1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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静けさの中にも凄みあり
ワンカット撮影が見事でした。 兵士の目線で、最初から結末まで描かれており、臨場感あふれる内容だったと思います。 また、美しい景色と戦場の悲惨さが対比でき、あらためて戦争の悲惨さがわかりました。 序盤の45分くらいは、戦場に踏み込む緊張感がひしひしと伝わり、もっとも引き込まれました。
超名作
文句なしの大傑作。 戦争映画の見せ方の手法とはこうあるべきというお手本のような作品でした。 内容もすばらしかったです。 全編をワンカットのように見せるやり方はまさに戦争映画の臨場感を表すのにこれほど適したものは他にないでしょう 本当に素晴らしいです。
ワンカット
凄いことなんだろうな。 普段映画観てるとワンカットのシーンはたまにあり、そういう時には必ず何かある時。それが当作品は何もない時があるから、心の準備に疲れた。 内容的には、主人公撃たれても当たらない、なぜそんなとこに住民残ってる?、水に濡れたら命令書役に立たないよね、大佐に伝えたところでもう‥等々不可思議ポイントは多々あったけど、戦場シーンは今のウクライナ侵攻を重ね合わせてしまった。とにかく戦争は良くない。 評価:3.5
戦争の悲惨さ<映像
戦争ものは好きで結構観るのだが、各地での対戦ストーリー、戦況関連はもう出尽くした感がある。そのため近年の戦争ものはその中での個人のエピソードにフォーカスするパターンが多く、本作もその作り。 本作は派遣社員2人が足で8時間かけ、兄のいる部隊に攻撃中止を伝えに行くという話。 ストーリーそのものはありがち、最終的なカタルシスは特になく、他のレビュー評価高過ぎ?かな。 見どころは川を渡ってからの滝に落ちるまでの映像。他の戦争もので夜営での闘いは力を入れ臨場感ある演出が出るものだか、本作においても。
舞台装置のような「リアル」
飛んでくる銃弾、空を震わせる爆撃機の轟音、土の匂いや血の触感すら伝わってくるような、圧巻の臨場感。 全編ワンカットの映像は、兵士に完全密着したドキュメンタリーのようでありながら、恐怖に喘ぎながらも使命感にもえる被写体の表情をとらえた完璧なカットにより、いかにも映画的な恰好よさを湛えている。 もちろん実際にワンカメ・ワンカットであろうはずがない。主人公が屋内に入る時、塹壕を飛び越えるときなど、一瞬隠れるその障壁をうまく使って編集したと思われる。この完璧なつなぎが故に、鑑賞している間「これは映画だ」という意識が片隅にあり、払拭はできない。ある意味、壮大な仕掛けの舞台装置を見ているよう。 しかし戦争を体験したことのない多くの人たちにとってこれ以上のリアルははないのでは。まるで主人公の戦友のように戦地へ放り出される没入感は、他の戦争映画とは一線を画する。塹壕、地雷、腐敗する死体、敵と味方の区別がつかない暗闇…。 時間と命の重みを共有しながらたどり着いた先、取り振り向いた上官が「ベネディクト・カンバーバッチ」という最高の仕掛けで、映画的興奮は最高点に達する。
極限の危険地帯を、ただ前だけを見て、ひた走る
緊迫の極限でした。 舞台は第一次世界大戦の西部戦線。 若きイギリス兵・スコフィールドとブレイクの2人は、 《戦闘即時中止》との伝令を持って、16キロ先の前線へ 赴くのです。 それを伝えないと1600名の兵士の命が危ないのです。 《即時撤退、戦闘停止》 通信手段の電話ケーブルはドイツ軍に切断されていました。 伝令の手段は2人の足だけ。 第一次世界大戦(1914年〜1918年)だからこそ起きる、 手段は足のみ(アッ、途中、トラックに乗るシーンありました、) たった半日だったけれど、スコフィールドとブレイクには、 一生で一番長い半日、そして困難なミッションでした。 それにしても塹壕の長さに驚いた映画でした。 塹壕の壁に寄りかかって眠る兵士。 (地面はぬかるみ、4月とは言え肌寒く彼らは疲弊している) スコフィールドは走る・・・ カメラは『全編ワンカット』に見えるように途切れなく編集され、 臨場感がハンパない。 まるで私も銃を担いで、弾と弾の嵐をかいくぐり、 共に走っているようでした。 橋は落とされ、川に身を潜めて潜りながら進む。 川には死体の山が累々。 (兵士の死体だらけで、戦争の惨さが胸に迫る) 夜は更ける・・・まだ着かない・・・だいたい近づいてるのか? 味方の方向も、ろくに分からない・・・ スコフィールドが焦れど焦れど、味方は遠く・・・ 少ないシーンながら、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、 マーク・ストロングの存在感が光りました。 私に伝わった伝令? それは戦争の虚しさでした。
苦手な洋もの戦争映画だが
この映画を観ていてわかったことが。これまで洋ものの戦争映画は苦手だったが、その理由はテーマの重さもさることながら登場人物が多すぎて、個々の差別化が難しく感情移入がしにくかったことだと。その点、この映画は描き方が一人称に近くとても臨場感を持ちながら観ることができた。 ちょっと惜しかったのは市街地の場面。荒野の戦場に比べると、少しデフォルメしすぎで、リアリティに欠ける気がしたのが残念でした。
