使命感にもえる被写体の表情をとらえた完璧なカットにより、いかにも映画的な恰好よさを湛えている。
もちろん実際にワンカメ・ワンカットであろうはずがない。主人公が屋内に入る時、塹壕を飛び越えるときなど、一瞬隠れるその障壁をうまく使って編集したと思われる。この完璧なつなぎが故に、鑑賞している間「これは映画だ」という意識が片隅にあり、払拭はできない。ある意味、壮大な仕掛けの舞台装置を見ているよう。
しかし戦争を体験したことのない多くの人たちにとってこれ以上のリアルははないのでは。まるで主人公の戦友のように戦地へ放り出される没入感は、他の戦争映画とは一線を画する。塹壕、地雷、腐敗する死体、敵と味方の区別がつかない暗闇…。
時間と命の重みを共有しながらたどり着いた先、取り振り向いた上官が「ベネディクト・カンバーバッチ」という最高の仕掛けで、映画的興奮は最高点に達する。
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