走れ
圧巻のワンカット
宣伝文句の没入感は伊達じゃない
どうやって撮ったんだ?というシーンが沢山
地図に強いからと伝令に選ばれたブレイク、偶然に同行することになったスコ
故郷に帰ることを快く思っていなかったスコだが、ブレイクの身の上話をジョークを交えながら聴く
兄のこと、母親のこと、農園のこと
ブレイクは優しさのために任を離れることになる
伝令を引き継ぐスコ、その目的は攻撃中止を伝え、ブレイクの兄に会い、ブレイクの母に手紙を送ること
様々な苦難に見舞われるも、散る桜を見て自らを奮い立たせる
自分の身を顧みず前線を身一つで駆け抜けるシーンが印象的
役目を終えたスコは遠くを見据えながら家族への想いを馳せる
超長回しにかけた作品
ストーリー導入部分から塹壕の爆発までカット割りを使わず一貫してカメラワークによる追尾でまるでリアルタイムを映しているかのような臨場感
こちらに選択権などは無く、気付けば導入~中盤まで連れていかれてしまう。
もちろん本当の長回しではなく、CGを使ったり所々で繋ぎ部分はあるのだが、おそらく気にしていなければ気付かない程度に工夫して【超長回し】を再現していて
映像に臨場感を与えたい、観客を驚かせたいという工夫が伝わるのでとても好感を抱けます。
ただ、中盤以降の映像はそこまでの情熱は感じない
悪い意味でマーベル作品のようなゲームのムービーシーンのような映像が続いてしまうのは
序盤に撮りたい全てを詰め込んだのだろうと思う。
満身創痍 このまま溺死してしまうかも知れないという時、桜の花びらを見て亡くした相棒の想いを思い出して奮起する描写はベタだがベタ好きな私には丁度良い。
プライベートライアンより長い冒頭シーンを撮ってみたい!という気持ちで始めたんだろう
一方的な思想の刷り込みは薄いので 戦争を題材にしたアトラクション映画
見事な映像技術
いやぁ、圧巻のワンカットですよね。
ラストの戦場を横切っていくシーンはグッとくる。
ワンカットだからこそ伝わるものがあるなーと。
個人的に首を絞めるシーンのところはなんか心にきた。
評判通りと言うのはこの事か・・・
見る前から高い評価を獲得していて、僕も同意見だ。技法や手法はどんなに奇抜でも肝心の映画の中身が伝わらなければ意味がない。この作品ではプロの仕事を見せて貰った。文句なし。
拘り抜いた撮影法から生まれる異常な緊張感
第一次世界大戦下において1600人もの兵士を救うための撤退命令を戦線に届けるべく戦場を駆け抜ける2人の若き兵士を描いた戦争映画。 全編ワンカット撮影を売りにした本作はどこに敵や罠が潜んでいるかわからない戦場を駆ける2人の主人公たちのリアルな視点により生まれる異常な緊張感と恐怖を表現した他に類を見ない作品だった。 各メディアでも特集されていた通りその撮影方法は多岐に渡り、ハンディカムはもちろん、車に乗ったままの撮影をすることで疾走感を演出したり、ワイヤーを用いた撮影でまるで宙に浮いてるような不思議な画角の映像などにより、常に主人公たちの目線もしくはその同行者のようなアングルで鑑賞できるため没入感が尋常ではなく、終始息苦しい笑。 さらには映像に一貫性を持たせるために全ての撮影を曇りの日に行ったそうでその拘りも尋常ではないと感じた。 また一つ新たな映像体験を味わえる作品だと思う。
第一次世界大戦の最前線、敵の罠である英国軍の作戦中止を伝令するとい...
第一次世界大戦の最前線、敵の罠である英国軍の作戦中止を伝令するという重要な任務。 ワンカット撮影されたというこの作品、戦争映画にあるような派手な戦闘シーンはないが、終始続く緊張感がすごい。のんびりとした風景から戦場へ場面が変わっていくシーンも戦争の怖さが伝わってくる。 違う角度から戦争を観る、新鮮な映画でした。
「ワンカット」は、製作側の自己満足
第一次世界大戦時。独軍の罠に嵌る部隊を救うために決死の伝令に出る一兵士を描く物語。
実際は違っていたようですが、公開時に「ワンカット」と宣伝されていた作品ですね。
「ワンカット」にした理由をサム・メンデス監督は「すべての瞬間、主人公たちと一緒に歩いている感覚を共有してほしいと思った」と述べているようです。
ただ、私にとっては、その試みはマイナスにしかなりませんでした。私が感じる緊迫感は、登場人物への共感ではなく、役者や撮影スタッフに対するそれ。ミスしたら最初に戻ってやり直しになるその緊張感にあてられて、物語が頭に入ってきません。
主人公が困難や脅威にさらされる設定も不十分だったように感じます。大切な戦友を失いますが、その後は友軍と行動を共にして一息付き、少し幻想的な夜でまた一息付き、いつの間にか目的の部隊に辿り着いてしまいます。
正直、「拍子抜け」の言葉を感じてしまいました。
ALL TIME BESTにも選ばれ、ネットで高い評価も散見されますが、私には合わない映画だったようです。
私的評価は厳しめです。
臨場感がすごい
リアルな戦争の映像と臨場感 プライベートライアンを思い出す。 2時間ドキドキして引きこまれる。 緊張感が観てる側に伝わるというかその場にいるような怖さ。 観たあとは脱力感。主人公と同じく。
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